連載:シオニスト『ガス室』謀略の周辺事態 (その30)

極右が極右と罵る党首のホロコースト見直し論

2000.3.3

偽イスラエルとアメリカ版「鉄の女」の本音

 やっとのことで本音が伝わってきました。私の推測の通りでした。

 誰の本音かと言えば、国家ではイスラエルこと、私の表現では「偽イスラエル」の本音、個人で言えば、ユーゴ戦争の立て役者、スキャンダル男クリキントンの尻を鞭打って、国際政界で「オルブライト戦争」と言わせた国務長官こと、アメリカ=ユダヤ版「鉄の女」、「極右婆さん」、マデリン・オルブライトの本音です。

 本音とは何かと言えば、「極右婆さんが極右と罵る」政党こと、オーストリアの連立政権に参加した自由党、27パーセントの票を集めた政党の党首、ハイダーは、やはり、「ホロコーストを疑う」発言をしていたのです。これが一番恐ろしいことだったのです。

 日本の大手メディア報道では、まだ伝えられていないようですが、2月11日に録音した米軍放送の中の「全国公共ラディオ」(National Public Radio)ニュースのコメントで、「ヨーク・ハイダーはホロコーストが実際に起きたのかと疑問を呈した」(Yorg Haider has questioned whether the Holocaust really occured.[Yorgの「o」は「oウムラウト」で上にチュビ髭が付く])と紹介していました。このニュース項目全体のテープ起こし英文は、最後に紹介しますが、上記の部分は、すでに何度も報道されていたオルブライトの「弾劾演説」に付け加えられたアナウンサーの状況説明です。

偽イスラエルこそが最悪の極右国家

 さてさて、オーストリア連立政権への「極右政党の参加」を、各国が非難しているとの主旨の報道が、日本の大手メディアでも姦しく伝えられ、いわゆる識者が一斉に、いつもながらの欧米メディア追随、決まり文句の論評を加えました。

 私としても、あの2代目代議士の糞餓鬼が党首の日本の「自由党」と同様に、オーストリアの自由党も嫌いです。「コロコロ政策が変わる人気取り屋」の評もあり、本物の極め付きの「極右」かどうかには疑問があるとしても、やはり、「右」からの「ホロコースト見直し論」が先行するのは、好ましくありません。その点に関して、私は、すでに5年も前の拙著『アウシュヴィッツの争点』で、状況の分析、危惧、警告、予言を記しています。「ガス室の嘘」が、ドイツ人の右旋回の格好のネタになり、まさに典型的な「反動」のバネの役割を果たしているのです。

 私は、このオーストリア連立政権に関する事態の報道に、最初から、「痒いところに手が届かない」感じを覚えていました。特に注意していたわけではないのですが、自由党の政権参加に反対を唱えた最初の国家は、イスラエルのようでした。『朝日新聞』(2000.2.4)「時時刻刻」欄の「右翼の影/募る危機感」では、関係各国の「首都」の反応を特集していますが、偽イスラエルが、諸国家連合(国連)の1947年決議無視を公言して「首都機能移転」を強行した「エルサレム」の項目の冒頭は、つぎのようになっています。

「ハイダー氏の自由党が躍進した昨秋の選挙結果を受け、直ちに同党の政権入りに反対を表明したのはイスラエルだった」

 実は、この偽イスラエルこそが、現代世界で最悪の極右国家なのです。その極右国家が、いかにも、相手はヨーロッパの小国と侮る傲慢な態度むき出しで、内政干渉を露骨に推進し、「極右」に対する国際的な危惧の波を、怒号の津波に仕立て上げたのです。いわゆる「左翼」が、それに呼応しているために、何事にも欧米追随の日本の大手メディアは、一斉に「右へならへ!」しました。ならったのは「右」であって、決して「左」ではないことに、ご注意下さい。

 日本の大手メディアは、この種の問題では、実のところ政治的シオニストのメディア・ロビ-意のままに操られるマインド・コントロール状態にあります。しかも、「心情左翼」とやら称される不勉強な、やはりマインド・コントロール状態の読者を多数抱えているのです。

 上記の朝日新聞記事の「エルサレム」の取り扱い方が、その典型的症状です。念のために外務省に確認しましたが、日本は、諸国と歩調を合わせて、偽イスラエルによる「エルサレム首都化」宣言を非難し、従来通りに、テル・アヴィヴに大使館を置いたままにしています。「非難」とは言っても、諸国追随の気楽で形式的なものでしかありませんが、メディアが、「エルサレム」に何の注釈も加えずに現状を追認しているのは、戦前の日本における「現実路線」による大陸侵略への追随と同然の無自覚な行為なのです。

 偽イスラエルは今、本シリーズの前回(その29)で紹介したような「ガス室の嘘」、ひいては、政治的シオニストによる「極右イスラエル」建国と、それ以来半世紀を越えて続く侵略戦争を、言い繕ってきた虚構の数々が、世界中の澎湃たる批判を浴び始めたので、焦り、怯えているのです。「弱い犬ほどよく吠える」という諺の通りの現象なのです。

 以下、先に記したニュース項目の前文テープ起こしです。

 Secretary of states, Madeleine Albright said today, that the U.S. will limit its contact with the government of Austria, to protest the inclusion of an extrime right wing party in the government. The new Austrian cabinet wil have representatives of Freedom Party, whose leader York Haider has questioned whether the Holocaust really occured. Albright said there should be no place in European government for a party that does'nt clearly repudate the atrocity of the NAZI era.

以上で(その30)終わり。(その31)に続く。


(その31) 極右が極右と罵る党首のホロコースト見直し論

「ガス室」謀略
『憎まれ愚痴』51号の目次