このサイトの最近の更新記録
- 2025年3月10日:「(PIPD) ICJによるジェノサイド命令から1年:イスラエルの継続的な違反と世界的な共犯」を掲載しました。
- 2025年3月8日:ICJの本訴訟のページの日本語訳を追加しました。
国際司法裁判所における公文書類
ここに載せたのは、ガザにおけるイスラエルのジェノサイド行為について南アフリカが保全措置*を求めたことに関する日本語訳です。
翻訳は、稲正樹、大熊直彦、小倉利丸、清末愛砂、佐々木亮、常岡(乗本)せつ子、中野真紀子、新倉修、三輪隆、村田はるせ、が共同で行っています。原文にある注記内容は省略しましたが注の番号と各パラグラフの頭に付されている番号は残しました。注記内容はこれら2つの数字を手がかりに確かめることができます。
短期間に行った作業のため、まだ不適切な訳が残っていると思われます。また訳語や体裁も不統一で整っていません。順次改めていく予定です。
なお、以下の文書のうちリンクがないものについては準備中です。また、2023年12月29日 南アフリによる申し立て、2024年国際司法裁判所による命令等についても飜訳を準備・検討中です。
- 2023年12月28日 (南アフリカ)手続開始の申立て (英語正文) (日本語仮訳)
- 2024年1月11日 ヒヤリング (英語正文) (日本語仮訳)
発言者別ファイル 目次- 冒頭挨拶(日本語仮訳)(日本語仮訳PDF)
- ジェノサイド行為のリスクとそれが続く危険性について ハシーム氏(Adila Hassim)(日本語仮訳)(日本語仮訳PDF)
- ジェノサイドの意図について ンガトゥビ氏(Tembeka Ngcukaitobi)(日本語仮訳)(日本語仮訳PDF)
- 管轄について デュガルド氏(John Dugard)(日本語仮訳)(日本語仮訳PDF)
- 現在脅かされている諸権利について デュ・プレシー氏(DU PLESSIS)(日本語仮訳)(日本仮訳PDF)
- 差し迫っている回復不能な危害について ニ・グラーレー氏(Blinne Ní Ghrálaigh)(日本語仮訳)(日本語仮訳PDF)
- 求められる保全措置について ローウ氏(Vaugham Lowe)(日本語仮訳)(日本語仮訳PDF)
- まとめ(日本語仮訳)(日本語仮訳PDF)
- 2024年1月26日保全措置命令関係
- 2024年1月26日 保全措置命令 (英語正文) (日本語仮訳[改訳版])(日本語PDF[改訳版])
- 各裁判官からの意見など
- ビデオURL https://www.icj-cij.org/multimedia/203403
- 保全措置命令の要約(英語正文)(日本語仮訳)
- 202年1月26日 国際司法裁判所 報道発表(非公式文書) (英語正文) (日本語仮訳)
国際司法裁判所:ガザ地区におけるジェノサイド犯罪の防止及び処罰に関する条約の適用(南アフリカ対イスラエル)
ここから、ICJの本件関連の全てのドキュメントへのリンク(英語とフランス語)があります。
保全措置命令以後の国際司法裁判所の動き
ICJ ガザ地区におけるジェノサイド犯罪の防止及び処罰に関する条約の適用(南アフリカ対イスラエル) 最新動向(2025年3月10日現在:日本語仮訳)
関連法令
- 国際司法裁判所規程
- 国際司法裁判所規則
- ジェノサイド条約(日本語訳) (国連の英語正文) ジェノザイド条約の基本情報(国連)
関連する論評など
(PIPD) ICJによるジェノサイド命令から1年:イスラエルの継続的な違反と世界的な共犯
* provisional measures の訳。仮保全措置と訳されることもある。国際裁判所規程第 41 条 1 項「裁判所は、事情によって必要と認めるときは、各当事者のそれぞれの 権利を保全するためにとられるべき暫定措置を指示する権限を有する」。この仮保全措置は「事情によって必要 と認めるとき」に指示されるが、判例によると、その要件は1) 一応の管轄権の存在、2) 回復不可能な損害の存在、 3) 事態の緊急性の 3 つである。