名簿
理事(2025年6月22日総会選出)
なすび
浜田忠久
としまる(代表)
中森圭子
京極紀子
幹事(2025年6月22日総会選出)
吉野太郎
プロフィール
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なすび
自己紹介・抱負:被ばく労働を考えるネットワークで被ばく労働者の労働問題に取り込んでいます。JCA-NETの理事も何期かに渡ってさせていただいています。経済安保法やサイバースパイ・サイバー攻撃法の成立を受け、運動体への弾圧をインターネット利用の局面でも備える必要性が高まりました。ささやかながらこれらに取り組みたいと思います。
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浜田忠久
AIや監視技術の進展が加速し、情報環境をめぐる状況はこの数年でさらに大きく変化しました。生成AIの普及、膨大な個人データの収集、社会インフラへの監視技術の導入などのリスクに、私たちは直面しています。
その一方で、市民活動や社会運動に関わる人々が安心して情報を発信し、議論を深めるためには、情報技術の力を活用することも不可欠です。技術の光と影の両面を見極め、市民が主体的に使いこなせる環境を整えていくことが、JCA-NET の重要な役割だと感じています。
引き続き、皆様と力を合わせながら、安全で自由な情報環境づくりに取り組み、新たな課題にも柔軟に対応していきたいと思います。
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小倉利丸
これまでも理事をつとめさせていただいていますが、次期も引き続き理事として活動していきたいと思います。
これまで主に、JCA-NETのセミナーを中心にして活動してきました。セミナーについても、やり残した課題が山積しており、今後継続して取り組んでいきたいと考えています。その他に、インターネットや「デジタル」「サイバー」といった分野をめぐる状況が激変しており、しかも私にとっては危惧すべき方向に進んでいると感じています。JCA-NETは弱小の団体ですが、日本で数少ないネットのコミュニケーションの権利の運動を掲げる団体の活動に微力ながらもう少し尽力していきたいと考えています。
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中森圭子
JCA-NETの理事としてどれだけ活動できたか心もとない2年間でしたが、活動を通してデジタル監視が生活圏に入り込んできたことを感じることができました。
今国会でサイバースパイ・サイバー攻撃法が成立し、さらにサイバー領域まで監視体制が加速していくものと思います。また、この10年で姿を大きく変えたマイナンバー制度もデジタル監視に拍車をかける法改正が今国会で行われました。国家管理・監視体制もデジタル化が進んでいます。
SNSが利便性と危険性を併せ持つことを感じながらも今ではわたしたちの活動に欠かせなくっています。こうした状況を踏まえ、便利に使うだけでなく、監視の道具にさせないために市民でもできることをより広く発信していきたいと思います。
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京極紀子
JCAネットには、ATTAC Japan (首都圏)の運営委員として、また、全国学校事務労働組合連絡会議(全学労連)のメンバーとして繋がりを持っています。
全学労連はその出発点で、コンピューター合理化に反対するというスローガンを持ち、自分たちの労働と労働現場である「学校」の監視・管理・合理化の問題として、コンピューターやインターネットについて批判的に考えてきました。子どもたちのコンピュータ利用やデータ管理などの問題もあります。私も、自治体労働者を中心としたコンピュータ合理化研究会の活動などに参加していました。
インターネットが「パソコン通信」などと言われたころには、軍事利用から広がったインターネットを「未知のもの」として否定的にとらえる意見、しかし、それらを市民運動の道具として使っていくための手立てなど議論がたくさん交わされてきました。そのころからとしまるさんの本を読んで考えましたよ!今から言えばアナクロな議論ですが、その中で学び考えたことは、現在も必要な内容だと思います。今、インターネットを利用しない運動はかなりむづかしいですが、誰もが使うからこそ、その「使い方」についてはより慎重さが必要になっています。JCAネットのセミナーで取り上げる課題は、社会運動に関わる人たちにとっては必須の内容で、さらに多くの人たちに問題提起できればと思います。
またネット上でのトランスヘイトやディープフェイクなど、性的マイノリティや女性に対する攻撃など、今的に見過ごせない問題も多発しているので、それらについてもきちんと対応していきたいです。よろしくお願いします。
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監事
吉野太郎
SNS等を用いたヘイトやICTが根底にある兵器(イスラエルによるヒズボラのポケベル爆破等)に強い関心があります。NPOの情報セキュリティの専門家、多文化共生にかかわる運動、最近では在日コリアンによるミュージアム設立支援などに関わっています。ここしばらくの間JCA-NET監事です。来期も引き続き監事の立場で、微力であっても、JCA-NETを下支えできればと思っています。