理事・監事のプロフィール(2023年〜2024年総会まで)

名簿

理事(2023年7月1日総会選出)

なすび
浜田忠久
小倉利丸(代表)
中森圭子

幹事(2023年7月1日総会選出)

吉野太郎

プロフィール

なすび
被ばく労働を考えるネットワークなどで被ばく労働者の支援活動をしています。

労働運動において、インターネットは分断された労働者個人と労働組合を繋ぐ役割、国内外の労働運動を広く紹介する役割などを果たしていますが、さらに進められる必要があると考えています。また、福島第一原発の収束・廃炉作業で働く労働者は、核セキュリティを口実に外部との情報交換を制限される環境にありますが、このような労働者もスマートフォンやSNSは日常的に利用しているので、労働者の分断をインターネットで乗り越えるような取り組みができればと考えています。

これまでの何期か理事をさせて頂きましたが、ほとんど代表の小倉さんにお任せになっており、申し訳ないと思っています。自分の運動の中でさらにインターネット活用を広げる努力をするとともに、JCA-NETの活動としても、これまで同様の取り組みを行ってきた会員が集まり、労働運動におけるインターネットの更なる生かし方を検討する場を企画するなど、新たな試みをしていきたいと考えています。

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浜田忠久
JCA-NET 設立以来、理事を務めてきました。この間、私たちはより良い社会の実現に向け、情報技術がどのように有効活用できるか、またその不適切な利用に対してどう警戒すべきかについて、真剣に検討を重ねてきました。
現代社会においては、AIやビッグデータなどの技術が急激に進化し、その影響は社会のあらゆる面に及んでいます。しかし同時に、これらの技術が人々のプライバシーを侵害したり、社会格差を拡大させたりする可能性も存在します。さらに、緊急事態や危機管理の名のもとに、私たちのコミュニケーションの権利が制約される可能性もあります。
私たちはこれらの問題に注目し、特に市民活動や社会運動に関与する人々が安心して使用できるツールの提供に力を注いでいます。情報交換を自由に行い、自分の意見を公に表現できる環境の確保は、私たちの重要な目標となっています。
その目標を達成するために、会員の皆様との対話を通じて、多様な視点と知識を共有していきたいと思っています。皆様からのご意見や提案を大切にし、それらを私たちの活動の改善に役立てていきたいと考えています。

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小倉利丸
これまでも理事をつとめさせていただいていますが、次期も引き続き理事として活動していきたいと思います。
これまで主に、JCA-NETのセミナーを中心にして活動してきました。セミナーについても、やり残した課題が山積しており、今後継続して取り組んでいきたいと考えています。その他に、インターネットや「デジタル」「サイバー」といった分野をめぐる状況が激変しており、しかも私にとっては危惧すべき方向に進んでいると感じています。JCA-NETは弱小の団体ですが、日本で数少ないネットのコミュニケーションの権利の運動を掲げる団体の活動に微力ながらもう少し尽力していきたいと考えています。

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中森圭子
盗聴法から始まって秘密保護法、共謀罪など監視問題に取り組んできました。SNSの普及によって私たちの活動が大きく広がっていきましたが、一方でデジタル監視という側面が大きくなっており、利便性の裏にあるリスクについて考えていく必要性が高まっていると思います。

マイクロソフトやアップル、グーグルなどの企業だけがインターネットではなく、別の選択もあることをJCA-NETのセミナーに参加して気がつくことができました。デジタル社会が急速に進むなかで、今後のインターネットのあり方について考えてみたいと思います。インターネット技術を監視のツールにさせるのではなく、技術的なことはわからないまでもわたしたちの手に取り戻していけないか、考えていきたいと思っています。

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監事
吉野太郎
これまで監事をつとめてきました。引き続きその運営・財政について精査しよりよい運用がなされるために監事の役目は重いものと考えています。JCA-NETは重要な役割を担っていますし、これからも変化し続けるだろうと考えています。その際財政のことを切り離して活動を考えることはできません。引き続き監事として関わりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。