映画『10月7日からのガザ』日本語字幕版


オンライン試写会の日程 11月5日 詳しくはこちらをごらんください。

映画について

ジャーナリストであり国会議員でもあるアイメリック・カロンが現地のジャーナリストと連絡を取りながら、映像の確認、選別、日付の記入を行って制作された。これらの映像にイスラエルの政治家たちの演説やイスラエル兵がネットワークに投稿したビデオが真っ向から対立するかたちで対置される。

この作品は、フランス 国民議会で国会議員らを招待して5月29日初上映されたが、出席した国会議員はわずか17人。その後、カロンは、Les Mutins de Pangéeで無料で公開している。

内容は文字どおり目を覆いたくなる凄惨なシーンの連続だが、これがジェノサイドの事実の一部であり、ここから私たちは目を逸らしてはならないだろう。 公式サイトは「これらの映像は、民主主義国家において、自称 "世界で最も道徳的な軍隊 "が犯した戦争犯罪を記録している。」「アメリカとEU、特にドイツ、さらにはフランスから大量に供給された武器で行われた犯罪である」とし、次のように書いている。

「見始めて最初の数分間で、この映画が止まってほしい、すぐに終わってほしい......犯罪が止まってほしい、銃撃が止まってほしい、すべてがなかったことになってほしいと願うだろう。 この映像を見て、誰がこれらの犯罪を否定したり正当化したりできるだろうか? 私たちは、毎日消化しなければならない大量の映像の中で、映像がもはやあまり重みを持たず、現実が平然と否定され、あるいは公然と軽蔑されることが正当化されるような悪意に、反対する言葉を見つけることができていない。戦争犯罪人とその共犯者たちは、自分たちが引き起こした死者だけでなく、歴史を通じて反ユダヤ主義の犠牲となった人々の記憶も汚そうとしている。これらの映像は、何よりもまず、これに歯止めをかける必要性を証言している。このような犯罪を支持し続ける人々、憎悪、復讐、非人間化の演説に直面したとき、言葉による一騎打ちに引きずり込まれるよりも、私たちはこの一方通行の鏡を掲げたい。」


字幕について

この作品は、フランス語、アラビア語、英語、ヘブライ語が混在しており、字幕にはフランス語が使われています。この日本語字幕版は、このフランス語字幕の上に重ねるような体裁で日本語字幕を表示できるように若干の工夫をしています。(この作品ではフランス語字幕が焼き付けられているためにフランス語の字幕だけを切り離して日本語字幕に入れ替えることができません)

字幕ファイルは下記から入手できます。また、オリジナルの作品と日本語字幕を組み合わせて視聴する方法も解説してあります。
https://www.jca.apc.org/jca-net/ja/node/394

映画を観た皆さんからの感想

映画をごらんになっての感想をぜひお寄せください。下記のフォームから記入できます。
https://pilot.jca.apc.org/nextcloud/index.php/apps/forms/s/ae339b28325b…

これまで不定期で、オンライン上映会を開催してきました。これまでお寄せいただいた感想が下記に掲載されています。
https://www.jca.apc.org/jca-net/ja/node/396

ガザ現地の人々を支援する

この作品の大半は、ガザに暮す現地のジャーナリストたちの映像です。彼らに存在があって私たちはジェノサイドの事実を目の当たりにできるという意味においても、彼らの活動を支援することは大切なことです。しかし直接物資などを送ることが困難でもあります。こうしたなかで、現地の人々を支援する方法のひとつとしてeSIMをネット経由で送る活動があります。イスラエルんがネットを遮断するなかで、eSIMは現地のナーナリストや支援団体や個人がかろうじて捉えることのできるネットの電波を使ってコミュニケーションをとる上で必須の手段でもあります。私たちにできる数少ない支援方法です。以下のドキュメントを参考にしてください。

eSIMをガザに送る方法
https://www.alt-movements.org/no_more_capitalism/hankanshi-info/knowled…