奥山たえこ:東京都杉並区議会議員(無所属)

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原発都民投票署名集め終了

昨年12月9日にスタートした、原発都民投票署名集め。昨日2月9日で2か月の法定期間を終了。昨晩、奥山は夕方から夜10時まで荻窪北口で。けっこう集まりました。今日の東京新聞によると、30万筆に達しそうとのことで、嬉しいです。

住民投票には費用がかかる(数億円?)のに、それでよいと考えるの? というコメントをいただています。

確かに費用はかかりますが、住民の意思を尋ねる必要のある事柄であれば、住民投票すべきだと考えます。費用は、民主主義のコストです。世界的に見て高すぎる日本の地方議員の報酬を下げることも一つの方法です。

今回、橋下徹大阪市長は、脱原発を表明していますが、東京都の石原知事は、原発容認派。すると、都民と知事との意思に齟齬がありえます。そこで、都民の意思を確認する必要があると考えます。
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コメント

橋下(脱原発)と石原(原発容認)の違いこそあれ両名とも住民投票には否定的な立場です。特に原発の問題は現在全国に広まりつつありますがまだ地域の大きな問題(沖縄の基地移転、八ツ場ダム、リニア問題等)を脅かすまでにはいっていません。それに原発いる、いらないの問題は先の東京都知事選挙でも争点にはなっていませんでしたし石原都知事が「新に原発を建設する」等と言っているわけでもありません。このような状況で今回の住民投票で何をどう決めようというのでしょうか?

この署名を集めていた数時間例えば何人の住民相談にのれていただろう。そしてどの位の困っている住民を行政と結び付けることができたのだろう。石原都知事の愚策は山ほどあるがそれを現在まで黙って見過ごして来たのは我々都民ではないでしょうか。原発の是非がどれだけの位置にあるのかわかりませんが今回もし住民投票が実施されてたら東京中が住民投票になってしまうのではないか(その度に貴重な税金が使われてしまう)と、危惧してしまう。

ついでに朝鮮学校の無償化の是非も住民投票でやったらどうですか?オリンピック招致の是非も住民投票でやったらどうですか?外環道建設の是非も住民投票でやったらどうですか?新銀行存続も住民投票で決めたらどうですか?

以前にも書きましたが私は基本的に住民投票には反対の立場です。しかし場合によっては住民投票も一つの手段だと思います。場合によっては自分が今井氏のような立場で活動をしているかも知れません。しかし国立市で起きた住基ネットの接続を巡っての住民投票や今回の原発を巡ってのうんぬんかんぬんとかはわざわざお金をかけてやるべき問題ではないと思います。今井氏は今回住民投票といった種を撒きました。しかしいずれ毒花となるのは時間の問題でしょう。その毒をどう使うかは今回この運動に関わった人達です。

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