奥山たえこ:東京都杉並区議会議員(無所属)

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2010年03月31日

奥山ニュース22号です。

奥山ニュース22号です。2010年3月31日発行、全4ページ。

奥山ニュース
奥山ニュース22号です。2010年3月31日発行、全4ページ。

画像をクリックするとPDFファイルが開きます。

P1 民間委託が進むと少子化社会になる  
P2 杉並スケッチ・・・2010-4月春号  
P3 2010年第一定例会:特養ホームの建設計画、阿佐ヶ谷住宅の区道境界確定について、予算編成過程の情報公開  
P4・会派を変更しました。・新年度の区政

2010年03月21日

杉並区の天下り(2)

職員が退職後、杉並区や区の関係機関に再就職する例はいくつもあります。
#元職員でなければならないきまりはありません。

筆頭は副区長(以前は「助役」と呼んでいました)、杉並は2人います。松沼さんと菊池さん。二人とも元部長。
#副区長は元職員であった方(ほう)が、役所の仕事(厳密な予算主義や手続きが法令に従う必要があるなど民間とはかなり異なる仕組み)が分かっているので、好都合だと思います。しかし、2人とも元職員である必要があるのかどうか。民間人でのよいのではと思います。
#いまの山田宏さんが区長になる前は、杉並区では、助役を勤めた方が次の区長になるのが通例でした。最近は他区でも、政治家区長が増えています。
#選び方は、区長が選んで、議会に示す。議会が同意すれば、任命されます。奥山の会派は2人とも反対しました。
#給与は、月額895,000円(区長は、1,117,000円)。その他の給与として地域手当、通勤手当、期末手当及び退職手当があります。


代表監査委員にも、元職員(部長級)を充てるのが、杉並区の通例です。
現在、四居(よつい)誠さん。
監査委員は区の仕事のチェック役。実は議会以上に調査権限のある面があって、本気になれば(?)、相当な仕事ができます。で、かつての同僚を本気で手厳しく(例えば、裏金作りなどが昨年大きな問題になりました)調べ上げることが出来るのかどうか、大変疑わしいと思っています。人には情というものがあるからです。もっと悪く詮索すると、過去の自分の仕事の検証だって必要になります。だから、杉並区の職員を充てるのはおかしいとの理由で選任には反対しています。
#給与は、月額690,000円です。地域手当、通勤手当、期末手当及び退職手当も支給されます。


なお、選挙管理委員長の報酬(給与ではない)は、月額303,000円です。期末手当及び退職手当(ボーナス、退職金)はありません。
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2010年03月14日

(1)杉並区職員にも"天下り"あります。

天下り、杉並にはありませんか?と尋ねられました。

国の仕組みとは違うけれど、お役人様が区の関係団体で退職後に働いている例は、いくつもあります。
#国の天下りは、同期の誰かが役人のトップ地位である事務次官になると、残った同期役人たちが揃って早期退職し、現職中に関連の深い事業の団体に就任する慣例・仕組みだと言えましょう。その団体に有利な仕事を引いてくる存在として重宝だからという側面もあるようです(納税者からは"ムダ使い")。

区の場合、60歳定年まで勤め上げたお役人が、年金の出る65歳まで勤めるのが通例。その間の給与を稼ぐためであって、その団体への利益誘導という側面は薄いと言えます。
だから、杉並区に言わせれば「天下り」ではないのかも。でも市民感覚では、現役時の地位とつながりを利用して第二の職を得ること。これって、立派な(?)天下りです。だって、なぜ役人だけが? 現役時代しっかり給与ももらっているのだし、共済年金もあるのだから引退すればよろしいでしょうと。人材が必要だったら、民間に求めればよいではないかと。不公平だと、以前から考えていました。

では、どんなところに、天下っているのか?

例えば、区民センターの事務局などには、退職課長が就任します。
社会福祉協議会には、現役職員が従事する例もありますが、現在は退職した元職員が従事しています。

ほかにも、たくさんあります。
たとえば、選挙管理委員会の委員には、以前の助役が就任しています。なお、元議員もいます。そうです。このポストは、退職議員の天下り先でもあるのです(選んだのは、区議会)。
お給料ですか? ちゃんと区は払ってますよ。

続きは、水曜日に。
では、また。

P.S. お手紙ありがとうございます。


日誌(抄):'10/1/25〜3/14

●3/14(日):阿佐ヶ谷住宅訴問題情報交換
●3/12(金):本会議(議会最終日)
●3/11(木):予算特別委員会(減税修正案への質疑)
●3/10(水):予算特別委員会
●3/ 9(火):予算特別委員会(質疑日)
●3/ 8(月):予算特別委員会
●3/ 1〜5(月〜金):予算特別委員会(質疑日:5日)
●2/28(日):予算特別委員会(減税基金条例)(質疑日)
●2/27(土):減税基金条例質疑準備
●2/26(金):予算委員会議案調査
●2/25(木):議会改革部会
●2/24(水):総務財政委員会、監視社会研究会(住基ネット、監視カメラ、納税者番号)@四谷
●2/23(火):視察(NPOやまぼうし)@日野市
●2/22(月):総務委員会議案調査
●2/20(土):選挙応援
●2/19(金):選挙応援
●2/18(木):学習会(自衛隊問題)@阿佐ケ谷
●2/17(水):本会議、開かれた議会をめざす会運営会議
●2/16(火):本会議
●2/15(月):本会議(登壇日)、給与未払い(杉並区民間委託)対策会議
●2/13(土):本会議
●2/12(金):本会議、勉強会(新しい公共)@文京区
●2/11(木):シンポジウム(オランダの教育)@阿佐ケ谷
●2/10(水):裁判傍聴(政務調査費使途)@東京地裁、新年会朝鮮初級学校@阿佐ケ谷
●2/ 9(火):一般質問ヒアリング
●2/ 8(月):地方財政学習会@国会内
●2/ 7(日):スキルアップ講座@名古屋
●2/ 6(土):スキルアップ講座@名古屋
●2/ 5(金):議会改革部会
●2/ 4(木):新年会(新社会党)
●2/ 3(水):勉強会の課題作成
●2/ 2(火):議員年金勉強会@区議会
●2/ 1(月):裁判傍聴(阿佐ヶ谷住宅境界確定)@東京地裁
●1/31(日):開かれた議会をめざす会事務局会議
●1/30(土):議員年金廃止デモとシンポ@新宿
●1/29(金):議員年金廃止シンポ資料印刷
●1/27(水):一般質問調査
●1/26(火):勉強会(国勢調査)@高田馬場
●1/25(月):議員年金廃止シンポ広報

2010年03月13日

減税基金条例が可決されました。

この条例に関連して、・・(1)
 修正案1(与党会派の9名が提出)・・(2)
 修正案2(反対議員の4名が提出)・・(3)
 付帯決議案(条例に賛成した30名が提出)・・(4)
都合4本の議案が、提出されました。

私たちの会派、「社会民主党・みどり」はいずれにも反対。


議案への意見開陳は、
#意見開陳:議案に対して質疑して議案内容を理解した後、賛成/反対の意見表明とその論拠を示します。
前半の2本(1)、(2)については、会派の仲間であるすぐろ議員が、
後半の2本(3)、(4)にについては、奥山が担当しました。

 奥山の意見の趣旨は以下です。
(3)修正案2:条例の名称を変えるもの(「減税基金条例」→「大災害対策基金条例」)
 反対趣旨:名称を変える理由(本年度の積立額が、目標の150億ではなくて10億円に留まったことをみても減税は当分達成出来ない、杉並が減税することで、都区財政調整交付金の交付額に影響の出る可能性が高いなど)はよく分かったし、納得出来る。区民としても、他区への見え方としてこの方がよいかもと思える。しかし、減税そのものに反対なので、修正案には賛成出来ない。反対する。

(4)付帯決議案(条例に賛成した30名が提出):内容は、積立てに当たっては行政サービスの低下を招かないこと。基本計画の策定に当たっては、事前に区民や議会の意見を聴くこと。などの4点。
 反対趣旨:付帯決議の効力への質疑に対し「議会の議決の重みを考慮するであろう」との答弁だった。しかし30名もの賛成議員がいるのだから、条例そのものを変えることさえ出来たのである。そうせずに、このような決議を出すとは、区長に一体何を遠慮しているのか。何を恐れているのか。
 決議の内容そのものは、本条例の執行に必要なものではある。しかし、減税そのものに反対なので、こんな姑息な決議には反対する。

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 長かった「減税自治体構想」が、これで一段落しました。
いまの心境は、こんなくだらない条例に突き合わせられた徒労感(これのために奥山が費やした調査等の時間は相当なものがある。本来の政策研究に使いたかった)と怒りです。
 論理は当方にありと改めて確信しています。
 がしかし、結果として、いくらこんな条例を通してはだめだといくら質疑を重ねても、圧倒的な数の差の前に結論を変えることは出来なかった。その無力感で、脱力しています。
 すぐに復帰し、次に備えます。

2010年03月04日

3月5日の質疑内容(予算特別委員会)

2月28日(日曜日!)から、予算特別委員会が始まっています。
奥山の出番は、以下です。どうぞ、区役所まで傍聴にいらっして下さい。
 ●2月28日(日):減税基金条例について:終了
 ●3月5日(金):午後3時過ぎ登壇予定。
    たばこ(厚労省の新しい通知、歩きタバコ。清掃現場における派遣労働者と"少子化対策")
 ●3月9日(火):午後2時過ぎ登壇予定。
    杉並師範館、住宅問題、ほか