奥山たえこ:東京都杉並区議会議員(無所属)

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いやぁ面白かった! 今井一さんの話 住民投票

住民投票といったら、今井一さん。ラッキーなことに、東京に来ている時間の合間を縫って杉並でお話をうかがった(開催は、奥山の所属する会派:生活者ネット・みどりの未来)。

杉並区議会で住民投票条例を作ろうなどと言うもんなら、自分たちは区民に選ばれた代表なんだから、それは議会軽視だ、とんでもない! と言われかねない(多分。尋ねたことないけど)のですと伝えた。
今井さんの回答は以下 ↓

それは、議員が無知をさらしているようなものだ。
まずたしかに、国会議員は完全に間接民主主義制度。選挙で決まった後は、国民が辞めさせることはできないし、この法律を制定せよと請求する制度はない。
ところが一方、日本の地方議会は直接請求の制度が組み込まれていて、辞めさせることも出来れば、条例の制定を求めることも出来る。つまり、直接民主主義も組み込まれているのだということ。

まず、住民投票をするためには、その手続きを定めた「住民投票条例」が必要(解職請求の場合は、地方自治法の規定に則るので条例は不要)。

さて、、住民投票には2種あって、
 ・議会や首長への解職請求は、所定の率の票数(3分の1ほど)が集まれば、議会らが辞職しない限り必ず住民投票するというつくり。
 ・条例制定要求の方は、50分の1以上の署名が集まれば請求できるものの、一旦議会にかける。すると何と、多くの請求は議会にモノの5分で蹴られている(中には、50%近い署名数のものもあるというのに)! これは住民投票の前段階までさえこぎつけていないということを示す。
 多くの国では両方の要件は同じなのに、(地方自治法制定当時の敗戦後直後の)日本では、国民が未熟だからと、このようなツクリになったという。
 これを解消するには、法律を改正するか、自治体で住民投票条例を作るかしかない。
 だが、法律はハードルが高い。なお民主党は、政権を取る1年前、質問に応えて「住民投票法」を作ると言っていた。ところが、その方針を示した片山善博氏が総務大臣になった時でさえ実現しなかったとは、つまりやる気がないということになる。
 というわけで、現在は条例制定の方法で進められている。実際各地で、請求が一定の要件を満たせば住民投票を必ず実施するという規定の条例が出来てきている。

 というわけで、杉並でも作りたいと思っています。
 が、そのように進むかどうか・・・。

取り急ぎの報告です。
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コメント

奥山さん、私は元河村たかし名古屋市長後援会の熱心な会員でした。
河村さんが市長になって4ヶ月で反河村になりました。

2回目の市長選は石田候補を応援しました。今井一さんはリコール署名を指導され
2回目の選挙でも河村さんを応援されました。

今井さんに言いたい事は、地方自治法で決められた正しい署名運動を指導して
貰いたかった。署名簿の形式もメチャクチャ、署名したら貴方の税金が10%

安くなるとか、電話で集めたり、10人の請求代表者が11万人を集めたと
言い張り、電話帳を書き写したり、店頭に署名簿を置いたり、

河村事務所には夥しい数の三文判が置かれたり、果ては偽造署名が10万人中
930件も出た。私はあのリコールは丸ごと無効だと思っています。

今、名古屋市政は真っ暗なトンネルの中です、河村市政は役所の仕事はそっちのけ
当局は減税による予算の切り詰めで公園の樹木、街路樹は選定もされず、

草ボウボウの状態、いつになったら河村支持の市民が覚醒するか、議員は
対河村ではなく対河村派市民だから遣り難いと思います。

私はは河村さんの人物も思想もナニモカモ分かってきましたが、多くの市民は
まだ分かりません。簡単な事です、イカサマ師です。

行政手腕もない、市政に対するヴィジョンもない、タダ自分が目立ちたいだけの
3流のお笑いタレント、彼の政治的売名行為に市長職を利用しているだけです。

それでこの今井さんの話しを元にオリンピック招致の件も住民投票で決めようということですか?選挙・・・住民投票の繰り返しになったら共産党の党員と創価学会の人達(公明党)はとてもじゃないけどやっていられない。住民投票は、原発の誘致や刑務所の誘致や米軍基地の誘致など市民の安全を脅かしそうな物に限ります。いかがでしょうか?

いちいち住民投票をやっていたら議員は何のためにいるのかわからない。生活相談が区議会議員の大きな仕事ではないでしょうか?東京都の場合は統一選挙の合間に東京都議会議員選挙がある。(場合によっては国政選挙も)選挙と住民投票また選挙の繰り返しだと議員は政治家ではなく、ただの頭下げ家になってしまうのではないでしょうか?

名古屋市の場合は任期満了を待って市議会議員選挙の争点にすれば良かった。そして河村の息のかかった議員を増やせば良かった。(※)中日の落合監督の退任問題ではないが名古屋の人間は空気を読めない人間が多いですね。

名古屋市の場合は任期満了を待って市議会議員選挙の争点にすれば良かった。そして河村の息のかかった議員を増やせば良かった。(※)中日の落合監督の退任問題ではないが名古屋の人間は空気を読めない人間が多いですね。
※実際には河村市長が率いる減税日本が市議会第1党を獲得して河村氏の政策は認められた形になりましたが…。

確か河村氏は最初の当選直後から「市議会を解散して民意を問う」の発言が多かった。それは減税だったり議員定数削減だったり議員報酬の削減色々である。しかし「解散」の言葉を聞くと政党関係者は非常にびくびくするのが現状である。結局のところ任期満了1ヶ月前にリコールが成立して選挙が早まった感じだが、私としてはリコール選挙にするなら1年前にして欲しかったと思う。また機会を逸したとしたら諦めて通常選挙でやってほしかった。今回の名古屋のパターンを真似する首長が続々出てきたらそれは間違いなく河村氏や今井さんの責任は大きいと思います。

議会軽視というよりも民意軽視だと思います。日本の選挙制度では何年間に1回(最長で参議院議員の6年)改選があります。現在国立では住基ネット接続を巡り住民投票実施の署名を集めているみたいですがこれも例えるなら野球で9回を12回に改正してしまおうといっているようなものです。最初の人もコメントしていますが署名集めに関しては簡単にインチキができてしまいます。例えが悪いのですがスーパーで万引きをするよりも簡単でなかなかばれないです。入口段階で問題がある住民投票を多発してはなりません。

名前のとおり住民投票には反対です。ただ譲歩案として参議院みたいに2年に1回地方議会も改選をやってはどうでしょうか?例えば都議会だったら多少議員数は増えますが杉並区だったら2年に1回定数3で実施するとかすれば議会のマンネリ化もなくなり良いと思いますがいかがでしょうか?(杉並区議会で例えれば48の半分24名を2年に1回選挙で決める)

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