(公開書簡)国際的諸団体の連合がMetaのプラットフォームでシオニズム批判を検閲しないよう要求
JCA-NETは以下の公開書簡の共同署名者になりました。以下の書簡では、METAが、シオニストあるいはシオニズム批判をユダヤ人に対する人種差別とみなしかねないヘイトスピーチへの改訂案に対する危惧を表明したものです。シオニズムは一切のアラブ・パレスチナ人の権利を認めない立場をとる排外主義のイデオロギーであり、シオニストとはこうした自民族中心主義の排外主義イデオロギーをもつ人々を指すもので、これをユダヤ人の代名詞のように扱うことはできません。しかし、現在のイスラエルの政権とガザ戦争に大きな影響力をもっているシオニストの極右は、シオニストをユダヤ人と同等の意味をもつものとして、シオニズム批判をレイシズムとみなそうとします。今回のMETAのヘイトスピーチの基準改訂案は、こうしたイスラエルの極右政権に追従するものであり、容認することはできません。
なお、この書簡で言及されている国際司法裁判所への南アフリカによるイスラエルに対するジェノサイド条約違反での提訴について、関連するドキュメントの翻訳作業をJCA-NETも協力しています。(文責:小倉利丸、JCA-NET理事)