【経過1998年1月〜】

3学期(1997年度)
 1月8日○生徒総会決議・職員会議承認の「卒業記念祭」が決定しているにも
      かかわらず、2学期終業式において、校長より「卒業式を実施する」
      旨の発表があったことに対し、全校生徒で校長への抗議文を承認す
      る。
     ○埼玉県教育委員会は「児童生徒、教員等の事故報告について」という
      通知を各県立学校長宛に出す。
 1月13日○校長と全校生との話し合いが行われる。
      このことは四者会議発行の「四者だより(1/16)」に載される。
     ○この話し合いの詳細は「実録・内田校長と全校生徒との話し合い」を
      お読み下さい。
 1月16日○校長とPTAの二者の話し合いが行われる。
 1月19日○常任理事会だより第15号を発行する。
 1月22日○弁護士と四者会議と話し合う。
 1月23日○校長が「お願い」の文書を職員室に掲示する。
      内容は、「卒業記念祭の案内配布をやめるように」及び「卒業式無しの
      卒業記念祭は認めない」。
     ○東京弁護士会津田玄児弁護士・伊藤和子弁護士とPTAなどが話し合う。
 1月25日○校長から「卒業式」実施案が提出されたが差し戻しとなる。
 1月25日○3学年・PTAが「校長のハガキの件説明会」を共催で開催する。
      この説明会の出席者は50名。
      校長から「お願い」が出されている件について、及び卒業記念祭は
      予定どうり実施することを説明する。
 1月27日○県教育局管理主事5名とPTA常任理事ら8名で話し合う。
 1月29日○職員会議で校長の「お願い」について拒否決議される。
      校長より、「卒業式」式次第・教員係分担の提案があったが、先送り
      ということで未審議となる。
     ○常任理事会が「緊急!『卒業記念祭』がつぶされる!!」を発行する。
 1月30日○第1回卒業記念祭のお知らせ/招待状
     ○3年生が抗議文を校長に提出した。
 1月30日○1月23日の校長よりの「お願い」文書に関して、四者会議の見解を
      「四者だより(1/30)」に載せる。
     ○常任理事会だより第16号を発行する。
 2月4日○東京弁護士会津田玄児弁護士・伊藤和子弁護士とPTAなどが話し合う。
      (この集会案内ビラ)
     ○「四者だより(2/4)」を発行する。
 2月10日○HR委員会を開催し、重要議題を承認する。
      この委員会の報告を「家室的新聞(98.02.13)」に掲載する。
     ○校長は、教職員・生徒・PTAに諮ることなく「卒業式の案内文と出欠
      確認並びに日程表」を3年生の父母に郵送する。
 2月13日○PTAが会長と3学年部長名で3年保護者宛に
      「卒業記念祭の成功を祈って」を発行する。
 2月17日○四者だより第15号「校長との話し合いで四者思わずため息」を発行し、
      2月9日の四者会議と校長との話し合いを掲載する。
     ○四者だより第16号「卒業記念祭まであと10日です」を発行する。
 2月21日○山住正己氏(東京都立大学総長)を講師に
      「シンポジューム・教育における『式』とは」を開催する。
      このシンポジュームの報告が3月7日に所高生の自由と教育を考える
      委員会より発行される。
     ○常任理事会だより第17号を発行する。
 2月25日○毎日新聞98年2月25日朝刊の埼玉西版に「従来の学校主催の卒業式
      に代わる生徒主催の『卒業記念祭』を開く計画を進めている。」という
      記事が掲載される。
 3月7日○所沢高校PTA常任理事会だより/“所沢高校”の新たな旅立ちの日
 3月9日○卒業式・卒業記念祭が行われる。
      卒業式の参加者は、生徒総数1236名中、卒業生20名・在校生は
      11名、そして保護者の参加は50名。
     ○埼玉県教育局高校教育第二課の報告書。
 3月10日○同校PTA(沼尾孝平会長)の保護者らは、3月9日の卒業式・卒業
      記念祭に関して校長と話をする。3月17日発行の常任理事会だより参照。
     ○毎日新聞98年3月10日朝刊31面に9日の卒業式・卒業記念祭の
      様子が記事になる。毎日新聞以外にも掲載される。
 3月11日○同校PTA(沼尾孝平会長)の保護者らは「学校側の卒業式強行は
      生徒の自主性を無視したもの」とする請願書を荒井桂・県教育長あて
      に提出する。
      請願書では、今回の卒業式を
       (1)親の意向を尊重していない
       (2)教師と生徒の信頼を壊すもの
       (3)教育的配慮があったとは思えない
      とし、学校側の対応が不適切でなかったか、文書で回答するよう
      求める。3月17日発行の常任理事会だより参照。
 3月12日○県議会文教委員会(吉田健委員長)で所高の「卒業式」の問題が
      取り上げられる。毎日新聞98年3月13日朝刊埼玉西に掲載。
 3月13日○情報公開条例で入手した「第1318回埼玉県教育委員会定例会」の会議録。
 3月17日○常任理事会だより第19号を発行する。
 3月18日○入学許可候補者及びその保護者への入学説明会が開催される。
      第1学年団を代表して話した竹永教諭の発言が信用失墜行為に当たる
      として、県教育委員会は3/26に竹永教諭に対して懲戒戒告処分を行う。
     ○内田達雄校長が『「入学式」及び「入学を祝う会」のご案内』を配布する。
     ○98年度第1学年団の説明会資料
      「入学説明会[式次第]」、及び
      「新入生・保護者のみなさんへ」を配布する。
     ○生徒会本部の入学説明会資料
      「私達所高生は卒業式をボイコットしたの???」と
      「入学を祝う会が生まれるまで」を配布する。
     ○内田達雄校長が隠し取りしていた録音テープの反訳書。
      この録音テープの存在は、竹永教諭が県人事委員会に懲戒戒告処分取消
      請求をした不服申立の公開口頭審理の中で明らかになる。
 3月20日○四者だよりの21号を発行する。
     ○四者会議のメンバーが校長会い、入学式を行わず、入学を祝う会を行う
      ように協力依頼の交渉に行く。
 3月23日○入学式に関する職務命令がでる。
     ○四者会議の代表5人が校長会い、入学式を行わず、入学を祝う会を行う
      ように協力依頼の交渉に行く。
 3月24日○各クラスでHR討議を行い承認された「卒業式を強行の抗議文」と
      「入学を祝う会のみを行なうことの協力要請文」を校長に提出する。
 3月25日○情報公開条例で入手した「第1320回埼玉県教育委員会定例会」の会議録。
 3月26日○竹永公一教諭に戒告処分がだされる。
      この戒告処分に関する情報公開条例により入手した資料。
     ○教育委員長宛ての校長罷免要求を
      職員会議がだす。
     ○四者会議代表者、卒業生の有志及びPTAの代表が日本弁護士連合会の
      子どもの権利委員会の所属弁護士に会う。
 3月27日○中央教育審議会が「今後の地方教育行政の在り方について」の
      中間報告を発表する。
      その中の「指導、助言、援助の趣旨」で「法的拘束力のない指導等を
      通して都道府県における教育事務の適正な処理を確保しようとした」
      としている。
 3月30日○保護者・卒業生が県教委に竹永教諭戒告処分に対する抗議に行く。
 3月31日○竹永公一教諭に戒告処分撤回要求などの記者会見が行われる。
      教育委員長宛ての処分撤回要求
      教育委員長宛てのPTAの請願書
      記者会見での四者会議一同の声明
      記者会見での卒業生有志一同の声明
      記者会見での卒業生の発言
      弁護士のメッセージ
     ○県教委より入学予定の保護者に「式への出席が入学の条件」とする
      通知(3月31日付)がだされている。

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