常任理事会だより

― 1997年度 第16号 ―

発行日 1998年1月30日(金)

発行 所沢高校PTA常任理事会


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 生徒達は、入学式のような混乱が起こらないようにと、一学期
から“卒業”の新しい形の検討を始め、何度もクラス討論を重ね、
生徒総会(1997.11.11)を経て、卒業式に替わるものとしての
“卒業記念祭”を創り上げてきています。
しかし、
 校長:「卒業式ができなくなるような
     卒業記念祭の実施は認めない」(1998.1.23)
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 卒業記念祭については、生徒総会・職員会議で承認されており、また、卒業証書の
授与については3月7日(土)に行うことが、校長先生も出席された職員会議で決定
されています。しかし、校長先生は上記の意向を表明され、既に用意されていた生徒
会及び3学年担任団から3年保護者への「卒業記念祭のお知らせ」の配布をやめるよ
うにという「お願い」の文書を1月23日(金)職員室の黒板に掲示されました。

☆弁護士さんを囲んで、生徒・先生方・保護者とで話し合い
 1月23日(金)東京弁護士会の津田玄児弁護士・伊藤和子弁護士が所沢高校に来
られ、生徒会四者会議・先生方・PTA常任理事を中心に、所沢高校の現状について
話し合いました。次回は、2月4日(水)17:15から、所沢高校会議室にて行い
ます。どなたでも参加できます。ぜひどうぞ!!

☆県教育局と話し合い
 1月27日(火)県教育局管理主事5名とPTA常任理事を中心に8名で話し合い、
校長先生が生徒達の意向を汲まず、卒業式を強行しようとしていることを、県教育局
が認めていることについて抗議しました。また、校長先生が「私信」で校長名を使っ
たことの是非を問いましたが返答がありませんでした。県教育長に「内田校長が生徒
の意向を尊重するとともに、民主的な学校運営をするよう指導して欲しい」旨の要望
書を提出しました。

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何がなんでも卒業証書授与式!!
説明会もなく、生徒の願いは?
 昨年より、校長・PTA・教育局の三者の話し合いが行われて来ましたが、教育局 の日程の都合で、校長とPTAの二者の話し合いになりました。  その第一回目として、1月16日(金)に校長先生と常任理事を中心に話し合いが もたれました。昨年暮れに校長先生から3年保護者宛にハガキが出されたため、その ことについてのやり取りが話の中心になりました。 〈主な内容〉 P:校長先生の出されたハガキの内容と、生徒達が作ってきた記念祭とは違うので、   父母への説明の場が必要では? 校:それは考えていない。ハガキの内容については特に説明することはないと思って   いる。 P:「法令に則り」の法令の内容とは? 校:特にないです。 P:具体的には何ですか? 校:教育公務員の守るべき法令に則ってということ。 P:何の法律を指すのか分からないので教えて下さい。 校:校長としてハガキを出している訳ですから、教育公務員として、守るべき法令等   に則り、卒業式をこちらとしてはやりたいということですから、私はこれで(説   明は)十分だと思っている。 P:生徒達に校長先生の意見が通らなかったのはどうしてだと思いますか? 校:どうしてだか分からないですけどね。 P:それは、先生のおっしゃることが正しいと、子どもたちが思えなかったからじゃ   ないですか? P:卒業式をしなければならないという法律はありますか? 校:卒業式をやらなければならないという法律はない。しかし、卒業式をやることは   前提である。 P:しかし、ハガキには「法令等に則り」とあるので、卒業式はやらなければならな   いという印象を与えるし、また、卒業式をやらなければ卒業できないというよう   な誤解を与える。 校:私は、法令等に則り卒業証書授与式を実施すると言っているのです。 P:校長先生の出されたハガキの意図が、皆さんに良く伝わってないので、是非1月   24日(土)の説明会に出席して下さい。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 【裏 面】 ☆各地で説明会実施  生徒達が一生懸命取り組んでいる卒業記念祭について、また今、所沢高校で起こっ ていることについて、一人でも多くの方に知っていただきたい。そんな思いで説明会 を開きます。是非ご参加下さい。   1月31日(土)14:00〜16:00 所沢市小手指公民館分館(地区懇談会中で)   2月8日(日)13:00〜15:00 飯能市富士見公民館   2月10日(土)19:00〜21:00 狭山市中央公民館   2月13日(金)18:00〜20:00 和光市中央公民館   2月19日(木)19:00〜21:00 入間市中央公民舘 ☆シンポジウム 教育における「式」とは    講 師  山住正己さん(東京都立大学総長)    日 時  2月21日(土)19:00〜16:00    会 場  所沢高校会議室    主 催  所高生の自由と教育を考える委員会・常任理事会 ☆所沢高校100周年記念プレイベント報告集 作成中  基調提言・パネラーの発言・アンケートに寄せられた感想などをまとめた報告集を 作っています。300円で販売します。ご希望の方は、封筒に学年・組・お名前と 「○○先生へ」と書いて、300円を入れて、担任の先生にお渡しください。3年生 の保護者の方は電話で○○(Tel 0429−xx−xxxx)までお申し込み下さい。 2月10日(火)までにお願いします。 ----------------------------------------------------------------------------  PTAから「お便りが配布されています」といった連絡を電話で流すことがありま す。「どうしてそんなことを?!」という声も耳にはいります。でも、なかなかお便 りが生徒から保護者に渡らない、という現実があるのです。必ず読んでいただきたい (もちろん全部そうですが)時には、連絡網を使わせていただきます。ご理解のうえ、 ご協力お願い致します。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ――校長のハガキに関する説明会報告―1998.1.24―――――――――――――――                         { }内はカットの吹き出し 卒業記念祭の成功を応援します!          校長はまたも出席を拒否                 [先生方から]・3年の先生方        {自主自立の所高らしさを示そう!        ・総務、PTA担当           学校の主人公はだれ?} 【生徒たちの現在の様子】   1/ 8 ハガキについての質問、抗議→抗議文!   1/13 全校生徒と校長の話し合い――校長への怒り!  3年は入試スタートしたが、卒業記念祭に向けて練習をしている。人数そろわない 状況で、まとまりにくい。しかし自分たちでつくりあげてきたものに自信をもってい る。胸はって卒業したい。  ぜひ記念祭を成功させたい。一部、二部はない。 ●8月から半年にわたる取り組みである。 ●生徒の民主的取り組み、職員会議の積み重ねを大切に考える。 ●混乱を極力避けられるよう交渉を続けていく。       {記念祭の中で証書をわたさない          プログラムを変えない              時間通り進行する}       {卒業証書は、A3からA4になりました。         卒業アルバムに入れておくようにしました。}       {3年からと、生徒会からの案内をだすの        は「禁止」と(校長)――校長って、こんな命令まで出せるの?        何とかお知らせします。} 【保護者から】 ・学校から案内状が出るのが当然、ぜひ出してほしい ・校長のわがままで、学校が運営されてしまうのはおかしい、そんな力を持ってると  思いこみすぎて許せない。 ・多少の混乱はつきもの、形式にとらわれずに、すすめてほしい。 ・証書を 3/9に持ってこなくても、卒業にかわりない。 ・又、私信なるものがきたら、送り返したり、受け取り拒否する。 ・ハガキが来てなかった。何人もいる。 ・先生方が、子どもを守って下さったという信頼をこわさないで。  これからの人生にきっと生きていくと思う。 ・当日、親はどういう対応をすればいいのか、プランを示してほしい。     {子どもたちのがんばりにエールを送りましょう!} 通信費のカンパ(41,000円)ありがとうございました。                               (第3学年部会) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 (Web管理者記)----------------------------------------------------------  『通信費のカンパ(41,000円)ありがとうございました。』とありますが、今年度  のPTAは大変な活動を強いられており、常任理事会だよりだけでもこの号で16  となっています。従って、予算オバーとなっているためカンパで賄っており、卒業  記念祭当日もカンパを呼び掛けておりました。
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