ジェンダーの視点から国連サイバー犯罪条約を批判する(APC、Derechos Digitales)
以下に紹介するのは、現在国連総会にかけられているサイバー犯罪条約に関して、条約案を審議してきたアドホック委員会にAPCとDerechos Digitalesが連名で提出した条約案批判の日本語訳です。条約案については、様々な観点から批判がなされてきましたが、この文書では、ジェンダーを中心に据えての批判となっています。一見すると、「サイバー犯罪」がジェンダーとどのように深い関連性があるのか、日本の状況からは、見えにくい観点かもしれません。サイバー犯罪条約はジェンダーをめぐる国境を越えての権利の犯罪化に加担するものであり、非常に深刻な結果をもたらしかねません。