小笠原みどりさん講演会

情報機関は何をやってきたのか

――スノーデンの時代から高市政権のスパイ機械創設計画まで――

お話 小笠原みどりさん

アメリカの世界監視網を内部告発したエドワード・スノーデンに2016年
5月、日本人ジャーナリストとして初の単独インタビュー。
ジャーナリスト、元朝日新聞記者。現在、監視研究の社会学者としてカナ
ダのビクトリア大学で研究と教育に携わる。
著書に『スノーデン ・ファイル徹底検証 日本はアメリカの世界監視シス
テムにどう加担してきたか』『スノーデン、監視社会の恐怖を語る 独占
インタビュー全記録』(いずれも毎日新聞出版)など。

◆主 催:JCA-NET https://www.jca.apc.org/
◆会場費:500円
◆賛同団体:「ストップ秘密保護法かながわ」、「時をみつめる会」、JCAFE、共同行動のためのかながわアクション
*連絡先
090-6138-9593(なかもり)
070-5553-5495(としまる)

◆日時:2025年12月13日(土)18時30分
◆会場:かながわ県民センター301会議室
高市政権になってから、「スパイ防止法」の制定が国会でも論議の的になり、メ
ディアの注目も高くなっています。政権が目指しているのは、「スパイ防止」とい
う看板とは裏腹に、日本政府がスパイ活動を行なえるような法的制度的な枠組をつ
くりだそうというものです。政府が掲げる「スパイ防止法」という言葉そのもの
が、人々に意図的に誤解を与えることを目論んだ心理戦のプロパガンダであると言
わざるをえません。そこで、この集会では、「スパイ防止法」という言葉を使わず
「スパイ機関創設計画」という不細工な表現を選びました。

集会では、カナダ在住の監視研究者の小笠原みどりさんをお招きして、高市政権が
打ち出したスパイ関連法や安保防衛3文書の更なる改悪を、歴代の自民党政権によ
る監視社会化の流れのなかに置きながら、批判的な分析を提起していただきます。
カナダにはカナダ安全情報局(CSIS)や通信安全保障局(CSE)などの情報機関が長年に
わたり活動し、その活動実態の一端がエドワード・スノーデンによっても暴露さ
れ、人権団体などからの批判も積み重ねられてきました。

小笠原さんには、これまでも著書で書かれてきたが諜報機関で何をしてきたのか、
諜報機関とはどんなことをするのか、といったことを今一度スパイ機関を創設しよ
うという現在の状況のなかで振りかえりながら、カナダの事例なども含めてお話い
ただく予定です。