[B] 辺野古新基地建設 「代執行訴訟」上告不受理 市民団体による抗議の記者会見

1 month ago
アメリカ軍普天間飛行場を名護市辺野古へ移設する問題をめぐり、国と沖縄県はこれまでに計14件もの訴訟で争ってきた。このうち、取り下げられた4件と係争中の2件を除外すると、残りの8件は全て国が勝訴している。今年2月29日には、国が提訴したいわゆる「代執行訴訟」について最高裁が沖縄県の上告を不受理としたことで、国の勝訴が確定した。(小栗俊也)
日刊ベリタ

[B] 能登半島地震であぶり出された柏崎刈羽原発の持つ危険度  使用済燃料輸送の強行は認められない(下)  山崎久隆

1 month ago
柏崎刈羽原発には地震の後に津波も襲ってきていた。ところが原発からは津波情報は奇妙なことに全くない。報道発表もない。柏崎市鯨波では0.4m、上越市では高さ6mの内陸部にまで到達していた。しかし原発の記録には示されていない。
日刊ベリタ

[B] NHKスペシャル「戦後最大の謎―下山事件」が解明された 宇崎 真

1 month ago
NHKスペシャル 未解決事件 File 10 「下山事件」1部(80分)2部(55分)が一昨日(2024.3.30) 放送された。戦後最大の謎といわれてきた「下山事件」(1947.7.6)の真相が75年経って明らかにされた。同日に一つのテーマで「NHKスペシャル」が二度放送される例はこれまでにあっただろうか。間違いなく異例中の異例だろう。観終わって実に重い感銘を味わった。これは国民のなかに広く普及してよい力作であり、とりわけ報道メディアの人間にとっては必見の作品といえよう。
日刊ベリタ

[B] 【たんぽぽ舎発】能登半島地震であぶり出された柏崎刈羽原発の持つ危険度  日本海津波の恐ろしさを忘れたか (上)  山崎久隆

1 month ago
本年1月1日に発生した「2024能登半島地震」では柏崎刈羽原発にも多大な影響を与えた。地震の揺れそのものとしては、記録された最大値は3号機の87.1ガルで、柏崎刈羽原発で想定する基準地震動からは大きく下回っていた。しかしこの小さな地震の揺れで、なぜかスクラム信号が発信される規模の大きさを観測したと報じられている。即ち、原発を停止させるために設置された地震計では120ガルを超える揺れを観測していたことになる。
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[B] 「よぐ、ケッぱった満月停戦だども?」【西サハラ最新情報】  平田伊都子

1 month ago
ケバルは<頑張る>の意味、<気張る>が語源の青森弁(津軽弁)で、訳すと<よく頑張った!>となります。 3月24日、幕内に入りその最初の場所で優勝したご存知<尊富士>に、故郷青森のジっちゃとバっちゃが贈った言葉は「よぐ。ゲッばった」だそうです。翌3月25日、ニューヨーク国連安保理は、半年になろうとするガザ戦争に、「待った」をかけました。
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[B] 《韓国》総選挙 保守も民主も左派もパッとしない  安田幸弘

1 month 1 week ago
韓国の選挙戦まであと2週間ほど。選挙運動も終盤に入り、だんだん先が見えてきた。政権・与党の国政運営はめちゃくちゃなのに、過半議席を占める野党は党運営がめちゃくちゃで与党を攻めきれないという状況が続いていた。しかしここにきて野党が支持率を伸ばすとともに、与野両党からスピンアウトした勢力の動きが面白くなってきた。
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[B] 山岳地帯チン州再訪 民主武装組織の統治拡大 ミャンマー最前線からのレポート(7)DM生

1 month 1 week ago
ふた月ぶりに尋ねたチン州の景色は一変していた。青山と雲海は灰色と褐色の世界となっていた。自然発火と焼畑で山々に墨色がひろがり、常緑樹のまわりは枯れた下葉と紅葉が織り成している。変わったのは自然の景観だけではない。再訪した民兵の軍事キャンプは若者らの革命歌や食事の賑わいは消え、地雷で下肢の一部を失った新兵の保養収容所になっていた。ここで訓練期間を終えた三十名余の民兵は前線の戦闘に、あるいは巡回看護兵として、あるいはより本格的な軍事訓練を受けるため各地に散っていた。筆者の抱いていた再会の楽しみや目論見は吹っ飛んでしまった。外から時折やってくる記者の描くストーリーとは関係なく、生存への必死の営みが戦場ですすんでいるのだった。
日刊ベリタ

[B] ミャンマー人難民画家による絵画展(東京)4/11から

1 month 1 week ago
ミャンマー人難民画家・マウンマウンティン氏による絵画展が来月11日から四日間、東京・新宿で開催される予定。三日目の13日には、NHK国際放送ビルマ語キャスターのチョウチョウソー氏らによる講演会が行われる予定だ。(藤ヶ谷魁)
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[B] 野添憲治の《秋田県朝鮮人強制連行の記録2》 朝鮮人強制連行の現場を知ろう 

1 month 1 week ago
冊子『秋田県の朝鮮人強制連行』の冒頭に置かれた序文にあたる野添さんの文章を紹介する。この序文が書かれたのは2015年5月。序文によると、この調査を進めた秋田県朝鮮人強制連行真相調査団の準備会が動き出して20年になると記されている。1995年だから敗戦後50年ということになる。調査は難航を極めた。すでに亡くなった関係者も多いだけでなく、「朝鮮人」といっただけで顔色が変わり、おびえたように家に入る人もいた。野添さんはそれをその心理を「戦時中に日本人の心に深くくい込んだ朝鮮人に対する差別」がまだいきいきと残っている」と描写している。そして「いまだに敗戦後になっておらず、戦争は今も続いている」と記す。そうだとすると前回前文に書いた群馬の慰霊碑撤去の行政代執行は公権力まで巻き込んだ差別の横行であり、この国は、よく言われる「新しい戦前」どころか、何も変わっていない、戦前のままががいまも続いていることになる。野添さんはこの序文の最後を「ぜひ現場を訪れて日本人の犯した事実を自分の目で確かめていただきたいと考えて本書をつくった。ぜひ小誌を利用して歩き、まず事実を知ってほしいと願っている。」という言葉で締めくくっている。(大野和興)
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[B] 「I can’t die ! 死んでも死にきれない」【西サハラ最新情報】

1 month 1 week ago
米NBC・TVのセス・マイヤーズ・トーク番組に出演した81才のバイデン米大統領は、77才の大統領選対抗馬トランプに向けて、「彼はだいたい私と同じくらいの年齢だが、自分の妻の名前も覚えていない」と、馬鹿にしました。 トランプは2月23日の「保守政治活動会議(CPAC)」での演説で妻のメラニアを「メルセデス」と呼んでいたそうです。 トランプは以前、バイデンを「無能」で「認知障害」のある人物と言ってましたが、バイデンのそうした要素は単に年齢から来るものだけではないそうです。 そんな選挙戦に、アメリカの庶民もウンザリしてきたようです。
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[B] 野添憲治の《秋田県朝鮮人強制連行の記録1》 野添憲治さんの仕事をひもとく 

1 month 2 weeks ago
今年1月末、群馬県高崎市の「群馬の森」にある朝鮮人追悼碑が県の行政代執行で撤去された。日本の植民地支配を背景に強制連行され、挙句死亡した朝鮮人を追悼しようと市民団体が建立した碑である。公権力による撤去という行動は、歴史を人びとの目から奪い行為に他ならない。日本という国家全体がいま、歴史改ざんを邁進しているように見える。そんなとき、秋田に腰を据えて中国人・朝鮮人の強制連行の歴史を掘り起こし、明らかにしてきた野添憲治さんの仕事の一端を本紙を通して知ってもらうことも意味があるのではないかと考えた。おそらく野添さんの最後の仕事だったのではないかと思う『秋田県の朝鮮人強制連行―52カ所の現場・写真・地図―』を連載の形で掲載する。わずか64ページのブックレットで編著者は野添憲治。発行は野添さんが事務局長を務めた秋田県朝鮮人強制連行真相調査団。発行は2015年7月。定価600円。地元の印刷屋さんで冊子にした。(大野和興)
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[B] ガザ虐殺と並行し、もうひとつのパレスチナ自治区ヨルダン川西岸でもイスラエルの暴力が続く

1 month 2 weeks ago
イスラエルによるパレスチナ自治区ガザでのジェノサイドは依然として続き、餓死する子どもが続出するなど最悪の状況が続いている。もうひとつのパレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区でも、それに呼応するようにイスラエルによるパレスチナ民間人に対する暴力行為が拡がり、殺害される事例も頻発している。国際人権団体アムネスティによる調査はその一部を明らかにしている。以下、アムネスティ国際事務局がニュースからその実態を紹介する。(大野和興)
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[B] 【難民】クルド難民弁護団が記者会見 クルド人は真の難民である 

1 month 2 weeks ago
3月20日のネウロズの開催を前に、クルド難民弁護団の大橋毅弁護士が18日に都内で会見を行った。会見で、大橋弁護士は「昨年11月に一部の在日クルド人が、トルコ政府からテロ組織の支援者と断定され、トルコ国内の資産を没収される事態が発生した。しかし、これらの事実が正にトルコに帰国すると迫害を受ける恐れがあるということを示している」と説明。その上で、「日本にいる多くのクルド人は、真の難民である」と訴え掛けた。(岩本裕之)
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[B] 三上智慧監督『戦雲―いくさふむ』  単純に反対派・賛成派なんかで括れない哀しみ 笠原眞弓

1 month 2 weeks ago
この映画を思い出すたびに浮かんくるのは、沖縄の島々に伝わる伝統的な祭りを楽しむ人々の姿だった。その祭りを支える、あるいは参加する人々は、自衛隊が島に駐屯することや弾薬庫を作ることに賛成した人たちであり、反対した人たちだった。激しい意見の対立もあっただろう。でも、島の生活を一緒に作っていく人たちなのだ。だから、与那国島のカジキ漁師は、自分は保守だと言いつつ、軍事基地化には心が揺れるし、オバァは魂の歌「とぅばらーま」を歌う。戦が近づいてきたと、その即興の歌声は薄曇りの空に吸い込まれていく。
日刊ベリタ
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1 hour 56 minutes ago
国際報道高級紙
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