「原発に死を!」 調査意見報道シリーズ

(03)Y2K & 臨界恐怖 vs 脱原発で
電力十分データ出た!

1999.10.29.mail再録。

 自称名探偵の木村愛二です。

 最初に本日の一日総力取材の結論!

 今、原発を全部止めても、電力は十分に供給できることが、判明しました。

 しかし、ああ、恨めしい。昨晩、ユーゴ戦争問題もあるからと断って、「原子力汚染vs超々クリーン・マグマ発電」シリーズの「一応の締め」として、「コスト逆転!」を発表し、明日は明日の風が吹くかと楽しみにしていたのに、夢枕に「原発労災患者」が立ったものか、真夜中に、パッと目が覚めて、抜群の発想が浮かんでしまったのです。

 そういえば、私のホームページには、Y2Kで原発が危険だから、今から原発を火力に切り替えよというアメリカ人の専門家の講演記録も、掲載されているのでした。あの寄稿を載せた時にも、わがハムレットは、可能か不可能か、それが問題だ、炬燵とパソコンと冷蔵庫と照明の電力だけはないと私も困るのだ、などとぼやいていたのでした。

 そこで、ついに、またまた、睡眠不足。そして本日、1999.10.20.そのほとんどの余暇を、以下のデータ調査に費やしてしまいました。

 まず、通産省資源エネルギー庁の長官官房企画調査課。電話で何度も取材方々、御意見を申し上げているので、最初に「ブラックリストに載っているでしょうが……」と、ブラックジョークをかませてから、以下の電力データを聞き出しました。なお、こういう質問をしたのは、どうやら、私が初めてのようでした。年度も古くて、1995年度です。それしか出て来ないらしいので、やはり、いい加減な仕事しかしていないのでしょう。

1) 認可出力

石炭……2,028万キロワット時

LMG……4,914

石油……5,243

(LPG含む)

水力……4.297

原子力…4,255

地熱……… 52

合計… 20,789万キロワット時

2) 年間総発電量(消費者に届くまでに少し減る。また、こちらには、その他の「新エネルギー」が少量、13億キロワット時、含まれている)

8,729億キロワット時

 この2)を一日の24時間、一年の365日で割ると、9,965万キロワット時となり、1)の半分以下となります。

 1)から原子力を引いても、16,534万キロワット時の出力があるので、これをフル稼働すると、年間総発電量は、その60%となります。

 東京電力本店の広報に聞くと、こちらは、昨年度、1998年のデータが出てきました。項目の名前は違いますが、ほぼ同じことを示しています。

3) フル稼働出力

水力………766万キロワット時

火力……3,178

原子力…1,731

合計……5,676万キロワット時

4) 年間販売量

568億キロワット時

 同じ計算で、3,030万キロワット時だから、フル稼働出力全体の53%。原子力を除くと75%。全国の数字よりも効率が良いことになりますが、この数字には、その他の「新エネルギー」は含まれていません。

 この数字を得て、元東京電力差別事件原告団の一員に質問すると、大体、そんな感じだろう、会社は、こういう数字を発表せずに原発を止めたら電力が足りないと宣伝していると答えました。ただし、交替でテストをしたりもするので、全部が稼働状態のことは実際にはないとのことです。さらに、夏のピークなどがあるので、それを計算して設備を作っているわけですから、場合によっては、「省エネ」の呼び掛けも必要でしょう。

 Y2Kも臨界事故も恐い。「命あっての物種」。「省エネ」大賛成。

 元軍国少年Aより:

 全館暖房とか、クーラーとか、「贅沢は素敵だ!」ではなくて、やはり、「贅沢は敵だ!」が正しいのです。皆様、おやすみなさい。今晩は、もう、夢枕に立たないで下さい。

 以上。