JCA-NETの理事改選について(立候補のお願い)
JCA-NET理事会 2023年6月13日
JCA-NETの理事は2年に1回改選され、今年は、改選の年です。理事は、会員のなかから立候補していただき、総会で投票承認をもらう手続きをとることになります。
立候補を希望される会員は、以下の要領で立候補の届けを出してください。
・お名前
・メールアドレス
・立候補にあたっての自己紹介や抱負など 400字から800字程度
以上を下記のメールアドレス宛に送信してください。
board@jca.apc.org
・立候補の締め切り
6月28日一杯
理事についての参考情報
●仕事
理事の仕事は、JCA-NETの会員組織の活動のための様々な取り組みを担うことになります。多くの市民運動団体と同様、JCA-NETはNPOなどの法人格を取得していない任意団体、いわゆる「人格なき社団」です。現在実際に行なっている活動はおおよそ以下になります。無給。勤務時間などの縛りはなく、ボランティアベースでの活動になります。
・公式ホームページの管理・情報発信
・会員向けのニュース「members」の作成と発信
・年に1〜2回程度、シンポジウム、ワークシップなどの集会の開催
・海外の連携している団体との交流(主に、共同声明などへの賛同依頼などへの対処)
・JCA-NETが加盟しているAPC(進歩的コミュニケーション協会)との連絡あるいは情報交換や交流
・インターネットや情報通信に関連する分野での政府や企業の動向に対して異論や反対の意思表示などの行動(関連団体と共同で行なう場合があります)
・毎月開催のセミナーの運営(オンライン)
・年1回の総会の準備(年度ごとの活動方針や活動報告などの作成)
・会費の徴収
・インターネット関連サービスを委託している市民電子情報網POENとのネットに関する情報共有やサービス改善などについて
理事会の運営は、コロナ以降主に、理事会メーリングリストでの日常的な情報交換とオンラインでの会議に基いています。メーリングリストでの意思形成が最近では主になっています。以下、幾つかの論点をQ&A形式でお示しします。参考にしてください。
●理事になるための資格とは
JCA-NETの会員であること、これだけです。
●規約などはどこにあるのか。
下記にあります。
https://www.jca.apc.org/jca-net/kiyaku
なお規約に常任理事会やいくつかの下部組織の規定がありますが、これらはJCA-NETが最盛期だった時期にはありましたが、現在は、会員数も減少しており、これらは存在せず理事会のみが組織としては存在していることになります。
●現在の理事の顔ぶれを知りたい
下記にあります。
https://www.jca.apc.org/jca-net/ja/node/123
●昨年の総会の資料はあるか
下記にあります。
https://www.jca.apc.org/jca-net/ja/node/221
●これまでのJCA-NETの活動を知りたい
下記のInternet Archive(Wayback Machine)サイトに1999年以降のJCA-NETのウエッブの記録が残されています。
https://web.archive.org/web/20230000000000*/jca.apc.org
●実際に理事になったときの時間的な負担はどのくらいあるのか
・理事会のメーリングリストへの投稿が週に数件あるのでこれを確認し、場合によっては返事などをしていただく、また、オンラインの理事会が年数回ある程度です。
・理事会という名称が堅苦しいのですが、JCA-NETの活動に関心をもっていただき、ご自身が日ごろから関心をもっている課題や取り組んでいる活動との関連で、意見や問題提起などをしていただいたり、議論に参加していただくなど、アドバイザー的な活動を主に担っていただくことで十分その役割を果せます。具体的に何か課題を担う場合は、この限りではありません。
●理事の役割分担
会計担当(今期まで多々良理事、来期は暫定的に小倉代表理事が兼任)、APCとのやりとりは浜田理事が主に担当していますが、とくに明確な役割分担があるわけでありません。各理事とも、他の仕事や活動との兼務なので、それぞれの事情や問題意識との兼ね合いで、JCA-NETに寄与してもらえる範囲で、仕事を担っています。
●理事はネットの技術的な知識が必要か
必ずしも必要ではありません。一般の会員の皆さんと同じようなネットのスキルであれば十分です。もちろん技術的なノウハウに詳しいとか、あるいは関心がある、ということであればそれに越したことはありません。むしろ、JCA-NETの会員によるネットの利用や、一般的なネットをめぐる社会や政治の動向を把握しつつ、今JCA-NETに必要とされている取り組み課題が何なのか、などの問題提起などしていただけることが重要だと考えています。
●外国語ができることが条件か
条件ではありません。外国語ができなくても構いません。海外団体との交流は、英語などができる者が担当します。理事会へは日本語に訳すか概要を記して投稿します。これらの数は多くはありません。
●JCA-NETの理事会が抱えている喫緊の課題は何か
・理事会の組織に関していえば、現在ジェンダーバランスには大きな問題があります。現状では女性の理事やジェンダーマイノリティの理事がゼロの状態です。ネットをめぐるジェンダー問題の深刻さを踏まえたとき、当事者の参加が不可欠だといえます。
・また、会員が全体として高齢化しているなかで、最近の目まぐるしいネット関連の技術「革新」や制度の改変に対して、高齢者がますます脆弱な状況に置かれたり、あるいはネット環境における社会的排除を被るような事態がみられており、高齢の会員ユーザーのセキュリティやプライバシー防衛も課題です。
・上記の高齢者対策は、高齢活動家対策として一般的に市民運動や労動運動の担い手へのサポートとしても重要な取り組みになっています。
・また、日本にはインターネットなどサイバー領域を主要な活動分野としている人権団体がなく、この点が、日本の監視社会化を政府や企業の言いなりに展開させている原因にもなっています。こうした分野でも活動をしていく必要に迫られています。
以上は、課題を網羅したものではなく、例示として挙げたものです。実際には、理事会などでの議論で具体的な取り組みを詰めていくことになります。
●更に問い合わせたいときの連絡先はどこか
代表理事 小倉宛に電話あるいはメールを下さい
070-5553-5495
toshi@jca.apc.org