X.Org Foundation の理事改選、候補者不足で立候補・推薦期限を 2 週間延長

2 days 1 hour ago
headless 曰く、X.Org Foundation では毎年理事の半数を改選するが、今年は候補者が足りずに選挙を開始できず、立候補・推薦期限を 2 週間延長している (メーリングリストでのアナウンス、 Phoronix の記事)。 X,Org Foundation の理事の定数は 8 名、任期は 2 年間となっており、年に 1 回の選挙で 4 名を改選する。選挙では得票数の多い 4 名が理事となるが、競争は激しくないようだ。過去には立候補・推薦期限を延長した末にようやく 4 名の候補者が確保できた年や、選挙成立に必要な最低投票率の 25% をぎりぎり上回った年もある。 今年の立候補・推薦期限は 3 月 19 日に設定されていたが、23 日になって 2 週間の延長が発表された。新しい期限は 4 月 2 日 23 時 59 分 (UTC、以下同)。候補者名簿は 4 月 10 日に発表され、同日から候補者の質疑応答が始まるとのこと。投票に必要な会員登録・更新期限は 4 月 9 日となっている。

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X.Org 7.3 Released 2007年09月08日

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信頼に足る独立したオープンソースの AI エコシステムを構築する Mozilla.ai

5 days 22 hours ago
headless 曰く、Mozilla は 22 日、信頼に足る独立したオープンソースの AI エコシステムを構築する Mozilla.ai スタートアップとコミュニティに 3,000 万ドルを投資すると発表した (The Mozilla Blog の記事、 Phoronix の記事、 The Verge の記事)。 AI が今年最も話題になったものの一つになることは間違いなく、Stable Diffusion や GPT-4 のような最新の AI ツールはインターネットだけでなくコミュニケーションや創造性、社会全体に対する我々の見方を再形成しつつあるという。その一方で「おすすめエンジン」のような既存の AI ツールもより強力になり、数十億人の暮らしに影響を与え続けている。 新しい AI の波が盛り上がる中、「何ができるか」「人々がどれだけ利益を得るか」といった期待だけでなく、「何が悪い方向に向かうか」「それにどう対処するか」といった強い不安も感じる。ソーシャルメディアとスマートフォンとともにあった 20 年間が我々を疑い深くさせているとのこと。 これらの疑問に答えるべく、既に Mozilla では信頼に足る AI の概要を考えてきたほか、コミュニティを動かして問題点を記録し、スタートアップへの投資を行ってきた。これからの AI の波は人々の暮らしを豊かにする非常に大きな可能性を秘めているが、そのためには人を中心に置いた透明性や責任を重視する、旧来とは異なる考え方でテクノロジーを設計する必要があるという。しかし、現在は旧来の考え方が主流であり、Mozilla はそれを変えていきたいとのことだ。

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ソースコードの中で罵倒してる?

1 week 3 days ago
カールスルーエ工科大学の学生、Jan Strehmel 氏が C 言語で書かれたオープンソースコードを調べたところ、罵倒語を含むソースコードがコーディング標準により準拠していたそうだ (論文: PDF、 Ars Technica の記事)。 調査は GitHub で公開されている C 言語のオープンソースコードを用い、Strehmel 氏の所属する研究グループが開発したオープンソースのコーディング標準準拠チェックツール「SoftWipe」で 10 点が満点となる評価を行っている。対象は 300 個以上の英語の罵倒語のうち少なくとも 1 個含む 3,800 件以上のリポジトリと、罵倒語を含まない 7,600 件以上のリポジトリとなっている。 SoftWipe による評価は罵倒語を含まないリポジトリで中央値 5.41 (信頼区間 5.38-5.45、標準誤差 0.02)、罵倒語を含むリポジトリで中央値 5.87 (信頼区間 5.81-5.93、標準誤差 0.01) となり、罵倒語を含む方が 0.5 点ほど高くなっている。普段から自分の各ソースコードでしばしば罵倒語を使う指導教授の Alexandros Stamatakis 氏はこの結果を聞き、「cool」と思ったそうだ (残念)。 Strehmel 氏は同じ研究室のメンバーから Linux のソースコードに多数の罵倒語が含まれるというグラフを見せられて今回の研究を思いついたという。Linux 開発者の Linus Torvalds 氏は罵倒表現でも知られるが、Linux のソースコードでは 2018 年の Code of Conduct 更新を境に「fuck」が急減したようだ。スラドの皆さんはソースコード内で罵倒しているだろうか。

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Linuxのソースコードでコメントの「fuck」を「hug」に置き換えるパッチ、その是非が議論に 2018年12月02日
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OSSを信頼すると同時に検証せよ

1 week 5 days ago
日本シノプシスは14日、研究機関「Cybersecurity Research Center(CyRC)」が、企業の合併・買収の際に棚卸しした1703のソフトウェアを対象に匿名化したデータを分析したオープンソース·セキュリティ&リスク分析レポートに関する説明会を開催した(オープンソース·セキュリティ&リスク分析レポート、ZDNET Japan、IT Leaders)。 この分析によると、リスク診断を実施した1480のコード中、既知の脆弱性を一つ以上含んでいた割合は84%あったという。これは昨年比で4%の上昇だったそうだ。また、4年以上前のコードを含む割合は89%(こちらは昨年比4%上昇)だった。また、CyRCが2022年中に調査した企業が使用するソフトウェア1703本中、OSS(オープンソースソフトウェア)を含む割合は96%におよび、全コードにOSSが占める割合は76%だった。脆弱性を含むOSSの割合は84%で、ライセンスの競合が見つかったOSSは54%など増加傾向にあるとされる。 日本シノプシスの吉井雅人氏は「OSSを信頼すると同時に検証せよ。OSSのセキュリティはビジネスリスクに直結する。自らの責任でセキュリティを確保すべきだ。SBOM(ソフトウェア部品表)によるコンポーネントの可視化」が重要だと述べていたとのこと。

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Linux Foundation から支援を受けることの是非、FOSS コミュニティで意見が分かれる 2022年11月19日
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GitHubがIPMItoolをBAN

1 week 6 days ago
あるAnonymous Coward 曰く、IPMI管理ソフトウェアIPMItoolの GitHubレポジトリがアカウントごと凍結されている。開発者の所属企業がアメリカの輸出規制制裁リスト入りしたことが関係しているとみられる(また佐渡さんのツイートが元ネタかい) 開発者によるLinkdInへのコメント (後半のみDeep-L訳)彼らの、控えめに言っても奇妙な決定が、長期的には誰にも影響を与えないことを心から願っていますが、私は今、オープンソースコミュニティと政治(ちなみに、私は一度も参加したことがありません)を分離する、より敵意のないサービスを探しているところです。 (2018年にSourceForgeからGitHubへ移行していた) IBM や Oracle 等のサーバベンダが自社サーバの管理手順としてIPMItoolを紹介している事例がたくさんあるがリンクは省略。その他のIPMI関連ソフトウェアのオープンソース実装はこんな感じ(ArchLinuxのWiki) Sourceforgeに置かれているIPMItoolの公式の説明によるとアカウントが停止されたのは3月1日だったそうだ。現在は更新を停止したSourceforgeのプロジェクトページが唯一の連絡手段になっているとのこと(IPMItool News)。この件に関してはPhoronixやSemperUpdateといった海外サイトでも報じられている(Phoronix、SemperUpdate)。

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中国の大手サーバー企業の禁輸指定でNVIDIAとAMDが対応に苦慮 2023年03月11日
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法務省の「登記所備付地図」データを活用する法務省地図XMLアダプトプロジェクト

1 week 6 days ago
以前に取り上げたように法務局が採用している地図データ「登記所備付地図データ」が1月から無償公開されているが、そのデータを活用したサービスが多数登場しているという。INTERNET Watchの記事によると、公開直後はG空間情報センターへのアクセスが集中し、一時つながりにくい事象が発生してしまったほど需要があったとされている(INTERNET Watch 、法務省地図XMLアダプトプロジェクト)。 しかし、データの内容は専門的なものであり、地図データの取り扱いに関する知識を持たない人が簡単に利用できるものではない。そこで、データの配布方法やファイルフォーマットに関する課題を解決し、公開された地図データをより利用しやすくするために、地理空間情報に詳しいエンジニアや研究者の有志による「法務省地図XMLアダプトプロジェクト(Adopt Map XML:AMX Project)」が開始されたという。 プロジェクトでは地図データを活用するのに便利なファイル変換ツールや可視化ツールなどを提供している。また地図の上に重ねて分かりやすく可視化したサイトなども登場しているとのこと。

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法務省、法務局の地図データを無料化へ 2023年01月23日
国土交通省の「Project PLATEAU」が、東京23区の3D都市モデルを無償公開 2021年04月02日

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オープンソースのマルチツール「Flipper Zero」がブラジル当局に押収される

1 week 6 days ago
ブラジルの電気通信庁(Anatel)がオープンソースのマルチツールデバイス「Flipper Zero」の輸入を差し止めたという。Flipper Zeroは「ギーク向けのポータブル・マルチツール・デバイス」として販売されている製品で、電子回路図やファームウェアがオープンソース化されている(Electronic Frontier Foundation、GIGAZINE)。 Kickstarterでクラウドファンディングで資金調達に成功したFlipper Zeroは、2022年1月から順次注文した人への出荷が開始されていたそうだ。しかし、ブラジルの購入者からは「Flipper Zeroが届かない」という報告が相次いでいたという。Flipper Zeroは、その玩具のような外観に反して、NFC・Bluetooth・赤外線通信など多数の無線通信規格に対応する本格的な性能を備えており、デジタルキーをクローニングしたり、RFIDをエミュレーションしたりできる機能がある。このため第三者が自動車や玄関のスマートロックを解除するといった犯罪に使われることが懸念され、ブラジル当局により差し止められたようだ。

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レオパレス21が賃貸物件44万戸に「スマートロック」を採用 2022年01月26日
スマートロックサービス「Qrio」でネットワーク障害。発生から4日が経過 2021年12月01日
アプリで開閉するレンタカーから山奥で締め出し、再検証でも原因は不明 2021年08月13日
玄関ドアのスマートロックにまつわるトラブル。インターホン経由で屋外から解錠へ 2021年08月05日
Googleオフィスで導入されていたIoT錠、従業員によってハックされる 2018年09月06日
4年前にクラファンで募集したボードゲーム完成。総重量18kg 2023年03月24日

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郵便局が有志作成のポストマップと提携、郵便ポストの正確な位置情報公開へ

2 weeks 1 day ago
Togetterにまとめられている話題だが、日本郵便では実は管轄している18万本の郵便ポストの正確な位置(緯度経度情報)を把握していない状況だったそうだ。このため現時点では、ユーザー向けにポストの位置を案内するようなサービスは日本郵便からは提供されていない。これを改善するために2023年10月頃に郵便ポスト情報を公開することを計画しているという(Togetter、郵便局データの活用とプライバシー保護の在り方に関する検討会(第4回)配付資料)。 似たようなポストの位置情報を持つものとしては、有志が情報を持ち寄る形で運用しているポストマップがある。ポストマップは有志の一般人からのポストに関する投稿を管理人が承認して公開する仕組みとなっている。ポストの写真や郵便物の回収時間や位置情報などが網羅されている。日本郵便は10月公開の新サービスに関しては、自身での情報収集するにはコスト負担が大きいこと、試験調査段階ではポストマップの提供するデータの精度が非常に高かったことなどから、ポストマップのデータ提供を受けることに決めたとのこと。 ポストマップにデータを提供しててきたポストマッパーと呼ばれる有志からは「こんな日が来るとは。感無量」といった声も出ている模様。

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関連ストーリー:
施錠された郵便受けを勝手に開けて入らない定形外郵便を配達して問題に。埼玉 2022年01月20日
静岡市にプラモデル風にされた郵便ポストがお目見え 2021年03月17日
UNISYSがあらゆる罪を謝罪 2001年08月18日

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イーロン・マスク、Twitter のオープンソース化を示唆

1 month ago
イーロン・マスク氏がTwitterのアルゴリズムをオープンソースにする計画を語っている (BetaNews の記事、 マスク氏のツイート)。 マスク氏は世界最大の非営利組織を440億ドルで購入したとツイート。これを受けてゲーム開発者のデレク・スマート氏はオープンソース化すれば本当に感銘を受けるだろうと返信した。 これに対してマスク氏は、来週アルゴリズムがオープンソース化されたらがっかりするだろうとしつつ、急速に改善されていくだろうとも述べている。ただし、マスク氏がどの程度真剣なのかは不明だ。スラドの皆さんのご意見はいかがだろうか。

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関連ストーリー:
Twitter、イーロン・マスク氏のツイートをすべてのユーザーに見せるためシステムを「修正」 2023年02月17日
イーロン・マスク氏、優良bot向けに書き込み専用APIを無料提供するとツイート 2023年02月07日
イーロン・マスク氏のミームの著作権を主張する多数の DMCA 削除要請 2023年02月01日
ギネス、孫正義氏に代わりイーロン・マスク氏を個人資産の損失額が最高額と認定 2023年01月26日
TwitterのマスクCEO、「後任が見つかり次第辞める」宣言 2022年12月22日
マスク氏、コードレビュー結果で50人を解雇 2022年11月28日
Twitterでイーロンマスクに反論したアプリ担当者、クビに 2022年11月18日
Twitterのソースコードが凍結、Teslaのエンジニアがコードレビュー中 2022年11月11日
ニューヨーク証券取引所、Twitterの上場廃止計画を米証券取引委員会に報告 2022年10月29日
イーロン・マスク愛用ボット判定ツール開発者曰く、判定はユーザーの匙加減次第 2022年08月21日
Twitterがイーロン・マスクを提訴 2022年07月14日
イーロン・マスク、Twitter に買収合意打ち切りを通告 2022年07月10日
Twitterがイーロンマスクによる買収に合意。非上場化へ 2022年04月27日
Twitter、イーロン・マスクの敵対的買収に対抗してポイズンピルを発動 2022年04月16日
イーロン・マスク、Twitter 株の 9.2 % を取得し筆頭株主に 2022年04月05日
3月7日未明にTwitterで複数の障害。原因はAPIの仕様変更か 2023年03月08日
イーロン・マスク氏、従業員を中傷し謝罪に追い込まれる 2023年03月10日
GitHub で公開された Twitter のソースコード、DMCA要請により削除 2023年03月30日
MetaがTwitter対抗のSNSを検討中との報道。イーロン・マスクはコピーキャットと嘲笑 2023年03月14日

headless

core-jsの開発者、支援を求める

1 month 1 week ago
高い人気を誇るオープンソースのJavaScriptライブラリ「core-js」は、オープンソースのJavaScriptトランスコンパイラであるBabelにも組み込まれ、多くのウェブサイトに利用されている。しかし、core-jsのメンテナンスを一人でおこなっていた開発者のDenis Pushkarev(zloirock)氏は、ついに家族を養えなくなったとして支援を求める記事をGitHubで公開した(GitHub内での告知、GIGAZINE)。 経緯の詳細はGIGAZINEの記事などを見ていただきたいが、同氏はロシアで暮らしているが、2019年4月に泥酔して道路で寝ていた若者をオートバイでひき殺す事故を起こし、800万ドル(当時のレートで約880万円)の和解金等を支払えなくなったことから最終的に刑務所に収監されたそうだ。その後も賠償金の支払いが終わっていないため、完済するまでロシア国外に出ることはできないという。またロシアによるウクライナへの侵略行為の影響で誹謗中傷などを受けたりもしていたようだ。 こうした事情などから生活に困る状況になっていることから、core-js無料のオープンソースプロジェクトとして維持するための支援を求めている。財政的支援が得られない場合は、「core-js」を商用プロジェクトにして資金をまかなうか、フルタイムの仕事を得て「core-js」の作業を減らすとしている。

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企業にオープンソースプロジェクトを支援させる方法 2022年03月02日
Google、Android端末メーカーへのアプリ有料提供など、欧州での新ライセンスオプションを発表 2018年10月20日
elementary OS: 無料ダウンロードするユーザーに「$0」と入力させる理由 2015年02月15日
GNOME Foundation、資金切れに 2014年04月18日
政府の人事と給与はLinuxが守る 2003年07月09日
ウクライナ政府、架空のソ連を舞台にしたゲーム「Atomic Heart」の配信停止を要求 2023年02月27日

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Microsoft、Visual Studio Codeにプロファイル機能の追加などのアップデート

1 month 2 weeks ago
Microsoftは3日、コードエディタ「Visual Studio Code」の最新版となるJanuary 2023(バージョン1.75)をリリースした(January 2023 (version 1.75)、TECH+、窓の杜)。 拡張機能や設定、ショートカットなどをひとまとめにしたプロファイル機能の追加がおこなわれており、職場での利用と趣味での開発でプロファイルを分け、状況ごとに切り替えて使うことが可能となった。VS Marketplaceに公開された拡張機能にデフォルトで署名が付けられるようになったとしている。検証に失敗した場合はインストールされなくなり、「タイポスクワッティング」と呼ばれる攻撃をある程度回避できるようになった。同時に複数のビューのサイズを変更できるといった変更などもおこなわれている。

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GitHubのテキストエディタ「Atom」、開発終了が発表される 2022年06月11日
Microsoft の GitHub リポジトリ人気トップ 10 2022年05月08日
GitHub Copilot がブロックする語句のリスト 2021年09月07日
Visual Studio Codeが天下統一へ 2021年07月27日
悪意あるPyPIパッケージ発見される、タイポスクワッティング狙いか 2023年02月20日

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Dashlane、モバイル版パスワードマネージャーのソースコードを公開

1 month 3 weeks ago
headless 曰く、パスワードマネージャーサービスの Dashlane がモバイルアプリのソースコード (Android版 / iOS版) アプリをGitHubで公開した (Dashlane Blog の記事、 BetaNews の記事)。 ライセンスは Creative Commons Attribution-NonCommercial 4.0 で、誰もが Dashlane モバイルアプリのコードを監査して仕組みを理解できるようにするのが主な目的だという。現在のところ貢献を受け付けられる状況にはなく、セキュリティ上の問題は Hacker One のバグ報告報奨金プログラムで報告する必要があり、コードベースの改善点は Issue を開くか電子メールで連絡する必要がある。将来的には貢献者が改善点の提案を GitHub 上で直接行えるようにしたいとも考えているとのこと。なお、各プロジェクトのファイルは一部非公開のものがあり、公開されたソースコードだけでアプリをビルドすることはできないとのことだ。

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Apple Lisa、40 周年に合わせてソースコードがリリースされる 2023年01月25日
Metaが同社の大規模ソースコード管理システム「Sapling」をオープンソース化 2022年11月21日
AdGuard、世界初の Manifest V3 ベース広告ブロッカーを公開 2022年09月03日
キングジムの「テプラ」やパスワードマネージャーに脆弱性が見つかる 2022年01月20日
カスペルスキー製パスワードマネージャーに脆弱性。同じ時刻に同じパスワードを生成 2021年07月12日
奇想天外なパスワード規則のウェブサイトを掲載する『Dumb Password Rules』 2023年02月21日

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開発版のWine 8.1もリリース

1 month 3 weeks ago
先日、安定版となるWine 8.0がリリースされたばかりだが、開発バージョンであるWine 8.1に関してもリリースされた。8.1では27個のバグが修正されたほか、安定版リリースのために一時停止されていたコードのクリーンナップ作業、新規prefix作成時のWindowsバージョンが10になる変更がされているそうだ。このほか、「Anno 1800」、「Dungeons and Dragons Online」、「Galaxy Adventures」といったゲーム実行時に生じていた問題なども対処されている模様(WineHQ、GamingOnLinux)。

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Wine 8.0 リリース 2023年01月30日

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GitHub を利用する開発者、1 億人を超える

1 month 4 weeks ago
headless 曰く、GitHub を利用する開発者が 1 月 25 日、公式に 1 億人を超えたそうだ (The GitHub Blog の記事、 On MSFT の記事)。 GitHub では 2018 年 11 月 8 日にリポジトリ数が 1 億件に到達しており、この時点での開発者数は 3,100 万人だった。2019 年 11 月には 2025 年までに開発者 1 億人を達成するという目標を掲げたが、2 年早く達成したことになる。 現在の開発者はテクノロジー企業のためにソフトウェアを構築する人のみにとどまらず、世界各地のさまざまな業界で働き、余暇にコードの改造や設計、ドキュメンテーションを行う人のほか、オープンソースプロジェクトに貢献する人や科学的な研究を行う人なども含まれるという。 そのため、GitHub ではすべての開発者の本拠地として機能すべく、GitHub Copilot や GitHub Next の開発を進めているとのことだ。

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関連ストーリー:
GitHubのリポジトリ数が1億件に到達 2018年11月12日

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Wine 8.0 リリース

2 months ago
「Wine」の最新版「Wine 8.0」が公開された。毎年1回実施されているメジャーバージョンアップで、今回リリースされた「Wine 8.0」では、この1年間に寄せられた8600以上もの変更が反映されているという。大きなものとしては、PE(Portable Executable:Windowsの実行ファイル形式)フォーマットへの変換が完了し、すべてのモジュールがPEフォーマットでビルドできるようになったことなどがあるとしている。このほか、「WOW64」サンクがほぼすべてのUnixライブラリに対して実装され、32bitのPEモジュールが64bit Unixライブラリを呼び出せる改善が図られたとしている(WineHQリリース、窓の杜、ubunlog)。

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Windows 11のメモリ整合性無効化でIntel Arcのパフォーマンスも向上するという報告 2022年11月06日
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Valve、Steamが利用できる携帯ゲーム端末「Steam Deck」発表。Zen2とRDNA2採用 2021年07月16日
カプリソーネ早飲み、ギネス世界記録は16秒65 2021年03月27日
開発版のWine 8.1もリリース 2023年02月07日

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FSF 内規 20 年ぶりの改定、理事会に職員が加わることを明文化

2 months ago
Free Software Foundation (FSF) は 1 月 24 日、内規の改定を発表した (ニュースリリース、 Phoronix の記事、 FSF 内規改定版)。 FSF の内規改定は 20 年ぶりであり、細かい文言の変更や連絡方法の変更 (郵便または電報 → 電子メール、電話連絡で留守番電話への録音が許容される) などが中心だ。大きな変更点としてはこれまで 2 つあった第 4 条のうち 2 つ目が第 5 条となっている。第 5 条第 1 項では労働組合に加盟する FSF 職員が互選した「UAW Designee」が FSF 理事会のメンバーに加わることが追加されており、第 12 項では可決に必要な票数としてこれまでの過半数に加えて圧倒的多数 (66%) が設定されている。 FSF では 2021 年に職員が互選した Ian Kelling 氏が理事に就任しており、第 5 条第 1 項の改定はこれを明文化するものとなる。第 12 項に新設された圧倒的多数が必要な採決としては、GNU 著作権ライセンスを含む新たなライセンスの策定開始と新たなライセンスの発行、および既存ライセンス改定版の発行が挙げられている。

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FSF、運営の透明性や倫理性等を向上させる 2 つの方策を発表 2021年12月21日
NASA、オープンソースソフトウェアの正しい定義を用いるよう科学者に勧告される 2021年11月09日
GCC、著作権をFSFに割り当てなくても貢献可能になる 2021年06月06日
FSF、RMS談話と理事会の声明を公開 2021年04月16日
FSF運営チーム、執行役員をはじめ3名が辞任へ 2021年04月03日
RMSとRMSを復活させた理事会全員の解任をFSFに要求する公開書状 2021年03月27日
RMS、FSF理事に復帰 2021年03月24日
FSF、優先度が高いフリーソフトウェアプロジェクトのリスト更新に向けたフィードバックを募集 2020年11月03日
FSF、Windows 7のソースコードをコピーして返送できるようMicrosoftにHDDを送る 2020年02月19日
FSF、Windows 7をフリーソフトウェア化して「価値を高める」よう求める 2020年01月28日
FSFとGNU、今後のお互いの関係について意見を募集 2019年10月10日
RMS、GNUプロジェクトは今後も自ら率いていく考え [追記2件] 2019年09月30日
Richard Stallman、FSFおよびMITを辞職 2019年09月17日
RMS、Microsoft本社で講演する 2019年09月07日

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Apple Lisa、40 周年に合わせてソースコードがリリースされる

2 months ago
headless 曰く、Apple Lisa の 40 周年に合わせ、Computer History Museum (CHM) が 1 月 19 日にソースコードをリリースした (CHM のブログ記事、 Ars Technica の記事 [1]、 [2]、 The Register の記事、 ダウンロードページ)。 1983 年 1 月 19 日に発売された Lisa は GUI で操作する初期のパーソナルコンピューターの一つ。プリエンプティブマルチタスクに対応し、アイコンのドラッグ&ドロップや移動可能かつ重ねて表示可能なウィンドウ、アンドゥ・カット・コピー・ペーストといったショートカットキー、メニューバー、ゴミ箱、コントロールパネルなど現代的な GUI ベース OS のさまざまな要素を定義した。しかし、現在の貨幣価値で 3 万ドルを超える 9,995 ドルという高価格で売り上げは振るわなかった。1984 年には低価格な Lisa 2 シリーズも投入されたが、Apple は同時に発表したより低価格な Macintosh に注力するため 1985 年には Lisa を廃止した。 Apple の許可を得て CHM がリリースしたのは 1984 年の Lisa OS 3.1。Pascal で書かれた 1,300 以上のコメント入りソースファイルからなるソースコードのダウンロードサイズは 7 MB、展開すると 26 MBになるという。ライセンスは非商用で教育や研究向けの利用のみが認められる Apple Academic Licenseとなっており、合意して名前と電子メールアドレスを入力すればダウンロード可能になる。

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Apple、40周年を迎える 2016年04月02日
期待外れ、あるいは失敗に終わった10大テクノロジ 2009年05月18日
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Lisaエミュレータ作者、Ray Arachelianインタビュー@Low End Mac 2007年04月02日
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nagazou

Mozc用辞書「Mozc-UT」の公開終了

2 months 1 week ago
はるかみさんの記事によると、Linux環境(Unix環境を含む)の日本語入力を支えていた、Mozcdic-UTプロジェクトが終了したそうだ。経緯についてはタレコミや元記事を見ていただきたいが、同氏はMozcdic-UTの代替物としてMozcdict EXTの開発に着手しているという(Chienomi:Mozcdic-UT (Mozc-UT)が終わった話と、代替品を開発してる話)。 また別のタレコミでもこの件と直接関係はあるかは不明だが、tokuhiromさんがLinux用の日本語IMEを作っているという話題が出ている。こちらに関しては開発は始まったばかりのようだが、mozcに近い感じの構成を目指しているとのこと(最近またLinux用の日本語IMEを作っている、GitHub:akaza)。 あるAnonymous Coward 曰く、広く使われていたとされるMozc用辞書「Mozc-UT」について、Twitter上でライセンス上の不透明感について疑問を投げかける投稿が何度かあり、作者本人は問題とは思っていないものの生活への影響への懸念から公開を停止、このことが波紋を呼んでいるとのこと。リンク先には・主にLinuxにおける日本語変換環境に関する困難な状況・オープンソースプロジェクトを継続する困難さ、特にモチベーション維持などについて書かれている。 kawakazuさんの日記 https://srad.jp/~kawakazu/journal/659581/ で知りました。

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Webサーバー「Apache」にアメリカ先住民から名称変更の要請

2 months 2 weeks ago
Webサーバーソフトウェアとして知られる「Apache」に、NPOから名前を変更するよう要請が来ているという。名称変更を求める声明を発表したのは、NPO「Natives in Tech」で、同団体は米国の先住民に力を与えるオープンソーステクノロジー構築を目指しているそうだ。声明を読む限り、創設者の1人であるBrian Behlendorf氏が、Apache Software Foundationが組織の名称を付ける際の経緯が気に入らなかったようだ(Natives in Techの声明、GIGAZINE)。GIGAZINEに掲載された日本語訳を引用すると(前略)「Apacheという名前にしたのは文化的流用などではなく(中略)もう少し興味深くてロマンティックな名称が欲しかったからです。ちょうどジェロニモとアパッチという部族の最期についてのドキュメンタリーを見たところで、彼らが西部、つまりアメリカ合衆国による侵略を受けて領土を手放した最後の部族だったという話で、私にとっては、我々がWebサーバープロジェクトで行っていることをロマンティックに表現しているように思えたのです」とのこと。NPO側はこの「ロマンティックな表現」という言い回しが不快に感じたとしている。Apache Software Foundation側はメンバーや理事会で対処のための代替方法を検討しているとされている。

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nagazou

自由なFedoraを作る「Freed-ora」が終了

3 months ago
自由な Fedora Linux を作る GNU Linux-libre プロジェクトの「Freed-ora」が終了した (Alexandre Oliva 氏のメーリングリスト投稿、 Phoronix の記事)。 現在の Freed-ora は Fedora 環境にインストールすると非フリーの RPM がインストールされていないか確認し、GNU Linux-libre カーネルをセットアップしてデフォルトのカーネルに設定。以降は非フリーのパッケージがインストールされないよう RPM のライセンスタグを確認するとのこと。 メインテナーを務めた Free Software Foundation Latin America の Alexandre Oliva 氏によれば、Freed-ora 開始当時の Linux は現在よりも多くのブロブを使用していたという。しかし、Freed-ora を Fedora プロジェクトの一部として維持するという提案は断られ、ソフトウェアの自由に対する Fedora の姿勢を知ることになった。Fedora から名前を変更するように求められたこともあるそうだ。 Oliva 氏は既に Fedora を使っておらず、代わりのメインテナーを探しても見つからなかったため Fedora 35 のライフサイクルが終わるまでという条件で引き続きメインテナーを務めていたという。このたび、Fedora 35 のライフサイクルが終了し、Freed-ora も終了する運びとなった。当面 Freed-ora のリポジトリは残されるが、Oliva 氏は RPM Freedom への移行を推奨している。

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