【フォトアングル番外編】横浜市長選の新人候補4人、合同演説会実施=7月20日、横浜駅西口、伊東良平撮影

1 day ago
 7月20日に横浜市長選が告示され、現職の山中竹春氏を含めて6人が立候補した。参議院選挙の投開票日と重なったため選挙運動が制限されるという異例な中で選挙戦がスタート。その影響で4人の新人は、揃って主要駅で合同演説会を行った。演説終了後、各候補は握手でエール交換を。元長野県知事で作家の田中康夫氏は今回で2度目の挑戦となる。投開票は8月3日。
JCJ

【学術会議法人化法】抗議のなか強硬 戦前の轍を踏むのか 市民・研究者400人「闘い新た」=藤森 研・山中賢司

1 day 23 hours ago
 日本学術会議を特殊法人化し、政府の管理の下に置こうとする法律が、6月11日に成立した。反対運動は、力及ばなかったが新しい結集の形を示して広がった。日本の「平和と民主主義」をめぐる一つの象徴的な攻防となった。軍事研究の「壁」崩す  2020年秋、菅内閣は唐突に学術会議会員候補6名の任命を拒否した。これは安倍内閣の時から画策されていたことが、後に情報公開裁判で分かった。拒否の理由を聞かれても菅首相は「総合的・俯瞰的に判断」という答弁を繰り返すだけだった。多くの学会や団体が抗議の..
JCJ

【出版トピックス】7月─猛暑を吹き飛ばす出版界の大ヒット・好企画=出版部会

4 days ago
◆『8番出口』初版10万部で発売・即重版 水鈴社は7月9日、川村元気『8番出口』(文庫サイズ・本体888円)を初版10万部で発売。強い反響を受け、同日には早くも2刷1万5000部の発売日重版を決めた。 同書は、8月29日公開の映画「8番出口」(配給=東宝)の監督と脚本を務めた川村氏が、自ら書き下ろした小説版。原作の無限ループゲームは2023年にリリースされ、全世界で社会現象になるほどの人気を集め、累計180万のダウンロードを記録している。 発行元の水鈴社(東京都渋谷区)は、設..
JCJ

【焦点】台湾有事 戦争回避の道 ASEANと連携強化 米中緊張緩和へGDP4位と6位タッグを 対米追従から独立自尊へ 布施祐仁氏オンライン講演=橋詰雅博

5 days ago
 東アジアにおける紛争の火種は台湾有事だ。宿願の統一をめざし中国が台湾に侵攻と喧伝する米国と日本は、軍備増強の中国への抑止力という名の下で日米軍事一体化による対中臨戦態勢を進める。台湾有事では「日本は最前線に立つ」と3月末に来日したヘグセス米国防長官は明言した。敗戦後80年、非戦の日本が戦争に加担しない道はないのか。『従属の代償 日米軍事一体化の真実』(講談社現代新書、昨年9月刊行)の著者のジャーナリスト・布施祐仁氏は=写真=5月20日JCJオンライン講演で「回避の道」を提示..
JCJ

【連続公開講座】フジから見えた テレビの未来=河野慎二

5 days 23 hours ago
「市民とともに歩み自立したNHK会長を求める会」は5月25日、連続公開講座「フジテレビ問題からテレビの未来を考える」を第1回目として開催した。業界の3大病巣  田淵俊彦・桜美林大学教授(テレビ東京出身)は講演で、「フジは23年5月の事件発生時から、性暴力、性被害の事実を知っていたが、日枝(元社長の支配)体制下で現場が経営にモノが言えない弊害が出て、1年半も事実を隠蔽した」と批判。 「テレビ業界には①隠ぺい主義②横並び体質③忖度の3大病巣がある」と指摘した上で「今回の問題をテレ..
JCJ

【お知らせ】出版流通を振り返り・未来を議論するセッションの開催=出版部会

6 days 23 hours ago
 2022年、日本出版学会出版産業研究部会では『平成の出版が歩んだ道――激変する「出版業界の夢と冒険」30年史』をテーマに、平成の出版産業を振り返った。それから3年の短い間に、出版産業をめぐる動きは大きく変わり、特に出版流通は大規模な変化に直面しようとしている。 そのような状況において、このたび能勢 仁・八木壯一・樽見博『出版流通が歩んだ道――近代出版流通誕生150年の軌跡』が刊行された。 著者の一人・能勢仁さんから本書の2・3章の内容を下敷きに、「第4章 出版業界の生き残り..
JCJ

【放送フォーラム】「死の行進」制作体験聴く=小滝一志(放送を語る会)

1 week 2 days ago
 「放送フォーラム」(JCJも協賛)が5月24日、「戦後80年の節目に戦争をどのように伝えていくか」をテーマに開かれた。昨年度JCJ賞を受賞したSBC信越放送「78年目の和解―サンダカン死の行進・遺族の軌跡」を制作した湯本和寛記者を迎え、その制作体験を聴いた。 番組は、太平洋戦争末期、ボルネオ島北部で起きた「サンダカン死の行進」の犠牲者遺族が和解を模索し、日本軍兵士、英・豪軍捕虜、現地ボルネオの人々や華僑らが、立場の違いを超えてともに慰霊祭を営むまでを描いた50分のドキュメン..
JCJ

【Bookガイド】7月の“推し本”紹介=萩山 拓(ライター)

1 week 2 days ago
 ノンフィクション・ジャンルからチョイスした本の紹介です(刊行順・販価は税別)◆金子勝『フェイクファシズム─飲み込まれていく日本』日刊現代 7/15刊 1500円 トランプ大統領は日本に25%の関税を突きつけた。関税を武器に力の外交交渉を進め、世界の経済秩序を脅かしている。さらにロシアのウクライナ侵攻、イスラエルのガザ市民虐殺など、世界はまさに「カタストロフ」の渦中に置かれている。この世界の大危機に、どう立ち向かうか。日本を創りかえるための基礎政策を提言する。 著者は1952..
JCJ

【オピニオン】天皇広島訪問 児童動員「お出迎え」「提灯奉迎」県、市、教委後援 裏には日本会議=沢田 正(広島支部) 

1 week 4 days ago
 戦後80年に合わせた19~20日の天皇、皇后の即位後初の広島訪問では、市内の小学校2校の児童約100人が社会科授業として「お出迎え」に動員されたほか、夜の行事「提灯(ちょうちん)奉迎」への参加呼びかけチラシが、市内全小学校の5、6年生と市立高生全員に配布された。 主催団体の名誉会長は知事。戦前回帰を思わせる動きに、教育・市民団体、被爆者団体、労組などが、「児童・保護者の思想・良心の自由を侵害する」。「奉迎行事が天皇・皇后の政治利用に道を開くと危惧される」として「学校行事とし..
JCJ

【JJC広島】8・6式典 「平和公園」規制の愚 市民の表現活動を規制するな 「平和宣言」に市民の意思反映を=難波 健治

1 week 4 days ago
 戦争の暗雲が世界を覆い始めた。その雲の背後には核兵器の姿が見え隠れする。これが戦後80年の現実である。「被爆復興80年」を掲げた被爆地・広島も例外ではない。被爆地の行政が、率先して戦争への道づくりを先導し、「平和都市」の内実を掘り崩す。この間、広島で続いた「平和」の変質は目と耳を疑うばかりだ。それに抗い、修正して「平和」に繋がる軌道に立ち戻るにはどうするか。その力の源をどこに求めれば良いのだろうか。市民を締め出す 5月23日、広島市は今年8月6日の平和記念式典の開催要項を発..
JCJ

【再審法改正】開け開かずの扉 超党派議連の改正案、継続審議=古川 英一

1 week 6 days ago
 会場のスクリーンに袴 田巌さんと姉のひで子さ んの穏やかな日常のビデ オが映し出され、ひで子 さんが「再審法の改正を 早急にしてほしい。今も 多くの冤罪被害者が苦し んでいる」とメッセージ を伝えた。 5月26日に東京で開かれた 「再審法の改正をめざ す市民集会」の一コマだ。集会は市民の力で議員立法による国会での再審法改正を後押ししようと開かれた。 冤罪と闘い続けた袴田巌 さんの無罪確定 は、事件発生から実に58 年が経った去年のことだ。 時を同じくして同 年3月国会で、再..
JCJ

【出版トピック】IT関連書籍の出版社・秀和システムが法的整理へ=出版部会 

1 week 6 days ago
 IT・ビジネス関連書籍を手がける出版社・秀和システム(東京都江東区)が、7月1日付で法的整理および出版事業を他社に譲渡する手続きに入った。 1974年に秀和システムトレーディングとして設立後、1981年からパソコン周辺機器の開発を手がけた。82年にはパソコン周辺機器の解説本などで出版事業に参入。88年からパソコン入門書「はじめての」シリーズを展開し、多くの読者を獲得。95年に秀和システムに商号変更した。 2021年には子会社を通じて船井電機を買収したが、その後、船井電機を通..
JCJ

【フォトアングル番外編】6回目「平和チャリティーコンサートin多摩」に400人が参集=6月14日、東京・小金井市、伊東良平撮影<br />

2 weeks 1 day ago
 350東京・JR武蔵小金井駅前の宮地楽器ホールで6回目の「平和チャリティコンサートin多摩」が開催された。第1部は「平和を歌う歌を届けたい」と題して、府中けやき合唱団など近隣の3つのコーラスグループが平和や憲法にまつわる歌を披露した。一部の歌は観客も一体となって歌い上げた。第2部は「外交で平和を作るとは」というテーマで、新外交イニシアティブ代表の猿田佐世さんが講演。転換期を迎えている国際社会の中で私たち市民が平和について少しでも出来ることなどを訴えた。参加者は約400名。
JCJ

【リレー時評】ベトナム戦争「終結50年」訪問記=中村 梧郎(JCJ代表委員)

2 weeks 2 days ago
 ベトナム戦争が終わ って半世紀が過ぎた。1975年4月30日、 サイゴンが陥落、アメリ カは完全な敗北を喫した。 米軍の侵略は195 4年に始まった。その間 南ベトナムの人々は連日 の殺戮におびえ、北は無 差別爆撃で焦土と化した。 死者は北で360万人、 南で100数十万人とさ れる。 戦勝と南北統一を記念 して、ベトナム外務省新 聞局は戦時中にベトナム を取材したジャーナリス トらをこの4月ホーチミ ン市に招待した。戦場か らの事実報道が米国と世 界を揺るがし、ベトナム ..
JCJ

【おすすめ本】林 博史『沖縄戦 なぜ20万人が犠牲になったのか』―天皇制という国家体制 押しつけた無慈悲な犠牲=鈴木 耕(編集者)

2 weeks 3 days ago
 自民党の西田昌司議員が、沖縄での講演会で述べた歴史改竄発言が、大批判を浴びている。 沖縄戦の実相をまったく学ばずに、いい加減な思い込みで、沖縄ヘイトに加担する政治家の底の浅さ。せめて本書を読むくらいの誠実さを持ってほしいのだが、それは無理というものか。 先の戦争において、日本政府や軍が、沖縄をどうとらえていたか。沖縄に派遣された日本軍第32軍が何をしたのか。それが本書の肝である。 著者は長年にわたって日本の官僚の研究をしてきた。その延長線上に沖縄における日本軍の動きを考察す..
JCJ

【連続シンポ「NHK と放送メディアのこれから」3回目】TBS「報道特集」で何が起きているのか 7月20日(日)午後2時から5時 立教大学池袋キャンパス 11 号館3階 A304 教室=JCJ共催 

2 weeks 3 days ago
 「報道特集」は調査検証を旨とし、45年の歴史を持つ TBSテレビの看板報道番組。兵庫県知事選挙、なかでも立花孝志氏の様々な問題については他局を圧倒し、シリーズ企画は 14 回を数える。今年3月の千葉県知事選挙では、知事選候補者でもあった立花氏について、投開票日の前日にもかかわらず放送したことで注目を集めた。しかし、現在にいたるまで SNS 上でのスタッフやスポンサーに対する誹謗中傷はすさまじいものがある。そこで第3回は、6月まで5年間にわたり「報道特集」編集長であった曺琴袖..
JCJ

【原発・エネルギー編】前回総選挙の各党マニュフェストと今回のそれを比較検証した=FoE Japan 

2 weeks 4 days ago
 国際環境NGO「FoE Japan」は、前回の国政選挙24年衆院選の各党マニュフェスト原発・エネルギー編と今回参院選マニュフェストを比較検証した。自民は衆院選マニュフェストとほぼ変わりがない。公明は、「原発依存度を低減」「将来的に原子力発電に依存しない社会をめざす」という前回マニフェストの記載を削除し、「次世代革新炉の開発・設置に取り組む」を追加。自民のストッパーとしての役割は、もはや期待できなくなった。立憲民主は、前回よりもさらに原発ゼロ色を薄めたものの、「2050年まで..
JCJ

【映画の窓】熊本豪雨被害、復興の苦悩を画く『囁きの河』球磨川流域に暮らす人々を巡る物語=鈴木 賀津彦

2 weeks 6 days ago
                 Misty F itm 災害の復興とは何をすべきなのか、登場人物の苦悩を通して問いかけてくる。 人吉球磨地域は司馬遼太郎によって「日本でもっとも豊かな隠れ里」と称されたそうだ。川の恵みが豊かな文化を育んだこの地域だが、5年前の熊本豪雨による球磨川の氾濫は、かつてない甚大な被害をもたらしたのだ。 ..
JCJ

【おすすめ本】 高世 仁『ウクライナはなぜ戦い続けるのか ジャーナリストが 戦場で見た市民と愛国』―戦場の現場で掴んだ 愛国を支えるもの=武隈 喜一(元テレビ 朝日モスクワ支局長)<br /> <br /><br />

3 weeks ago
 ウクライナ停戦交渉をめぐる情報が、メディアにあふれている。だが忘れてはならないのは、今でも戦争が続き、市民の死傷者が続出していることだ。 本書は著者がウクライナの戦場を訪れ、ロケットランチャー部隊やドローン部隊、ロシア軍が残した地雷撤去の現場に足を運び、日本の大手メディアの報道からは決して知ることのできないウクライナ人の戦いを伝えてくれる。 2023年10月、ウクライナ取材に著者を駆り立てたのは、劣勢と恐怖のなかで、ウクライナ国民が軍事大国ロシアに抵抗し闘い続けるのはなぜな..
JCJ
Checked
2 hours 7 minutes ago
日本ジャーナリスト会議(JCJ)のブログです。
Subscribe to 日本ジャーナリストクラブ(JCJ) feed