Dagbladet(オンライン版)
Publisert 03.02.2026 – 11:58
https://www.dagbladet.no/nyheter/ville-kaste-kongen/84180094
Anders Holth Johansen
(翻訳・要約:編集部)
本日(2026年2月3日)、ノルウェー王室が近年最大の危機に陥る中、ノルウェー国会(ストーティング)で、憲法を改正し、王制を廃止しノルウェーを共和国とする案について投票が行われた。
「現在、王室が巻き込まれているメディアでの騒動が、この投票に至る発端ではありません。皇太子妃がノルウェー国民を欺いたように見えるかもしれませんが、国王が長年ノルウェーのために尽力してきた努力を否定することはできません。国王夫妻が今置かれている状況に、私たちは同情を表明します」と、本日ストーティングの演壇でウィリー・アムンセン議員は述べた。
本日、ストーティングはノルウェーに国王が依然として存在すべきかどうかについて投票を行った。
本日12時15分に行われた投票では、26人の議員が共和国化に賛成票を投じ、141人が反対票を投じた。
したがって、王室の信頼全体が崩れつつある時期に、議会では王室派の勝利となった。
ストーティング議員の少数派は共和主義者で、つまりノルウェーの現在の統治形態を変えたいと考えている。彼らは君主制と王室を廃止し、大統領制に置き換えることを望んでいる。
ノルウェーの憲法改正に関する投票は、議員の任期(任期4年:解散はない。昨年9月に改選)の初めに行われるもので、今日の投票は劇的なものではない。しかし、今回の投票のタイミングは、この問題が例年よりも重要な意味を持つことを意味する。
危機の真っ只中
ノルウェーが国王を倒して共和国になるべきだと主張する人々は、中央党とキリスト教民主党以外のほぼ全党にいる。政権形態の変更に賛成する人もいるだろう。しかし、それでもなお、君主制は国民の間でも議会でも依然として大きな支持を得ている。
本日、オスロ地方裁判所でマリウス・ボルグ・ホイビー(注)被告の裁判が始まる中、世界の注目がノルウェーに集まっています。メッテ=マリット皇太子妃は、故ジェフリー・エプスタイン被告との親密な関係が明るみに出たことを受け、既に困難な状況に陥っている。
ただし、「この憲法改正案は統治形態に関する原則的な問題であり、連合解消後(1905年スウェーデンとの連合を解消し独立国になった)のノルウェーにおける王室の努力や歴史的意義を評価するものではないことを強調します」と、この法案を審議した統制・憲法委員会の覚書には記されている。
王室は間違いを犯す
議会の代表者は政権形態について自由に投票できる。つまり、党の方針に強制されるわけではない。王制への反対は社会主義左翼党(SV)と赤党の間で最も強い。
「 国家元首は世襲ではなく選挙で選ばれるべきだ。1814年に始まった民主化の自然な終着点は共和国への移行だ」とラース・ハルトブレッケン(SV)は主張する。
中央党は全員が君主制の継続に賛成票を投じることになる。
「私と中央党を支持するのは、君主制が良い政治形態であるからです。政党政治から独立した国王は、政権交代における円滑な政権移行を保証してくれます」とゲイル・ポレスタッド氏。「王室は私たち皆のために多大な努力を払っています。しかし、人は間違いを犯します。王室も間違いを犯します。それは大統領でも同じです」。
労働党では、ほとんどの議員が国王の地位維持に投票するだろう。
カリ・バードストランド・サンネス(労働党)は、「王室は困難な時代に結束の力として機能し、あらゆる層からの支持を得てきた」と述べている。
オラ・スヴェンネビー氏(保守党)も国王を擁護した。
「王室の価値は、スナップショットや新聞の見出しで測ることはできないし、測ってはならない。王室は世代を超えたプロジェクトだ。世界で最も安定し、民主的な国は立憲君主制だ。これは偶然ではないと思う」とスヴェンネビー氏は述べた。
注:ノルウェーの皇太子妃の連れ子。強姦を含む38件の罪で告発されている。
Dagbladet:ノルウェーの日刊タブロイド紙で、国内で最大級の新聞の一つ。創業は1869年。政治的にはリベラルな進歩主義的論調を持ち、スカンジナビアの文化的ラディカリズムと関連付けられている。オンライン版は、1995年にノルウェーで2番目に立ち上げられた。しかし、クリックベイト的(扇情的なタイトルやサムネイルでクリックを誘導する手法)な見出しの使用で批判を受けてもいる。
