国会会議議事録(衆議院)には、さまざまな委員会の会議報告が収められています。大きく分けると「常任委員会」「特別委員会」「その他の会議」があり、「その他の会議」の中に「憲法調査会」というのがあります。そして、その「憲法調査会」の「憲法調査会最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員会」が、天皇制について論じています。
憲法調査会の議事録から探すことができるこの小委員会の報告は、今のところ3件です。
2003年2月の第156回国会(常会)における同小委員会第1号と、同じく3月の第2号が開催され、どちらも「最高法規としての憲法のあり方に関する件(象徴天皇制)」とあります。そして2004年の159回国会(常会)における同小委員会第1号の「最高法規としての憲法のあり方に関する件(天皇制)」です。
3回にわたる委員会では、憲法学者の横田耕一、元最高裁判事の薗部逸夫、ジャーナリストの高橋宏が参考人として出席。それぞれが自説を述べ、全体で論議されており、興味深いものとなっています。ここでは、この3回の委員会報告と委員会終了後のまとめ報告を順次紹介します。議会内でどのような議論がなされてきたのか、現在の象徴天皇制を考えるための1資料として紹介します。ご活用ください。
*敬称や敬語、年号等に、本サイトの編集方針とは異なる表記がありますが、議事録原文のまま掲載します。
衆議院憲法調査会における「天皇」に関するこれまでの議論(衆憲資第61号)
(2005年2月)【NEW】
第159回国会 憲法調査会最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員会 第1号
(2004年2月5日)【NEW】
第156回国会 憲法調査会最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員会 第1号(2003年2月6日)
第156回国会 憲法調査会最高法規としての憲法のあり方に関する調査小委員会 第2号(2003年3月6日)