子どもに関する事件・事故 1-2 

【いじめ・恐喝・リンチなど生徒間事件】


  

  いじめ・恐喝・リンチなど生徒間事件(1999年まで) 子どもに関する事件・事故 1
  いじめ・恐喝・リンチなど生徒間事件(2000年から) 子どもに関する事件・事故 1-2
  教師と生徒に関する事件 子どもに関する事件・事故 2
  熱中症・プール事故など学校災害 子どもに関する事件・事故 3
  体育会系部活動における事件等 子どもに関する事件・事故 4


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※ 事件・事故の分類はあくまでTakedaの主観によるものです。法学的分類ではありません 



No. 分 類 日 付 事        件 最終更新
2000年
000126 暴行傷害
PTSD
発症
2000/1/26 静岡県浜松市の市立東陽中学校服部太郎くん(中3)が下校時に同学年の男子生徒5人に囲まれ集団暴行を受け、全身打撲と頸部捻挫の傷害を負う。さらに2日後(1/28)加害者らを含む少年10数人が自宅へ押しかけ恫喝(どうかつ)。太郎くんは重いPTSDを発症し、以後、父親が経営する会社と自宅以外の外出ができなくなる。
2005/3/2 浜松市と和解。
2005/7/20 浜松地裁で一部認容。(原告控訴)
2006/9/27 東京高裁で主犯格の少年に450万円支払い命令。
2007/8/23
  いじめ
自殺
2000/2/10 青森県八戸市内の私立高校男子生徒(高2・17)が、自宅のガレージ内で首吊り自殺。
2/5 他校の生徒数人から暴行を受けて顔面骨折などの大けがをして学校を休んでいた。
2007/1/15
000314 恐喝事件 2000/3/14 愛知県名古屋市緑区の市立扇台中学校を今春卒業した少年(15)が、元同級生らのグループに計5400万円を脅し取られたとして、愛知県警に被害届を提出。 2001/4/9
000400 いじめ
転校
PTSD
発症
2000/4/ 神奈川県川崎市多摩区の市立南菅小学校で、中国人の父と日本人の母を持つ女子児童(小3・8)が、複数の同級生らからいじめを受けて転校。PTSDと診断される。 2004/8/23
000423 暴行致死 2000/4/23 千葉県成東町上横地の無職・布施智さん(19)が、1月30日、高校時代の同級生の元電気工(19)に無理矢理、中学校時代からの友人の専門学校生(19)とけんかをさせられ、殴られて倒れたところをさらに電気工に頭を10回以上蹴られるなど暴行を受け、意識不明。3ヶ月後の4月23日に死亡。 2001/3/24
  いじめ
自殺
2000/4/28 福岡県太宰府市の高校男子生徒(高2)が自宅の納屋で首吊り自殺。
6/14 2月から5月まで、この生徒を含む知り合いの高校生3人を自宅や公園などに呼びだして殴るけるの暴行を加え現金30万円を恐喝していた容疑で、私立高校の男子生徒(高2・16-18)4人と県立高定時制の男子生徒(高2・18)を逮捕。
2007/1/15
  いじめ
自殺
2000/5/14 栃木県宇都宮市の市立中学校男子生徒(中3・14)がプレハブ小屋で首吊り自殺を図る。5/15 死亡。
家族と友人にあてた2通の遺書には、「友人関係でトラブルがあり、悩んでいる」「さようなら」などと4人の同級生とトラブルがあったことが書かれており、生徒の顔には数カ所殴られたようなあとがあった。また、3月下旬に「ボコられる」と友人に話しており、自殺前日、友人宅に泊まった際、「学校に行きたくない。死にたい」と言って泣いていた。

市教委が、外部有識者による、学校事件に関わる調査委員会を設置。
「いじめの内容」は、当該生徒に対しては2年生の時に1回、さらに平成12年(2000年)2月上旬から5月初旬までの期間に8回にわたって暴行や金銭等の要求が行われた。
「結論」は、自殺の理由は「友人との不和」。「いじめ」が自殺の理由としては、「直接的な動機としては考えられない」とした。
理由は、「当該生徒は一連の加害行為を受けていたが、この心理的苦痛は直接に自殺念慮を生むものであったとは考えられない。明確な自殺念慮は、自殺企図の直前に、両グループの板挟みとなり、そのつながりがともに断ち切られたときに、衝動的に起こったものと推測される。」ためとした。
2015/12/
更新
  いじめ
自殺
2000/7/1 茨城県結城の中学校男子生徒(中1)が自宅で自殺。
「買ってこなければ1万円」というゲーム購入約束のメモをリュックの中に残していた。
2007/1/15
000703 暴行傷害 2000/7/3 福島県岩瀬農業高校で、男子生徒Aくん(高2)は同級生(高2・16)から、いじめにあい、プロレス技をかけられて頸椎を骨折。身体に障がいが残った。
2004/11/30 福島地裁郡山支部は、元同級生に約3213万円の支払いを命じる。父親と県への請求は棄却。
2005/4/2
000726 いじめ
自殺
2000/7/26 埼玉県川口市立中学校大野悟くん(中1・13)が、自宅2階の納戸にあったスチール製の棚にズボンのベルトをかけ首吊り自殺。自殺の前日、電話のメモ用紙に生徒が書いたと見られる「HELP」という文字を家族が見ていた。
2005/5/18 さいたま地裁で、原告の請求を棄却。
2005/10/12 東京高裁で、控訴棄却。(原告敗訴)
2008/9/
  いじめ
自殺
2000/8/ 埼玉県幸手市の市立中学校男子生徒(中2)が自殺。
男子生徒は生前、友人に「死にたい」ともらしていた。学校が同級生らに聞き取り調査をした結果、昨秋から男子生徒に対して、複数の女子生徒らが「言わなくてもいいことを言ってしまった」「人の気持ちを思いやれるように気をつけていきたい」などと述べていることが判明。学校側は「心情的には(いじめと)認めたいが、遺書などはなく、悪口がいじめだったとは断定できない」とした。
2007/1/15
  いじめ
自殺
2000/8/23 長野県小諸市の県立小諸商業高校の校舎4階の教室から同校全日制商業科の男子生徒(高1・16)が飛び降り自殺。8/24 死亡。
この日、学校では三者面談があり、クラスの生徒から陰口を言われているような気がすると言っていたという。
2007/1/15
000900 暴行傷害
PTSD
発症
2000/9/ 栃木県南河内町の町立中学校男子生徒(中3)が、同学年の男子生徒に階段から蹴り落とされ、2カ月のけがを負った。その後、事件の経緯を知らない同級生がけがを理由にいじめたことを苦にして不登校となり、「抑うつ状態」と診断される。 2004/9/26
001011 いじめ
自殺
2000/10/11 福岡県北九州市小倉南区中学校の男子生徒(中3・15)が、恐喝を苦に、「僕はもう疲れました」などと遺書を残して、自宅で自殺。同区内の会社員(19)、専門学校生(19)、アルバイト店員(15)、無職少年を含む9人(15-19)を暴行や恐喝容疑で逮捕。 2004/9/26
001013 いじめ
自殺
2000/10/13 千葉県市原市立有秋中学校女子生徒(中3・15)が、自宅の裏の木にロープのようなものをかけて首吊り自殺。「あいつらは絶対許さない。復讐してやる」などと書かれたメモが見つかった。
2005/12/26 千葉地裁で和解
2005/12/8
2001年
  いじめ
自殺
2001/1/9 愛媛県松山市の私立高校男子生徒(高2・17)が、始業式の日に、自宅で首吊り自殺。「世の中がいやになった。先に休みます」との遺書があった。
校内では、この男子生徒がいじめられていたとの声があがっている。
2007/1/15
  いじめ
事件
2001/1/22 京都府城陽市の市立小学校で、男子児童Aくん(小6)が、同級生の男子児童(小6)3人にいじめを受け、内2人から帰宅途中に、頭や顔を踏みつけられるなどの暴行を受けた。その後も、2人は下校中のAくんのあとをつけたり、授業中に教師の制止を振り切ってAくんに暴力を振るい、教師にも靴を投げつけるなどし、「クラス全員皆殺しや」などと暴言を吐いた。Aくんは恐怖心から不登校になった。

4/2 中学生になっても、リーダー格のKに命じられたMが、玄関のドアを壊してAくんの自宅に乗り込んで、Aくんに殴るけるの暴行を加えたり、2人がAくんの教室に乗り込んで脅した。その後、Aくん一家は転居して、別の中学校に通う。

2001/3/ Aくん側は、同級生の暴力行為や自宅立ち入りの差し止めを求めて仮処分申請。
2001/6/ 京都地裁は申請を認める。
2005/2/22 京都地裁で、加害生徒の暴行、脅迫、住居侵入、煽動等の違法な加害行為を認める。保護者と加害生徒に、慰謝料と転居費用、転居先家賃の一部など計380万円の支払いを命じる。城陽市も注意義務違反の責任を一部認め、慰謝料を支払いを命じる。
2009/3/
010209 いじめ
報復
傷害
2001/2/9 東京都江東区で専門学校生ら(16)3人が、内1人が中学生時代にいじめられた相手の都立高校生(17)を公園に連れていき、刺身包丁で腹部などを刺し、全治2カ月の重傷を与えた。 2001/9/9
010331 暴行致死 2001/3/31 滋賀県大津市で、障害者手帳2級を持つ青木悠くん(16)を、顔見知りの少年2人(17)(15)が高校の合格祝いをしてあげるとウソをついて小学校に呼び出し、「生意気だ」などと言って殴る蹴るの暴行を加えた。4/6入院先の病院で死亡。
2003/7/3 大津地裁で和解。
2003/7/21
010400 いじめ
事件
2001/4/ 愛知県半田市立乙川中学校で、男子生徒(中1)が集団で無視、悪口を言う、石を投げつけるなどのいじめにあい、不登校になった。
2004/1/28 名古屋地裁半田支部で、半田市にいじめを防止しなかった安全配慮義務違反を認めて、慰謝料100万円の支払いを命じる判決。
2004/7/3
  いじめ
事件
2001/4/13 大阪府大東市の大阪桐蔭高校の野球部の寮で、男子生徒(高1・16)が、上級生4人(高2)に呼び出され、「なめている」などといわれ、殴る蹴るの暴行を受ける。男子生徒は自宅に逃げ帰り、一度は寮に戻ったが、上級生から「調子に乗ってるとしばくぞ」と脅され、登校できなくなった。 2009/3/
010422 暴行
殺人未遂
2001/4/22 大阪府大阪市此花区の河川敷でサッカーをしていて口論の末、男子生徒(中2・13)3人が、同級生の男子生徒(中2・13)にナイフで切りつけ、川に放り込もうと抱きかかえたが抵抗され、カナヅチで頭を数回殴りつけて重傷を負わせた。 2002/1/13
010609 同級生
殺人未遂
2001/6/9 福岡県小郡市の公園で、男子児童(小6・11)が自宅から持ち出した文化包丁で、同級生の男子児童(小6・11)の胸や頭など13カ所に刺し傷や切り傷を負わせ、全治1カ月の重傷を与えた。殺人未遂容疑で補導された男子児童は、「いじめられたため刺した」と話した。 2004/6/21
010626 暴行致死 2001/6/26 富山県上市(かみいち)町で、上市中学時代の上級生3人を含む少年ら7人に黄山顕成(こやまてるまさ)くん(高1・15)が約2時間にわたって無抵抗のまま集団暴行を受け、翌日(6/27)死亡。 2003/9/25
   いじめ
自殺
2001/6/26 愛知県名古屋市東区の私立金城学院高校女子生徒(高3・17)が、マンションから飛び降り自殺。
遺書はなかったが、同級生からのいじめを詳細に記した日記が見つかった。
2002/ 学校側は卒業した同級生にアンケートを送るなどの調査をしたが、いじめの具体的な事実は確認できなかったとした。
2002/12/ 学校側は生徒会新聞に自殺に至る経過を説明した父親の手記とともに、校長名で謝罪する文章を掲載。
2007/1/15
  暴行傷害 2001/10/9 滋賀県大津市の県立北大津高校の格技場で、空手部の男子部員(高1)が同じ部活生徒7人(15-17)から集団暴行を受ける。
硬膜下血腫で一時意識不明に陥る。その後意識は回復したものの右半身不随や高次脳機能障害・視力低下などの後遺症が残る。
以前から被害生徒に対して継続的ないじめがおこなわれており、両親が顧問教諭に相談していたが、顧問教諭が不在時に集団暴行事件が発生。

男子生徒と両親が、加害生徒と滋賀県を相手取って民事裁判を提訴。
2007/3/19 加害生徒のうち4人(残り3人については和解成立)と滋賀県に対して計1億4000万円の損害賠償を命じる判決(確定)。

2007/5/ 滋賀県は支払い済みの和解金などを除く約1億6700万円(利子など含む)を肩代わり。主犯格の男性を45%などとする負担割合を算定し、加害者7人に通知したが1人を除き、支払う意志を見せなかったことから、6人に対し、計1億5700万円の支払いを求めて提訴。
2010/8/
011221 保護者によるいじめ
転校
2001/12/21 東京都府中市の中学校で、普通学級に通う知的障がい児のAくん(中1)が、転校を迫る同級生の保護者からの匿名の手紙をきっかけに、障がい児学級のある中学校へ転校を余儀なくされる。 2002/6/2
2002年
  暴行傷害 2002/1/29 愛知県大府市の県立大府高校の野球部で練習後、校庭で男子部員(高1)が片付けをしていたところ、上級生部員(高2)が「道具が片付いていない」と言って、バットで男子部員の腹部を突いた。
男子部員は痛みを訴えて病院に行き、3週間ほど練習を休んだ。
3/末 痛みが再発。精管に異常が見つかり、約1週間の入院、手術。

高校は上級生部員を停学と練習禁止処分。県高野連に報告をしていなかった。4/9事件発覚。
2013/2/26
暴行致死 2002/4/2 新潟県新潟市で、県立高校に進学する予定だった田沢裕貴くん(高1・15)が、同じ中学校の先輩の少年5人から集団暴行を受ける。4/8 死亡。

少年らは「卒業アルバムの写真の写り方が生意気だ」などと言いがかりをつけ、小学校の校庭などで殴るけるの暴行を加えた。
少年のうち4人は傷害致死罪で不定期刑判決。1人は中等少年院に送致。

2004/9/30 新潟地裁で、犬飼真二裁判長は少年5人に、計約1億600万円の支払いを命じる。
訴訟のなかで、少年5人の保護者9人は、監督責任を認め、計7800万円を支払うことで合意している。
2014/4/
暴行致死 2002/4/9 千葉県市原市の資材置き場裏で、清村亮太くん(高1・15)が、中学時代の先輩の高校生の少年らに呼び出されて、金属バットで殴ったり蹴るなどの暴行を受ける。少年らは、人目につきやすい歩道に運んだうえ、発見者を装って119番通報した。
少年らは「生意気だから痛めつけようと呼び出した」と供述。少年らは酒に酔っていたという。

2002/5/ 少年ら6人を傷害などの非行事実で中等少年院送致の保護処分。

2002/6/21 清村くん死亡。

2006/10/19 千葉地裁で、仲戸川隆人裁判長は元少年6人(16-17)や保護者ら計14人に約1億800万円の支払いを命じた。
元少年らの両親についても、「非行行為を繰り返していた元少年らを継続的に観察し、集団暴行を加える粗暴な傾向を把握すべきだった」と監督義務違反を認めた。
2014/4/
  いじめ
自殺
2002/4/24 鳥取県鳥取市の県立高校男子生徒(高2・16)が自宅近くの物置小屋で、首吊り自殺。
4/26 男子生徒の葬儀のあと、男子生徒の中学時代の友人ら6人(16)が、「高校でいじめられて自殺したとのうわさを聞いた」として、男子生徒と同じ高校の生徒5人に暴行を加え、内2人に顔面打撲などのけがをさせる。学校長はいじめを否定。
2007/1/15
  いじめ
自殺
2002/10/11 東京都文京区の東京学芸大付属竹早中学校に通う男子生徒(中3・15)が、板橋区のマンションの14階の非常階段踊り場から飛び降り自殺。
男子生徒は両親に学校でアトピー症状を「きもい」と言われるなど同級生からのいじめにあっていることを打ち明け、家族は学校に相談をしていた。学校は「生徒らに確認したが、いじめの事実は確認できなかった。自殺の理由はわからない」とした。
2007/1/15
  いじめ
自殺
2002/11/8 大阪府大津市立中学校男子生徒(中2・14)が、昼休みに学校を抜け出し、近くのマンションから飛び降り自殺。
男子生徒の胸には、生前にできたとみられる青アザがあり、手に握りしめた手帳やポケットに入れられた紙には、交友関係の悩みをつづった記述があった。
格闘技ごっこを無理やりやらされたほか、登校時に友人を自転車で迎えに行き、自分は走らされていたという。
2007/1/15
021221 いじめ
自殺
2002/12/21 京都府京都市内のスイミングスクールに通っていた伏見区のRくん(13)は、スクールの1学年上級のA(13)から「K−1ごっこ」と称して暴力を受けたり、昼食代をとられるなどのいじめを受けていたが、自室で自殺。 2004/7/3
2003年
030226 暴行致死 2003/2/26 ニュージーランド北島オークランド西部郊外にある不登校生らを集めた施設「インターナショナルコロンブスアカデミー」の寮で、日本人の男子学生らに暴行され、Sさん(22)が死亡。
集団暴行容疑で身柄を拘束された9人のなかには未成年者も含まれる。捜査局は、9人のうち5人を証拠不十分で釈放。残り4人を故殺(計画性のない殺人)罪で起訴。
2004/12/3 オークランド高裁は元寄宿生の日本人4被告にそれぞれ、禁固3年6月の実刑判決。
2004/12/11
030331 いじめ
自殺
2003/3/31 岩手県一戸町の中学校女子生徒(中2・14)が、自宅の部屋で首を吊って自殺。「生きているのに疲れました」などと書いた遺書があった。また、死後1カ月近くして「死にたい・・・なんで人間はこんなにも弱いのだろう」「ただ傷が増えていくばかりだった」と書かれた携帯電話の未送信メールが見つかった。 2003/6/22
  いじめ
自殺
2003/4/9 福島県川俣町の県立川俣高校男子生徒(高3・17)が自宅近くの倉庫で首吊り自殺。
男子生徒は2年生の2学期頃から「学校に行きたくない」と繰り返すよりになり、2、3学期に20日間ほど休んだ。
始業式(4/8)も登校せず、「同級生に学校に来るな。いつ辞めるんだと言われた」と話していた。
2007/1/15
030505 いじめ
自殺
2003/5/5 愛知県名古屋市の市立北陵中学校柴田祐美子さん(中3・14)が、マンション14階から飛び降り自殺。机の中から「肉体的にも、精神的にも疲れ果てたので、先に死なせてもらいます。最大の理由はA子のこと。まだムカツクよ。」「ひきょう者でごめん。だけど、もうたえられないんだよね。」などと書いた遺書が見つかった。
2010/3/30 名古屋地裁で棄却判決。
2011/11/10 名古屋高裁で棄却判決。
2011/2/15
031018 暴行傷害 2003/10/18 福島県須賀川市の須賀川市立第一中学校女子生徒(中1)が、柔道部の練習中倒れ、意識不明の状態が2年以上も続く。
当初、練習中の事故と思われていた。3ヵ月後、両親から依頼を受けた弁護士による生徒への聞き取り調査から、主将である
男子部員(中2・13)にリンチまがいの練習を強要されて重傷を負ったことが判明。
2009/3/27 福島地裁郡山支部で学校側の責任を認め、市や県などに約1億5600万円の支払い命令。内約300万円は元部長を含む3者に連帯して支払うよう命令。
2009/4/4
2004年
040601 同級生
殺人
2004/6/1 長崎県佐世保市の大久保小学校で、御手洗怜美(みたらい・さとみ)さん(小6・12)が同級生の女児(小6・11)にカッターナイフで首を切られ殺害される。
警察の調べに女児は、「ごく普通の仲のいい友達だった」が、ホームページに悪口を書かれたりしたことに腹を立て、殺意を抱いたと話した。
2004/9/20
040603 いじめ
自殺
2004/6/3 埼玉県蕨市で市立中学校女子生徒(中2)が飛び降り自殺。
女子生徒は、部活動の仲間から罰ゲームとして、指名された男子生徒に「好きだ」と言わされることを苦にしていたほか、害虫のあだ名で呼ばれるなどのいじめを受けていた。
2007/2/4
040720 恐喝事件 2004/7/20 東京都清瀬市の市立小学校男子児童(小6・11)は、同級生で遊び仲間(小6・11)をリーダーとする4人から現金を脅し取られていたことが判明。被害額は100万円以上に上るとみられる。 2004/8/29
040808 いじめ
報復
殺人
2004/8/8 北海道石狩市のアパートで、Sさん(46)が長男を訪ねてきた私立高校の少年A(高1・15)に刺殺された。
少年は中学時代に同級生だったSさんの長男Tくんにいじめられ、中学の卒業アルバムを見ているうちにそれを思い出し、次第に腹が立ってきた」「母親を殺せば長男が悲しむと思った」などと話している。
2004/9/20
  いじめ
自殺
2004/9/3 神奈川県相模原市で、市立中学校に通う男子生徒(中2・13)が、両親の目の前で飛び降り自殺。
男子生徒は1年の3学期にいじめで不登校になった。学校側はいじめた生徒に謝罪させ、2年に進学してからはほぼ休みなく登校していた。
7月から休みがちになり、新学期9/1、9/2に欠席したため、担任教諭が男子生徒に電話したところ「学校に行きたくない」と言っていた。両親にも「いじめられているから、学校に行きたくない」と言っていた。
2007/1/15
2005年
  いじめ
自殺
2005/1/30 滋賀県余呉町の山林で、県立高校男子生徒(高2・17)が首吊り自殺。
同生徒は無職・少年2人(17・18)と同じ高校に通う少年(高1・16)に脅されて現金を渡しており、恐喝を苦に自殺したとみられる。少年3人らを含む4人は、被害生徒を含む8人から計100万円を脅しとっていた。
2007/1/15
050413 いじめ
自殺
2005/4/13 山口県下関市の市立川中中学校で、放課後の吹奏楽部の練習に遅れ、別の女子生徒にとがめられた後、姿が見えなくなった安部直美さん(中3・14)が、校舎の3階から屋上に上がる階段の手すりに制服のスカーフを巻きつけて首吊り自殺。 2013/4/11
  暴行事件 2005/7/15 高知県の私立中高一貫校・明徳義塾の野球部で、部員(高1)が、上級生から正座をさせられたり、腕や胸をたたかれたりするなどの暴力を受けたことが、保護者の抗議で発覚。学校は高野連に報告していなかったが、高知県高野連などへの外部からの投書で判明。
2005/8/4 2005年4月から7月にかけて、部員11人(高2×3人、高1×8人)が野球部の寮内で喫煙していたこととあわせて、出場辞退を申し出た。
2010/2/
  飲酒強要
PTSD
2005/9/6 兵庫県神戸市須磨区の私立高校男子生徒(高2)が、教室で、同級生ら5人にウォッカを無理やり飲まされて、急性アルコール中毒になる。
PTSDと診断され、医師が加害生徒と教室を別にし、登下校時間をずらすよう助言。学校も約束した。
2006/1/ 学校は「リハビリのつもりで」と、試験で、男子生徒と加害生徒とを同室にしたところ、PTSDが悪化して早退。
2008/3/19 被害者の男性(19)が、学校の運営法人や校長らに慰謝料など約550万円の支払いを求めて、神戸地裁に提訴。
2009/3/
050909 いじめ
自殺
2005/9/9 北海道滝川市の市立小学校で、松木友音(ともね)さん(小6・12)が教室で首を吊り自殺をはかり、ぐったりしているのを登校してきた同級生が発見。意識不明の重体。担任の机の上に、いじめを示唆する数通の手紙が置いてあった。2006/1/6死亡。
2010/3/ 札幌地裁で、滝川市と以下の内容で和解。
@ 滝川市と北海道は遺族に謝罪をする。
A 和解金を支払う。
B 全道の小中学校の教職員(数万人)に、地教委を通して和解調書の内容を周知徹底させる。
和解協議の中で、「遺族からのメッセージ」を和解調書に添付し、配布することになった。また、全道の公・私立高校の教職員にも同様に、周知徹底が図られることとなった。
C 滝川市は、「広報たきかわ」5月号に和解骨子を掲載し市民に周知する。
D 重篤な事件が起きたとき、道は地教委に対して、「第三者による調査を指導する。
E その場合、被害者・遺族の意見を聞く場を設けることを指導する。 
2014/10/20
  いじめ
自殺
2005/10/4

長崎県対馬市で、高校男子生徒(高1・15ががけの上に設置されたガードレールに、ロープをかけて首吊り自殺。
自室にあったノートの中に、友人関係のトラブルを示唆する文章が見つかった。また、男子生徒は同日午後、母親とともに三者面談を受けていたという。

2014/3/27
051011 いじめ
自殺
2005/10/11 埼玉県北本市の市立中学校中井佑美さん(中1・12)が制服姿でマンションから飛び降り自殺。
遺書にはいじめをにおわすような記述があり、遺族が一部の生徒に無視されていたなどという証言も得る。
2006/11/ 遺族が北本市と文部科学省を相手どって、計2000万円の損害賠償を求めて提訴。
2012/7/9 東京地裁で、棄却判決。
2013/4/25 東京高裁で、棄却判決。
2014/9/25 最高裁で、上告棄却。
2014/10/20
051206 いじめ
自殺
2005/12/6 長野県小県郡丸子町の県立丸子実業高校高山裕太くん(高1・16)が、自宅で首吊り自殺。
裕太くんは所属するバレー部内でのいじめや暴力を訴えていたが、学校は対応策をとらず、校長が約束した加害生徒と校長の謝罪文ももらえなかった。学校は登校拒否を続ける裕太くんに「このままだと留年になる」と登校を促していた。 
2009/3/6 長野地裁の近藤ルミ子裁判長は、上級生1人に対して1万円の支払い命令。いじめを明確に認定せず、自殺との因果関係も判断せず。
バレーボール部の顧問と部員・保護者30名が裕太くんの母親を逆提訴。長野地裁の近藤ルミ子裁判長は、高山さんが「平穏な私生活を違法に侵害した」として、母親に対して、顧問ら23人に1人あたり5千円から5万円、計34万円の支払いを命じる。
母親が控訴するがその後取り下げる(1審確定)。
2011/1/14 長野地裁上田支部で、校長の社会的評価を低下させ、名誉を傷つけたとして、遺族である母親と弁護士に計165万円の支払いと謝罪広告命令。 
2011/1/19
  いじめ
自殺
2005/12/13 広島県福山市の市立中学男子生徒(中2・13)が自宅で首吊り自殺。
男子生徒は小学校時代から不登校気味で、12/5の期末テストは受けたが、12/6以降は欠席していた。
1/ 男子生徒の母親は学校に、机の上に直接弁当のおかずを置いて「食べろ」と命令されたり、試験の点数を無理やり「見せろ」と言われるなどのいじめを受けていると相談していた。
2007/1/15
  2006年
060300 いじめ
事件
2006/3/ 兵庫県神戸市の市立小学校で、7人の同級生らから精神的、肉体的暴力や56万円余り恐喝される等のいじめを受けて、男子児童(小5)が転校を余儀なくされた。
2009/6/26 神戸地裁の栂村明剛裁判長は、いじめ・恐喝の事実を認定。
同級生3人の親に、計約50万円の支払命令。
2009/12/18 大阪高裁の永井ユタカ裁判長は、「対等な関係にある子供同士のふざけあいではなく、いじめと評価すべきことは明らか」として、いじめ・恐喝の事実を認定。同級生3人の親に計約110万円の支払いを命じる。
2011/4/25
  暴行傷害 2006/3/13 兵庫県神戸市の県立神戸高校で、男子生徒(高3)が、所属するソフトテニス部の同級生と下級生部員ら8人から、体を粘着テープで縛られたり、殴るけるの暴行を受けていたことが発覚。男子生徒はいじめによる精神的ショックで歩行困難になり、授業中に突然意識を失うなどの症状が出るようになった。
2007/5/ 8人の内2人が保護観察処分。
2008/5/20 神戸地裁で、主犯格の少年に77万7830円の支払いを命じる。
2008/8/1
  いじめ
自殺
2006/4/5 宮崎県小林市の市立東方中学校男子生徒(中2・13)が新学期の始業式のあと、自宅に隣接する牛小屋で首吊り自殺。4/4 男子生徒は家族に「(剣道部の)練習が厳しい。やめたい」と泣きながら訴えていた。部活の人間関係の悩みも話していたという。
遺書には学校での悩みやいじめについて書かれていなかったが、家族は「いじめがあった」と学校に連絡。
2007/1/15
    いじめ
自殺
2006/7/4 埼玉県越谷市で私立開智中学杉原賢哉くん(中3・14)が、学校であった「盗難事件」について「大変なことが起きている」と母親に告げた翌日、鉄道自殺。
学校側は盗難事件については賢哉くんの見間違いもありえると説明。事実解明は行われなかった。
2008/7/18 さいたま地裁で、学園の報告義務違反のみを認め、22万円の支払いを命じる。
2009/2/26 東京高裁で、一審判決を支持。遺族と学園の上告を棄却。
2007/9/24
060817 いじめ
自殺
2006/8/17 愛媛県今治市島しょ部の市立中学校堀本弘士くん(中1・12)が、夏休み中の登校日の前日、自宅がある島の道路沿いの電柱で首吊り自殺。『クラスでは「貧乏」や「泥棒」と言う声がたえず響いていて、その時は悲しい気持ちになります。それがもう3年間も続いていて、もうあきれています』などと書いた遺書が見つかった。 2006/9/11
    いじめ
自殺
2006/8/18 愛知県岩倉市の高橋美桜子(みおこ)さん(16)が、「もうつかれたの」などと書いた遺書を残し、自宅マンションから飛び降り自殺。
美桜子さんは2002/4/1名古屋経済大学市邨(いちむら)中学校に入学したが、夏ごろから翌年3月まで、同級生から画びょうを靴に敷き詰められたり、「うざい」「きもい」「死ね」などの言葉を浴びるなど長期間に渡るいじめにより、1年修了時に転校。
まもなく、不眠症、フラッシュバックなどの症状が表れ、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の診断を受けた。対人恐怖による不登校が続いていた。
主治医は、中学時代のいじめが強い心的外傷となり、別人格が生じる解離性障害と診断。自殺の原因についても「いじめが主要な影響を及ぼしている」と診断した。

中学を運営する学校法人市邨学園教員である母親が法人を相手取って起こした地位確認訴訟の控訴審判決で、名古屋高裁も美桜子さんがいじめを受けたと認定(2006/3/確定)。しかし、同法人はその後も、同級生の行為を「いじめではなくいたずら」とし、いじめを認めず、行為から4年たっていることなどから自殺との因果関係も認めていない。

2009/8/18 母親が法人、法人理事長、中学校長、元担任、加害生徒とその親らを相手取り、約4260万円の損害賠償を求める訴えを名古屋地裁に起こした。
2011/5/20 名古屋地裁で、学校側の責任を認め、約1490万円の支払いを命じる。
いじめ、自殺の予見性、いじめと後遺症による自殺の因果関係を認定。
学校側即日控訴。

2012/12/25 名古屋高裁で、一審同様にいじめ放置と解離性同一性障害の発症との因果関係を認め、学校法人に約620万円の支払いを命じた。しかし、いじめの放置から自殺まで3年4カ月余りあった点を指摘。「自殺の主な原因は直前の人間関係などによるストレスにあった」とし、自殺との因果関係は認めなかった。(確定)
2013/3/1
  いじめ
自殺未遂
2006/9/ 北海道江別市の中学校女子生徒(中2・14)が自殺未遂。
女子生徒は夏休み明けの8月下旬頃から学校で、女子生徒に「ウザイ」などの陰口を言われるようになっていた。
9/3 保護者が担任教師にいじめを相談。教師は人を傷つける言動をしないよう、クラスの他の生徒に指導したという。
9/下旬 自殺をほのめかし、カッターで自傷行為をしたり、首吊り自殺をはかる(未遂)。
10/上旬 入院
2014/4/
  恐喝事件 2006/9/末 福岡県北九州市の市立小学校女子児童(小5・10)が、2005年の夏休み頃から複数の同級生の男女7人と上級生の女子児童の計8人からほぼ1年にわたって現金をたかられていた。(女児の家族は被害額は20万円以上とするが、学校が把握しているのは10数万円という)ことが判明(11/11)。
女子児童は「死ね」と耳元で言われたり、机をけられたりしており、自殺を考えるまでになっていた。

2006/11/12 校長が自宅で首吊り自殺。
2009/3/
    いじめ
自殺未遂
2006/10/6 山梨県の県立高校女子生徒(高2)がインターネットのブログに行動などを「ウザイ」などと中傷する内容を大量に書き込まれるなどのいじめを受け、自宅で精神安定剤を大量に飲み自殺を図った。
家族が気付いて病院に搬送され回復、翌日退院したが学校は休んでいる。

学校が同学年の女子生徒を特定して事情を聴いたところ、書き込んだ事実を認めたため、いじめをしないよう指導。女子生徒は以前から、携帯電話のメールで友人にいじめ被害を訴えていたという。
2008/3/22
061011 いじめ
自殺
2006/10/11 福岡県筑前町の町立三輪中学校森啓祐くん(中2・13)が、自宅納屋で首吊り自殺。「いじめられてもう生きていけない」「いじめが原因です。さようなら」などと書いた遺書があった。中学1年生のときの担任教師から「偽善者」などと言われていたことが発覚。

2006/12/28 町教委が設置した第三者委員会が、「自殺に至った精神的苦痛の最も大きな原因は、長期にわたる『からかい』や『冷やかし』などの蓄積によるもので、『いじめ』に相当するものだった」と認定。
2012/7/6
061023 いじめ
自殺
2006/10/23 岐阜県瑞浪(みずなみ)市の市立瑞浪中学校女子生徒(中2・14)が、自宅で首吊り自殺。遺書に4人の生徒の名前があげられていた。
10/21 同じバスケット部の女子生徒(中1)が、部活内のいじめを学校側に相談し、部活を辞めていた。
自殺の6日前、母親が「クラブ活動の人間関係で悩んでいる」と学校に相談していたが、学校は何もしていなかった。「この子は強いから『大丈夫』という先入観があった」という。
両親が遺書にあった4人の同級生と保護者を提訴。
2011/11/30 岐阜地裁で、両親の請求を棄却。
2012/12/19 名古屋高裁で、両親の請求を棄却。
2009/3/8
    自殺 2006/10/29 長崎県川棚町の県立川棚高校の女子トイレで、女子生徒(高1・15)が首吊り自殺を図り、意識不明の重体になる。10/30未明に死亡。
女子生徒はこの日、所属している吹奏楽部の練習のため登校。午後1時から担当する楽器別の練習がはじまり、トロンボーンの練習をしていたが、2時半頃、ほかの部員に「トイレに行く」と声をかけ、戻ってこないために捜していた。
女子生徒の母親は「練習方法について悩んでいた様子だった」と話す。
2009/3/
  いじめ
自殺
2006/11/9 福岡県北九州市小倉北区の南小倉中学校の校舎から、卒業生の無職・少女(17)が飛び降り自殺。
「私はイジメにあっています」「学校で自殺します。気づいてくれない先生がにくい」などと自殺を予告する手紙が学校に届いていた。差出人名はなかったが、筆跡鑑定で本人のものとほぼ断定。
2007/1/15
0611121 いじめ
自殺
2006/11/12 埼玉県本庄市で、市立本庄東中学校男子生徒(中3・14)が自宅敷地内の倉庫で首を吊って自殺。
11/6 男子生徒は友人3人と県教委が学校に派遣している相談員に、「今月に入ってから別のクラスの生徒らに『500円を返せ』『利子がつくので2万円返せ』と要求されている」「2年生の時も金をとられた」と相談していた。学校側は「金銭の要求には応じないように」と指導していた。
2009/3/8
0611122 いじめ
自殺
2006/11/12 大坂府富田林(とんだばやし)市の市立第一中学校大川理恵さん(中1・12)が飛び降り自殺。
自宅机のうえに「わたしは自殺します。さようなら」などと書いた遺書が残されていた。女子生徒は背が低いことをからかわれたり、足を引っ掛けられる、通せんぼされるなどのいじめを受けていた。複数の男子生徒が女子生徒を取り囲んで耳元で大声を出すなどしていることに担任教師らが気づき、その場で注意していた。ほかの教師ら9人も情報を共有していたが、校長や教頭に報告せず、改めて生徒への指導も行わなかった。
2009/3/8
061114 いじめ
自殺
2006/11/14 新潟県神林村の村立平林中学校男子生徒(中2・14)が、部活動を終えて下校後、自宅農家の作業場で首吊り自殺。
男子生徒は同級生にズボンを下ろされたあと、「死にたい」「転校したい」などと繰り返しもらしていた。
2009/3/8
  いじめ
自殺
2006/11/22 山形県高畠町の県立高畠高校で、渋谷美穂さん(高2・16)が、渡り廊下の屋根から飛び降り自殺。
携帯電話に実名で書かれた5人の生徒以外の同級生に対して、「これで満足? もう、ワキガ臭くも、おなら臭くもないもんね。皆が言った暴言、痛かった。いつも泣きたかった」「死は怖いけど、生きているより怖くはないです」「今回のイジメでやっと理解した。うぅん、理解させられた。私は皆に不快な思いしか与えられないんだってこと」と残していた。
自殺直前に「男子からも消しゴムのかすをかけられる」と母親に打ち明けていた。

2009/11/20 両親は県を相手に民事裁判を起こす。
2014/3/11 山形地裁で棄却
2014/3/25
  いじめ
自殺
2006/12/13 福島県浪江町の町立中学校男子生徒(中2・14)が行方不明になる。
12/18 自宅近くの物置で自殺しているのが見つかる。
12/3 男子生徒は親類の中学生(中1・13)の携帯電話に、「以前入っていたクラブの部員に殴られて、小屋に閉じこめられた」と連絡していた。
10/ いじめアンケートの「一部の人に無視される」「通りすがりに嫌なことを言われる」にマルをつけていた
2009/3/
  2007年
    いじめ
自殺
2007/2/1 千葉県松戸市の市立中学校男子生徒(中2・14)が、マンション8階から飛び降り自殺。
男子生徒は2年生の1学期頃から部活内で「疎外感を感じる」と顧問に訴えていた。
1/31 同学年の他の生徒7人とともに、1人の生徒を殴ったり、足をかけたりして肩の骨を折るけがを負わせた。8人は学校の指導を受け、被害生徒に謝罪していた。男子生徒が自殺したマンションは被害生徒の住んでいるマンションだった。
2007/9/24
    いじめ
自殺未遂
2007/5/31 佐賀県唐津市の市立第一中学校の校舎2階と3階の階段途中の踊り場から、女子生徒(中1・12)が飛び降り、重傷を負い、両足が動かなくなる。
ソフトボール部の先輩3人から運動場で体操服の短パンを下ろされたり、「なんで悪口を告げ口したのか」と問い詰められたり、同級生に無視されたこともあったという。
2009/3/下旬 女子生徒と両親が、市と上級生3人、保護者6人に、治療費や慰謝料など計約1億3100万円の損害賠償を求め提訴。
2012/1/27 佐賀地裁の野尻純夫裁判長は、原告の請求を棄却。
2012/6/10
  いじめ
自殺
2007/6/8 大阪府茨木市の追手門学院大学在日インド人の男子大学生(大3・20)が、自宅マンションから飛び降り自殺。
遺書には「学校で受け続けたイジメ(略) 僕はもう限界です。僕には居場所がありません」などと記されていた。自殺する2日前に親友に送った携帯メールには「毎回学校で嫌な思いをするのは耐えられない」「学校行くたびに傷ついていくなんて最悪」「学校は楽しい場所であってほしい」などと大学でのいじめを示唆する文面が残されていた。

遺族はゼミ担当教授らに、自殺原因とみられるいじめの調査を依頼し、同教授が再三にわたり、大学側に早期の調査と原因究明を求めたが、大学側は「調査対象の学生の親から苦情が出る」などとして調査をせず、3年以上放置。
約1年後、自宅で病気療養中だった父親が、「息子に会いに行く」と言って同じ場所から飛び降り自殺。

2010/8/ 遺族は大阪弁護士会に人権救済を申し立てる。
2010/12/27 同大学の理事長が調査報告書を公表し「いじめの存在を否定できない」として公式に謝罪すると共に幹部8人の処分を検討すると発表。
2014/8/
0707031 いじめ
自殺
2007/7/3 兵庫県神戸市須磨区の私立滝川高校で、男子生徒(高3・18)が、校舎から飛び降り自殺。ズボンのポケットに「金を要求されたが払えない。成績も下がり、死ぬしかない」などと記したメモが残っていた。
男子生徒は2年生の頃から、同級生グループ内で仲間の食料を買いに行かされたり、全員の飲食代を支払わされたり、日常的に嫌がらせを受けていたという。
2007/9/24
    いじめ
自殺
2007/7/3 大阪府大東市の市立中学男子生徒(中2・13)が、自宅3階ベランダで、ひも状にしたカーテンで首吊り自殺。遺書はなかった。
男子生徒は昨年5月と今年4月の2回、同級生の男子から「きしょい」「あっちに行け」などと言われ、担任に「友達から悪口を言われた」と泣きながら訴えた。担任は同級生も交えて3人で話し合い注意し、双方の保護者にも連絡したという。
校長は「継続的に圧迫されていたわけではなく、いじめには当たらないと認識している」と述べ、自殺との関連性は否定。大東市教育委員会学校教育部の指導官も同様の見解。
2007/9/24
070704 いじめ
自殺
2007/7/4 明治大学の応援団リーダー部に所属していた理工学部の男子学生(大3・21)が茨城県内の実家で首吊り自殺を図る。7/15死亡。
2006/1/頃から、部の複数の幹部らが暴行するなどしていた。
自殺後、大学は調査委員会を設置し、「部の伝統的な体質に問題はあるが、いじめはなかった」としていたが、暴行現場を写したビデオが発見され、再調査に乗り出す。
2008/9/
     自殺 2007/7/12

滋賀県長浜市弓削町の市立びわ中学校で、女子生徒(中2・13)が校舎3階の音楽室から飛び降り自殺。
2006/9/ 女子生徒はほとんど登校しなくなった。
最近は週2回程度登校し、保健室で養護教諭やスクールカウンセラーと話をしたり勉強をしたりしていた。同日午後2時ごろ、母親の車で登校。約1時間後に「校舎を見て回りたい」と養護教諭に申し出て、カウンセラーの許可を得て1人で行動していたという。
校長は記者会見で、「友だち付き合いで悩んでいたのは把握していた。いじめがあったとは思っていない」と話した。

2007/9/24
  傷害致死 2007/8/26 北海道函館市の公園で、私立高校の佐藤智也さん(高3・18)が、市内に住む男子高校生6人(15-18)と無職・少年に集団暴行され、意識不明の重体で発見される。8/27 脳挫傷で死亡。7人のうち5人は佐藤さんと同じ中学校出身。内1人は同級生で4人は後輩。2人はそれまで佐藤さんと面識がなかった。

佐藤さんを含む10数人が別の公園に集まり、佐藤さんにサッカーのゴールキーパー役をやらせ、次々にボールを蹴るなどした。
内1人が「1対1のけんかをしよう」と佐藤さんに持ちかけ、暴行を加えたあと、別の公園に移動。7人が集団で、顔に膝蹴りを入れたり、素手や金属バットで殴ったり、顔を何度も踏みつけたりした。水をかけても意識を取り戻さない佐藤さんをその場に放置して逃げた。巡回中の警備員が発見して救急搬送された。

調べに対し、暴行の中心になった中学校の元同級生の少年は「2年前から佐藤さんに金銭を要求したり、暴行を加えていた」と供述。 

2008/3/ 函館地裁で、柴山智裁判長は主犯格の元同級生(18)に懲役5年以上8年以下、無職少年(19)に同4年以上6年以下の不定期刑を言い渡した。
犯行当時15歳の元高校生の少年2人を函館家裁に移送する決定を言い渡した。
2014/4/
    いじめ
自殺未遂
2007/9/8 埼玉県川口市の市立中学女子生徒(中2・14)が8階建て集合住宅の上層階から飛び降り自殺を図り、重傷を負う。自宅からは「ごめんね」「さようなら」などと書かれたメモ用紙が見つかった。
その後の学校が全校生徒にアンケートを実施した結果、女子生徒がクラスの何人かから「うざい」「きもい」などと言われていたことが判明。
9/8 女子生徒は体育祭の練習でミスをした際に周囲にからかわれ、元気がない様子だったという。
2007/9/24
    自殺 2007/9/12 埼玉県川口市で、市立中学校男子生徒(中1・12)が、市営住宅から飛び降り自殺。
9/3 2学期の始業式には出席し、翌日から学校を休んでいたが、9/12は登校することになっていた。
2007/11/20
    いじめ
自殺
2007/9/13 東京都練馬区の区立三原台中学校近藤絢(けん)くん(中2・13)が、自宅で首吊り自殺。
両親は当初、思い当たる原因がなく、既往症の心室中隔欠損症による病死と発表してくれるよう、学校に依頼。その後、いくつものいじめの情報が寄せられ、学校に自殺の発表とアンケートなど、いじめの調査を依頼するが、学校は拒否。1年後に自殺であったことを発表するが調査はせず、学校も教育委員会も、いじめが原因の自殺ではないとする。
2009/10/4
    いじめ
自殺
2007/10/9 大阪府茨木市の府立山田高校男子生徒(高1・15)が、マンションから飛び降り自殺。
男子生徒は好意を寄せていた水泳部の女子マネージャーにふられた腹いせに、「むかつく」とマネージャーの悪口を友人にメールで送信したところ、このメールが他の部員らに転送され、部内での人間関係が悪化。
8月末、男子生徒は「ごめんオレもういいわ 空に行くから」と自殺をほのめかすメールを送信。これも部員らに転送された。
9月末、男子生徒は保護者に、「水泳部で浮いている」と相談。母親が担任教師に相談していた。担任教師は、3回にわたり本人に聴き取りを行い、メールの存在も把握していたが、保護者に連絡しなかった。
両親は、府に約2400万円の損害賠償を求める民事訴訟を起こした。

2012/5/30 大阪地裁で棄却。その後、高裁でも棄却。
2008/3/29
    いじめ
自殺
2007/10/31 岡山県岡山市女子生徒(中3・14)がJR山陽線で列車に飛び込み自殺。
9月中旬、女子生徒が開設していたインターネットの掲示板に、「それこそ嫌われ物間違いなしね もう既に嫌われ物かッ」などの内容が書き込まれていた。
12/ 母親がサイトの書き込みを発見し、容疑者不詳のまま告訴。
2008/2/28 同級生(中3)を侮辱の非行事実で岡山家裁に書類送致。
2009/3/
    いじめ
自殺
2007/11/16 岡山県岡山市の公立中学校出身私立高校男子生徒(高1・16)が自殺。
遺書にいじめに関する記述はなかったが、ほぼ全身に多数のあざがあった。
2007/11/19 中学校時代の先輩で、土木作業員の少年(18)と、自殺した生徒と同じ私立高校に通う男子生徒(高2・16)が、後輩ら3人を河川敷に呼び出し暴行を加えたとして傷害容疑で逮捕。自殺した男子生徒も暴行などの被害にあっていた。
2007/11/20
    いじめ
自殺
2007/12/1 群馬県西毛地区の県立高校男子生徒(高2・17)が、修学旅行から帰宅直後に自殺。
男子生徒は修学旅行中に担任教師に泣きながら「別の生徒から悪口を言われた」と相談していたことが判明。また、自殺の数カ月前に「人の顔を見るなり、『キモイ』『ウザイ』などを言っているのを、毎日のように聞いているような感じがする」と、書かれた作文を残していた。
2009/3/
  2008年
   いじめ
自殺
2008/2/6 北海道芽室町の私立白樺学園高校の男子トイレで、男子生徒(高1・17)が首吊り自殺。
男子生徒は2006/5/頃から2年生3人に殴られるなど暴行を受け、教師らが指導した。2007/1/末には校外の少年に金をせびられたとして、母親が担任教師に相談していた。
男子生徒の遊び仲間で、殺した生徒の小学校時代の同級生の板金工の少年(17)と無職少年(16)を傷害容疑で逮捕。無職少年は、共通の遊び仲間を通した知人だったという。2人は「最初は冗談半分だったが、エスカレートしてしまった」と話した。
自殺の2日前に、無職少年の部屋で男子生徒に「耳のピアスの穴が小さい。大きくしてやる」と言って、ピアス用の器具を入れて無理やり広げた疑い。また、飲酒を強要していたことも判明。
2009/3/
   自殺 2008/3/14 秋田県潟上市天王の市立天王南中学校のトイレで、女子生徒(中1・13)が首吊り自殺。スケッチブックに自分を責めるメモ書きがあった。
3/13 部活動の入退部について、同学年の女子生徒を傷つけるメールを送っていた。
3/14 メールを受け取った生徒の父親が学校に相談。担任が女子生徒に確認すると。気落ちした様子で反省していたという
2009/3/
  いじめ
自殺
2008/3/21 長野県の県立田川高校の校内で、男子生徒(高2・17)が自殺。
3/18付本人のブログに「むちゃぶり 自分の課せた量を分っているのか? 3日で片付く量じゃないだろう。何考えているんだ。無茶苦茶だ…。」などと書いていた。

「1年の時に携帯電話の学校裏サイトに書き込みがあり、悩んでいたようだ。いじめがあったのではないか」との遺族の訴えを受け、1か月後、校長が調査委員会の設置を決定。

2009/3/ 委員会は、「複数の要因が作用した結果」と結論。
委員会は考えられる要因を、因果関係や時間が近い「近因」、直接的な因果関係はなく時間的にも近くない「中因」、因果関係も時間も遠い「遠因」に分類。
いじめとの関連が疑われた携帯サイトへの書き込みは「中因」とし、中傷による衝撃がクラスメートからの孤立感を強めていたとした。
このほか、友人関係の悩み、学業成績の不振による進級への不安、性格の繊細さなどを挙げた。
さらに、学校の教育環境も検証、「学校側の認識や対応が必ずしも十分ではなかった」という見解を示した。
2014/4/
   いじめ
自殺
2008/5/29 福岡県北九州市小倉北区の私立美萩野女子高校女子生徒(高1・16)が、「ホームページのブログに『死ね』と書き込みされていた」などと書いた遺書を残して、自宅で首吊り自殺。
学校側は書き込みがあったことと、書いた生徒が誰かは確認したものの「いじめにあたる事実はなかった」とする。
女子生徒の父親が、書き込みをした同級生を侮辱容疑で告訴。
2009/3/
   いじめ
自殺未遂
2008/6/19 北海道千歳市の市立青葉中学校女子生徒(中1・13)が自宅マンションから飛び降りて意識不明の重体。
部屋には両親と友人2人にあてた遺書計3通があり、両親あてには「今日学校でいろいろあって、つらくなった。中学校生活を過ごす自信がなくなった」といった内容が書かれていた。特定の生徒の名前はなかった。

数日前、女子生徒は両親に「ウザいと言われた」「ばい菌扱いされた」と同級生からいじめを受けていることを訴えていた。

学校側は生徒や教諭からの聞き取り調査で女子生徒が「ウザい」と言われていたことをつかんだが、12/21「いじめの有無は判断できない」「(自殺を図った)原因は特定できない」とする報告文書を両親に手渡した。

2009/3/13 市教委は「これまでの調査の結果からいじめの事実は認められず、聞き取り調査が生徒に与える影響を考慮すると実施すべきでない」とし、両親が求めていた同級生らの調査も改めて拒否。
道教委が市教委に指導していた保護者説明会の実施は、「昨年6月26日に実施しているため、再度実施する予定はない」とする。

学校や市教委の調査では、「女子生徒がいやがらせを受けていた」との証言を把握していたが、いやがらせしたとされる生徒が否定したため「事実確認が取れない」として、いじめの有無を判断する情報として扱わなかったという。
聴き取り調査の資料は、パソコンで打ち直した資料を作成したあと、廃棄処分。
2014/4/
  いじめ
自殺
2008/9/10 千葉県館山市の市立第三中学校男子生徒(中2)が首吊り自殺。
「もうこの世の中につかれました。どこにいくかわかりませんが、さがさないでください」との遺書を残していた。
男子生徒は小学校時代からいじめを受けていた。本人の希望で中学は隣の学区を選んだが、所属していた部活動などでいじめを受けていたという。

自殺後に、学校は1、2年生550人を対象にアンケートや聞き取りを実施したが、市教委は父親らに「からかいなどいじめにつながる事実はあったが、死に直接結びつく要因は分からなかった」という結論しか伝えていなかった。

2012/9/ 死後4年を機に父親が、「自殺はいじめが原因」として市教育委員会に再調査を求めた。アンケート結果の開示や関係者への聴取などの再調査を求める。
2012/10/ 後任の校長が2011年3月末に、アンケートを廃棄していたことが判明。
2012/11/ 市教委が改めて小中学校時代の同級生らに情報を求めるアンケートを実施。
2012/12/ アンケートの結果公表時に、からかいなどのいじめがあったことは認めたが、自殺との因果関係は否定。

2013/6/13 市民団体の情報開示請求で公開された文書から、市教委が在校生らに実施したアンケートに、当時2年生の生徒が、自殺した生徒が「臭い、うざい、死ね」と言われていたなどと回答、当時3年生の生徒が「学校はいじめを隠蔽しているようにしか見えなかった」と記述があったが、公表されていなかったことが判明。
市教委の担当課は、「(公表文書の)記載漏れだった。隠したわけではない」と説明し、遺族に謝罪。

2014/9/12 館山市は、遺族の要望を受け、第三者委員会を設置して再調査する方針を発表。
2015/1/ 市と遺族が7回協議。第三者委員会の委員選考に当たって、父親は6人の委員のうち3人の候補を提案しようとするが、市側は団体推薦にすべきとして名簿の受け取りを拒否。 
2015/4/7
   いじめ
自殺
2008/10/10 埼玉県さいたま市の市立中学校女子生徒(中3・14)が、自殺。
後日、同級生の実名をあげて「復讐はきっちりしますからね」などと書いた遺書が見つかった。
7/上旬 女子生徒は同級生らのプロフに「キモイ」「一緒のプールに入りたくない」「転校生、うまくすれば不登校になるかも」などと書き込まれ、担任が書き込みを認めた生徒ら2人を女子生徒の自宅まで連れて行って謝罪させていた。
さいたま市教育委員会と学校側が遺族を訪問し、再調査結果、「いじめられていると思っていた」「仲間はずれにされているのを見た」「常に一人だった」などいじめの存在をうかがわせる証言はあったが、これらの証言には「憶測が含まれている」として、いじめを否定。
2009/3/
  2009年
   いじめ
自殺未遂
2009/1/15 福島県いわき市の市立中学校女子生徒(中2)が校舎2階から飛び降りで両足骨折などの重傷を負った。女子生徒は以前から学校にいじめを相談していた。 2009/3/
   いじめ
自殺
2009/3/3 三重県伊勢市の私立皇学館高校男子生徒(高1・16)が自殺。
パソコンに残された遺書に、「暴言、暴力、嫌がらせが浴びせられ、精神的に嫌になった」「いじめの醜さを子どもに教えてあげてください」などと書かれ、同級生の男女7人の名前が挙げられていた。また、自分以外にも友人がいじめられていることを伝える内容もあった。
自殺の1週間ほど前に、「首をつる夢を見た」などと、陸上部の仲間に自殺をほのめかすような話をしていた。
学校側が1、2年生の全生徒を対象に調査した結果、男子生徒のクラスでは大半の生徒が自殺した男子生徒へのいじめを認識していたことが判明。

2012/ 親が、当時の同級生7人とその両親、当時の担任教師、校長ら計23人と学校法人皇学館を相手取り、慰謝料など計約1億800万円の損害賠償を求めて津地裁に提訴。
2015/3/5 津地裁は、原告側の訴えを棄却。
2015/12/
更新
   いじめ
自殺未遂
2009/3/5 北海道滝川市の市立中学校男子生徒(中1・13)が、自宅のある集合住宅から飛び降り自殺をはかり、右足骨折の重傷。
飛び降りる直前に家族にあてて、暴力によるいじめを受けていたことと、相手の生徒1人の名前をメールで送っていた。
3/6 学校が全校生徒を対象にアンケートを実施。結果、「男子生徒が暴力を受けていたのを見た」「他にもいじめを受けている生徒がいる」となどの内容があがった。
2009/3/
  致死 2009/7/19 東京都大田区の多摩川で、村沢卓也くん(高1・16)と内山雅大くん(高・161)が水死。
当初、事故し思われていたが、現場にいた生徒が事故当時の様子を携帯電話の動画で撮影していたことが判明。動画には、私立高校の同級生の男子生徒(当時高1)と女子生徒(当時高1)が、亡くなった2人の背中を押して、川に飛び込ませる場面が映っていた。当時、男女生徒を含む同級生8人で川岸で遊んでいた。
2010/2/21
   いじめ
自殺
2009/8/21 愛知県名古屋市の市立藤森中学校男子生徒(中3・14)が、守山区の歩道で未明、焼身自殺。
2008/11/ 男子生徒の母親は学校に「9月頃から、持病の皮膚炎をからかってあだ名で呼んだり、カバンを引っ張ったりするなどのいじめを受けている」と学校側に相談していた。学校は、いじめにかかわっていた同級生ら7人に注意した結果、いじめはなくなり、今年3月の個人面談でも男子生徒は「いじめはもうありません」と話したと主張。
2009/8/26
   いじめ
自殺
2009/8/30 静岡県藤枝市の市立広幡中学校女子生徒2人(中2・13)(中2・13)が、商業施設の立体駐車場から飛び降り自殺。一人の携帯電話に「学校が楽しくない」「上履きに画びょうが入っていた」などと書かれており、自宅にもメモがあった。
同女子生徒は、小学校の頃から仲間はずれにされたり、悪口を言われたりしており、中学入学後、学校はいじめた生徒数人を複数回にわたって指導していた。2009/6/同生徒は「とても過ごしやすい学級だ」と話していたという。もう一人の女子生徒は、1年生時に男子生徒から悪口を言われたことがあり、2年生になってから不登校が続いていた。2人は同じ小学校出身で、仲がよかった。
2009/10/4
   暴行致死 2009/11/17 沖縄県うるま市で、市立中学校米盛星斗(よねもり・ほしと)くん(中2・14)が、うるま市具志川の空き地で、同級生8人に暴行されて死亡。少年らは、消防に通報した際、「小屋から落ちた」と口裏をあわせていた。少年(中2・13-14)8人を初等少年院送致。
校長は、星斗くんが2年生になってから7月頃までの間、母親から、8人の生徒との関係について複数回相談があったとしたが、「何らかの目に見えない力関係があったと考えている。ただ、文部科学省は、被害者本人からの訴えがなければいじめとしての報告義務を課しておらず、事件が発生するまで市教委に報告しなかった」と説明。
2010/2/21
  いじめ
自殺
2009/11/ 高知県高知市の学校法人高知学園男子生徒(中1・13)が自宅で自殺。
遺書は見つからなかったが、通夜の際に友人が「先輩が(男子生徒に)死んだらいいと言っていた」と手紙で遺族に伝えた。
両親が、学園と当時の担任教諭ら2人に、計800万円の損害賠償を求めて、提訴。
2012/6/5 高知地裁で、学校側に190万円の損害賠償の支払いを命じる。松田典浩裁判長は、自殺による死亡という事実を伏せたまま一部生徒に実施した調査は「自殺の原因がいじめか否かを解明するには不十分」と指摘し「学園の(両親に対する)調査報告義務違反は取り返しのつかないもの」とした。また、担任教諭の配慮を欠いた発言で両親に精神的苦痛を与えたことも認めた。

2012/12/20 高松高裁で、金馬健二裁判長は「学校には全校生徒に自殺の事実を知らせたうえで聞き取り調査をするまでの調査義務があったということはできない。つたない点があるものの学校は必要な調査報告義務を尽くしている」などとして地裁判決を一部取り消し。一方、当時の担任教諭が男子生徒の両親に対し自殺の理由について配慮を欠いた発言をしたことについては1審を支持し、担任教諭と高知学園にあわせて30万円を支払うよう命じた。

2012/12/
  2010年
   いじめ
事件
2010/1/26 埼玉県春日部市立葛飾中学校で、美術の自習中に作品につける名札が風に飛ばされて校舎ひさしに引っかかり、名札を取ろうとした男子生徒(中3)が校舎ひさしから転落。骨盤骨折などの重傷を負う。

3/2 埼玉県警は、被害生徒にひさしに乗るよう強要したとして、同級生の男子生徒を強要容疑で逮捕。また、転落事故の約1週間前に、けがをした男子生徒に集団暴行を加えたとして、逮捕された生徒を含む5人の男子生徒を暴力行為処罰法違反容疑で書類送検。
2010/7/
  いじめ
自殺
2010/2/15 東京都清瀬市の市立中学校女子生徒(中2・14)が、自宅マンションから飛び降り自殺。
B5のルーズリーフ1枚を破り取ったものに「死にたい… こんな社会に生きていても 何も得しない もう 私は死にたい 学校なんか行きたくない 皆が敵に見えるから 学校にいる時間 私には苦痛を感じる 2/12(金)は私の命日になることを祝ります。(原文ママ) (中略)  お父さん お母さん ごめんなさい さようなら」などと手書きされ、いじめを訴える内容もつづられていた。

3/10 市教育委員会は、校内の聞き取り調査結果を公表し、「一部の生徒の間で悪口やうわさがあったのは事実だが、いじめの有無は現時点で判断できない」と説明。
報告には女子生徒と友人が服装や趣味などをめぐり悪口を言い合ったことがあったなどとする複数の生徒の発言を匿名で列記。自殺前の2月8〜10日ごろ、誰かとけんかしている様子なども目撃されていたが、一方的に攻撃を受けたり、仲間外れなどの状態は見受けられなかったとしている。
2010/7/
  いじめ
自殺
2010/3/4 鹿児島県南九州市の市立知覧中学校男子生徒(中2・14)が自宅で首を吊って亡くなっているのを、午後7時頃、家族が発見。
遺書はなかったが、生徒の自殺後、「金をせびられていたと聞いたことがある」「(生徒が所属していた)野球部の練習の時、スパイクに水が入れられていたのを見たことがある」といった、いじめをうかがわせるような証言が出る。
2010/7/
  いじめ
自殺
2010/6/7 神奈川県川崎市多摩区の市立中学校篠原真矢(まさや)くん(中3・14)が、自宅トイレで硫化水素自殺。遺書に「友達をいじめから助けられなかった。14年間生きていて楽しかった」などと、4人の実名をあけて男子グループのいじめを告発していた。

8/25、神奈川県警は今年2月に教室でズボンやパンツを無理やり脱がすなどの暴行を加えた疑いで3人を書類送検。1人(2月時点で13歳)を児童相談所に通告。
4人は、いじめた側として遺書に実名が挙げられていた。

2010/9/4 学校と市教委が設置した外部の人間を含めた調査委員会で、4人の生徒を含め、当該男子生徒周辺の一部の生徒からの「いじめ」があったと認定。
自殺の外的要因として「いじめ」があったことを認める。
学校体勢の問題点について、言及。
遺族や生徒の保護者らに報告書の全文を公表。
2015/12/
更新
  いじめ
自殺
2010/6/7 新潟県の県立高校女子生徒(高3)が、自室で首吊り自殺。
「本当は死にたくない」と書かれたノートが見つかったほか、ごみ箱から「なぜ私はくさいのですか。なぜ私はみんなと違うのですか。どうして私は嫌われるのですか。私は来週死にます」とピンクの蛍光ペンで書き殴られたA4サイズのメモが見つかった。
学校はいじめの存在を認めない。

2013/3/25 新潟県弁護士会は、両親の人権侵害の申し立てに対して、「いじめと自殺の因果関係は不明」としながらも、「あだ名の命名や流布、体臭の指摘はいじめに当たる」として、いじめがあったことを認め、再発防止に取り組むよう求める勧告書を出した。
2014/12/21 県が設置した第三者委員会は、いじめについては「陰口はあったが、いじめとは認められなかった」と結論。一方、女子生徒に対して適切な対応をせず、自殺後の調査や遺族対応もずさんだったと同校や県教育委員会の対応に問題があったと指摘。自殺原因については「学校生活や将来に対する閉塞(へいそく)感、孤独感からくる適応障害によるものと考えられる」とまとめた。
2013/4/2
  殺人未遂 2010/6/15 神奈川県横浜市港北区の私立清心女子高校で、女子生徒(高1・15)が授業中に同級生の女子生徒(高1・15)を包丁で刺し、重傷を負わせる(9月上旬、意識回復)。
殺人未遂の現行犯で逮捕。
調べに対し、「日ごろからうるさかったので、けがをさせようと思った」などと供述。

2010/10/27 横浜家裁はも医療少年院送致の保護処分を決定。
2010/7/
  傷害事件 2010/6/17 山口県立田布施農工高校の本館4階の教室で、男子生徒(高1・15)が同級生の女子生徒(高1)の右肩など数か所を包丁(刃渡り約20センチ)で刺し、約2週間のけがを負わせる。傷害容疑で逮捕。
男子生徒は母親に「看護師になるため別の高校に移りたい」と相談したが反対され、「願いがかなわないことで、自暴自棄になった」「横浜市の女子高生が刃物で同級生を刺した事件のニュースを見て、騒ぎを起こそうと包丁を持ち出した。相手は誰でもよかった」と供述。
2010/7/
  いじめ
自殺
2010/7/21 福岡県太宰府市の私立筑紫台高校の体育館3階の廊下で、剣道部の男子生徒(高1・15)がいじめを受けたと訴えるメールを残して自殺を図る。3日後に死亡。
男子生徒は数日前から、母親に「部活がつらい。辞めたい」とメールを送っていた。
3年生数人が「部活動の指導」として、自殺した生徒を含む下級生を平手打ちしたり、正座させるなどしていたことが判明。学校側が「部活動の上級生から“行きすぎた指導”があった」とする報告書をまとめた。しかし学校側は上級生の不適切行為を認めたものの、いじめとは断定せず、自殺との因果関係も不明とする。
2012/5/
  いじめ
自殺
2010/8/17 大阪府高槻市の小学校女子児童(小3・8)が、自室ベランダで首吊り自殺。
女子児童は1月25日に転入。2月1日と15日に、道具箱や教科書、ドリル計12冊に「しね」という落書きがあったが、誰が書いたか特定できなかった。
2010/11/9
  自殺? 2010/9/3 愛知県瀬戸市の市立中学で、男子生徒(中3・14)がプール脇で首をつったような状態で死亡しているのが見つかった。自殺の可能性があるという。 2010/11/9
  自殺 2010/9/14 東京都東村山市の都立高校の2階女子トイレの個室で、午前10時ごろ、女子生徒(高3・18)が首吊り自殺 2010/11/9
  いじめ
自殺
2010/10/1 秋田県大館市で、市立中学校男子生徒(中3)が自殺。
市教委は両親に「学校生活でいじめなどの問題はなかった」と報告したが、両親は「自殺したのは教師と生徒による複合的ないじめが原因」「2年生の時からいじめを受けていたのではないか」など再調査を依頼。

9/19 男子生徒は高校進学に際して、市内の志望校に体験入学する予定だったが教師が体験入学の申込用紙を配布した際、この生徒にだけ用紙が渡っておらず、体験入学当日に志望校に集合した際、引率の別の教師が申込用紙の未提出を理由に体験入学を認めず、1人だけ帰宅させていた。
また、自殺当日は、学校で別の生徒の学生服が切られ、近くでカッターナイフを持っていたこの生徒が疑われ、学校から生徒宅に「ナイフを持って来ないように」と電話があった。生徒は「何もしていないのに、なぜ僕だけ疑われるのか」と両親に話した直後に自室で自殺したという。

2011/10/14 秋田県子どもの権利擁護委員会(水俣健一委員長)は、『いじめの有無について断言できない』としながらも、生徒の自殺後の大館市教委の調査には問題があったなどとする調査結果を公表。
2011/10/
   いじめ
自殺
2010/10/23 群馬県桐生市の市立新里東小学校上村明子さん(小6・12)が自宅で首吊り自殺。
小学校4年生で愛知県から転校。5年生のとき、授業参観に訪れたフィリピン人の母の容姿について悪口を言われたり、「汚い」「近寄るな」と言われるなどのいじめを受けていた。クラス替えをした6年生になっても、無視をされる、仲間はずれにされるなどのいじめを受け、9月中旬からは給食をひとりで食べることが多くなり、休みがちだった。10/21の社会見学に参加した折、同級生に「こんなときだけ来るのか」と言われ、ふさぎこんでいた。
両親は6年生になってから10回以上、学校側にいじめを訴えていた。翌年3月には大阪方面に引っ越すことも考えていた。
学校は学級内で孤立していたことは認めながらも「いじめの認識はない」と否定。
2011/3/29 桐生市が設置した第三者調査委員会が、いじめを自殺の「大きな要因の一つ」と位置づける一方で、「唯一の原因とは判断できない。家庭環境などの他の要因も加わり、自殺を決意した」と結論。「プライバシーの問題がある」として、調査報告書の全文は遺族にも公開していない。  

2010/12/27 両親が県や市を相手に損害賠償を求めて、提訴。 
2013/  いじめの中心になっていた元同級生と母親を相手に損害賠償を求めて提訴。
2014/3/15 前橋地裁で、いじめと自殺との因果関係や学校の安全配慮義務違反を認めて、市と県に450万円の支払いを命じた。 (被告控訴)  

2014/9/30 東京高裁で、市側と和解。
@ 桐生市は明子さんが自ら命を絶ったことに哀悼の意を表明する。
A 桐生市は明子さんがいじめを受けていながら、十分な措置を講ずることができなかったことについて謝罪する。
B 桐生市はいじめに対する安全配慮義務の不完全履行についての解決金(調査報告義務違反を含まない。)として金150万円を支払う。
など。   

2014/12/1 前橋地裁で、原道子裁判長のもと、和解。
いじめをした少女が、明子さんの遺影に手を合わせて頭を下げるなどの内容。和解金の支払いはない。
     
2014/12/18
   いじめ
自殺
2010/10/25

東京都足立区の区立中学校男子生徒(中3・14)が自宅の裏庭で自殺。
男子生徒の制服のポケットからは侮辱されたことを自殺の理由とする遺書が2通見つかった。また、「7回死にたいと思ったら死のうと決めていた」などと書かれていた。

学校と教育委員会が自殺後、同学年の全生徒約200人から聞き取り調査をした結果、1年生の頃から複数の同級生が、計30回近く、侮辱する呼び名で呼ぶなどのいじめ行為をしていたことが判明。同級生5人が男子生徒を侮辱するような言葉を「言った」と答えた。

2011/1/ 区教育委員会は、「遺書に自殺を結びつける明確な言葉はなく、因果関係は不明」と判断。両親は再調査を求めていた。

2013/2/28 教育委員会は、いじめとの因果関係などを詳しく調べるため、第三者調査委員会を設けると発表。 

2013/11/21 調査委員会は「侮辱的な呼び名で呼ぶ行為」を男子生徒にとって心理的な攻撃による深刻ないじめであったとして、自死の要因のひとつになったと認める報告書を区に提出。

2014/3/25
   いじめ
自殺
2010/11/14 千葉県市川市の市立中学男子生徒(中2・14)が自宅で首つり自殺。
11/1 学校が実施したアンケートで、「暴言や悪口による嫌がらせ」「物を隠される」「自分だけ集中的に何かされる」「訳もなくたたかれたり、殴られたり、けられる」の4項目を選び、いじめが「続いている」と回答。具体的には「ズボン下ろし」と記述していた。
11/10 担任教師に面談で、「いじめる生徒」として、同学年で別のクラスの男子生徒1人の名前を挙げていた。
学校側はこの1人を含む生徒3人に事情を聴く予定だった。
2010/11/23
   いじめ
自殺
2010/11/22 北海道札幌市立伏見中学校女子生徒(中2・13)が自宅があるマンション6階から飛び降り自殺。
自宅居間に置いてあった遺書には「1年生のとき無視されたり『キモイ』と言われた」という内容やいじめをしていたとみられる男女複数の生徒名、「学校のスピーチが嫌だ」といった内容が書かれていたという。
2010/12/22 同市教育委員会と中学校は、いじめは確認できなかったとする調査結果を公表。  
2010/11/23
  2011年
  いじめ
自殺未遂
2011/3/2 広島県広島市の市立小学校女子児童(小6・12)が、自宅で自殺未遂。けがはなかった。
「死ななければ、みんなはつらさを分ってくれない」などと話した。
女子児童は同級生から筆箱を放り投げられたり、「バカ」「死ね」などの言葉を浴びせられたりしていた。2月には教室の自分の机からリコーダーがなくなった。担任教師に訴えると、教室を捜して見つからないと判断し、「気にせず代わりのリコーダーを音楽室に借りに行くように」と言われた。自殺の前日、掃除時間中に体育館そばのトイレに閉じ込められていた。
担任教諭は女子児童へのいじめをつかんでいたが、加害児童を諭し、その保護者に伝えて解決済みと考えていた。また、解決すれば報告は必要ないと考え、校長にも報告していなかった。
2014/4/
  いじめ
自殺
2011/4/ 熊本県八代市の市立中学校男子生徒(中3・14)が自宅で自殺(2012/9/ 発表)。
生徒の着衣から、加害者側の男子生徒数人の名前とともに「いじめた」という言葉があり、「つらかった」と書かれたメモが見つかった。

市教委は自殺直後に生徒に聞き取り調査を実施。
中学2年の1学期から部活動や学級で、自殺した生徒を仲間外れにしたり、言葉の暴力を浴びせたりするなどの嫌がらせがあったことを確認。メモに名前のあった男子生徒らを含む数人がいじめを認めた。
自殺から10日〜2週間後、生徒や保護者らが遺族を訪れ、謝罪したという。

2011/8/ 調査の結果、校内で仲間外れや言葉の暴力などがあり、市教委は「いじめが原因の自殺」と結論づけた。
遺族は学校と市教委のいじめ調査に理解を示し、警察への被害届も出ていない。

2012/9/10 市教委はこれまで「そっとしておいてほしい」という遺族の意向を踏まえ、公表を控えてきたが、いじめなどに関する国の全国調査が発表されるのに合わせ、公表に踏み切ったという。
2014/4/
  自殺 2011/7/5 日本体育大学の神奈川県横浜市青葉区にある学生寮裏手で、野球部の佐藤涼平さん(大2・20)が、電柱に野球用のベルトをかけ、首吊り自殺。
寮内の自室には、遺書とみられるメモが残されており、将来を悲観するような言葉が記されていた。
日体大広報課は、「いじめのようなものはなかった」と部内でのトラブルを否定。
大学関係者は「プライベートなことで悩んでいたようだ」と明かした。
2014/1/7
  致死 2011/7/24 大阪府大阪市淀川区の新十三大橋で、市立新北野中学校中村晃一くん(中3・14)が、けんかに負けたことを理由に、「罰ゲーム」として、水面から約7メートルの橋脚から淀川に飛び込むことを強要され、水死。
市内の鉄筋工の少年(16)を過失致死の非行内容で大阪家裁に書類送致。周りには他に2人の少年がいた。
晃一くんらは水遊びをしようと川を訪れ、浮輪などを用意していたが、晃一くんには渡されなかった。
2011/12/2
   致死 2011/8/27 茨城県で、県立高校道口(どうぐち)誠也くん(高1・16)が、水戸市に住む県立高校の少年(高1・15)と市立中学校(中3・15)の少年2人に川に突き落とされ、水死。
誠也くんは事件直前、「これまでの人生で何もいいことがなかった」と近所の住民の前で泣いたり、自転車を壊されるなどのいじめにあっていた。
少年2人恐喝未遂、傷害致死容疑で逮捕。
2011/12/2
    いじめ
自殺
2011/8/30 北海道札幌市手稲区の市立前田北中学校男子生徒(中2・13)が、9階建マンションの屋上から投身自殺。
7月初旬に作成したと思われるパソコンの文書があった。
屋上近くの非常階段の壁に「ここから落ちて死ね」との落書きがあった。

7/8 三者懇談で、複数の友人に陰口を言われているなどと相談。特定の個人名は挙げなかった。担任は学級全体に話をするなどの指導をした。
自殺の前日、パソコンを通して友人に自殺をほのめかし、行方が分からなくなっていることを心配した母親が警察に捜索願を提出。友人宅にいるところを保護。生徒は「死にたい」と漏らしていた。家族全員と担任を交え話し合った結果、生徒は「明日は学校に行く」と話したという。
生徒は朝、制服姿で家を出たまま行方が分からなくなったのを、午前9時ごろ、捜していた教諭が屋上にいるのを見つけ、 飛び降りないよう呼び掛けたが自殺した。

2011/10/17 外部調査の結果、「原因が特定できない」と結論。一方で、「生徒の変化や言動の背景に対して、もう一歩踏み込んだ取り組みは可能だった」とした。
2011/12/2
110901 いじめ
自殺
2011/9/1 鹿児島県出水市で、市立中学校女子生徒(中2)が、九州新幹線に飛び込み自殺。
事件直後に学校側は、全生徒を対象にアンケートを実施した結果、学校・教育委員会は「直接のきっかけとなる出来事は確認できなかった」 と結論。

一方、遺族が独自調査をおこない、「物がなくなったり、スリッパがグチャグチャにされたりしていた」「いじめられても『どうしたらいいかわからない』と言っていた」 などの回答が十数人から得られた。また、所属していた吹奏楽部で楽器を壊され、同級生らから弁償を強要されるなどしていたという。

学校の調査でも、遺族側の調査と同様の内容が記載されていたというが、「断片的な情報や憶測・伝聞情報が含まれている」などとして、二次被害を防ぐために非開示にするという。

2014/4/4 遺族がいじめに関するアンケート内容を開示しないとした教育委員会の決定の取り消しを求め、鹿児島地裁に提訴。
2015/12/15 鹿児島地裁で、一部認容判決。全校生徒対象のアンケートの結果をまとめたものの写し(ただし、固有名詞をマスキング処理したもの)の開示を認める。
2016/1/31
更新
  いじめ
自殺
2011/10/3 近畿大学付属東広島高等学校男子生徒(高2)が自殺。自殺直前にツイッターに、家族や友人に宛てた文章を書き込んでいた。同級生の男子生徒がツイッターで、「死ね」という言葉を数百回繰り返すなどしていた。また、亡くなった男子生徒は担任教師から、殴る蹴るの暴力を受けていた。

近畿大学附属東広島高等学校いじめ自殺事件まとめブログhttp://blog.livedoor.jp/mourning156/
MENTAL DETOX http://blog.goo.ne.jp/berryberry501 参照
2012/12/
  いじめ
自殺
2011/10/11 滋賀県大津市のマンションから、市立中学校男子生徒(中2・13)が投身自殺。
学校側は当初、「いじめは把握していない」としていた。
10/17-19 市教委は全校生徒859人を対象に文書でアンケート。約8割の生徒が回答し、この中に転落死した男子生徒に対していじめが行われていたとの記述があったため、生徒たちに直接聞き取りを始めた。結果、男子生徒が死亡の約1カ月前から、同級生数人に殴られたり、ズボンをずらされたりする、死んだハチを食べさせられそうになる、腕で首を絞められる、昼食のパンを食べられる、などのいじめ行為があったことが判明。また、男子生徒は加害生徒に、 「ぼく死にます」と電話していたという。

2012/ 男子生徒の両親が、いじめ行為をした男子生徒3人とその保護者、大津市に約7720万円の損害賠償を求めて提訴。
2015/3/17 大津地裁で、大津市が和解金1300万円を支払い、自殺を防げなかったことや、学校と教育委員会の対応に問題があったことを謝罪することで和解。
男子生徒相手の訴訟は継続。
2015/4/7
  いじめ
事件
2011/11/11 滋賀県高島市の市立中学校で、男子生徒3人(中3・14-15)が、同級生の男子生徒(中3)に暴行を加えたうえ、全裸にさせ、携帯電話で撮影。
排泄物を用意させ、男子生徒に、校内に駐車中の男性教諭の軽乗用車にすりつけるよう強要した。
11/16 県警が3人を逮捕。大津家裁は、強要と暴力行為等処罰法違反などの非行内容で2人を初等少年院に送致、1人を保護観察処分。
少年院送致の2人については別の傷害事件も併せて審理した。
2012/5/
   いじめ
自殺
2011/10/26 大阪府貝塚市の府立定時制高校川岸朋之くん(高1・18)が、商業施設跡地で、首吊り自殺。
持っていた携帯電話に、特定の男子高校生の名前をあげて、メッセージを残していた。
「もっと生きたかったし。もっとみんなと遊びたかったし。もっと楽しい事したかった。死にたくない。死ぬのは怖い。でも死ぬしかないと思った。『生きる』選択肢が無かった。みんな相談もせんとごめん。今までありがとう」(2011/10/25)
「16日までに38000円は無理や。払えたとしても、なんやかんや話だしてきて、取られるのが目に見えている。悪魔や。もうそんな事誰にもせんといて欲しい。俺が死んだらやめるかな」「こんな理由で死んだら、恥ずかしいけど、一生金ヅルはしんどいなあ。怖いし。毎日ビクビクせな あかん」「この日2時に自殺しようとしたけど怖くてできへんかった。また1日電話ビクビクせなあかん。金用意できるんかってゆう電話がこないで欲しい。」「二色浜到着。泣けてきた。今日で死ねる。やっと楽になれる」(2011/10/26)など。

朋之くんは、中学時代の同級生の高校生や専門学校生らのグループに、賭けトランプに負けた金の未払い分の名目で、15万円の借用書を書かされていた。
自殺当日、携帯電話に少なくとも約20回、専門学校生から電話がかかっていた。
大阪府警は恐喝容疑で捜査したが、立証が困難として、約2か月後に捜査を打ち切った。

2012/5/ 専門学校生(18)は、別の窃盗容疑で逮捕され、少年院に送致。

2012/6/26 友人から新たな証言が得られたため、捜査再開。
2012/11/22 大阪府警は、元同級生を、朋之くんにひったくりを強要した容疑で書類送検。
2013/3/29 大阪家裁堺支部は、窃盗の非行事実で送致された元同級生3人のうち、朋之くんにひったくりを指示したとされた無職少年(19)と専門学校生(19)を審判不開始を決定。
2013/3/4 この2人の指示で朋之くんとひったくりをしたとされた大工(19)を不処分と決定。
いずれも同支部は理由を明らかにしていない。
2014/4/
  いじめ
自殺
2011/11/ 宮崎県新富町の町立中学校男子生徒(中2・14)が自殺。
男子生徒は母親に、「いじめられている。クラスに居場所がない」と相談した後、不登校になっていた。
2012/9/ 両親は「いじめがあった可能性が高い」として、学校に無記名でのアンケートや保護者会の開催などを要請。学校は翌月(2012/10/)、記名式アンケートを行い「いじめはなかった」と両親に報告した。

2013/3/ 男子生徒の両親が、いじめが原因だった可能性があるのに十分な調査や遺族への報告をしなかったために精神的な苦痛を受けたとして、町に約280万円の損害賠償を求めて提訴。
訴状によると、学校や町教育委員会の対応は、文部科学省が示した「死亡事案が起きた時は背景調査を主体的に行う必要がある」との通知に反するなど調査や報告義務を怠ったとしている。

2014/8/6 宮崎地裁で棄却。判決では、生徒に起こった事故について、学校側は原因を調査し保護者に報告する義務はあるとした上で、具体的な方法や程度は場合によって異なり、この事例では学校側が義務を尽くしたと判断。またアンケートでいじめを否定する回答があったことや、不登校から1年後に自殺していることから、自殺との因果関係を認定するのも難しいと指摘。
2014/10/30
    いじめ
自殺
2011/11/26 富山県射水市の市立中学校男子生徒(中2・14)が自殺。
男子生徒は今年6月、校内で実施した「いじめ」調査の際、「複数の男子生徒にからかわれたり、暴力を受けている」と相談。学校は、名前が挙がった複数の2年生の男子生徒に口頭で注意したというが、今月行われた調査の際にも、「いじめが続いている」と話していた。
亡くなる2日前に、担任と面談した際にも、他の生徒から暴力を受けていると相談し、学校側は対応を検討していたという。
一方、学校は死亡した男子生徒が成績について悩んでいたとして、「いじめ」だけが原因ではないとする。

12/1 父親が市教育委員会を通じて報道各社に「いじめを苦にして自ら命を絶ったと言われているが、それは大きな間違い」などとした手記を寄せた。
父親は、いじめは以前から何度もあったとしながらも「自分を追い込んでしまったのが(自殺の)原因」「他の子と同じようにできない自分に対するコンプレックス」などと説明。
2011/12/2
    暴行致死 2011/12/18 青森市の青森山田高校野球部の寮で消灯時間後、1年生部員らが空き部屋で焼肉をしていたのが見つかり、先輩部員(高2・17)から背中などを殴られて、翌日(12/19)男子部員(高1・16)が死亡。 2012/5/
  2012年
  暴行傷害 2012/1/5 埼玉県川越市の市立中学校男子生徒(中2・15)が、同じ部活の同学年の男子生徒ら3人(中2)から、学校近くの公園で殴る蹴るの暴行を受け、意識不明の重体。
少年らは逮捕当初、調べに対し「生徒の態度が気にくわなかったから殴った。タイマン(1対1のけんか)だった」などと供述。しかし、その後の調べで、実際には3人で生徒を取り囲むようにして順番に暴行していたことが判明。

2012/1/中旬 男子生徒の保護者の要請を受けて、同学年の約130人を対象にアンケートを実施。男子生徒は入学時から日常的に、同男子生徒らから「きもい」と言われたり、暴力などのいじめを受けていたことが判明。
学校は被害生徒と加害生徒らの間で計8件のトラブルが起きていたことを把握しており、生徒指導部会で報告され、校長や教頭らも把握していたが、いずれも「けんか」などと受け止め、日常的ないじめとは認識していなかったという。市教委にも報告していなかった。

男子生徒ら3人はいずれも少年院送致。

2012/12/4 男子生徒(意識不明)と保護者が、川越市と加害生徒3人とその保護者を相手取り、後遺症による遺失利益や慰謝料など計約1億1600万円の損害賠償を求めて、さいたま地裁川越市支部に提訴。
被告の少年1人と保護者は、事実関係を認めて賠償に応じる意思を示す。
2014/4/
  いじめ
事件
2012/3/末 東京都清瀬市の私立中学校男子生徒(中1)が、同級生から暴行されるなどして、3月末に転校。

男子生徒は中学1年の4月頃から、ハンドソープで髪の毛を洗われたり、弁当を捨てられる、衣服を脱がされる、後ろから突き飛ばされて肩や足を強打するなどのいじめを受け、担任教師も把握していた。

2012/1/25 校内で、別の同級生の男子生徒とけんかするよう強要され、頭をコンクリートの廊下に打ち付けられるなどして意識を失い、救急搬送された。肋骨を折り、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断され、通学できなくなった。

2012/1/ 幼稚園から一貫校の同校、高校進学を前にした面接の際、校長から「校内の人の発言を録音しない」「学校に相談することなく、警察などに通報しないでほしい」ことなどに同意するよう要請された。その後、要請は文書にして送付された。

2012/1/ 学校は暴行した生徒に退学を勧告し、1月末に退学。

2012/1/27 救急車からの通報で、東村山署は児童相談所に通告。
その後、男子生徒と両親が警察庁東村山署に被害届を提出しようとしたが、同署は直後に児童相談所に通告したとして、受理しなかった。
その後も被害届を提出しようとしたが、「早く忘れてください」「相手が12歳では受理しても宙に浮く」などとして断った。

2012/3/末 転校。

2012/8/8 4、5回断られた後に、ようやく被害届を受理。
2014/4/
   いじめ
事件
2012/4/18 埼玉県草加市の市立中学校で、男子生徒(中2)が、同級生ら(中2・13)に校舎のひさしから飛び降りることを強要され、腰椎と胸椎の圧迫骨折で、約2週間入院。
その後の学校の調査で、男子生徒は4人の同級生から少なくとも2回にわたり、飛び降りを強要されたり現金を要求されたりしていたことが判明。

2012/7/27 草加署は、同級生4人を、強要の非行事実で児童相談所に通告。
2012/8/5
   暴行傷害 2012/5/ 大阪府寝屋川市の市立中学校で、男子生徒(中3・14)が、同級生の男子生徒3人(中3・15)に、髪に火をつけられたり、殴られて鼻の骨を折ったり、川に入るよう命じられたりしていた。

2012/5/20 未明の公園で1人が口に吸いこんだライターのガスを男子生徒に吹き出しながら火をつけ、2人が男子生徒の頭を押さえつけて髪を焼いた。
2人が携帯電話で動画撮影していた。内1人の携帯に、髪を燃やされる動画が保存されていた。

2012/5/26 男子生徒は、同級生らに「コイを捕れ」と言われ、川に入ってズボンが濡れた。さらに干してあるズボンを「盗め」と命令されて、民家の洗濯物を盗もうとして補導された。
その後、男子生徒が警察に同級生らの名前を告げたため、殴られ、鼻を骨折。
男子生徒の顔のあざに気づいた担任教師が校長に連絡し、校長が警察に相談して発覚。
被害にあった男子生徒は中学1年生の頃から同生徒らにいじめられていたため、学校は2年生以降は別のクラスにしていた。

2012/7/25 同級生の男子生徒3人(中3)を傷害や暴力行為等処罰法違反容疑で逮捕。暴行に加わった少年2人(中2・13)も補導し、児童相談所に通告。
2014/4/
   いじめ
自殺
2012/6/12 静岡県浜松市の市立曳馬(ひくま)中学校男子生徒(中2・13)がマンション屋上から飛び降り自殺。
2012/4/中旬 男子生徒は塾帰りに自宅近くで5〜6人の同級生らに囲まれ、自転車を蹴られたり、体を押されたりしているのを周辺住民が目撃していた。通行人から通報を受けた塾の講師たちが同級生の生徒らに注意。同生徒は「大丈夫」と答えていた。

校長は保護者集会で、「いじめがあったと思う」と発言したが、市教委は「死との因果関係が認められるものは確認できていない」として、いじめが自殺の原因であるという認識は否定。
男子生徒の死後、「いじめがあったのではないか」との遺族の指摘を受け、関係者から事情を聴き、同じクラスや部活の生徒らに聞き取りや記名式のアンケートをしたが、「新たな事実は見当たらなかった」という。
保護者対象のアンケートで複数が「生徒は学習塾帰りにいじめを受けていた」と記述していたため、同中が塾に確認した結果、塾からいじめがあったとの報告を受けたが、塾に通う生徒を対象にした調査を行わなかった。

2012/7/11 市教委が弁護士らでつくる第三者調査委員会を設置。
2012/12/19 調査委は、「死亡前の4カ月間、塾や学校で悪口を言われるなどのいじめを受けていた」などとする調査報告書を公表し、「いじめを背景とした自殺」と判断。ただし、遺書がないため、直接の原因だったかどうかは分からないと結論。

2014/1/15 静岡県警は、自殺した生徒への集団暴行に関与したとして、同級生1人を暴力行為法違反(共同暴行)容疑で静岡地検浜松支部に書類送検。同日付で、当時13歳だった同級生8人についても、同法違反と器物損壊で児童相談所に送致。


両親が市と同級生ら11人に約6400万円の損害賠償を求めて提訴。
2016/1/25 静岡地裁浜松支部で和解の見込み。
2015/12/
更新
   傷害事件 2012/6/18 和歌山県高野町の私立高校で体育の授業中、体調不良で授業を休んでいた女子生徒(高3・17)が、同級生の女子生徒(高3・17)の背中を折り畳みナイフで刺す。刺された生徒は、傷が肺にまで達する重傷。

県警は刺した女子生徒を殺人未遂容疑で逮捕。
少女は「ナイフは普段から護身用に持っていた。女子生徒に後片付けをするように言われ、かっとなって刺した」と供述。
女子生徒らは、「兄弟特進コース」の生徒で、1年生から寄宿舎で暮らし、クラスも同じ。2人ともおとなしくまじめで過去にもトラブルはなかったという。
2012/8/5
   傷害事件 2012/6/19 奈良県桜井市の市立中学校女子生徒(中2・14)が下校時、同級生の女子生徒ら6人(中2)に、腰や足を蹴られるなどして、5日間のけがを負う。

いじめは、2011/5/頃から始まり、数人に取り囲まれて暴言を吐かれたり、蹴られたり、胸ぐらをつかまれるなどの行為を繰り返された。
女子生徒の保護者が学校に再三、対応を求めたが、教師らは数回、加害生徒や保護者に「けんかはいけない」などと注意をしただけだった。
暴行の翌日、警察に被害届を提出し、受理された。女子生徒は、不登校状態になっている。
2012/8/5
  いじめ
事件
2012/6/28 愛知県蒲郡の市立中学校で、男子生徒(中2)と同じ部活動に所属していた女子生徒(中2)が、同生徒を「自殺に追い込む会」の結成を携帯メールで約20人の同級生に呼びかけ、他の男女生徒8人が入会。男子生徒に対し、教室や廊下のほか、部活動中に「キモイ」「ウザイ」と言ったり、自宅前で「死ね」と叫んだりした。
こうしたいじめは断続的に続き、会に入っていない生徒が学校に伝えて発覚(6/28)。

入会を呼びかけた女子生徒は、「部活動で、男子生徒から強い口調で指図されたことが嫌だった」と話したという。
2014/10/20
  暴行 2012/7/8 宮崎県西都(さいと)市の私立高校男子生徒(高2・17)が、同じ高校の少年(高3・17)と無職少年(17)・アルバイト少年(17)ら3人に、川に入るよう強要され、頭を水中に沈められたり、足をひっぱったりされて、溺れさせられる。一時、心肺停止の重体になる。
現場には少年少女が計10人おり、別の高校の女子生徒(高3)が、私立高校3年の少年に依頼されて、男子生徒が溺れる様子などを携帯電話で動画撮影していた。

2012/7/20 宮崎県警は、少年3人を暴行行為等処罰法違反(集団的暴行)容疑などで逮捕。
2012/8/5
  暴行 2012/7/8 兵庫県赤穂市の公園で、中学校の男子生徒(中3・14)らが、無抵抗の男子児童(小6)殴ったり、けったりするなどの暴行。別の学校の男子生徒が、携帯で撮影した動画をインターネットの動画サイトに投稿していた。

市教委の調査によると、男子児童と男子生徒らは夜間に娯楽施設で知り合ったという。男子生徒らは、「仲間と一緒に喧嘩番長(ゲームソフト)をまねた対戦ゲームを今月から始めた。4〜5回やった」と説明。
兵庫県警は関わったとみられる少年2人を別の男子高校生への傷害容疑で逮捕しており、 今後、男児暴行についても関連を調べる。
2012/8/5
  強要
溺死事件
2012/7/11 千葉県市川市の柳原排水機水門近くの川で、中学校時代の同級生数人らと遊んでいる最中に、無職・牧野諒太さん(18)が溺死。現場には男女17人がいた。

当初、現場に居合わせた男女は「牧野さんは自分から飛び込んだ」などと説明していたが、母親が「泳げないのに飛び込むはずがない」としたため、警察が再聴取したところ、一緒にいた一部の友人が、「(牧野さんは)無理やり川で泳がされた」と証言。
市川市の解体工の少年(19)が午前0時頃、泳げない牧野さんの服を脱がした上、「根性を見せろ」などと迫って無理やり、高さ4メートルの堤防から、真っ暗な川面に飛び込ませたという。

2014/3/18 千葉地裁は、懲役3年、保護観察付き執行猶予5年(求刑懲役4年)の判決を言い渡した。中山大行裁判長は判決理由で「遊びがエスカレートした事件で、何度も牧野さんを脅迫し、飛び込みを強要したという因果関係を認めることはできる」と述べた。
2014/4/
   いじめ
自殺
2012/7/10 熊本県和水(なごみ)町で、町立中学校男子生徒(中3・14)が自宅で自殺。
衣服のポケットから、「つらかった」との内容と、いじめた数人の生徒の名前が書かれたメモが見つかった。

自殺を受け、全校生徒を対象に学校がアンケートを行った結果、男子生徒が投石されたり、上靴を女子トイレに投げ込まれたりしていたことが判明。
また、自殺直後に生徒に聞き取り調査を実施した結果、部活動や学級で、男子生徒を仲間外れにしたり、言葉の暴力を浴びせるなどの嫌がらせを確認。
2012/8/ 井上忠勝町教育長は、「からかいや意地悪、悪ふざけのいじめがあった」としながらも、「精査した中ではいじめが(自殺に)直接原因となるようなことはなかったというのが揺るぎない信念」として、いじめと自殺との因果関係を否定。
2013/3/11 坂梨豊昭町長は、いじめの可能性があると主張する両親の求めに応じ、近く第三者委員会を設置して調査することを明らかにした。

2014/4/4 町の第三者調査委員会は、生徒へのいじめ行為11件を認定し、自殺の原因になった可能性があるとする報告書を町に提出した。
 「(男子生徒がネット上で知り合った)女性の名で度々呼ばれ、繰り返しはやし立てられた」「自作の伝言ボードに中傷の落書きをされた」などの行為をいじめと認定している。
学校や町教委は「いじめはなかった」と判断したが、その点についても「対応に問題を残す」と指摘した。
自殺の原因については、「本人の性格や家庭環境、学校生活が複雑に関係し合って生じたと考えられた」としたものの、いじめも一因になったと判断している。
2013/4/11
  傷害事件 2012/7/25 千葉県松戸市の市立中学校で、男子生徒(中1)が、同級生ら11人の男子生徒(同じクラス7人、別クラス4人)から、シャープペンシルの芯で背中をつつかれる、足を踏まれる、糸くずを背中に付けられる、下品な言葉を何度も言わされるなどのいじめを5月から受けていた。

7/25 男子生徒の保護者の知人から、市教委に、いじめについて情報提供がある。
7/28-31 関与が疑われる生徒たちから聞き取りをしたが、否定されて、確認ができなかった。
8/3 いじめの様子を録音したUSBの提供を受ける。再度聞き取りをした結果、いじめを認める。
2012/9/
    暴行 2012/7/24 兵庫県豊岡市で、市内の中学校の少年ら3人(中2・14)(中2・14)(中2・13)が、同級生の男子生徒(中2)を殴る蹴るなどしてけがをさせたうえ、土下座をさせて、携帯電話で動画を撮影していた。
4人が通う中学校では5月にいじめに関するアンケート調査を実施していたが、いじめがあるという話は出てこなかったという。
2012/8/5
  傷害事件 2012/8/6 宮城県仙台市の私立高校男子生徒(高2・16)が、同級生4人らに殴る蹴るのいじめを受け、その内1人からは「根性焼き」と呼ばれるたばこの火を押し付ける行為を強要されたり、22箇所にたばこの火を押し付けられるなどした。

2012/6/ 男子生徒と保護者は、学校に相談したが、いじめは止まらず、担任の前で暴力を受けても、何も対処されなかった。

2012/8/3 学校側と話し合い、3人の同級生らはいじめの一部を認め、生徒に謝罪。
学校は3人を自宅謹慎処分にした。
学校は男子生徒がいじめを受けていたと認めたが、「根性焼き」については「生徒が自分でやった」として「いじめに当たらない」とした。
一方、「(別の)同級生に依頼して男子生徒自ら行った」と判断。火を押し付けた同級生について、「依頼されたとしても傷害罪に当たる」として自主退学させた。
その後、学校からは「やけど痕を他の生徒に見せびらかし、動揺させた」などとして、退学処分を宣告された。

2012/8/6 被害生徒が警察に、生害暴行容疑で被害届を提出。受理された。

2012/9/16 学校は「根性焼き」もいじめの一つとして判断し、被害生徒に自主退学を求めた対応を謝罪。

2013/4/19 仙台家裁は、男子生徒の左腕にたばこの火を22回押し付け、傷害の非行内容で送致された少年に、保護観察処分を言い渡した。 
2014/4/
   いじめ
自殺
2012/8/16 茨城県常陸太田市の市立中学校男子生徒(中2・14)が自殺。メモにいじめていたとみられる生徒数人の名前が書かれていた。
7月13日、大津市の中学生の自殺を受けて行った緊急アンケートでは、「他の生徒からいやな思いをさせられている」との回答が6件あったが、自殺した男子生徒は含まれていなかった。

その後、自殺した男子生徒と親しかった同級生の男子生徒3人が8月に入ってから数回、1台の携帯電話を使い、続けていやがらせのメールを送信したり、メールを無視したりしていたことが判明。自殺した男子生徒は「何で?」と返信していたという。
3人は「あいつを仲間外れにしよう」と話し合い、会っても無視するなどしていたという。
2012/8/23
  傷害事件 2012/8/27 兵庫県尼崎市で、公園に女子生徒(中3・15)を呼び出して、同じ中学校の少女(中3・15)と他校の少女(中3・15)が約1時間40分にわたって、顔を殴るなどの暴行。その後、他校に通う少女宅に女子生徒を約8時間45分の間、監禁して暴行を続け、肩や顔に2週間のけがを負わせた。また、暴行の様子を携帯電話で動画撮影していたという。
3人は浴び仲間で、被害にあった女子生徒が最近、2人と距離を置いていたという。

2012/9/1 少女2人を監禁と暴行の容疑で逮捕。
2014/4/
  いじめ
自殺
2012/9/2 兵庫県川西市の県立高校男子生徒(高2・17)が、自宅で首つり自殺。
男子生徒は複数の生徒から、教室の椅子に蛾を置かれたり、「ムシ」や「菌」と呼ばれたり、勝手に椅子や机を移動されたりしていた。

学校が両親に、男子生徒の死について、「学年集会で不慮の事故と説明させてもらえないか」と打診し、断られていたことが判明。

2013/5/2 県教委が設置した第三者委員会は、男子生徒が同級生3人から「虫」とあだ名を付けられたり、虫の死骸を椅子に置かれたりするいじめがあったと認定。いじめが無力感を生み、孤立感を強めたとした。
一方、遺書など生徒本人の記述が残されていないなどとして「(いじめと自殺を)一直線に結びつける明らかな事実は見いだせなかった」と因果関係を否定。

2013/3/28 遺族が依頼した川西市子どもの人権オンブズパーソンは、男子生徒が「学級内で孤立状態にあり、周囲の生徒や教員から支えがない中で一方的ないじめを受け続けた」とし、「自殺の原因となった可能性は極めて高い」と結論。
2015/4/7
更新
  いじめ
自殺
2012/9/5 北海道札幌市白石区の市立柏丘中学校男子生徒(中1・12)が自宅マンションから飛び降り自殺。
自殺現場で見つかった生徒手帳に、「ごめんなさい。悲しまないで」「いじめられていて死にたい」「死んだらどうなるか知りたい」などと記されていた。いじめの内容や相手に関する記述はなかったという。

2012/9/5、遺族の要望で、記名式の校内アンケートを実施。1年生10人から「いじめがある」との回答があったが、男子生徒に関する記述はなかった。また、同級生や部活が同じ生徒に聞き取り調査を実施。

2012/12/14 市教委が設置した調査委員会は、「これまで収集・分析した中には「誰か」にいじめられていた、という情報はなかった。」「A君は、「誰か」ではなく、委員会活動や部活動と勉強の両立等、いくつかの「何か」という要因が複合的に重なり合ったことに心理的負担を感じ、その結果、現実が理想に届かないという思春期特有の不全感が、大きな苦悩として心にのしかかり、彼を取り巻くこういった構造的な「状況」が、これ以上「もう無理だ。」、自分は「いじめられている状況だ。」と感じさせたのではないか、とした。
2014/12/18
    いじめ
自殺
2012/9/26 東京都品川区の区立中学校男子生徒(中1・12)が自宅マンションの自室で首吊り自殺。机の上に「さよなら」と書かれたメモがあった。
7月に学校が実施したいじめに関するアンケートで、「5月に文房具を壊された」などと回答していたが、「解決しそう」という選択肢にまるをつけていた。
自殺後に学校側が同級生らに聞き取り調査したところ、「クラスで無視されていた」「『消えろ』『バカ』などと言われていた」「廊下で複数の生徒に殴られたり、蹴られたりしていた」などの証言があった。校長は、「いじめが自殺の原因になった可能性が高い」と認める。

区は当初、校長ら学校関係者と区教委で構成していた調査対策委員会のメンバーをすべて入れ替え、遺族1人、学識経験者4人、都教委1人に変更。学識経験者のうち一人は遺族が推薦。
2012/11/5 調査対策委員会が、「いじめが自殺の誘因となった」とする報告書を区議会に提出。
2012/11/15 品川区長が、「さらに調査すべきことがある」として、調査の継続を表明。
2013/1/31 遺族が警察に、暴行容疑で被害届を提出。
2014/4/ 区や都、当時の担任のほか、当時の校長、 生徒14人とその保護者らを相手どって提訴。
2013/4/2
  いじめ
自殺未遂
2012/10/10 鳥取県境港市の市立中学校で、男子生徒(中3・15)が、高さ約5メートルの校舎玄関のひさしから飛び降り、腰や右手首を骨折する大けがを負った。命に別状はない。

男子生徒は昼休み、数人の同級生らから髪を引っ張られたり籠を頭にかぶせられたりするなどし、そのことをノートに書き込み、それを見た同級生の一人が「遺書だ、遺書だ」などとはやしたてた。授業が始まる直前、男子生徒は突然、2階の教室の窓から外のひさしに出て飛び降りたという。
男子生徒の持っていたノートには、たたかれたり悪口を言われたりなどのいじめが5ページにわたって書かれていた。

なお、男子生徒が飛び降りてけがをした際、学校は救急車を呼ばず、タクシーで市内の病院へ搬送していた。校長は「普段から生徒を診察してもらっている医師のいる病院へ連れて行きたかった。他意はない」と説明。

学校は1学期から同級生が男子生徒に「悪ふざけ」をしているのに気づいて指導をしていたが、いじめとの認識はなかったという。
2014/4/
  傷害事件 2012/10/17 神奈川県相模原市の市立中学校で、男子生徒(中3・15)が、同級生の男子生徒らに暴行され、鼻骨骨折の重傷を負う。
昼休み中、校内の廊下で、同級生の男子生徒A(中3・15)が被害生徒に無理やり肩を組んで、「お前の死刑が確定した」と発言。男子生徒が腕を振り払ったところ、加害生徒は男子生徒の髪をつかんで顔面を膝蹴りし、鼻骨骨折の重傷を負わせた。
男子生徒は、1年生の1学期頃から同級生10人位からいじめを受けていたという。
上履きを隠されたり、文房具を壊されたり、暴力を振るわれたりしていた。
2012/9/ 男子生徒は別の男子生徒B(中3・14)から腹を殴られ、一時呼吸困難になって病院に運ばれたこともあった。また、Cから回し蹴りを加えられていた。

学校は一連のトラブルを把握しており、その都度、担任教師が双方から事情を聞き、指導していた。しかし、「いずれも単発的なけんかなどで、いじめとはとらえていなかった」として、市教育委員会に報告していなかった。
市教育委員会の調査の結果、学級担任の指導記録には、1年生時から被害生徒をめぐって「暴力を受けた」事例や「けんか」「からかい」などの事例が計16件記載されていたことが判明。

学校はいじめに関するアンケートを毎年実施していたが、被害生徒は「いじめられた」と回答していなかった。1年生の時、教室でアンケート用紙が配られた際、周囲の生徒が別の生徒を見て、「何か書いているぞ」と話しているのを聞き、その後、いじめについて書けなかったという。

2013/12/6 相模原署はAを暴行と傷害、器物損壊の非行事実で逮捕。
Aは9月に、校舎2階から消火器を投げ落として壊すなど、器物損壊の容疑でも書類送検されていた。
一連の事件で、少年3人を家裁送致。
2013/1/9 AとBに保護観察処分を言い渡した。
2013/1/16 Cに保護観察処分を言い渡した。
2014/4/
  暴行・
恐喝
事件
2012/10/23 佐賀県鳥栖(とす)市の中学校で、男子生徒(中1)が半年以上にわたって、同級生約10人から殴る蹴るの暴行を受けたり、ゲームや菓子の代金を払わされるなどした。
2012/10/23 暴行に気付いた家族が学校に相談して発覚。

男子生徒は、カッターナイフを首もとに突きつけられたり、エアガンで撃たれたり、殺虫剤を顔にかけられるなどしたこともあったという。恐喝された金額は母親の入院費で、約70万円になるという。
男子生徒はPTSDと診断され、不登校状態になる。

学校は加害者から聴き取りをしたが、「処分する規定がない」と被害者の保護者に伝え、特段の処分はしていないという。(2013/3/ 時点)
2014/4/
    いじめ
自殺
2012/12/8

神奈川県座間市で、都内の私立中学校に通う女子生徒(中1・13)が、鉄道自殺。
女子生徒のノートには「今日のことは生きる希望がなくなりました」「今日されたことを言おうかな。いろいろされたけど何があったかは言わない」「強がっていたけど、やっぱり学校のことは嫌いだった」などと書かれた上で、複数の名前が記されていた。
生徒の名前を挙げて「立たされた」と書かれていたほか、別の人物の名前を挙げて「そばにいて少し味方してくれた」という趣旨の記述もあったという。

11/15 女子生徒の父親が、「娘がいじめで悩んでいる」と担任に相談。
11/16 担任が1時間半かけて女子生徒から話を聞いたが「友人関係がうまくいかなくなった。どう接したらいいのか」との内容で、女子生徒が「友人関係を続けたい」と希望したため、関係する生徒に直接、女子生徒への対応を指導していなかった。

2013/2/23 校長をトップとする11人で構成された調査委員会は、1年生全員と部活動などで女子生徒と関わりのあった生徒、教職員ら112人に聞き取り調査を実施した結果、「(いじめ行為が)自殺という行動へ背中を押すことにつながったと推測している」との見解を示した。
2011/7/ 女子生徒は他人に知られたくないことを同級生に暴露され、複数の生徒からからかわれるようになった。
2011/11/ 「うざい」「きもい」といった暴言を言われたり、ツイッターに悪口を書かれたりするようになった。同級生から携帯電話を取り上げられて中身を見られ、勝手に他人にメールを送られることもあった。
生徒数人が数百円から3千円借りたまま、返さないこともあった。
自殺当日にも暴言があったという。

2014/4/
    いじめ
自殺未遂
2012/12/15

和歌山県田辺市の市立中学校男子生徒(中1・13)が自宅で自殺を図り、意識不明。会話もできず、寝たきりの状態。
10/4 男子生徒は、担任との定期的な2者面談で、「あだ名を言われる」「シュートフォームについてアドバイスをしたが無視された」「(同級生から)クラブの練習中に後ろからボールを当てられた」などと相談していた。
学校側はいじめと判断。担任や学年主任、クラブ顧問が関係した生徒を指導して謝罪させた。男子生徒は「同じチーム同士、協力して頑張っていけたらいいと思う」と答えた。
10/15 男子生徒は担任に、「友達から女の子のことでからかわれるから、テニス部に替わりたい」と相談。話し合いの中で男子生徒は「バスケットを頑張る」と話したという。
自殺を図った日はバスケットボール部の遠征試合の前日で、午前中は練習に参加していた。
学校はアンケートの結果、いじめがあったことは認めたが、自殺に直接結びついたとは考えにくいという。

2014/1/19 市が設置した第三者委員会は、いじめとして、「あだな名で呼ばれたこと。クラブ内でのふざけやからかい(ズボンの下げ合い、ボールをぶつけられるなど)があった。」と認定。一方で、「いじめが直接かつ単独で自殺の原因となったとは考えられない。」「いじめを含む人間関係や学習面の問題など、さまざまな因子が複合的に結びつきながら内面に蓄積、孤立感や無価値感などにより精神的に厳しい状況に追い詰められた。」とした。

2015/4/7
更新
  2013年
  自殺 2013/2/20 千葉県柏市の市立富勢中学校男子生徒(中2・14)が自宅で自殺。
市は「遺族の意向」として原因調査しなかった。
9/25 遺族は教育長に面会し、「そんな意向は持っていない。調査してほしい」と申し入れ、原因調査を始めた。
10/ 学校は2、3年生の生徒を対象にアンケート調査を実施。
結果を見た両親の意見を基に生徒6人に聞き取りによる追加調査を実施。
2013/12/6 市教委は調査の結果、「身体的な重大ないじめは見つからず、いじめを原因とした自殺ではなかった」と判断し、両親に報告。
2014/春 市は警察署などから第三者が参加する連絡協議会を設置する。 
2014/10/20
  恐喝 2013/3/ 青森県弘前市内の市立中学校男子生徒が、小学6年生から中学1年生までの間(2011-2013)に、同じ学校の生徒10人から、計約190万円を取られ、適応障害で不登校になった。

2014/3/7 男子生徒(中2・14)と両親が、加害生徒とそれぞれの保護者に慰謝料など約4150万円の損害賠償を求めて提訴。

男子生徒側は、被告生徒の1人から繰り返し金銭を要求され計約170万円を脅し取られたとした。この生徒が「親の金を抜いていることを言うぞ、 と言えば金をくれる」と周囲の生徒に広めたため、さらに9人の生徒が計約20万円を脅し取ったり、 遊興費の肩代わりをさせたりしたと主張。原告生徒はストレスで適応障害を発症、不登校になったとした。

生徒の父親が市に公文書の開示請求した結果、報告書を入手。
2012/3/ 中学校側は、男子生徒が多数の生徒から金銭を取られていたことを察知。
2013/5/15 関係した生徒から聴取した内容を報告書にまとめたが、「原因または動機」欄に「(男子生徒が)小学生のころから(他の生徒に)お金をあげたり、飲食物をおごったりしていた。中学校でも同様の行為が続き、周囲の生徒が便乗して金を要求していた」と記していた。
2013/2/20 2回目の報告書では、同欄に「聴き取りが早急で不十分だった。再調査で新たな事実が判明した」とし、事件を「いじめ」と認識する態度に変わった。
2014/10/20
  いじめ
自殺
2013/3/28 奈良県橿原市の公立中学校女子生徒(中1・13)が自殺。
女子生徒は親しかったグループで度々無視され、昨秋ごろから孤立しがちになった。無料通信アプリのLINE(ライン)上では、女子生徒が読めないように設定し、「うざい」と書き込まれることもあった。
また、月末〜3月初旬には、「はみられて(仲間外れにされて)しんどい。死にたい」と複数の友人に泣きながら相談。自殺の数カ月前には、自分のノートに同級生の名前を挙げて「何かしたんかな? 自分はいらん子なんかな? 死ねるもんなら、死にたい」と書いていた。複数の生徒によると、女子生徒は両親の再婚についても陰口をされていたという。

2013/6/ 市教育委員会の教育長は、学校が実施した生徒アンケートに「いじめをうかがわせる回答があった」としながら、自殺との因果関係は「低い」と否定。学校は「家庭内の悩みを聞いている生徒もおり、自殺の原因は分からない」としている。
2013/7/21
   いじめ
自殺
2013/4/10 神奈川県湯河原町の町立湯河原中学校男子生徒(中2・13)が、自宅の自室で自殺。部屋にはメモのような遺書があった。
翌日(4/11)、学校が同じ学年の生徒190人全員にアンケートを行ったところ、複数の生徒から、かばんを持たされていたり、たたかれていたなど、いじめを思わせる記述があった。

2014/3/4 湯河原町教育委員会は、「生徒の自死はいじめの結果によるものと推認できる」とする第三者委員会の調査報告書を発表。
2014/3/22
   いじめ
自殺
2013/4/11 熊本県山都町の県立高校女子生徒(高3・17)が、自宅敷地内の納屋で首吊り自殺。
携帯電話に、体育祭に向けたダンスの練習で周囲の言動に悩んでいたことや「つらい学校生活の中で」などの言葉が残されていた。
女子生徒と顔見知りの生徒によると、亡くなる前から仲間外れにされているという噂があったという。

2015/1/15 知事部局が設置した第三者委員会は、9項目をいじめと認定。そのうえで、「自尊感情が低下し、強い孤立・孤独感、つらい状況への絶望的な気持ちなどが重なり、死の選択につながった」「いじめが要因の一つになった」との報告書をまとめた。
また、高校側の調査はいじめを認めながら、自殺との因果関係は明確にしておらず、第三者委は「調査や分析が不十分」と批判した。
2013/4/18
  溺死 2013/5/3 駒沢大学吹奏楽部の野尻湖での合宿中、部員の野呂千賀子さん(大1・18)矢田拓也さん(大3・20)の2人が湖に飛び込んで死亡。

2013/10/29 死亡した野呂千賀子さんの両親が、大学や当時の吹奏楽部長の男性教授、副部長の女性職員を相手取り、学生に対する安全配慮義務を怠ったとして、約7100万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に提起。
代理人弁護士によると、両親は、吹奏楽部の部員が春合宿の際に、野尻湖で泳いで遊ぶことが恒例になっており、教授らは事前に注意や警告するなどの義務を怠ったと主張。
2013/11/2
  いじめ
自殺
2013/5/7 広島県廿日市(はつかいち)市の市立中学校女子生徒(中3・14)が、自宅で自殺を図る。(5/8死亡)。
2013/2/ 女子生徒は、複数の生徒とトラブルになっていることを相談していたという。
学校が1月に実施したいじめに関するアンケートで、女子生徒は「いじめは受けていない」と回答していたという。

2013/11/16 市教委が設置した調査委員会は、女子生徒の友人への聞き取りなどを実施した結果、「悪口を言われたり、仲間はずれにされており、いじめの可能性は否定できない」とした。一方、「いじめが自死に至る精神的苦痛を招いた大きな誘因であることは間違いないが、自死の原因のすべてをいじめに求めることはできない。」とした。
2015/4/7
更新
  いじめ
自殺
2013/5/17 長野県諏訪郡富士見町の町立中学男子生徒(中3・14)が自宅で自殺。
生徒は、身につけていた携帯型音楽プレイヤーに、「嫌いだった人」として複数の個人名をあげ、陰口叩かねーで正面で言えよ」などのメモを残していた。
また、以前に生徒のラケットが折られたり、靴がなくなったりなどのできこともあったという。

2013/12/27 町が設置した調査委員会は、学校でいじめがあったことを認めた上で「自殺の大きなきっかけとまでは言えない」とする報告書を公表。
報告書によると、男子生徒は5月の大型連休明けに学校のベランダで10回以上、友人グループにほおをたたかれた。
男子生徒は中学1年時から周囲に「死にたい」と話しており、5月1日には「練炭を買ってくるね、そして死ぬわ」と友人に告げていた。
調査委は、5月9日実施のテストで成績が下降したことなども重なって自殺に至った可能性が高いと推定。いじめの前に自殺を決意した可能性も少なくないとしている。

2015/3/3  諏訪簡易裁判所で、男子生徒が自殺する直前に学校で暴行したとされる同級生の男子生徒3人と保護者との間で調停が成立。中学で暴行したことで多大な苦痛を与えたことを反省し、「自殺という選択をした結果を重く受け止め、謝罪する」とした謝罪内容と、慰謝料の支払いで合意。
2013/3/22
  いじめ
自殺
2013/7/7 長崎県長崎市の市立小学校女子児童(小6・11)が自殺をはかり、意識不明の重体。その後、死亡。

2/ 5年生当時、課外クラブの朝練習で、女子児童の靴が隠され、校舎内で見つかったが、誰が隠したのかは分からなかった。
7/3 修学旅行に向けた班決めが行われたが、翌日、同じ班になった同級生1人が、女子児童を仲間はずれにしようと他の3人に呼びかけた。3人は同意せず、担任に相談して発覚。
7/5 同級生らは女子児童に謝罪し、学校は保護者に報告。女子児童は「仲間はずれにされそうになったのを止めてもらってうれしかった」と担任に話していたという。

2015/2/2 市教委が設置した外部調査委員会は、5年時からの友人関係の悩み、上靴を隠されたことによる精神的苦痛、当該課外クラブでの対人関係や部長としての悩み、6年時の班決めの際の仲間はずれによる精神的苦痛、学級の女子から謝罪されたこと及び当該課外クラブ退部等という事実が当該児童の心に影響を及ぼしたと思われる。」「これらのいじめを含めた精神的苦痛の積み重ねが、当該児童を追い詰めた可能性が高い。」として、いじめと自殺との関連を認める。
2015/4/7
更新
  いじめ
自殺
2013/7/10 愛知県名古屋市の市立明豊中学校男子生徒(中2・13)が、制服姿で自宅近くのマンションから飛び降り自殺。

自宅から「まず自殺しようと思ったのはなぜかですが、一つ目、自分自身に嫌気がした。二つ目、いろんな人から死ねと言われたということがあったからです。一つ目については、うそをたくさんつく。提出物も出さない。そんな自分が嫌になりました。先生や両親には、こんな自分を変えれなくても、申し訳ないです。二つ目は、そのままあえて名前は挙げません。気付いてあげられなかったなどと後悔しないでください。自分から隠していたのです。大丈夫なように振る舞っていたのです。悪いのは自分と一部の人なのですから。さようなら。もし死後の世界があるなら見ています。ありがとう。」と書かれた学習用ノートが見つかった。

自殺当日、男子生徒が周囲から「死ね」と言われて「自殺する」と言うのを聞いた担任教師は「そんなのやれる勇気ないのに、やってみろ」と言ったと、同級生が証言。

2014/3/27 市が設置した検証委員会は、自死の要因は、「提出物忘れ」と「いじめ」と認定。当日のAの「死ぬわ」の発言に対しての担任の発言は、聞いた生徒はいずれも「そんなことを言ってはいけない」という制止の意味と受け止めていたとした。
2015/4/7
更新
  いじめ
自殺
2013/8/17 熊本県熊本市の県立高校女子生徒(高1・15)が夏休みに実家に帰省中、自宅で首吊り自殺。女子生徒は普段、熊本市内にある高校の寮で生活していた。

入学後、女子生徒がLINEで「雑用をさせられるのがつらい」との趣旨の書き込みをしたことをきっかけに、複数の生徒からLINEのグループチャット上で、「レスキュー隊を呼んでおけ」などと脅迫めいた書き込みをされたり、女子生徒への強制的な呼び出しや身体的特徴をからかう内容の言葉も書き込まれていた。
他にも私物の入浴セットを隠され、卒業アルバムに落書きされるいじめも受けていた。
自殺の約2カ月前に女子生徒の両親から相談を受けた学校側が、生徒同士で1回話し合いをさせただけで解決したと判断していた。トラブルは解消されず、女子生徒は帰省中、保護者に「学校をやめたい」と打ち明けていた。

2014/9/ 学校が校内に設置した調査委員会はラインへの書き込みなど4件の行為をいじめと認定する中間報告をまとめた。
2014/10/30
  いじめ
自殺
2013/10/24 埼玉県戸田市の日本大学ボート部の合宿所の個室で、男子部員(大3)が首吊り自殺。
親族によると、この部員は以前に先輩に羽交い絞めにされて両眉毛をそり落とされ、部の体質を嘆くこともあったという。大学は関係者から事情を聴くなどして調査を開始。

2013/10/28 大学は、弁護士3人からなる第三者特別調査委員会を設置。
調査委員会は部員らに聴き取り調査を行った結果、、「他の部員がからかうことはあったものの、精神的負担を与えたとみることはできない」「自殺の原因は不明」と結論。
2013/11/2
  いじめ
自殺
2013/11/14 福岡県春日市の私立高校男子生徒(高3・18)が、いじめをうかがわせる書き込みを残してマンションから飛び降り自殺。携帯端末には個人名を挙げ「絶対に許さない」などと書かれていた。
2014/2/ 遺族が警察に被害届を提出。
2014/3/6 福岡県警は、同級生の少年7人(高3・17-18)を暴力行為法違反容疑で書類送検。

2013/10/1-11/6 同級生らは共謀して、教室や調理実習室などで生徒に対して5回にわたり、殴ったり蹴ったり、熱したおたまを口元に押し当てたりなどの暴行を加えたとしている。7人は「生徒のリアクションが面白くてやった。申し訳ない」と容疑を認め、反省しているという。こうした暴行は高校2年時から続き、他にも複数の同級生が関与したとみられるが、学校側は把握していなかったという。

2014/8/  福岡家裁は少年審判を開き、非行事実を認定した上で全員を不処分とする決定。「理由は明らかにできない」とする。

2015/3/30 学校が設置した第三者委員会は、男子生徒が2年生の5月から自殺直前までに、同級生から、体と口をテープでぐるぐる巻きにされた、胸を圧迫して失神させられた、熱した玉じゃくしを口元に押し当てられてやけどをしたなど14件をいじめと認定。生徒は2年生の6月に自殺未遂を起こしており、首にあざを残し、ばんそうこうを貼って登校していた。学校側は悩みを認識しつつも具体的な対応は取らなかったという。
自殺直前には毎日のように殴られ、特定の同級生の名前を挙げて「許さない」「新しい自分に生まれ変わります」とメモに残していたことから、因果関係を「自分の人生に対する絶望感や無力感に陥り、死を自ら選ばざるを得なかった」と結論。
2015/4/7
更新
  2014年
  いじめ
自殺
2014/1/7 山形県天童市の市立中学校女子生徒(中1・12)が山形新幹線に飛び込み自殺。
女子生徒の自宅にあったノートに「独りだった。中学に入学してからは、陰湿な『イジメ』にあっていた。何が悪いのかも分からずに、ずっと、陰口を言われていた」「本当ハ『死』ニたくなカッタだけなのに。ダレカ、タスけテよぅ」「幸せニシテよぅ」などの記述があった。

校長は「これまでの学校生活に問題はなく、いじめも確認されていない」と説明。
その後、昨年6月6日に女子生徒から訴えを受け、母親が担任にいじめを心配して相談を寄せていたとするが、学校側は「いじめの相談は受けていない」と言い分が食い違っている。また、昨年9月の調査で、女子生徒が友人関係について不安を訴えていたことなどが明らかになる。

1/15 学校が全校生徒532人を対象にアンケートを実施。生徒約530人が回答。「うわさで聞いた」などの内容を含め、100人以上の生徒がいじめについて記述した。「いじめを直接知っている」とした回答は十数件あった。

2014/1/17 市教育委員会は、第三者委員会設置要綱を告示。
2/中旬 要綱案を遺族に文書で提示。
4/14 遺族側が要綱案を不服として、全面的な見直しを要求。
9/24 要綱を全面改訂して再告示。
・会議ごとに調査や審議の内容を遺族に報告する
・調査委員が公平で中立な調査を実施できないと遺族が判断した時、市教委に文書で解任を求めることができる
・調査委員会が市教委から独立し、主体的に調査の方針を決定する
などが盛り込まれた。
2014/10/20
  いじめ
自殺未遂
2014/1/8 鹿児島県鹿児島市の市立中学校女子生徒(中2)が3学期の始業式の日、登校中に学校近くの集合住宅4階から転落し、頭や腰の骨を折る重傷を負う。
転落現場には「もう限界」などと書かれたノートが残されていた。

女子生徒は、担任教師に「クラスメートが見て笑っている」「ちょっかいを出される」など、いじめの被害を受けていることを訴えていた。また保護者も、「集団で悪口を言われた」「座っている椅子を蹴られた」と聞いたと学校側に相談していたという。
2014/3/22
  いじめ
自殺
2014/1/8 長崎県新上五島町の町立奈良尾中学校松竹景虎(まつたけかげとら)くん(中3・15)が、公営グランドで首吊り自殺。

2013/11/ 景虎君は無料通話アプリ「LINE」(ライン)を使って複数の同級生に「死ぬ前にやることが3つ」などと記述し、自殺前日には「死ぬ準備はできている」、当日には同級生に「さようなら」などと送っていた。一部の同級生の保護者も知っていたが、誰も両親や学校に伝えなかった。

学校は翌9日から複数回、同級生20人へのアンケートや聞き取り調査などを実施。
1/下旬、町教委は両親に「いじめは見つからなかった」と報告。
3/下旬、同級生2人が松竹家を訪問。両親に「景虎君はいじめを受けていた」と証言。クラス内で「うざい」「嫌い」などの悪口を日常的に言われ、「自分はみんなに嫌われている」と悩んでいたという。
町教委はいじめがあったことを認めたが「自殺の原因とは断定できない」という。

町は第三者委員会を設置して検証する方針を示す。
第三者委員会は、いじめと自殺の関係について「断定できない」とした町教育委員会の調査結果を検証し、真相究明や再発防止策に向けた提言も行う。委員は町と遺族側とでそれぞれ3人ずつ推薦して、6人とする。
2014/10/20
  自殺 2014/1/16 富山県高岡市の県立高岡高校の演習室で、 男子生徒(高1・16)が首つり自殺。 2014/4/
  いじめ
自殺
2014/2/24

広島県三原市の県立総合技術高校男子生徒(高1・16)が自宅で首つり自殺。
男子生徒は野球部に所属し、21日まで登校して部活動にも参加。22、23日は体調不良を理由に部活を休んでいた。
2/23 男子生徒は両親に部活を辞めたいと相談していた。

生徒の両親は学校側に「部活を休んだ後、部室内のロッカーが荒らされたり、休んだ理由をほかの部員から厳しく問い詰められたりしていたようだ」と説明。
学校側が聞き取りをした結果、生徒は入学当初から持病やけがの通院のため部活を休むことがあり、他の部員が電話や無料通信アプリ「LINE(ライン)」で、「本当の理由は何か」「サボっているのではないか」と追及することがあったという。また、男子生徒は足が遅く、他の部員から「デブ」「やせろ」などとからかわれていたという。

2014/3/26 学校は大学教授ら専門家を含むチームを校内に設け調査した結果、部内のいじめが原因の一つとする調査結果を公表。

2015/4/7
更新
  自殺 2014/3/12 北海道札幌市の市立小学校男子児童(小5・11)が自宅で自殺。
札幌市教育委員会は遺族の意向で、精神科医や弁護士の助言を受けながら調査した結果、学級は「5年生2学期後半から、複数の児童が表だって担任に反発するなど極めて落ち着かない状態」で、「物が隠されたり、悪口が書かれたメモが机に入れられるなど、いじめを疑わせる事案」も起きていたという。
2014/12/9 市教育委員会は、学級崩壊で教師と児童の信頼関係が損なわれていたと発表。
2014/12/18
  自殺未遂 2014/3/17 埼玉県鶴ヶ島市の市立西中学校で、女子生徒(中2)が校舎4階トイレの窓から転落。
4/14には、別の女子生徒(中3)が2階トイレから転落。
いずれも足や腰などを骨折する重傷。

学校側はいじめなどの事実は確認していないというが、転落した少女はいじめを受けていた事を親に報告していたという。

2014/5/ いじめ防止対策推進法に基づき、「いじめ問題調査審議会」を設置。

3月の事故の女子生徒の保護者が「娘はクラス内で疎外されたことに耐えられなかった」などといじめを背景にした自殺未遂を示唆する文書を知人の市議に提出。

2014/6/30 市教育委員会は弁護士ら2人を委員に委嘱。いじめとの関連性などの検証を始めた。

2015/3/16 市教委が設置した調査委員会は、3月の事故は、「いじめを原因として事故が生じた」と結論。4月の事故は、生徒が救急隊員や保護者に「身体測定が嫌だった」と述べている点などから「いじめの事実は確認できない」とした。
二つの事故の関連性については、原因が全く違い、2生徒に交流関係も認められないとして「関連性はない」と判断。
2015/4/7
更新
  いじめ
自殺未遂
2014/5/20 神奈川県横須賀市の私立高校女子生徒(高1・16)が自殺未遂。植物状態になる。
5/19 女子生徒は両親に、5月初旬から仲良くしていた同級生4人の態度が一変し、無視されたり、にらみつけられたり、体当たりされたりして、いじめられている、と訴えていた。生徒は昨年仲の良かった同級生4人から突然無視されたり、した。同日、担任にいじめを初めて相談したが、4人から確認するなどの対応はなかったという。
遺書に4人の生徒の名前と「いじめられて悲しい」などと記されていた。

2014/12/ 学校が設置した第三者調査委員会は報告書で、県警の捜査で刑法に関わる犯罪行為は確認されず、自殺未遂の直接的原因がいじめ行為にあるかは判断できない、とした。同委は「入学後1カ月半が経過し、高校生活になじもうと努力するあまりに抱えたストレスが極限に達し、急激なうつ状態に陥ったのではないか」と推察。
「(4人の)不適切な行為は認められるが、直接的にいじめと認定することは難しい」「生徒は感受性が強く、自殺は衝動的なものだった」との結果を出した。

2015/2/27 両親が同級生4人と学校を相手に提訴。
2015/4/7
新規
   いじめ
自殺未遂
2014/5/26 滋賀県高島市の市立中学校で、男子生徒(中2)が校舎3階から転落し、両足の骨などを折る重傷を負う。

6/2 学校側は全生徒を対象に記述式のアンケートと聞き取り調査を実施。「筆箱の中身を隠されていた」「チョークの粉をかばんにかけられていた」などの目撃情報が複数出てきた。1年の頃にもいじめられていたという証言もあった。
教委は記者会見で、「長期にわたりいじめがあったと推測される」とした。

同校では昨年度から、いじめに関するアンケートを週1回、全生徒を対象に実施してきたが、男子生徒に関するいじめの実態は把握しておらず、教員の間にも男子生徒がいじめられているという認識はなかったという。
しかし、男子生徒の入学時には、小学校側から在校中にいじめがあったという報告を受けていた。

2014/11/12 学校側は、校内のいじめ防止対策委員会に、弁護士や臨床心理士らを交えて調査した結果、「首を絞められた」「文房具を隠されたり壊された」など、クラス内で男子生徒に対し20のいじめ行為があったと報告。「複数の生徒から長期的、継続的に行われたいじめが心身に苦痛を蓄積させ、当日のいじめをきっかけに転落したと考えるのが合理的」とした。
2014/10/20
   いじめ
自殺
2014/5/31 岩手県滝沢市の市立南中学校男子生徒(中2・13)が自宅近くで首吊り自殺。この日は授業はなかったが、所属する部活の練習があった。

2014/7/12  同校校長や市教育委員会関係者ら13人で組織する調査委員会が、中間報告。男子生徒が亡くなる3週間前に筆箱やペンを隠されたりしてトイレで泣いていたことや、去年には生徒2人が男子生徒にカッターナイフを向ける姿が目撃され、教員が2人を指導したことなどが説明された。しかし、調査委は「男子生徒に対する他の生徒の行為は遊びの延長と考えており、今のところ、いじめという認識はない」と説明。

その後、学校が全校生徒に実施したアンケートでは、回答者の27%が「いじめを見聞きした」と答え、学校側は遺族に「いじめと疑われても仕方ない」と報告。

2015/3/25  市教委が設置した第三者調査委員会は、「いじめが直接的原因になったと、とらえることはできないが、いじめと自死との間に、ある一定の関連性があったものといじめを含めた複合的な要因が自死につながったと結論。
2015/4/7
更新
   いじめ
自殺
2014/7/4 青森県八戸市の県立高校女子生徒(高2・17)が、医療機関を受診後に登校し、昼休みに行方不明になる。
7/8八戸沖で遺体が発見。
女子生徒は、「存在自体がうざい」などと中傷されたことを記したと思われる表現をノートに残していた。
2014年1月、女子生徒の母親は「(複数の生徒との)人間関係に悩んでいる」と学校に相談していた。

2014/12/23 県教育委員会が設置した第三者委員会は、「死に至った過程や背景」として、「『人間関係のトラブル』において、いじめに相当する行為はあったと判断するが、自殺はいじめにより直接的に引き起こされたものではなく、重度の摂食障害と抑うつ、体調不全、友人関係、学業成績、孤立への不安、自尊心や自己評価の著しい低下などの幾重にも重なった複合的因子により惹起された」と結論。

2015/3/3 知事部局が設置した第三者調査委員会は、「いじめは自殺の直接原因とは言えず、摂食障害の重症化が自殺の主たる要因と考えられるが、高校入学後のいじめなどのストレス要因の発生と、居場所などの環境要因の弱体化により、摂食障害が発症し悪化していったと考えられることから、いじめと自殺の間には、一定の因果関係があったものと推察する」と結論。
2015/4/7
更新
  自殺未遂 2014/7/7
上旬
熊本県熊本市の市立中学校男子生徒(中3)が自宅で多量の薬を飲むなどして自殺未遂。
スマートフォンに、いじめの内容や「先立つ不孝をお許しください。毎日生きているのがとても辛かった」などと書いた遺書を残していた。
男子生徒の保護者は以前から学校に何度も相談していたが、いじめはなくならなかったという。
生徒は心理的に不安定な状況で、自宅で療養。

学校は調査委員会を設け、他の生徒への聞き取りなどを実施。
9/月中旬 報告書でいじめを認める一方、「いじめを行ったとされる生徒に悪意があった可能性は低く、継続性もない」と結論。

生徒は1年の頃、所属する運動部などでボールをぶつけられたり、口に氷を詰められたりするなどのいじめを受けた。学校が相手方に謝罪させた後もいじめは継続。いったん退部した運動部へ学校の勧めで今年5月復帰したが、保護者は「一部で悪口を言われるなど絶望感を抱いていた」と主張している。
2014/10/20
   自殺未遂 2014/7/10 滋賀県大津市の小学校で給食の時間帯に、女子児童(小6・11)が転落防止用の棒を乗り越え、校舎3階の窓から運動場に転落。腰や足の骨を折る重傷を負う。 2014/10/20
  同級生
殺害事件
2014/7/26 長崎県佐世保市の自宅マンションで、公立高校に通う少女(高1)が同級生の女子生徒(高1)を殺害。

2010/12/ 小学校6年生時、同級生の給食に薬物を混入。
2014/3/ 少女は父親をバットで殴ってけがをさせていた。
2014/6/10  県佐世保こども・女性・障害者支援センター(児童相談所)に、少女を診ていた精神科医から「人を殺しかねない」として、要保護児童対策地域協議会(要対協)が開けないか打診の電話が入っていた。

2014/10/5 加害少女の父親(53)が自殺。
2015/4/7
新規
  自殺未遂 2014/8/18
2014/8/22
千葉県我孫子市の市立中学校女子生徒(中1・13)が、学校でのいじめを理由に2度にわたり、自殺未遂。
両親らによると、女子生徒は5月から8月頃までの間、所属する運動部の同級生の女子部員から日常的に「うざいんだよ」「(部活を)早く辞めろよ」などと陰口を言われたという。

自殺未遂後、学校が部員に聞き取り調査を実施。
2014/8/末 陰口などの事実は認めて、校長ら教員と1年の女子部員8人が女子生徒と両親に謝罪。

2014/9/末 謝罪後も無料通信アプリ「LINE(ライン)」で「(女子生徒を)突き落とそーぜ」「地獄行きだな」などと書き込まれたという。

学校、市教委は「双方の言い分が食い違っているので、現時点ではいじめと断定できない」としている。女子生徒は登校しているが教室には行っていない。
2014/12/18
自殺 2014/8/20 鹿児島県鹿児島市の県立高校男子生徒(高1・15)が自殺。

自殺後、学校から始めて保護者は、男子生徒が1学期末から夏休み中の夏期講習にかけて計7人欠席していたことを知らされた。
学校が男子生徒の友人を中心に聞き取りし、「学校生活に問題はなかった」と結論。

2015/3/ 遺族の要望でアンケート調査を行った結果、「かばんに納豆を入れられていた」「(男子生徒の)棚にゴミが入れられていた」「持ち物を隠されていた」などの回答が複数寄せられた。学校は「いじめがあったかどうかは分からない」とする。

2015/6/ 保護者が「いじめによる重大事態が発生したと思われる」とする設置の申し立てる。

2015/12/17 第三者調査委員会を設置 
2016/1/31
新規
  いじめ
自殺
2014/11/3 埼玉県さいたま市の中高一貫制の市立浦和高校男子生徒(高3・18)が鉄道自殺。

2014/12/ 学校が、同級生全員や教職員を対象にアンケートや聞き取り調査を実施した結果、「いじめは確認できなかった」と報告。
男子生徒の両親は、中学1年生頃から容姿についてからかわれ続け、自殺の1週間前には親に学校生活への不満を打ち明けたり、学校や塾を休むようになったと主張。
2015/4/7
  自殺未遂 2014/11/4 愛媛県愛南町の町立中学校で、言葉によるいじめを受けていた男子生徒(中2・13)が校舎の窓から転落し、重傷を負った。

学校は10月に2回、男子生徒の保護者からいじめの相談を受けていた。
2015/4/7
  いじめ
自殺未遂
2014/11/25 山口県美祢市の市立大嶺小学校で、男子児童(小6)が校舎3階のトイレの窓から飛び降り、約5メートル下のコンクリート製の1階屋根部分に落ち、あごの骨を折るなどの重傷。

男子児童は保護者に、いじめが原因で飛び降りたと話しているという。
10/中旬 児童と保護者は複数の児童から悪口を言われるほか、靴を隠されたり、いすをけられたりしていると学校に相談。学校は関係する児童を指導していたという。
2015/4/7
  いじめ
自殺
2014/12/1 群馬県伊勢崎市の市立小学校男子児童(小6・12)が、自宅のあるマンション7階から飛び降り自殺。

2013/9/ 男子児童はフィリピンから来日。日本語が堪能ではなく、科目によっては別の教室で授業を受けていた。
母親は新聞取材に、「11月21日に学校で同級生にいじめられ、殴られたのでやり返したと話していた。」「過去に担任の先生からばかにされたこともあったと言っていた。」「校内でいじめがあったかどうか、まずは学校に調べてほしい」と話した。
2014/12/18
  2015年
殺害事件 2015/2/20 神奈川県川崎市の河川敷で、市立中学校上村遼太くん(中1・13)の遺体が発見される。
上村くんは友人に、年上のグループから万引きを強要されたり、暴力を受けていることを打ち明け、「殺されるかもしれない」と漏らしていた。
2015/2/27 少年3人(17-18)を殺人容疑で逮捕。
2015/4/7
  いじめ
自殺
2015/3/20 熊本県熊本市の市立中学女子生徒(中2・14)が自殺。
3/12 女子生徒と母親は学校に「中学の友人から嫌なことを言われている」と相談。翌日から学校を休んでいた。
2015/4/7
いじめ
自殺
2015/7/5 岩手県矢巾町の町立矢巾北中学校村松亮くん(中2・13)が自殺。
「生活ノート」で担任にいじめを相談し、「死にたい」などと書いていた。

2015/7/26 中学校は、生徒や教職員に聴き取り調査をした結果、「いじめが自殺の一因と考えられる」とした報告書をまとめ、父親に渡した。
第三者委員会を設置して検証する。
2015/7/
自殺 2015/9/18 福島県の県立会津高校女子生徒(高2)が、校舎内で自殺。

学校は、女子生徒が所属する文化系クラブの約60人に記名式アンケートを実施。部活内での人間関係のトラブルを指摘する回答が7人からあった。
今年4月、担任との面談で、女子生徒が部活動で人間関係の悩みがあることを把握。顧問が4月から5月にかけ、数人の生徒に注意。女子生徒は6月上旬から休部し8月に復帰したが、9月は部活動に参加していなかった。

2015/9/30 県教委は、いじめの有無を調査する第三者委員会「いじめ問題対策委員会」を設置。
2016/1/31
新規
自殺 2015/9/27 東京都の都立高校男子生徒(高1・16)が、鉄道自殺。
2015/11/ 学校は全校生徒を対象にアンケートを実施。「クラスで浮いていた」「いじられキャラのような感じがあった」といった回答が寄せられたという。
2016/1/25 都教委が、いじめ問題対策委員会を開き、専門家による調査部会を設置。
2016/1/31
新規
いじめ
自殺
2015/10/12 沖縄県豊見城(とみぐすく)市内の小学校男子児童(小4・10)、自宅で首をつって自殺をはかる。10/19に死亡。

9/29 学校が実施した定期的な無記名いじめアンケート調査で、男子児童は「消しゴムを盗まれた。いじめられていて転校したい」などと記述をしていた。学校側が気付いたのは自殺後。
市はアンケートの記述などからいじめがあったと判断。
2015/11/ 同じフロアに教室のある4、5年生にアンケートを実施。筆箱の中身や水泳用のゴーグルを男児から取ったり、服装を引っ張ったりしたことなどが書かれていたという。
2016/1/13 4〜6年生を対象に記名式アンケートを実施。
2015/11/ 市教委は男児に対するいじめがあったことを認めた上で、自殺の原因になった可能性もあるとみて、第三者委員会を設置し、再発防止に向け、自殺との因果関係などを調べている。
2016/1/31
新規
いじめ
自殺
2015/11/1 愛知県名古屋市西区の市立中学校男子生徒(中1・12)が鉄道自殺。
遺書に、「学校や部活でいじめが多かった。部活で『弱いな』と言われた」と書かれていた。
入学前、出身小学校から中学校に「配慮を要する生徒」と引き継ぎをされていた。また、6月の心理テストで、学校生活への満足度が低く、「教師に心理的な距離を感じている」との結果が出ていた。

2015/11/5 市教育委員会は、男子生徒が自殺した原因の調査を外部の有識者でつくる第三者機関「市いじめ対策検討会議」に依頼することを決定。
いじめが発生した経緯のほか、再発防止策も検討する。
2016/1/31
新規
いじめ
自殺
2015/12/4 奈良県生駒市の県立奈良北高校男子生徒(高1・16)が、期末テストでカンニングを疑われ、校舎4階から飛び降り自殺。
答案用紙の裏には、「俺はカンニングをやっていない」「からかわれたり、バカにされたりするのがとてもつらかった」と書いていた。複数の同級生の氏名も書かれていた。
男子生徒は5月頃からラインいじめを受けており、担任に相談。担任がいじめを注意して一旦はなくなっていた。
2016/1/31
新規
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