連載:シオニスト『ガス室』謀略の周辺事態(その68)

兼『亜空間通信』 2001.09.18:7号

「主犯?」ビン・ラデインの怪しい経歴を省く大手メディア報道姿勢の情けなさ

送信日時 : 2001年 9月 18日 火曜日 4:12 PM

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 これは誰の目にも触れていることなので詳細は省くが、アメリカ追随の大手メディアは、ビン・ラデインの怪しい経歴を紹介せずに、アメリカ発表の鵜呑み垂れ流しに終始している。アメリカの歴史見直し論者のスミス教授が主宰するCODOH(わが電網宝庫にリンクあり)では、欧米の大手メディアの報道例を紹介しているが、以下は、スコットランドの報道例の一部である。急ぎ機械で訳して直したので日本語としては出来が悪いが、原文と一緒に紹介する。


 http://www.thescotsman.co.uk/world.cfm?id=107791

CIAがソビエト軍と闘わせるためにビン・ラデイン他のテロリストを武装させた

(CIA armed Bin Laden0s terrorists to fight Soviets)

イスラマバード発=ロリイ・マッカーシー
(Rory McCarthy In Islamabad)

 オサマ・ビン・ラディンは現在、アメリカが最も厳しく追い求めるテロリストの容疑者であろうが、彼はかつて、CIAによって支持され、アフガニスタンのソビエト占領に対しての抵抗の戦争で使われたことのある「彼らの部下」であった。

(OSAMA bin Laden may now be the United States most wanted terrorist suspect, but once he was "their man", supported by the CIA and used in the war of resistance against the Soviet occupation of Afghanistan. )

 サウジアラビア生まれの彼は最初、ソビエト侵入後の1979年に、ムジャヒディン抵 抗運動と連携するためにアフガニスタンに到着した。

(Born in Saudi Arabia, he first arrived in Afghanistan after the Soviet invasion in 1979 to co-ordinate the Mujahideen resistance. )

 彼は、建設事業を営む彼の父から受けた200,000,000(ドル)の財産を使って調達した武器と徴募兵士を、ペシャワルに築かれた彼の連絡事務所を通じてパキスタンの国境を横切り、アフガニスタンに送り込んだ。

(He used his 200 million fortune, inherited from his father's construction business, to funnel weapons and recruits into Afghanistan through his Services Office based across the Pakistani border in Peshawar.)

 ソビエト侵入のちょうど14日後、最初のCIAから供給された武器、主に中古の303丁のリー・エンフィールド銃が到着し始めた。パキスタンを通じてビン・ラディンを含むムジャヒディンの指揮官たちに資金が届けられた。

(Just 14 days after the invasion the first CIA-funded weapons, mainly ancient .303 Lee Enfield rifles, began arriving. Funds were delivered to Pakistan which were handed on to the Mujahideen commanders, Bin Laden among them.)

 [後略]


 以上で引用終わり。

 その後、ユーゴ戦争ではアフガン・ゲリラと呼ばれる集団がアメリカを支援者とするアルバニア系のマフィア集団と一緒に戦った。つまり、全部がまとまっているとまでは言えないが、アフガン戦争の外人部隊はアメリカと通じ続けているのである。その頃には、ビン・ラディンが何度も国境を越えて移動しているのにアメリカ当局が逮捕の機会があっても見逃しているとの情報もあった。

 今度の事件のビン・ラディン主犯説も実に怪しい。米軍放送に入ってくるアメリカのラディオ特集番組では、CIA要員の経験者が疑いを呈していた。

 別途、オンブズマン電子広場という場違いな場所でも、ホロコーストを持ち出して「テロ批判」をする例があったので注意したところ、逆らわれたので、以下のように再び注意した。

 今時、ホロコーストの大嘘を見抜けないような、論理的思考能力を欠き、「歴史をあまり知らない」頑是無い子供を相手に時間を潰す気はないのですが、少なくとも日本語訳のある『ユダヤ人問題とシオニストの歴史』ぐらいには目を通してから発言して下さい。

 いわゆるテロを始めたのは、シオニストの歴史家でさえ認めているように、私が「偽イスラエル」と呼ぶ軍事侵略国家の現首相の系統なのです。その暴力国家の違法行為を、アメリカが何十回も拒否権を行使して擁護してきたのです。

 私はアラブ人の友人にも記者にも、非暴力抵抗を説いていますが、テロの基本的な源泉は政治的シオニストと史上最悪の暴力国家アメリカにあります。しかも、今回の事件は、アラブ系かイスラム系か、ともかく絶望的な状況にある若者を陰で二重スパイ型の仕掛けで操った謀略の疑いが濃厚なのです。この種の謀略は日本もやったことです。

「[aml 23643] チョムスキーインタビュー(メキシコ、ラ・ホルナダ紙)」によると、メキシコの日刊紙「La Jornada」のインタビューでチョムスキーは、この事件につて、「パレスチナ人は特に大きな打撃を受けるだろう。他方、合衆国とイスラエルの右翼強硬派にとってはプレゼントのようなものだ」と評価しているようです。犯罪捜査の基本は、その犯罪で誰が得をしたのかを考えることなのです。

以上で(その68)終り。(その69)に続く。