やじうま日誌 2021年12月

【12月1日】
徳仁、雅子、愛子◆愛子が、皇居・御所で宮内庁の西村泰彦長官や側近の職員らから「祝賀」を受ける。徳仁が同席。雅子は体調が整わなかったとして欠席。
愛子◆20歳の誕生日。宮内庁を通じて「一つ一つのお務めに真摯に向き合い、できる限り両陛下をお助けしていきたいと考えております」と感想を公表。
瑶子◆故寛仁の次女瑶子が、難聴者を支援するNPO法人「日本ユニバーサル・サウンドデザイン協会」(東京)の名誉総裁に就任。
「仁徳天皇陵」◆大阪府の吉村洋文知事と堺市の永藤英機市長が大阪府庁で共同記者会見し、2023年に日本で開催予定の先進7カ国首脳会議(G7サミット)の関係閣僚会合を誘致すると表明。会議は大阪市北区の大阪府立国際会議場で開き、記念撮影や夕食会などの社交行事を堺市の「仁徳天皇陵拝所」などで行う想定。
【12月2日】
新年一般参賀◆宮内庁が、翌年の新年一般参賀について、新型コロナウイルス禍を考慮し、当年に続いて2年連続で中止すると発表。限られた場所に多くの人が密集することなどが理由で、代わりに徳仁による「国民」に向けたビデオメッセージを検討中という。
【12月3日】
【12月4日】
「皇帝」◆1977年当日、中央アフリカ共和国で、自らを「皇帝」と称するボカサ大統領が、首都バンギで戴冠式を行う。前年に国名を「中央アフリカ帝国」に改めており、ダイヤをちりばめた王冠をかぶるなど豪華な式典を催したが、79年に失脚した。
【12月5日】
天皇、皇族◆愛子が、皇居・宮殿などで成年の行事に臨む。女性成年皇族の正装のドレスにティアラを初めて身に着け、皇居・宮殿で徳仁、雅子にあいさつ。報道陣から「祝い」の言葉を掛けられる。明仁、美智子との面会で東京・高輪の仙洞仮御所へ。宮殿に戻り、秋篠宮ら皇族、黒田ら元皇族、岸田文雄首相らから、徳仁、雅子と共に「祝賀」を受ける。午前中は宮中三殿を参拝。宮殿で徳仁から勲章「宝冠大綬章」を授与される。
愛子成年行事◆岸田文雄首相が妻と共に、皇居で行われた愛子の成年行事に出席。
ティアラ◆愛子が成年行事で身に着けたティアラは、徳仁の妹黒田清子からの「借り物」だったと報道。2011年、小室眞子の時は東京・銀座の「和光」、14年の佳子の時は「ミキモト」が制作し、制作費は皇室活動に伴う公的経費「宮廷費」から支出されたため、国有財産として、結婚後は国に返却されるが、黒田のものは、明仁、美智子が私的経費「内廷費」から支出したため私物扱い。
宮内庁鴨場◆千葉県が、同県市川市の宮内庁新浜鴨場で、高病原性の疑いのある鳥インフルエンザが確認されたと発表。飼育しているアイガモとアヒル計約330羽を殺処分。
【12月6日】
徳仁◆第207臨時国会が「召集」され、参院本会議場で行われた開会式に出席。「お言葉」を述べる。
皇位継承策◆安定的な皇位継承策を議論する政府の有識者会議が、①女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する②皇族には認められていない養子縁組を可能とし、皇統に属する男系男子を皇族とする―とした皇族数確保策2案を軸とする報告書の骨子案を全会一致で承認。清家篤座長(元慶応義塾長)が、月内をめどに開く次回会合で政府への報告書を取りまとめたいとの意向を示す。終了後、記者団に「骨子案に沿って報告書をまとめたいと委員の意見が一致した」。女性・女系天皇の是非など皇位継承に関する具体的な方策は盛り込まれておらず、結論を先送りする見通し。骨子案は7月の中間報告に沿った内容で、現行の皇室制度や皇族数減少の問題に触れた上で、皇族数確保は2案を中心とすることにし、これでは十分な皇族数が確保できない場合に検討する事柄として「皇統に属する男系男子を法律により直接皇族とする」案を付記。
【12月7日】
宮内庁鴨場◆千葉県が、同県市川市の宮内庁新浜鴨場で確認された鳥インフルエンザに関し、遺伝子解析の結果、高病原性の「H5N1」型と確定したと発表。
靖国参拝◆超党派の議員連盟「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長・尾辻秀久・元参院副議長)のメンバーが、東京・九段北の靖国神社を一斉参拝。岸田内閣から細田健一・経済産業副大臣、務台俊介・環境副大臣ら9人が参列。議連事務局によると、自民、日本維新の会、国民民主、「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」の各党や無所属の99人が参加。尾辻会長が参拝後の記者会見で、岸田文雄首相の参拝の是非を問われ「早い機会に参拝いただければと思っている」。
【12月8日】
皇位継承策◆岸田文雄首相が衆院本会議での代表質問で、安定的な皇位継承策に向け、皇族数確保策2案を軸とする報告書の骨子案をまとめた政府の有識者会議に関し「議論は丁寧に重ねられてきている。引き続き議論を見守る」。立憲民主党の西村智奈美・幹事長が、骨子案に関し「国会付帯決議で検討を求めた女性宮家創設につながるのか。女性・女系天皇の在り方も含めた検討を行うべきだ」と質問したのに対し、首相「具体的な内容について、私の考えを述べることは控えたい」。
検索ランキング◆米グーグル日本法人が、2021年に日本国内での検索が、前年に比べ急上昇したキーワードの順位を発表。1位は新型コロナウイルスの影響で1年延期となって開催された「東京2020オリンピック」、2位は「大谷翔平」。人物で検索が増えたのは「大谷翔平」が1位、2位と3位はそれぞれ当年結婚した人気俳優の「小松菜奈」、フリーアナウンサーの「夏目三久」。小室眞子と結婚した「小室圭」が5位に入った。
【12月9日】
天皇、皇族◆雅子が58歳の誕生日を迎え、皇居・宮殿での祝賀行事に臨む。徳仁とともに、西村泰彦・宮内庁長官や、職員代表の同庁幹部らから祝賀を受ける行事に出席。皇族代表の秋篠宮や、岸田文雄首相ら三権の長からの祝賀行事が実施される。午後、徳仁、雅子が東京・高輪の仙洞仮御所を訪れ、明仁、美智子にあいさつ。
雅子◆58歳の誕生日。宮内庁を通じて発表した文書で、1日に20歳となった愛子について「経験を積み重ねながら一歩一歩成長し、成年皇族としての務めを無事に果たすことができますよう願っております」。新型コロナウイルス禍について、新たな変異株の出現に「皆が心を合わせて、対策や努力を続けていく必要を感じます」。
雅子誕生日祝賀◆岸田文雄首相が妻と共に、皇居で行われた雅子の誕生日祝賀に出席。
眞子結婚騒動◆眞子と結婚した小室圭の横浜市の実家マンション敷地内に無断で立ち入ったとして、神奈川区検が、邸宅侵入罪でさいたま市岩槻区の男性を略式起訴。起訴状によると、11月3日、フェンスを乗り越えてマンション敷地内に侵入したとしている。
「叙勲」◆オバマ米政権下の2013~17年に女性として初の駐日米大使を務め、秋の叙勲で旭日大綬章を受章したキャロライン・ケネディへの叙勲伝達式が、在ニューヨーク日本総領事公邸で開かれる。
国会「召集」◆政府、与党が翌年の通常国会について、1月17日に「召集」する日程を軸に検討に入る。複数の与党幹部が明らかに。
サウジアラビア◆湾岸諸国を歴訪しているサウジアラビアの実力者ムハンマド皇太子が、カタールの首都ドーハでタミム首長と会談。サウジの国営通信が伝える。サウジが1月に2017年から続いたカタールとの断交解除を発表して以来、初めての公式訪問。出発前に、アラブ首長国連邦(UAE)の主要都市ドバイで開催中のドバイ国際博覧会(万博)を訪れる。
「君が代」不起立処分◆「君が代」の斉唱時に起立せず、戒告処分を受けたことなどを理由に再任用を拒まれたとして、大阪府立高の元教諭が府に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁が、請求を棄却した一審大阪地裁判決を変更、315万円の支払いを命じる。本多久美子・裁判長が、起立斉唱に関する懲戒処分の扱いは慎重な考慮が必要として「裁量権を逸脱し違法」と判断。違憲ではないとした一審判決を追認。
【12月10日】
徳仁、雅子◆徳仁が、翌年の新年一般参賀が新型コロナウイルス感染拡大防止で取りやめになったことに伴い、「国民」に向けた新年のビデオメッセージを出すことが分かる。宮内庁が発表。側近によると、雅子の同席も検討されている。
皇位継承策◆自民党の高市早苗・政調会長が月刊誌「文芸春秋」新年特別号のインタビューで、女性天皇を容認する考えを示す。「女性天皇には反対していない。女系天皇に反対している」。「女性が皇位を継がれることは大変だろうと想像する。激務をこなしながら、ご懐妊やご出産をされるのは、肉体的にも精神的にも大変なことだと思う」。「女性宮家」創設について「さまざまな問題が出てくる」。皇族には認められていない養子縁組を可能とし、皇統に属する男系男子を皇族とする案に関して「男系の皇統につながる方であるということで、自然になじまれる」。「(1947年に皇籍を離脱した)旧宮家の方々の皇籍復帰がいい」。木原誠二・官房副長官が記者会見で「議員それぞれの考えについてコメントは控えたい。政府の有識者会議の議論を見守っていきたい」。
峯ケ塚古墳◆金銅製の馬具など豪華な副葬品が出土した大阪府羽曳野市の峯ケ塚古墳(5世紀末、前方後円墳)で、前方部と後円部の境にある造り出し部が長さ20メートル、幅6メートル以上もあることが分かったと、同市教育委員会が明らかにしたと報道。市教委の米田拓海主事「古墳の規模などから天皇に次ぐ人物の墓とみられており、被葬者にふさわしい規模の造り出し部が設けられたのでは」。
関西十大ニュース◆関西プレスクラブが、2021年の十大ニュースを発表。①新型コロナウイルス禍拡大②東京五輪・パラリンピック コロナ下で開催③菅首相退陣、岸田内閣発足④大谷翔平「二刀流」で歴史的活躍⑤衆院選 自民絶対安定多数、維新躍進⑥熱海で大規模土石流⑦新型コロナワクチン接種開始⑧米大統領にバイデン就任⑨「眞子さま結婚」⑩ノーベル物理学賞に地球温暖化予測の真鍋淑郎
【12月11日】
【12月12日】
【12月13日】
「表現の不自由展」◆芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」実行委員会が名古屋市に未払いの負担金約3380万円を支払うよう求めた訴訟の口頭弁論が、名古屋地裁(岩井直幸・裁判長)で開かれる。同市の河村たかし市長が証人として出廷し、企画展「表現の不自由展・その後」を巡って「政治的中立に著しく反しており、公金を使った場では許されない」。昭和天皇の肖像を使った創作物を燃やす映像作品が含まれた不自由展に関し「反日プロパガンダであり、ふさわしくない内容だった」。
社会部長十大ニュース◆「社会部長が選ぶ今年の十大ニュース」(新聞之新聞社主催)の選考会が、毎日、産経、日経、東京、共同通信など在京の新聞・通信8社の社会部長らが出席して東京都内で開かれ、1位に「新型コロナで医療逼迫、ワクチン接種7割超」を選ぶ。2位以下は②東京五輪・パラリンピック、混乱の中無観客開催③菅首相退陣、衆院選で自民絶対安定多数④「眞子さま、小室圭さんと結婚」⑤熱海土石流で死者・不明者27人、盛り土崩落⑥日大理事長脱税容疑で逮捕、ワンマン経営に批判⑦走行中の電車内で襲撃事件相次ぐ⑧大谷翔平選手、「二刀流」でメジャーMVP⑨ノーベル物理学賞に真鍋淑郎⑩愛知県知事リコール署名偽造事件で逮捕者
アブダビ◆イスラエルのベネット首相が、アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビを訪問し、UAEの実権を握るアブダビ首長国のムハンマド・ビン・ザイド皇太子と会談。両国は前年、国交を正常化しており、イスラエル首相によるUAE公式訪問は初めて。
【12月14日】
新年行事◆宮内庁が、皇居・宮殿で行われる新春恒例の行事「講書始の儀」を翌年1月14日、「歌会始の儀」を同18日に実施すると発表。
【12月15日】
【12月16日】
【12月17日】
徳仁、雅子◆皇居・宮殿「豊明殿」で、学校教育の振興に貢献したとして文部科学相表彰を受けた全国の小中高の校長ら教育関係者148人と面会。財務相や総務相の表彰を受けた国税庁や自治体の税務職員ら169人とも面会。
宮内庁職員◆皇居・宮殿で当月、天井の点検作業中の宮内庁職員が脚立から転落し、搬送先の病院で死亡していたことが、宮内庁への取材で分かる。宮内庁によると、宮殿管理担当の50代男性職員が8日、宮中晩さん会などで使われる宮殿で最も広い部屋「豊明殿」の廊下で、天井裏の水漏れを1人で点検している最中に、脚立から誤って転落。胸の骨を折るなどのけがをして病院に搬送され、13日夜に死亡した。
国会「召集」◆政府、与党が、翌年の通常国会を1月17日に「召集」する方針を固める。自民党幹部が立憲民主党側に日程を伝えたと、自民幹部が明らかに。
【12月18日】
【12月19日】
サッカー天皇杯◆サッカー日本一を決める第101回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社、NHK共催)の決勝が東京・国立競技場で行われ、浦和が大分に2―1で勝つ。
バスケ皇后杯◆バスケットボール女子の第88回皇后杯全日本選手権(日本バスケットボール協会主催、共同通信社共催)のファイナルラウンド最終日が東京・代々木第二体育館で行われ、決勝でENEOSがデンソーを86―62で下す。
【12月20日】
【12月21日】
皇位継承策◆政府が、安定的な皇位継承策を議論する有識者会議を22日夕に開くと正式発表。最終報告書を取りまとめ、岸田文雄首相に提出する。報告書は、国会が求めた皇位継承策については「将来判断すべき事柄」として先送りし、女性・女系天皇の是非などには触れない見通し。代わりに皇族数確保策2案を提起する。
「春飾り」◆新年に皇居・宮殿や御所に飾る松竹梅などを寄せ植えした盆栽「春飾り」の準備が大詰めを迎えているとして、宮内庁が作業の様子を報道陣に公開。
【12月22日】
皇位継承策◆安定的な皇位継承策を検討する政府の有識者会議(座長・清家篤・元慶応義塾長)が、国会が求めた女性・女系天皇の是非など皇位継承に関する方策に関し「将来議論を深めていくべきだ」として先送りする報告書をまとめ、岸田文雄首相に提出。首相「頂いた報告書を国会に報告するとともに、しっかりと今後の対応を行っていきたい」。報告書は代わりに「皇族数確保が喫緊の課題」とし①女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持することとする②皇族には認められていない養子縁組を可能とし、皇統に属する男系男子を皇族とする―との皇族数確保策2案を提起。
【12月23日】
天皇、皇族◆徳仁、雅子と秋篠宮が、88歳の米寿を迎えた明仁に「祝い」のあいさつをするため、東京・高輪の仙洞仮御所を訪問。仮御所の広間で美智子を交えて懇談。これに先立ち、明仁、美智子が宮内庁の西村泰彦長官や、側近部局の職員らから祝賀のあいさつを受ける。午後、岸田文雄首相ら三権の長が訪れる。
明仁◆88歳の誕生日。
明仁DVD◆宮内庁が、天皇在位中の約30年間にわたる明仁の活動を紹介するDVD「上皇陛下 米寿をお迎えになって~平成の歩み~」を制作。政府インターネットテレビで放映開始。
皇位継承策◆立憲民主党の西村智奈美・幹事長が、皇位継承策を先送りした政府の有識者会議報告書に関し、国会の付帯決議が求めた内容には全くなっていないと批判するコメントを発表。「付帯決議の要請は安定的な皇位継承を確保するための課題の検討だが、有識者会議は皇族数減少等に係る課題に論点をすり替えた。不十分な有識者会議の報告書は国会での議論の土台にすることはできない」として、課題解決を検討する委員会を党内に設置し、議論を始める方針を明らかに。「本来、議論すべき女性天皇を含めた将来的な皇位継承の在り方、女性宮家の創設等については結論も方向性も示さず、安定的な皇位継承という先延ばしできない課題を先延ばしている」。松野博一・官房長官が記者会見で「今後国会に報告する。具体的なことは国会と調整したい」。自民党の福田達夫・総務会長が会見で「ある程度(付帯決議に)応えている。理屈や感情だけに偏らず、議論できる環境を準備したい。与野党ができる限り対決的でない方がいい」。公明党の山口那津男代表が記者団に、今後の国会議論の在り方に関し「落ち着いた静かな雰囲気の中で、国民の考え方が形成される方向が望ましい(有識者会議の報告書は)非常に慎重で抑制的なトーンが出ている」。公明党の北側一雄・中央幹事会長が会見で「年明けにも国会で論議が始まるだろう。法改正も必要になると思うので、しっかり論議を進めたい」。日本維新の会の馬場伸幸共同代表が取材に「報告は非常に現実的な選択をしている」。共産党の小池晃・書記局長「憲法に照らして大変疑問のある結論ではないか」。
明仁「誕生日祝賀」◆岸田文雄首相が、東京・高輪の仙洞仮御所で行われた明仁の誕生日祝賀に出席。
【12月24日】
秋篠宮◆日本科学未来館(東京都江東区)で開かれた中高生の研究を対象にした科学コンクール「第65回日本学生科学賞」の表彰式に出席。受賞した生徒らがオンラインで視聴し、式典後、生徒たちと画面越しに交流。
皇室予算◆政府が、皇室に代々受け継がれてきた絵画や書、工芸品などを収蔵、展示する皇居・東御苑内の「三の丸尚蔵館」の建て替え、整備費用として9億円を盛り込んだ2022年度予算案を閣議決定。新施設の開館は2023年秋を目指す。京都大宮御所などの消火設備の整備に8千万円を充てる。小室眞子が結婚で皇室を離れたため、皇族費は21年度から900万円減となる。
歌会始◆翌年1月18日に皇居・宮殿で開かれる「歌会始の儀」で、歌が詠み上げられる一般の入選者10人が決まり、宮内庁が発表。
国内十大ニュース◆①東京五輪・パラリンピック無観客開催②新型コロナで度重なる緊急事態宣言③菅首相退陣、岸田政権誕生④新型コロナ「第5波」で医療崩壊⑤衆院選で自民絶対安定多数⑥東日本大震災10年⑦「眞子さん、小室圭さんと結婚」⑧記録的大雨で土砂災害、熱海土石流⑨新型コロナワクチン接種率が7割超⑩藤井聡太が竜王位獲得で最年少四冠
【12月25日】
【12月26日】
英女王◆英国のエリザベス女王が、クリスマス恒例のメッセージ動画を公表し「クリスマスは、愛する人を亡くした人々にとってはつらいものになり得る。特に今年、私はそのことを理解した」と述べ、4月に死去した夫のエディンバラ公フィリップをしのぶ。/英メディアが、エリザベス女王が滞在するロンドン郊外のウィンザー城の敷地内に武器を持った男性が侵入し、警察が武器所持などの容疑で逮捕したと報じる。建物内には立ち入っていないという。侵入の理由は不明。
【12月27日】
皇位継承策◆立憲民主党が、皇位継承策を先送りした政府の有識者会議報告書には問題が多いとして、検討委員会を翌月設置し、党としての考え方をまとめる方針を決める。野田佳彦・元首相をトップとし、国会での議論で主導的な役割を果たすことを目指す。準備会で野田元首相が報告書に関し「危機感を持っている。安定的な皇位継承を確保するための諸課題について整理しておらず、先送りしている」。
ツツ元大主教◆南アフリカのツツ元大主教の死去を受け、ローマ教皇フランシスコやグテレス国連事務総長など、各界の指導者が追悼の意を示す。エリザベス英女王「飽くなき姿勢で南アや世界の人権擁護に取り組んだ」。
【12月28日】
「新年祝賀」◆参院が、小川敏夫・副議長が翌年1月1日に皇居で催される「新年祝賀の儀」を欠席すると発表。女性秘書が新型コロナウイルスに感染したと27日に確認されたため。
京都御所◆宮内庁が1月5日から10日まで、京都御所(京都市)で新年の干支「寅」にちなんだ屛風「墨画龍虎」を特別公開すると報道。
相撲協会◆1925年当日、摂政裕仁(のちの昭和天皇)からの下賜金による優勝賜杯の作成をきっかけに「財団法人大日本相撲協会」が設立される。
【12月29日】
徳仁、雅子◆宮内庁が、徳仁が「国民」に向けた新年のビデオメッセージを翌年の元日に公表すると明らかに。雅子も同席すると報道。
佳子◆27歳の誕生日。
裕仁◆日米開戦から80年になって、昭和天皇の侍従長だった百武三郎(1872〜1963)が残した日記が公開され、昭和天皇は非戦論者だったとされるが、側近の内大臣木戸幸一の言葉として天皇の開戦への決意が「行過ぎの如く見ゆ」と記されるなど、開戦か非戦か時勢の中で揺れ動いた天皇の姿が浮かび上がると報道。日記は、百武の遺族から東大に寄託され、当年9月に閲覧可能になった。日米開戦を巡る記述としてまず目を引くのは、41年10月13日の日記で、松平恒雄・宮内大臣が天皇に拝謁した後「切迫の時機に対し、已に覚悟あらせらるゝが如き御様子」と話したと記し、木戸がそうした「御先行」を「御引止め申上ぐる旨」を話したと記録。百武自身の感想として、天皇の表情が「先頃来案外に明朗」だったと表現している。天皇は10月9日に伏見宮から対米主戦論を説かれ「之れなくば陸軍に反乱起らん」「人民は皆開戦を希望す」とまで言われ、百武日記はこのときの天皇の様子を「御昂奮」と表現。開戦約20日前の11月20日になると、天皇が前のめりになっていたと取れる記述があり、百武は「決意行過ぎの如く見ゆ」との木戸の言葉を記した。
【12月30日】
明仁訪英◆1998年5月の明仁(当時天皇)の訪英を前に、橋本龍太郎首相(当時)が第2次大戦中の旧日本軍による英軍捕虜の扱いについて謝罪したことが、英国側の訪問受け入れの弾みとなっていたことが分かったと報道。機密解除された複数の英公文書で判明。公開されたのは、橋本が捕虜問題に関連し謝罪を表明したブレア英首相(同)との会談前の98年1月7日付と会談当日の同12日付の文書で、英外務省から英首相官邸宛ての7日付文書は、大戦を巡って「植民地支配と侵略への痛切な反省と心からのおわび」を表明した95年の村山富市首相談話を踏まえ、橋本がその内容を踏襲することが「(天皇)訪問を前に英国での日本のイメージ向上につながる」と期待。英首相官邸から英外務省に宛てた12日付の会談報告によると、天皇訪英の実現に向け、ブレアが「今後の両国関係に積極的な姿勢を示す寄稿を打診」し、同14日付の英紙に橋本の謝罪文が掲載されることにつながった。橋本は98年にブレアとの会談で、村山談話を踏襲していると明言し、元捕虜を支援する英国向け友好事業の拡充を約束した。
明仁、美智子◆1998年1月のブレア英首相(当時)の訪日に絡み、英外務省が天皇在位中の明仁について「父親(昭和天皇)の古い慣習を一部変えているとの評価がある」と、好意的見方を持っていたことが、機密解除された英公文書で分かったと報道。皇后だった美智子については「知的で社交的、大変な魅力を持ち英語もとても上手」としていた。文書には「首相訪日 1月9~13日」「天皇と会見 1月12日」と記され、ブレア訪日に向け作成されたとみられる。明仁が天皇として「国民」の前に出て国内外を訪問、美智子と共に海外メディアも入れた記者会見を開いていたことを挙げる。明仁が「われわれの王室メンバーを迎え、もてなすことに特に熱心」と強調。
【12月31日】
東インド会社◆1600年当日、英女王の許可の下、アジアとの独占貿易を目的とした「東インド会社」が設立される。

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