やじうま日誌 2021年11月

【11月1日】
秋篠宮、紀子◆東京・元赤坂の赤坂御用地の宮邸からオンラインで、紙幣や郵便切手を印刷する国立印刷局の創立150年記念式典を視聴。秋篠宮がビデオメッセージを寄せ「わが国の経済の発展と国民生活の安定に貢献されてきたことに対して、深く敬意を表します」。式典視聴後、同局東京工場を画面越しに視察。
英皇太子◆英国のチャールズ皇太子が、国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)の首脳級会合の開会式で演説し、交渉に臨む各国代表に向け「違いを乗り越える現実的な道を見つけてほしい」。化石燃料依存から、再生可能で持続可能な経済への転換を求め「われわれは危機にさらされる若い人々の未来を、ともに救うことができる」。
【11月2日】
「秋の褒章」◆政府が2021年秋の褒章受章者を発表。受章者は808人(うち女性186人)と22団体。3日に発令される。紫綬褒章は計90人(うち女性35人)。
【11月3日】
徳仁◆文化勲章の「親授式」が皇居・宮殿であり、元プロ野球選手の長嶋茂雄、歌舞伎の尾上菊五郎、短歌の岡野弘彦、文化人類学の川田順造、洋画の絹谷幸二、数学の森重文の計6人に勲章を手渡す。
「秋の叙勲」◆政府が2021年秋の叙勲受章者を発表。最高位の旭日大綬章に畔柳信雄・元三菱東京UFJ銀行(現三菱UFJ銀行)頭取と高橋宏明・元東北電力社長の2人が選ばれ、俳優の橋爪功や脚本家の大石静、歌人の三枝昂之らに旭日小綬章が贈られる。
【11月4日】
徳仁、雅子◆皇居・宮殿で、文化功労者に選ばれた俳優・歌手の加山雄三らと面会。徳仁が「努力を重ね、学術、文化、芸術、スポーツなどにおいて大きな成果を収められたことを誠に喜ばしく思います」とあいさつ。例年、文化功労者や文化勲章の受章者と一緒に飲食を伴う懇談をしているが、新型コロナウイルス禍を受け、前年に続いて面会のみとなり「茶会を催して皆さんとお話しする機会がないことは残念です」。
紀子◆紀子の父で学習院大名誉教授の川嶋辰彦が死去したことが、関係者への取材で分かる。10月19日から東京都内の病院に入院していた。松野博一・官房長官が記者会見で、紀子の父で学習院大名誉教授の川嶋辰彦の死去に弔意を示し「心からお悔やみを申し上げるとともに、ご冥福をお祈り申し上げる」。
眞子◆紀子の父川嶋辰彦が死去し、入院先の東京都中央区の聖路加国際病院で、眞子がタクシーで病院を出る姿が見られる。
眞子結婚騒動◆眞子と結婚した小室圭の横浜市の実家マンション敷地内に無断で立ち入ったとして、神奈川県警が建造物侵入の疑いで、男性を逮捕していたことが、捜査関係者への取材で分かる。捜査関係者によると、男性は3日、塀を乗り越えてマンション敷地内に侵入した疑いが持たれている。男性は「(小室さんについて)話が聞きたかった」と話しているという。
「帰国の記帳」◆岸田文雄首相が皇居で「帰国の記帳」。
【11月5日】
徳仁、雅子◆徳仁、雅子の側近が、紀子の父で学習院大名誉教授の川嶋辰彦の死去に「両陛下も大変残念に思われ、紀子さまの悲しみもいかばかりかと案じられている」と明かす。
明仁、美智子、眞子◆眞子が結婚前日に明仁、美智子の住まいを訪れた際、美智子が別れ際に眞子を抱き締めたと、明仁、美智子の側近が明らかに。眞子は10月25日、東京・高輪の仙洞仮御所を結婚の報告のため訪問し、1時間余りにわたって面会した。
秋篠宮一家◆宮内庁が、紀子の父で学習院大名誉教授の川嶋辰彦が4日に死去したことを受け、秋篠宮一家が4日から7~90日間の喪に服していると発表。服喪期間は最長が紀子の90日。佳子と悠仁が30日、秋篠宮は7日となる。宮内庁によると、一家は6日、別れのあいさつのため、川嶋家を訪れる。
紀子◆宮内庁が、紀子の父で、4日に死去した学習院大名誉教授の川嶋辰彦の死因が、中皮腫だったと明らかに。
特別国会「召集」◆松野博一・官房長官が、衆院各派協議会と参院議院運営委員会理事会に出席し、衆院選を受けた特別国会を10日に「召集」する日程を伝える。与野党が会期を12日までの3日間とする方針で合意。12日に徳仁を迎えて開会式を行う。
【11月6日】
秋篠宮一家◆紀子の父で、4日に死去した学習院大名誉教授の川嶋辰彦の家族葬に参列するため、東京都新宿区の川嶋の自宅マンションを訪問。結婚して皇室を離れた眞子が、夫の小室圭と訪れる。
【11月7日】
紀子、眞子、佳子◆4日に死去した紀子の父で、学習院大名誉教授の川嶋辰彦に最後の別れをするため、東京都新宿区の落合斎場を訪問。結婚して皇室を離れた眞子と、夫の小室圭も訪れる。
【11月8日】
徳仁、雅子◆皇居・御所からオンラインで、静岡県伊東市の通所介護施設「フルーズ」を利用する高齢者らと交流。9月の敬老の日にちなんだ行事。静岡県の川勝平太知事らから説明を受けた後、高齢者5人と懇談。施設運営会社に所属する東京パラリンピックの金メダリスト杉村英孝選手とも。
「弔問の記帳」◆岸田文雄首相が、東京・元赤坂の赤坂御用地の秋篠宮邸で故川嶋辰彦・学習院大名誉教授の「弔問の記帳」。
【11月9日】
徳仁◆春と秋の叙勲のうち大綬章の「親授式」が皇居・宮殿「松の間」で開かれ、旭日大綬章の畔柳信雄・元三菱東京UFJ銀行(現三菱UFJ銀行)頭取や高橋宏明・元東北電力社長、勝俣宣夫・元丸紅社長、横倉義武・元日本医師会長ら計8人に勲章を手渡す。春の受章者への「親授式」は、新型コロナウイルス感染予防のため延期されており、秋と合わせての開催となった。
「叙勲」◆岸田文雄首相が、皇居で行われた「大綬章親授式」に出席。午後、皇居で「重光章伝達式」に出席。
皇居・乾通り◆宮内庁が、新型コロナウイルス禍を考慮し、紅葉の季節に合わせて実施される秋の皇居・乾通りの一般公開について、当年も中止すると発表。中止は前年春から4回連続。乾通りの一般公開は明仁の80歳の傘寿を記念し、2014年に始まった。
平安京◆京都市中心部の遺跡発掘調査で、平安京で天皇の居所だった「内裏」のうち、皇后らが住んでいた建物「登華殿」とみられる柱穴が見つかり、市埋蔵文化財研究所が報告書をまとめたと報道。研究所が、平安京内裏のはっきりした建物跡が見つかるのは初めてと説明。
閲覧制限◆公文書管理委員会が、昭和天皇と香淳皇后の地方訪問に関する公文書で宮内庁長官が閲覧を制限した箇所の一部について、閲覧可能にすべきだと答申。制限を不当とする不服申し立てを受けて判断。内閣府公文書管理課によると、答申が指摘したのは、1955年の昭和天皇と香淳皇后による長野県と群馬県の訪問に関する文書で、利用した駅周辺の絵図や、訪問に関係した職員の役職など。宮内庁長官は警備に関連するため「現在の公共の安全に影響を及ぼす」と閲覧を制限していた。
【11月10日】
第2次岸田内閣◆衆院選を受けた第206特別国会が「召集」され、岸田文雄首相=自民党総裁=が衆参両院の本会議で行われた首相指名選挙の結果、第101代首相に選出される。皇居での首相任命式と閣僚認証式を経て、公明党との連立政権の第2次岸田内閣が発足。
「内奏」◆岸田文雄首相が皇居で「内奏」、首相任命式、閣僚認証式に出席。
【11月11日】
眞子結婚騒動◆宮内庁の西村泰彦長官が定例記者会見で、眞子と結婚した小室圭が米ニューヨーク州の弁護士試験で不合格になったことについて「特にコメントすることはない」。「試験だから不合格というのはありうる。次回チャレンジされるようだから、頑張ってもらいたい」。
副大臣認証◆岸田文雄首相が皇居で「内奏」、副大臣認証式に出席。
【11月12日】
徳仁◆参院本会議場で開かれた特別国会の開会式に出席。
眞子結婚騒動◆眞子と夫の小室圭が、14日にも羽田空港から日本を離れ、米ニューヨークに向かう方向で調整が進んでいることが、関係者への取材で分かる。小室が、金銭トラブルの相手である母親の元婚約者と東京都内の法律事務所で面会。小室の代理人弁護士が取材に「解決だという確認をした。相手が解決金を受け取るという結果になった」。相手側「まだ答えられない」。
「就任の記帳」◆岸田文雄首相が東京・三番町の宮内庁分庁舎で「就任の記帳」。東京・元赤坂の赤坂御用地の秋篠宮邸、三笠宮東邸、三笠宮邸、高円宮邸で「就任の記帳」。東京・東の常陸宮邸で「就任の記帳」。
皇居・三の丸尚蔵館◆宮内庁が、皇室ゆかりの美術品などを収蔵、展示する皇居・三の丸尚蔵館を12月13日から休館すると発表。近くに建設中の新施設に移す収蔵品約1万点の点検やクリーニング作業を行うため。新施設の開館は2023年秋の予定。
国会◆政府、与党が臨時国会を12月6日に「召集」する方向で調整に入ったと、複数の与党幹部が明らかに。特別国会が、3日間の会期を終えて閉幕。徳仁を迎えて参院本会議場で開会式が行われる。国民民主党の玉木雄一郎代表が党会合で「陛下に失礼だ。一般常識では初日に開会式を行う」と述べ、国会改革の必要性を訴える。
【11月13日】
眞子◆眞子と夫の小室圭が14日、米ニューヨークで新生活を送るため、日本を離れるのを前に、眞子が、秋篠宮邸がある東京・元赤坂の赤坂御用地を車で訪れる。別れのあいさつをしたとみられると報道。
「国旗」◆NHKが、大河ドラマ「青天を衝け」の7日放送の第34回で、オランダ、ロシア、英国の国旗の向きを上下逆さまにして放送する誤りがあったと番組の公式サイトなどで謝罪。再放送で修正し、テロップで謝罪。
【11月14日】
眞子結婚騒動◆眞子が、夫の小室圭と羽田空港から民間機で米国へ出発し、ニューヨークに到着。
英女王◆エリザベス英女王が、ぎっくり腰のため、ロンドン中心部で開かれた戦没者の追悼式典を欠席したと、英メディアが報じる。
【11月15日】
英女王◆エリザベス英女王が、ぎっくり腰のため、ロンドン中心部で開かれた戦没者の追悼式典を欠席。英メディアが報じる。英王室「女王は大変残念に思っている」。ジョンソン首相が記者会見で女王の健康状態について問われ、最近、ロンドン郊外のウィンザー城で女王に面会したと明かし「とても元気だった」。
【11月16日】
愛子◆宮内庁が、愛子の成年行事を、誕生日当日の12月1日と5日に分けて行うと発表。愛子が在籍する学習院大の授業を考慮し、主要な行事は日曜の5日に。宮内庁によると、5日は皇室の祖先などを祭る宮中三殿を参拝する他、宮殿で徳仁から勲章「宝冠大綬章」を受け取る。ティアラを身に着けた正装で徳仁、雅子や、東京・高輪の仙洞仮御所に住む明仁、美智子へのあいさつに臨む。新型コロナウイルス禍を踏まえ、茶会や祝宴は取りやめた。誕生日の1日は授業があるため、御所で西村泰彦・宮内庁長官や側近から「お祝い」を受けた後、徳仁、雅子と3人で食事をする。
【11月17日】
英女王◆エリザベス英女王が、ロンドン郊外のウィンザー城で英軍幹部に接見。王室が写真や映像を公開。
略奪文化財◆ジョンソン英首相が、首相官邸でギリシャのミツォタキス首相と会談した際、19世紀にアテネのパルテノン神殿から持ち去られ、ロンドンの大英博物館が所蔵する古代ギリシャ彫刻群「エルギン・マーブルズ」の返還を改めて求められ、博物館次第だとの認識を示す。英紙ガーディアンが、大英帝国時代に植民地などから収集した数々の文化財の返還要求が再燃する可能性があると報じる。
【11月18日】
眞子結婚騒動◆眞子と結婚した小室圭の母親と元婚約者の金銭トラブルを巡り、小室側が解決金約400万円を元婚約者側に支払ったことが分かる。元婚約者の代理人の週刊誌記者が明らかに。
英女王◆エリザベス英女王が、ロンドン郊外のウィンザー城で英軍幹部に接見。王室が写真や映像を公開。
平安京◆794年の当日(旧暦10月22日)、桓武天皇が平安京に遷都。長岡京遷都からわずか10年での再遷都は、弟で皇太子だった早良親王のたたりを恐れてのこととされる。親王は、天皇の側近暗殺に関与した疑いをかけられ、無実を訴え断食し、死亡した。
【11月19日】
秋篠宮一家◆宮内庁が、小室眞子が渡米前日の13日午後に東京・元赤坂の赤坂御用地にある秋篠宮邸を訪問し、荷物の整理を終えて去る際、秋篠宮、紀子や佳子、悠仁に玄関で見送られたと明らかに。
京都御所◆宮内庁が、京都御所(京都市)で秋の特別イベント「宮廷文化の紹介」を開催。京都三大祭りの一つ「葵祭」で使われる牛車や、枝にぶら下がるテナガザルを描いた襖絵が展示されるほか、茶道具一式も初公開。23日まで。「紫宸殿」の正面近くを通る特別ルートが設けられ、即位の礼に使われる高御座や御帳台が置かれた殿内の様子を見ることができる。
大山古墳◆「仁徳天皇陵」として宮内庁が管理する日本最大の前方後円墳で世界遺産の大山古墳(堺市、5世紀中ごろ)の発掘現場が、日本考古学協会など考古学や歴史学関係の団体の研究者らに公開される。約40人が1時間半にわたり、埴輪列や石敷きなどを観察。同庁と堺市が、内堤上面の内側でも円筒埴輪列が見つかったと発表。
英王室コレクション◆王室コレクションの管理団体が、ロンドン中心部のバッキンガム宮殿で翌年4月8日から日本をテーマにした特別展を開催すると発表。2023年3月12日まで。当初、前年6~11月に開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で先延ばしされていた。17世紀に貿易船を日本に派遣、日英交流の先駆者となった英国王ジェームズ1世に日本側が贈った甲冑や、近代日本を訪れたビクトリア女王(在位1837~1901年)の次男アルフレッド王子に明治天皇が贈呈した甲冑を展示。1953年に行われたエリザベス女王の戴冠式に合わせ、昭和天皇が贈った絵手箱も出展される。
【11月20日】
「殉職」自衛隊員追悼式◆岸田文雄首相が、防衛省での自衛隊殉職隊員追悼式に参列し、任務中の事故などで死亡した隊員に哀悼の意を示す。「強い覚悟と責任感で職務遂行に全身全霊をささげた皆さまはわが国の誇りだ。尊い犠牲を無にすることなく、遺志を受け継ぐ」。同席した岸信夫・防衛相「生前の功績が平和につながっていることは間違いない」。
【11月21日】
【11月22日】
佳子◆東京・赤坂御用地の赤坂東邸で、都市緑化に貢献した自治体や市民団体などを表彰する「みどりの『わ』交流のつどい」の式典をオンラインで視聴し、ビデオメッセージを寄せる。
【11月23日】
「新嘗祭」◆岸田文雄首相が、皇居で行われた「新嘗祭神嘉殿の儀」に参列。
全斗煥◆韓国で1979年のクーデターで実権を握り、軍事独裁体制を続けた全斗煥・元大統領が、ソウル市内の自宅で死去。84年9月に韓国大統領として初めて公式訪日。昭和天皇と会見し、昭和天皇が「両国間に不幸な過去が存したことは誠に遺憾」と表明。
【11月24日】
UAE皇太子◆アラブ首長国連邦(UAE)の実権を握るアブダビ首長国のムハンマド・ビン・ザイド皇太子が、トルコの首都アンカラを訪問。近年UAEはトルコと敵対関係にあり、ムハンマド皇太子はトランプ前米政権に同調してイラン封じ込め政策を率先していたが、バイデン米政権がイランとの対話路線に回帰したことを受け、トルコなど中東各国との融和に力を入れ始めたとみられる。
【11月25日】
【11月26日】
皇位継承策◆政府が、安定的な皇位継承策を議論する有識者会議(座長・清家篤・元慶応義塾長)を30日に再開する方向で調整に入る。皇族数確保策の制度化に向けた海外の事例調査が完了したことを踏まえ、最終的な答申の取りまとめに向けた検討に着手すると、複数の関係者が明らかに。
【11月27日】
「殉職」警察官◆「殉職」した警察官や人命救助で命を落とした民間人の慰霊祭が、東京都千代田区のホテルで開かれ、岸田文雄首相や警察庁の中村格長官、遺族ら約40人が参列。岸田首相「身をもって示された誇り高き精神と確固たる勇気は私たちの誇り。衷心より敬意と感謝の念をささげる」。
【11月28日】
ラナリット◆ラナリット(カンボジア元第1首相、故シアヌーク前国王の次男、シハモニ現国王の異母兄)が滞在先のフランスで死去。カンボジア政府高官がフェイスブックで明らかに。
【11月29日】
皇位継承策◆政府が、安定的な皇位継承策を議論する有識者会議(座長・清家篤・元慶応義塾長)を30日に再開すると正式発表。
二宮神社◆新潟県警佐渡署が、同県佐渡市にある二宮神社に放火し拝殿の一部を燃やしたとして、非現住建造物等放火の疑いで、男性を逮捕。佐渡市公式観光情報サイトによると、神社には順徳上皇の第2皇女を祭った墓がある。
「表現の不自由展」◆愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を巡る署名偽造事件で、公開された運動団体の政治資金収支報告書によると、収入約6122万円のうち8割ほどに当たる約4827万円がクラウドファンディングなどで募った個人寄付だったことが分かる。複数の寄付者が取材に応じ、昭和天皇の肖像を使った創作物を燃やす映像作品など不自由展の内容を寄付の理由に挙げ、10万円を寄付した男性「不自由展が許せなくて寄付したが、事件のせいでリコール活動に関する報道がなくなってしまった」。
【11月30日】
秋篠宮◆56歳の誕生日。これに先立ち、東京・赤坂御用地の赤坂東邸で記者会見し、長女小室眞子の結婚で「納采の儀」など皇室慣例の儀式を見送ったことを「私の判断」とし、結果的に「皇室の行事、儀式が非常に軽いものだという印象を与えた」。眞子の複雑性心的外傷後ストレス障害(PTSD)の要因は、週刊誌やインターネット上の記事と推測し「誹謗中傷は雑誌であれ、ネットであれ、許容できない」。事実と異なる記事に対して「反論する基準作りをしていく必要がある」。
皇位継承策◆安定的な皇位継承策を議論する政府の有識者会議(座長・清家篤・元慶応義塾長)が第11回会合で、①女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する②皇族の養子縁組を可能とすることで、皇統に属する男系男子が皇族となることを可能とする―の皇族確保策2案を軸に意見集約する方針を固めたと報道。7月の中間報告に沿った内容で、年内にも政府への答申を取りまとめる。清家座長が会合後、記者団に、政府への答申に関し「年内に取りまとめたい。基本的には中間報告の枠組みの中でできていくと考えている」。次回会合を12月6日に開き、報告書の骨子を議論すると表明。岸田文雄首相が会議で、中間報告を評価した上で「この方向性を基に、最終的な取りまとめに向けて引き続き十分に議論してほしい」。今後の段取りについて「政府としては皆さまのこの議論の結果を尊重していきたい」。
サッカー天皇杯◆日本サッカー協会が、第101回天皇杯全日本選手権の準決勝(12月12日)と決勝(同19日)を各会場の収容人数100%で開催すると発表。
バルバドス◆カリブ海の島国バルバドスが、英女王エリザベス2世を国家元首とする立憲君主制から共和制に政治体制を移行。女性のサンドラ・メーソン総督が初代大統領に就任。元英領のバルバドスは1966年に英連邦の一員として独立。当日は独立から55周年の節目。首都ブリッジタウンで式典が開かれ、英国のチャールズ皇太子やバルバドス出身の歌手リアーナが出席。ロイター通信によると、皇太子が「われわれの歴史に永遠に傷を残す残虐な奴隷制から(バルバドス)国民は驚くべき不屈さで着実に前進した」とスピーチ。英連邦の一員として英国との関係は維持する。エリザベス英女王が「われわれは気候変動を含め多岐にわたる問題で協力してきた。バルバドスと英国の友情が続くことを願っている」との祝電を送る。英女王を元首とする立憲君主制から共和制へ移行したのは1992年のモーリシャス以来。

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