やじうま日誌 2024年4月

【4月1日】
愛子◆日本赤十字社に入社し、東京都港区の本社に出勤。玄関前で報道陣の呼びかけに応じ「うれしく思うと同時に、社会人としての一歩を踏み出したのだと、身の引き締まる思いがしました」。宮内庁によると、常勤嘱託職員として、ボランティアの育成や研修などを担うボランティア活動推進室の青少年・ボランティア課に勤務すると報道。
宮内庁「インスタ」◆皇室の情報発信強化に向け、宮内庁が、交流サイト(SNS)の「インスタグラム」に公式アカウントを公開。徳仁、雅子の写真が投稿され、1日午後8時時点で、フォロワーは30万人を超えたと報道。秋篠宮、紀子ら他の皇族については、今後掲載を検討するといい、黒田武一郎次長が記者会見で「若年層を含む幅広い層に、皇室に関する発信をご覧いただけるように、引き続き努力を重ねたい」。
「令和」◆元号「令和」は2019年4月1日の決定から5年を迎えたと共同通信が報道。「出典は現存する日本最古の歌集『万葉集』。国書(日本古典)由来の元号採用は確認できる限り初めて」。林芳正・官房長官が記者会見で「一人一人の日本人が、それぞれの花を大きく咲かせることができるようにという願いが込められている。多くの国民に好意的に受け止められ、広く親しまれている」。
宮内庁人事◆滋賀県琵琶湖環境部長の森本哲司を侍従に、東大病院呼吸器内科特任臨床医の松木怜を上皇侍医に、総務課報道専門官の工藤茂宣を皇嗣職宮務官に、慶応大医学部内科学教室助教の清原裕貴を皇嗣職侍医に起用する1日付の宮内庁人事が公表される。
【4月2日】
愛子◆日本赤十字社(東京都港区)への就職に際し、宮内記者会の質問に文書で回答し「さまざまな困難を抱えている方の力になれる仕事ができればと考えるようになった」。「公務」との両立に意欲を示し「誠心誠意取り組んでいきたい」としたほか、皇室の役目の基本は「国民と苦楽を共にしながら務めを果たすことであり、困難な道を歩まれている方々に心を寄せること」との認識を記したと報道。「公務」との両立について「今後、公的な活動に出席する機会が増えることになるかと思う。大変な面もあるかもしれないが、多様な活動に携わることができれば、ありがたい」。/愛子の文書回答を巡り、宮内記者会は当初、学習院大卒業に際して回答を求めたと、共同通信が報道。「質問は5問だった。3月20日の卒業式に合わせて公表されたのは、1問目の『卒業を迎える心境』に関する回答だけだった。側近によると、卒業や就職の準備が重なり、多忙だったことが理由という。(略)残り4問の回答は4月2日に公表した。題は『日本赤十字社ご就職に際しての文書回答』となった」。
「皇族確保策」◆公明党の北側一雄・副代表が、安定的な皇位継承に向けた党の意見書を額賀福志郎・衆院議長と尾辻秀久・参院議長にそれぞれ提出。北側副代表が、皇族数の確保を「喫緊に解決すべき課題」と位置付け、当国会中に各党で合意形成できるよう要請。額賀議長が、自民党の見解がまとまり次第、衆参両院議長の下での各党協議を呼びかける考えを示す。
【4月3日】
紀子◆宮内庁によると、明治神宮ミュージアムで、明治天皇の皇后、昭憲皇太后が宮中で着用した「最高位」の正装ドレス「大礼服」の展示作業を「視察」。
佳子◆宮内庁が、佳子が5月下旬、ギリシャを「公式訪問」すると発表。当年は日本とギリシャの外交関係樹立125周年や「日本・ギリシャ文化観光年」に当たり、「友好親善」を図るのが目的と報道。
大逆事件◆明治天皇暗殺を計画したとして幸徳秋水ら社会主義者が弾圧された大逆事件で、死刑となった岡山県井原市出身の社会運動家森近運平の名誉を回復しようと市民団体が奔走していると、共同通信が報道。「来年10月には『大逆事件サミット』が同市で開催される。『森近運平を語る会』の事務局長田中啓さん(68)は『地元の市民が率先して真実を語り継がなければ』と意気込んだ。/岡山県職員だった森近は幸徳らと親交があり、日露戦争に対する非戦論を展開した。免官され帰郷した後は農業振興に携わっていたが、大逆罪で逮捕。地元の農民らは無実を訴えたが、1911年に処刑された」。
迎賓館赤坂離宮◆政府が、東京・元赤坂の迎賓館赤坂離宮の開館50周年に合わせた記念事業の内容を明らかに。本館は1909年に「東宮御所」として建設された西洋風の宮殿で、戦後は国に移管され、改修を経て74年に迎賓館として完成。西の間は建設当初「御書房」と呼ばれ、皇太子(大正天皇)の学習用図書を収蔵する部屋だったと報道。
【4月4日】
秋篠宮、紀子◆東京都港区の明治記念館を訪れ、産業の発展と地球環境の共生に力を入れる企業や団体を表彰する第32回地球環境大賞の授賞式に出席。秋篠宮があいさつで「種々の取り組みは地球環境の保全や自然との共存に大きく寄与する。努力に対し、深く敬意を表する」。式典に先立ち、受賞した企業の関係者らと「懇談」。
「皇族確保策」◆自民党が、総裁直轄の「安定的な皇位継承の確保に関する懇談会」を党本部で開く。皇族確保策として、養子縁組による旧皇族男系男子の皇族復帰案を議論し、木原誠二・事務局長が記者団に「方策として有効だとの理解があった。遠からず議論をまとめたい」。
「英王室特別区」◆東日本大震災後、姉妹庭園協定を結び交流してきた福島県本宮市と英ロンドンのケンジントン・チェルシー王室特別区が、本宮市で友好宣言書を取り交わして友好協定を締結。ウィリアム皇太子が王子時代の2015年に訪れた本宮市内の公園プリンス・ウィリアムズ・パークで、高松義行市長とプリーティー・ハッド区長らが記念植樹。
【4月6日】
秋篠宮、悠仁◆東京都町田市の玉川大を訪れ、農学部の昆虫を研究する施設やビオトープなどを「視察」。
紀子◆明治天皇の皇后、昭憲皇太后が宮中で着用した「最高位」の正装ドレス「大礼服」に関するシンポジウム「受け継がれし明治のドレス」が、東京・渋谷の明治神宮会館で開かれ、紀子が出席。
【4月7日】
佳子◆東京都文京区の東京ドームを訪れ、全国高校女子硬式野球選抜大会の決勝戦を観戦。
【4月8日】
「大東亜戦争」◆陸上自衛隊第32普通科連隊(さいたま市)が、活動内容などを紹介する公式X(旧ツイッター)で、「大東亜戦争」という言葉を使って投稿していたことが、陸自などへの取材で分かる。5日「大東亜戦争最大の激戦地硫黄島において開催された日米硫黄島戦没者合同慰霊追悼顕彰式に参加しました」などと投稿したもので、連隊が「大東亜戦争最大の激戦地」などの表現を削除。防衛省陸上幕僚監部が取材に「交流サイト(SNS)の発信は適切な表現で行うようあらためて指導していく」。林芳正官・房長官が記者会見で「大東亜戦争という用語は現在、一般に政府として公文書で使用していない」。投稿への見解を問われ「一概に答えるのは困難だ」。
【4月9日】
天皇、皇族◆徳仁、雅子が、明治天皇の皇后、昭憲皇太后の没後110年に際し、皇太后をまつる明治神宮(東京都渋谷区)を参拝。明仁、美智子や秋篠宮、紀子も訪れる。
徳仁、雅子◆宮内庁が、徳仁、雅子が能登半島地震の被災者を見舞うため、石川県の穴水町と能登町を12日に日帰りで訪問すると発表。宮内庁によると、羽田発の特別機で能登空港に向かい、自衛隊のヘリコプターで穴水町に移動して被災状況を見て回ると報道。/宮内庁が、徳仁、雅子が「主催」し、23日に東京・元赤坂の赤坂御苑で催される春の園遊会の招待者を発表。前年、文化勲章を受章した元日本サッカー協会会長の川淵三郎や文化功労者に選ばれた俳優の北大路欣也ら計約1770人が招かれたと報道。
皇位継承策◆額賀福志郎・衆院議長が、日本維新の会の馬場伸幸代表と国会内で会談し、安定的な皇位継承策を巡り、5月の大型連休前後の与野党協議開始に期待感を示し「議論の最初のスタートを切れれば良い」。会談後、馬場代表が記者団に明らかに。額賀議長が、与野党協議を始める場合、現上皇明仁の天皇退位に関する国会見解を策定した際と同様、衆参両院の各党派代表者による会議体を設置する意向を表明し「議論を重ね、集約していきたい」と語ったという。
伊勢神宮◆伊勢神宮を管理する神宮司庁(三重県伊勢市)が、社殿を20年に1度造り替える2033年の「式年遷宮」に向け、本格的な準備に入るための天皇の許可である「御聴許」が出たと発表。最初の祭典として、造営用の木材を伐採する山の神を祭る「山口祭」を翌年5月ごろに開く予定で、会見した久邇朝尊・神宮大宮司「責任の重さと使命の重大さに身の引き締まる思い」。音羽悟・神宮参事「来て見て感じてほしい」。
「香藕園」◆「大和三名園」の一つに数えられる当麻寺中之坊(奈良県葛城市)の庭園「香藕園」の大規模改修が当年度から始まると報道。香藕園は、江戸時代初期に後西天皇を迎えるため、4代将軍・徳川家綱の茶道師範だった片桐石州が現在の姿に改修したという。
「大東亜戦争」◆木原稔・防衛相が閣議後記者会見で、陸上自衛隊第32普通科連隊(さいたま市)が、公式X(旧ツイッター)で「大東亜戦争」の表現を使っていた問題に関し「硫黄島における日米合同の戦没者慰霊行事を紹介する際、激戦地だった状況を表現するために当時の呼称を用いた。その他の意図は何らなかったとの報告を部隊から受けている」。「現在、一般に政府として公文書で使用していない用語であることを踏まえ、修正した」。
旧国体◆全国知事会長を務める宮城県の村井嘉浩知事が国民スポーツ大会(旧国民体育大会)について「廃止も一つの考え方だ」と言及し、見直しの議論が活発化してきたと報道。8日の記者会見で村井知事が「聖域やタブーを抜きにして、白紙で議論した方がいい」と強調し、日本スポーツ協会会長の遠藤利明・衆院議員が「われわれも課題は多いと認識し、協議している。問題点は指摘してもらえれば」と話したという。神奈川県の黒岩祐治知事が記者会見で「多くの選手が目標にしている」として廃止に慎重な姿勢を示し、盛山正仁・文部科学相「持続可能な大会となるよう検討を進めたい」。
【4月10日】
愛子◆明治天皇の皇后、昭憲皇太后の没後110年に際し、皇太后をまつる明治神宮(東京都渋谷区)を参拝。
紀子◆東京都中央区の日本橋高島屋を訪れ「山村御流いけばな展」を鑑賞。宮内庁によると、山村御流は、皇室にゆかりが深い門跡寺院の一つ、円照寺(奈良市)の住職が代々家元を務める華道の流派と報道。
明仁、美智子◆1959年の当日、皇太子明仁(現上皇)と正田美智子(現上皇后)の「結婚の儀」が皇居の賢所で行われる。「民間出身として初の皇太子妃の誕生に国民は大いに沸いた。馬車での結婚パレードには53万人が詰めかけ、その様子はテレビで中継された」と共同通信が配信。
【4月11日】
愛子◆春の学習院大卒業と日本赤十字社への就職を明仁、美智子に報告するため、東京・元赤坂の赤坂御用地にある仙洞御所を訪問。
皇位継承策◆超党派の保守系議員でつくる日本会議国会議員懇談会が総会で、安定的な皇位継承策を巡り「皇位の男系原則の維持を図ることの意義を啓発し、国会での意見集約を促す」とする活動方針を確認。皇族数が減少する中、悠仁を支える男子皇族の確保を喫緊の課題と位置付け、法整備の在り方を検討すると主張して、必要に応じて超党派議連を結成し、国会の総意形成を後押しするとしたと報道。
宮内庁インスタ◆徳仁、雅子の活動を紹介するインスタグラムのフォロワー数が着実に伸びていると、共同通信が報道。「宮内庁が4月から公開を始め、10日で80万人を超えた。『丁寧に務めを果たされている姿を伝え、皇室への理解を深めたい』と幹部は語る。交流サイト(SNS)を使った新たな情報発信の背景にはインターネットで広がる中傷への対策の側面もある」。
「春の園遊会」◆宮内庁が、23日に開催される春の園遊会の招待者として9日付で発表した名簿のうち、鹿児島県の弓場秋信の肩書を「元県貿易協会副会長」から「県貿易協会副会長」に訂正。
【4月12日】
徳仁、雅子◆能登半島地震の被災者を見舞うため、石川県の穴水町と能登町を日帰りで訪問。羽田空港で特別機の機材トラブルがあり、出発が約1時間遅れる。能登空港に到着し、自衛隊のヘリコプターに乗り換えて穴水町に入る。マイクロバスで町内を巡り、倒壊した家屋が残る商店街を視察。「穴水町さわやか交流館プルート」で避難者と面会。臨時ヘリポートが設けられた「あすなろ広場」から、土砂崩れで10人以上が犠牲となった地区に向かって黙礼。能登町の町立松波中で被災者と「懇談」、避難所運営に携わった関係者や消防団員、医師に会い、津波に襲われた白丸地区を訪れて頭を下げる。
佳子◆明治天皇の皇后、昭憲皇太后の没後110年に当たり、皇太后をまつる明治神宮(東京都渋谷区)を参拝。
皇居外堀◆東京都千代田区北の丸公園4丁目の皇居の外堀で「遺体のようなものが浮いている」と110番があり、警視庁麴町署によると、60~80代ぐらいの男性が救助されたがその場で死亡が確認される。
【4月13日】
「教育勅語」◆広島市の松井一実市長が職員研修で戦前の「教育勅語」を使っている問題で、広島県の市民団体が市民討論会を開く。15歳の時に広島で被爆した切明千枝子さん(94)が「学校に教育勅語と御真影(天皇、皇后の写真)を納めた奉安殿があり、ちゃんと最敬礼しないと怒られた」と体験を語ったと報道。
「戦没者追悼式」◆1982年の当日、政府が毎年8月15日の終戦の日を「戦没者を追悼し平和を祈念する日」とすることを閣議決定。63年以降毎年催されてきた全国戦没者追悼式の継続を確認し、国立の施設などで半旗を掲げ、式典に合わせ全国民が黙とうするよう「勧奨」したと報道。
【4月14日】
愛子◆皇居で開かれた宮内庁楽部による春季雅楽演奏会を鑑賞。
【4月15日】
徳仁◆皇居・宮殿「春秋の間」で、衆参両院議長をはじめとする国会議員ら約40人と面会。あいさつで「国民の信託に応え、今後とも国、社会、人々のために力を尽くしていかれるよう願っています」。これに先立ち、額賀福志郎・衆院議長と尾辻秀久・参院議長が徳仁にあいさつ。
皇族確保策◆自民党が、総裁直轄の「安定的な皇位継承の確保に関する懇談会」を党本部で開く。会長を務める麻生太郎・副総裁が冒頭、既に各党が見解を策定している状況を踏まえ「自民も、できるだけ早期に具体的な方向性を示す必要がある」。皇族確保策として養子縁組による旧皇族男系男子の皇族復帰案と、女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する案を「妥当」と評価。木原誠二・事務局長が終了後、記者団に「月内にも所見を取りまとめられるよう議論を加速したい」。
「帰国の記帳」◆岸田文雄首相が皇居で「帰国の記帳」。
「飛鳥・藤原の宮都」◆2026年の世界文化遺産登録を目指す奈良県の「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」について、県や関係自治体でつくる登録推進協議会が、遺産価値を説明した推薦書素案を文化庁に提出したと明らかに。飛鳥・藤原は天皇の宮殿跡である藤原宮跡(橿原市)や、極彩色壁画が発見された高松塚古墳(明日香村)など22資産で構成され、日本で初めて中央集権体制に基づく宮都が誕生した場所としてアピールしていると報道。
旧国体◆全国知事会長の村井嘉浩・宮城県知事が記者会見で、国民スポーツ大会(旧国民体育大会)の在り方を巡る議論に関し、さまざまな考えがあるとして「知事会として意見の一本化は難しいと思う」。都道府県アンケートを基に、知事会の見解を主催者である日本スポーツ協会に提出すると説明。廃止に言及した自身の発言について「こういう議論があることを国民が知らなかった。刺激的な表現になったが、問題提起して良かった」。福島県の内堀雅雄知事が会見で「開催方法の見直しや財政負担の検討を進めることが重要だ」。秋田県の佐竹敬久知事「開会式を開いた県で競技場を全部用意しなくても、周辺の3県や4県で分けると負担が相当減る」。
【4月16日】
徳仁、雅子◆東京都千代田区の帝国ホテルを訪れ、科学技術で優れた成果を残した研究者に贈る日本国際賞の授賞式に出席。徳仁が、地球温暖化など直面する課題に触れ「広い見識の下、さまざまな分野の英知を結集し、克服に努めなければなりません」とあいさつ。
旧国体◆開催自治体の負担が大きいとして見直しを求める声が相次いでいる国民スポーツ大会(旧国民体育大会)に関し、自治体と共催する日本スポーツ協会が新たな検討部会を立ち上げる方向で調整に入ったと、複数の関係者が明らかに。日本スポ協は既に内部のプロジェクトチーム(PT)で大会の在り方を議論してきたが、さらに格上げし、より幅広く意見交換すると報道。/三重県の一見勝之知事が記者会見で、存廃の議論が起きている国民スポーツ大会(旧国民体育大会)について「予算的に都道府県の負担は大きい。見直すべきだと思う」。
【4月17日】
徳仁◆皇居内の生物学研究所脇にある苗代に、うるち米のニホンマサリと、もち米のマンゲツモチの種もみをまく。皇居での稲作は、農業奨励のために昭和天皇が始め、明仁の代から種もみもまくようになったと報道。
旧国体◆開催自治体の負担が大きいとして見直しを求める声が相次いでいる国民スポーツ大会(旧国民体育大会)について、日本スポーツ協会が、新たな検討部会を立ち上げることを明らかに。内部のプロジェクトチームで議論してきた内容を基に幅広く意見集約し、自治体の負担軽減策など将来像を協議すると、東京都内での理事会で報告。日本スポ協の遠藤利明会長「地域活性化など効果もある一方で、課題も多いことは認識している。皆さんの意見を聞きながら、喜んでいただける大会にしたい」。
【4月18日】
秋篠宮◆石川県穴水町を訪れ、能登半島地震で被災した農家を視察。公益社団法人「大日本農会」の総裁を務めており、被害状況の説明を聞いたと報道。
「春の園遊会」◆宮内庁が、23日に開催される春の園遊会について、9日付で発表した招待者名簿のうち、大島周平の現住所を「神奈川県」から「東京都」に訂正。
【4月19日】
徳仁、雅子、愛子◆宮内庁が、徳仁、雅子の「主催」で23日に開かれる春の園遊会に愛子が初めて出席すると発表。
皇族確保策◆自民党が、総裁直轄の「安定的な皇位継承の確保に関する懇談会」を党本部で開き、喫緊の課題と位置付ける皇族確保策に関し、会長を務める麻生太郎・副総裁に一任。女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する案や、養子縁組による旧皇族男系男子の皇族復帰案に理解を示す内容で、翌週にも衆参両院議長に提出すると報道。懇談会事務局長を務める木原誠二・幹事長代理が、当国会中の合意形成を目指すのかどうか記者団から問われ「衆参議長が判断されることだ」。
「内奏」◆岸田文雄首相が、皇居で「内奏」。
靖国参拝◆岸田文雄首相が、東京・九段北の靖国神社で21日から始まる春季例大祭に合わせた参拝を見送る方向と、関係者が明らかに。林芳正・官房長官が会見で、例大祭への対応を問われ「首相が適切に判断される。私も同様だ」。斎藤健・経済産業相、坂本哲志農相が記者会見で「個人として適切に判断する」。高市早苗・経済安全保障担当相が会見で「私的なスケジュールについては申し上げない」。木原稔・防衛相「国のために尊い命を犠牲にされた方に哀悼の誠をささげ、尊崇の念を表すということは当然のことだ」。参拝について「適切に判断する」。自見英子・地方創生担当相は参拝する考えはないとしたと報道。
旧国体◆全国知事会の村井嘉浩会長(宮城県知事)が、存廃が議論されている国民スポーツ大会(旧国民体育大会)の在り方を巡り、知事会としての提言をまとめ「一定の方向性を示したい」と表明。7月31日~8月2日に福井県で開く夏の全国知事会議までには取りまとめる意向で、東京都内で開かれた知事会会合後、記者団に述べる。阿部守一・長野県知事が記者会見で「人口減少が進む中、大会をなぜやるのか(意義や運営方法を)ゼロベースで考えることが重要だ」。西脇隆俊・京都府知事が会見で「全国知事会ベースで議論すべきではないか」。
【4月21日】
「令和」改元◆元号「令和」を巡り、当時の安倍政権で首相秘書官を務めた今井尚哉が2019年4月1日の発表前、元号選定の実務を担う事務方とは別に、国書(日本古典)由来の元号案「佳桜」など3案を安倍晋三首相に独自に提示していたことが、政府関係者への取材で分かる。発表前に政府の事務方内で漢籍(中国古典)由来の「万和」が「平成」に代わる元号として最も有力視されていたことも判明したと、共同通信が報道。/新元号の選定作業では、政府の本命候補が直前まで決まらず難航したと、共同通信が報道。「事務方から報告された元号案に安倍晋三首相(当時)の琴線に触れるものがなく、一度はふるい落とされた案を安倍氏が突如推すこともあった。当時の政府関係者は『お尻に火が付いた状態だった』と振り返った」。
靖国問題◆岸田文雄首相が、東京・九段北の靖国神社で始まった春季例大祭に合わせ、「内閣総理大臣 岸田文雄」名で「真榊」と呼ばれる供物を「奉納」。関係者によると、23日までの例大祭期間中の参拝は見送る意向と報道。額賀福志郎・衆院議長、尾辻秀久・参院議長が真榊を奉納。新藤義孝・経済再生担当相が参拝。記者団に「かつて国のために精魂込めて働いた方々の御霊に対して尊崇の念を込めてお参りした」。玉串料を納めたかどうかは明らかにせず。/岸田文雄首相が、東京・九段北の靖国神社で始まった春季例大祭に「内閣総理大臣 岸田文雄」名で「真榊」と呼ばれる供物を「奉納」。/新藤義孝・経済再生担当相が靖国神社を参拝。参拝後、記者団に「かつて国のために精魂込めて働いた方々の御霊に対して尊崇の念を込めてお参りした」。/韓国外務省が、岸田文雄首相が靖国神社に「真榊」と呼ばれる供物を「奉納」し、一部の閣僚が参拝したことに「深い失望と遺憾を表する」との報道官論評を発表。靖国神社が「侵略戦争を美化し、戦争犯罪者を合祀している」と指摘。/韓国外務省が、岸田文雄首相が靖国神社に「真榊」と呼ばれる供物を「奉納」し、一部閣僚が参拝したことに「深い失望と遺憾」を表明。/在日本中国大使館が、岸田文雄首相が靖国神社に「真榊」と呼ばれる供物を「奉納」し、一部閣僚が参拝したことを受け「靖国は第2次大戦のA級戦犯を祭っている。(戦争)被害国の国民感情を傷つける行いだ」。「断固反対する」。記者の質問に答える形で談話を発表。
十五銀行◆1927年の当日、「昭和金融恐慌」で経営が悪化した東京の十五銀行が休業を宣言。華族資産を保護して「華族銀行」と呼ばれたが、三井、三菱、安田、住友、第一の五大銀行の取り付け騒ぎに波及したと報道。蔵相高橋是清が債務支払いの延期で収拾を図る。
【4月22日】
靖国問題◆林芳正・官房長官が記者会見で、靖国神社に「真榊」と呼ばれる供物を奉納した岸田文雄首相に対する中韓両国の反発に関し「私人の立場で奉納したと理解している。どの国であれ、国のために命をささげた方々に尊崇の念を表することは当然だ」。「今後とも隣国である両国を含む国々との関係を強化していく方針は変わらない」。/中国外務省の汪文斌・副報道局長が記者会見で、岸田文雄首相が21日に靖国神社に「真榊」と呼ばれる供物を「奉納」し、一部閣僚が参拝したことを巡り日本側に抗議の申し入れを行ったと明らかに。「靖国神社は侵略戦争の象徴だ」。/北朝鮮の朝鮮中央通信が、岸田文雄首相が21日に靖国神社に「真榊」と呼ばれる供物を奉納したほか、一部閣僚が参拝したことについて「(周辺国への)再侵略の夢を見る妄動だ」と批判する記事を配信。
競馬・天皇賞◆共同通信が配信した「競馬特集」で「天皇賞・春」を説明。「1937年12月に東京で行われた2600メートル戦の『帝室御賞典競走』が第1回とされ、春は第2回として38年5月に阪神で開催。同年秋から3200メートル戦(秋は84年以降2000メートル戦)となり、春は44年に京都へ舞台を移した。47年秋に名称が「天皇賞」に変更」。
【4月23日】
天皇、皇族◆徳仁、雅子「主催」の春の園遊会が東京・元赤坂の赤坂御苑で開かれ、俳優の北大路欣也ら各界の「功労者」、自治体関係者ら約1400人が出席。愛子が初めて参加。徳仁、雅子が、秋篠宮、紀子や佳子ら皇族とともに会場を巡り、招待された人たちと「懇談」。
英王室◆英国のウィリアム皇太子と、がんで療養中の妻キャサリンの次男、ルイ王子が6歳の誕生日を迎えたとして、夫妻がX(旧ツイッター)で、キャサリンが撮影したとするルイ王子の近影を公開。
バーレーン◆ブリンケン米国務長官が、中東情勢についてバーレーンのサルマン皇太子と電話で協議し、両国が協力して紛争の拡大を防ぐ決意を新たにしたと報道。
靖国問題◆靖国神社(東京・九段北)の春季例大祭が終了。21日からの期間中に新藤義孝・経済再生担当相、高市早苗・経済安全保障担当相の2閣僚が参拝し、岸田文雄首相は参拝せず「真榊」と呼ばれる供物を「奉納」したと報道。/韓国外務省報道官が定例記者会見で、高市早苗・経済安全保障担当相や衆参両院議員らが靖国神社を参拝したことを受け「日本の責任ある人物が歴史を直視し、過去に対する真の反省を行動で示すよう求める」。
靖国参拝◆高市早苗・経済安全保障担当相が、東京・九段北の靖国神社を春季例大祭に合わせて参拝。参拝後、記者団に「国策に殉じた方々の御霊に尊崇の念を持って感謝の誠をささげた」。私費で玉串料を納め、「国務大臣 高市早苗」と記帳したと明らかに。超党派の議員連盟「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」のメンバーが一斉参拝。議連事務局によると、自民党や日本維新の会に所属する衆参両院議員ら計94人が参加。政府から、井林辰憲・内閣府副大臣、岩田和親・経済産業副大臣らが参列。参列後に記者会見した逢沢一郎・副会長「平和の尊さを後世に継ぐ大切さを念頭に置いた」。/高市早苗・経済安全保障担当相が、靖国神社を春季例大祭に合わせて参拝。参拝後、記者団に「国策に殉じた方々の御霊に尊崇の念を持って感謝の誠をささげた」。
【4月24日】
サウジ国王◆中東の産油国サウジアラビアの国営通信が、サルマン国王が「数時間の定期検査」を受けるため、西部ジッダの病院に入院したと伝える。
杉田水脈◆自民党の杉田水脈衆院議員がX(旧ツイッター)投稿で、教育勅語を礼賛する杉田を「背筋が凍る」と批判した一部の書き込みに言及し「私は今までそんなことをおっしゃる日本人に会ったことがありません」。これに先立つ別の投稿で、自身が当月出席したとする集会の様子に触れ「国歌だけでなく(軍歌の)『海ゆかば』も斉唱した後、全員で教育勅語を唱和。背筋が伸びる思いがしました」。
旧国体◆長野市の荻原健司市長が記者会見で、存廃の議論が起きている国民スポーツ大会(旧国民体育大会)を巡り、抜本的見直しに向けた議論が必要だとの認識を示す。競技の意義と財政負担の側面から「日本のスポーツ振興を根っこから問い直す時代だ」と述べる。荻原市長はノルディックスキー複合の五輪金メダリストで、自身の現役時代を振り返り、旧国体より国際大会を優先して出場していたと説明。
【4月25日】
徳仁、雅子◆宮内庁が、徳仁、雅子が第74回全国植樹祭の式典出席などのため、5月25日から1泊2日の日程で岡山県を訪問すると発表。2018年の西日本豪雨で被災した倉敷市も訪れ、復興状況を視察する予定で、雅子の体調次第では、徳仁単独の訪問となると報道。
愛子◆春の学習院大卒業などを報告するため、東京都八王子市にある昭和天皇の武蔵野陵と香淳皇后の武蔵野東陵を参拝。
サウジ国王◆中東の産油国サウジアラビアのサルマン国王が、定期健診のため西部ジッダの病院に入院し、その日のうちに退院。国営通信が報じる。サルマン国王は高齢のため公の場に姿を見せる機会は限られ、息子のムハンマド皇太子が事実上の最高権力者として国政を取り仕切っていると報道。
「帝諡考」◆森鷗外が晩年に執筆した歴代天皇の「諡」(おくりな、諡号)の解説書「帝諡考」の草稿に、自筆の校正が多数残っていることが、宮内庁書陵部の調査で分かったと、共同通信が報道。「書き込みは精緻で、本文や出典の内容から行頭の高さや字の配置まで計約240カ所を確認した。鷗外に詳しい研究者は『思考の過程が読み取れる重要な資料だ』と話す。(略)鷗外は陸軍軍医総監・陸軍省医務局長を退いた後の1917年から、宮内省で帝室博物館総長兼図書頭として、東京、京都、奈良の博物館と正倉院や、皇室に関する文書の管理に当たった。/着任後すぐ『帝諡考』の執筆を始め、21年に100部が刊行された。書陵部には完成に至るまでの5冊が伝わり、カーボン複写の草稿と活版の校正刷りの計3冊に鷗外の書き込みが残っていた」。
靖国問題◆ロシア外務省のザハロワ情報局長が定例記者会見で、岸田政権の2閣僚や衆参両院議員らによる靖国神社参拝を「強く非難する」。「このような行為は(第2次大戦時の)侵略の責任を認めようとしない歴史修正主義であり、日本の現政権の本質をよく表している」。
【4月26日】
徳仁、雅子◆東京都千代田区のホテルを訪れ、内閣府主催の「第18回みどりの式典」に出席。式典後、受賞者と「懇談」。
紀子◆石川県を訪れ、能登半島地震の被災者支援の状況を視察。金沢市の金沢大病院で被災者の受け入れなどに当たる医師から説明を受け、避難生活を送る中高生に勉強を教える金沢大の学生ボランティアと「懇談」。避難所となっている県青少年総合研修センターを訪問。
佳子◆5月25日~6月1日の日程で、ギリシャを「公式訪問」することが閣議で了解される。当年は日本との外交関係樹立125周年に当たり「日本・ギリシャ文化観光年」となっており、「友好親善」を図ると報道。
皇族確保策◆自民党の麻生太郎・副総裁が、安定的な皇位継承に関する党見解を額賀福志郎・衆院議長に提出。尾辻秀久・参院議長にも提出。政府の有識者会議が報告書で示した皇族確保策の主要2案を「必要」と評価する内容で、各党の意見が出そろったことを受け、額賀議長が記者団に、5月の大型連休明けに衆参正副議長の下、与野党代表者による協議を始める意向を示す。自民が公表した見解は「皇族数の確保は喫緊の課題」として、皇位継承の問題とは切り離して、速やかに方策を講じていくべきだと訴え、有識者会議が提起した①女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持②養子縁組による旧皇族男系男子の皇族復帰--の2案のうち、①に関し、女性皇族の夫と子は「皇族の身分を有することなく、一般国民としての権利・義務を保持し続けることが適切」とし、②については養子となった男性は皇位継承資格を持たないが、養子となった後に生まれた子のうち男性だけは皇位継承資格を有するとしたと報道。自民の茂木敏充・幹事長が記者団に「政争の具や、国論を二分することはあってはならない。誠実に協議を重ね、立法府の総意をつくり上げたい」。/自民党の麻生太郎・副総裁が、安定的な皇位継承に向けた党見解を額賀福志郎・衆院議長に提出。政府の有識者会議の報告書で示された皇族確保策を「妥当」と評価する内容で、各党の意見が出そろったことを受け、額賀議長が記者団に、5月の大型連休明けに与野党の代表者を集めた協議を始める考えを示す。
松尾大社◆701年創建と伝わる松尾大社(京都市西京区)で、1337年に土地の領有権を認めると当時の上皇が発出した文書「光厳上皇院宣」が見つかり、松尾大社などが報道陣に公開。院宣は摂津国山本荘の領有権を認めた文書で、後醍醐天皇に代わり光厳上皇―光明天皇体制が誕生した直後のものとされる。南北朝期の混乱の中、松尾大社が素早く領有権の確認に動いた様子が分かる貴重な史料という。京都文化博物館の特別展で27日から一般公開する。6月23日まで。
【4月27日】
徳仁、雅子◆宮内庁が、徳仁、雅子が6月下旬、「国賓」として英国を「公式訪問」すると発表。2020年に即位後初の外国訪問先に予定されていたが、新型コロナウイルス禍で延期になっていたもので、「国賓」待遇での天皇の訪英は、在位中の明仁の1998年以来となると報道。
サウジアラビア◆米メディアが、ブリンケン米国務長官が近くサウジアラビアやイスラエルを訪問すると報じ他と報道。28~29日にサウジアラビアを訪れてムハンマド皇太子と会談し、30日にイスラエルに到着してネタニヤフ首相らとの会談を予定しているという。
【4月28日】
「皇室」◆共同通信社が、天皇の即位5年を前に皇室に関する全国郵送世論調査の結果をまとめたと報道。皇位継承の安定性について「危機感を感じる」が「ある程度」を含め72%。女性天皇を認めることは計90%が賛同。2021年に政府が継承制度の検討を先送りした判断に対し「支持する」は52%、「支持しない」は46%。皇位継承策の議論をどうするのが望ましいか聞いたところ、「現時点から早急に検討するべきだ」が35%で最多。「将来にわたり慎重に検討するべきだ」が26%、「悠仁の状況を見ながら検討するべきだ」が19%。女性天皇に賛成の理由は「天皇の役割に男女は関係ない」が最も多く50%。反対理由は「男性が皇位を継承するのが日本の文化にかなっている」が45%で最多。皇族以外の男性と結婚して生まれた子が皇位を継ぐ「女系天皇」は「賛成」「どちらかといえば賛成」が計84%。戦後間もなく皇室を離れた旧宮家の男性子孫を皇族にし「男系・男子」の天皇を維持する考えには、計74%が「反対」か「どちらかといえば反対」。女性皇族が結婚後も皇室にとどまって活動する「女性宮家」の創設は計77%が賛意を示す。徳仁即位後の5年間で評価する活動(二つまで回答)は「国際親善」が53%、「国民との触れ合い」が42%。皇室への関心は「大いにある」「ある程度ある」が計67%で、前回20年の調査から8ポイント低下。天皇制について「あった方がよい」が「どちらかといえば」を含め88%。明仁の退位は「よかった」が97%。退位に関する法整備の在り方は「すべての天皇が退位できるようにするべきだ」が63%、「一代ごとの特例法で認めるべきだ」は34%。
「天徳内裏歌合」◆960年の当日、村上天皇が内裏の清涼殿で歌合を催す。春夏の景物や恋など12の題で20番の勝負を競ったもので、壬生忠見や平兼盛ら有力歌人が作者となり、判者は藤原実頼で、調度や服の色などにも凝った盛大さや和歌の秀逸さから、以降の歌合の規範となったと報道。
【4月29日】
徳仁即位5年◆徳仁即位5年を前に、共同通信が皇室特集を配信。リードで「天皇陛下の即位から5月1日で5年となる。新型コロナウイルス禍にあった約3年間を経て、活動が再開し、陛下は皇后さまと一緒に人々との交流を重ねられてきた。『国民の幸せを常に願い、国民と苦楽を共にする』。皇室の基本をこう語り、時代や社会の変化に応じた『象徴』の在り方を模索していく」。/共同通信が皇室特集の本記で「『常に国民を思い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国および日本国民統合の象徴としての責務を果たす』(略)2019年5月の即位当日、重要儀式「即位後朝見の儀」に臨んだ天皇陛下は決意を込められた。その実践として皇太子時代から掲げるのが「国民の中に入る」だった」。(略)友好親善として昨年6月、インドネシアを訪問し、若い世代の交流が深まることを期待した。国際社会はロシアによるウクライナ侵攻など紛争が絶えない。陛下は『互いの違いを乗り越えるべく対話を重ね、協力しながら問題を解決していくことの大切さを強く感じる』(昨年の誕生日会見)としている」。/共同通信が皇室特集のサイド記事で「皇位継承順1位の皇嗣となった秋篠宮さまは、皇太子相当が当たってきた行事への出席など多数の公務をこなされている。皇族数が減り、担い手が限られる中、秋篠宮家に公務が集中している。(略)上皇ご夫妻は22年4月、東京・元赤坂の赤坂御用地に住まいを移した。皇太子時代から30年以上を過ごし、子育てをした思い出深い場所で、穏やかな生活を送る。新型コロナウイルス禍で控えていたコンサート鑑賞なども少しずつ楽しんでいる」。/共同通信が皇室特集のサイド記事で「『人生のちょうど半分ほどを皇室で過ごしてきたことに、感慨を覚えています』。皇后さまは1993年に皇室に入られ、昨年は結婚30年の節目だった。長期療養を続けながら体調を整え、公務に臨む機会が増えている。長女愛子さまは2021年に成人し、今年から社会人となって公務との両立を目指す」。
裕仁◆1901年の当日、後に昭和天皇となる迪宮裕仁が東京の東宮御所で生まれる。26年に即位し62年間の歴代最長在位を記録したと報道。4月29日は戦後の法律で「国民の祝日」の天皇誕生日となり、89年の死去後に「みどりの日」、2007年に「昭和の日」に改称。
「春の叙勲」◆政府が2024年春の叙勲受章者を発表。「最高位」の桐花大綬章は大谷直人・前最高裁長官に授与、旭日大綬章に石井隆一・元富山県知事や平野博文・元官房長官ら8人が選ばれるほか、黒田東彦・前日銀総裁らに瑞宝大綬章が贈られ、大綬章は徳仁、重光章は岸田文雄首相が5月9日に皇居で授与すると報道。
【4月30日】
紀子◆東京都清瀬市を訪れ、市郷土博物館で結核に関する常設展示を視察。結核予防会の総裁を務めていると報道。結核専門病院である東京府立清瀬病院の跡地など周辺にある結核治療に関わる場所を歩く。
「皇室のみやび」展◆俳優の仲間由紀恵が、皇室に受け継がれる美術工芸品を収めた施設のリニューアル開館記念展を特集する番組「皇室のみやび 皇居三の丸尚蔵館の名宝」(BSフジ、5月18日夜放送)にナビゲーターとして出演すると報道。
「翼賛選挙」◆1942年の当日、「翼賛選挙」と称された第21回衆院選が実施される。東条英機内閣が初めて候補者推薦制度を導入し、政府が発足させた翼賛政治体制協議会が議員定数と同じ466人を推薦。推薦候補者の8割が当選し、戦争に協力する翼賛議会体制が確立。

カテゴリー: 2024年, やじうま日誌(皇室動向), 未分類 パーマリンク