やじうま日誌 2024年3月

【3月1日】
秋篠宮、紀子◆東京都千代田区のホテルで、地域医療に長年貢献した医師を表彰する「赤ひげ大賞」のレセプションに出席し、受賞者と「懇談」。
「応神天皇陵」◆宮内庁が応神天皇陵として管理する大阪府羽曳野市の誉田御廟山古墳(5世紀前半)を、考古学研究会など歴史、考古学の団体の代表者らが立ち入り調査。周濠をボートで渡り、3段に築かれた墳丘の最下段を徒歩で一周。墳丘のくびれ部にあり、儀式の場とも言われるテラス状の「造り出し」や周濠の様子などを観察。
【3月2日】
国立公文書館◆政府が、2028年度末に開館を目指す新たな国立公文書館の展示に関する基本構想をまとめたと報道。時代の転換を象徴する公文書を「シンボル展示」と位置付け、施設の目立つ場所に設置。常設展示は「歴史や政策の成り立ちを伝えることを目的とする」と規定し、シンボル展示には大日本帝国憲法と日本国憲法を据えて、1945年8月15日の昭和天皇による「玉音放送」で国民に伝えられた「終戦の詔書」も候補に挙がっているという。
【3月3日】
百合子◆宮内庁が、故三笠宮の妻百合子が、脳梗塞症の疑いと誤嚥性肺炎と診断され、東京都中央区の聖路加国際病院に入院したと発表。
【3月4日】
佳子◆東京都千代田区の東京交通会館を訪れ、全国の女性が手がけた生活に役立つ発明品を集めた「第55回なるほど展」を視察。
岩倉具視◆1872年の当日、遣外使節団の特命全権大使、岩倉具視がワシントンのホワイトハウスで米大統領グラントと会見。明治天皇の「国書」を渡し、友好な外交関係を築きたいなどと演説。グラントは大統領退任後の1879年に訪日し明治天皇と面会した。
【3月5日】
彬子◆故寛仁の長女彬子が、ブータンを「非公式訪問」するため、成田発の民間機で出発。宮内庁によると、タイを経由して6日にブータン入りし、帰国は12日の予定と報道。
英王室◆米芸能専門サイトTMZが、ロンドン郊外のウィンザー城近くで車の助手席に乗ったウィリアム英皇太子の妻キャサリンの写真を報じる。英PA通信が、パパラッチが撮影したとされると伝える。
山本宣治◆1929年の当日、衆院議員の山本宣治が東京・神田の旅館で、労働者と称して訪ねてきた右翼団体の男に刺殺される。山本は前年の第1回普通選挙の京都2区に労働農民党から立候補し当選。治安維持法「改正」に反対していたと報道。
【3月6日】
信子◆宮内庁が、故寛仁の妻信子が白内障など両目の手術を終え、慶応大病院(東京都新宿区)を退院したと発表。
自衛官靖国参拝◆防衛省の三貝哲・人事教育局長が参院予算委員会で、自衛官による靖国神社への集団参拝を巡り「自衛官が制服を着用して私的に参拝することに問題はなく、事務次官通達に違反しない」「自衛官は自衛隊法などにより常時、制服を着用しなければならない」。自民党の有村治子議員への答弁。
【3月7日】
徳仁、雅子◆天皇の相談役である宮内庁参与を務めた五百旗頭真の訃報を受け、侍従長を通じて遺族に感謝の気持ちを伝えたと報道。
秋篠宮、紀子◆東京都港区の明治記念館を訪れ、若手研究者を支援する日本学術振興会賞と、日本学士院学術奨励賞の授賞式に出席。「懇談」に参加。/訪日したブルネイのビラ皇太子夫妻を羽田空港で出迎える。
ブルネイ皇太子◆ブルネイのビラ皇太子が羽田空港に到着。11日まで滞在し、8日に皇居・宮殿で、徳仁、雅子と会見し、秋篠宮、紀子も加わって昼食会が催される予定と報道。
皇居・乾通り◆「上皇さまの80歳の傘寿を記念して2014年に始まった皇居・乾通りの一般公開は丸10年を迎える」と書き出す企画記事を共同通信が配信。「例年、春は桜、秋は紅葉の見頃に合わせて開催し、数十万人が訪れる恒例行事となった。樹木の維持・管理は宮内庁庭園課が担い、都会に残る自然を楽しんでもらおうと陰ながら支えている」。
五百旗頭真◆日本政治外交史が専門で、政府の東日本大震災復興構想会議議長や防衛大学校長などを務めた神戸大名誉教授の五百旗頭真が6日午後4時51分、急性大動脈解離のため神戸市の病院で死去したと報道。天皇の相談役である宮内庁参与も務めた。
「表現の不自由展」◆愛知県の大村秀章知事が会長を務めた芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」実行委員会が、名古屋市に未払いの負担金約3380万円の支払いを求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(林道晴・裁判長)が6日付で、市側の上告を退ける決定をし、全額の支払いを市に命じた一、二審判決が確定したと報道。企画展「表現の不自由展・その後」では過去に展示が中止となった元「慰安婦」を象徴する「平和の少女像」や、昭和天皇の肖像を燃やすシーンが含まれる映像作品があり、市側は「ハラスメント性や政治的偏向の問題があり、公金の支出は県民感情に反し許されない」などと主張したが、一審名古屋地裁判決は「過去に否定的な判断がされている作品をあえて展示する企画で、相当程度の反発を招くことも想定できた」と指摘。作品内容や抗議などは、負担金を減額変更する上で必要とされる「事情の変更」には当たらず「市側は支払いを拒むことはできない」と結論付け、二審名古屋高裁判決も支持。
【3月8日】
天皇、皇族◆宮内庁が、徳仁、雅子「主催」の「春の園遊会」を4月23日に東京・元赤坂の赤坂御苑で開催すると発表。徳仁、雅子や秋篠宮、紀子ら皇族が出席して各界の「功労者」や自治体の関係者らが招かれ、宮内庁によると、新型コロナウイルス禍の影響で、2023年の春と秋の園遊会で取りやめた食事の提供を再開し、サンドイッチなどの軽食が振る舞われると報道。
徳仁、雅子、秋篠宮、紀子◆徳仁、雅子が訪日中のブルネイのビラ皇太子夫妻と皇居・宮殿で会見。引き続き、小食堂「連翠」で昼食会が催され、秋篠宮、紀子が同席。宮内庁によると、会見で徳仁が、日本とブルネイが当年、外交関係樹立40周年を迎えたことに触れ「節目の年に日本に来ていただいたことは大変意義深い。両国の関係が、今回の訪問を契機に一層進展することを願っている」。夜、東京都千代田区のホテルで記念レセプションが開かれ、秋篠宮とビラ皇太子が出席。
徳仁、雅子、愛子◆皇居・御所で、日本赤十字社の清家篤社長や能登半島地震の被災地で活動した医師らと面会し、医療支援活動について説明を受ける。愛子は4月から日赤で嘱託職員として勤務することが決まっていると報道。
皇居・乾通り◆宮内庁が、春の皇居・乾通りの一般公開を23日から31日までの9日間、実施すると発表。乾通りの一般公開は明仁の傘寿を記念し、2014年に始まったと報道。
【3月9日】
「皇族減少対策」◆皇族減少対策を巡る自民党と公明、立憲民主両党との温度差が顕著になっていると共同通信が報道。「額賀福志郎・衆院議長の要請を受け、公明と立民は議論を推進し、3月中に見解をまとめる方針だ。自民は昨年11月に総裁直轄の懇談会を立ち上げたものの、足踏み状態が続く。派閥の裏金事件が直撃し『静かに議論できる環境ではない』(党関係者)のが実情だ」。
【3月10日】
秋篠宮、紀子◆東京大空襲から79年となり、東京都墨田区の都慰霊堂で営まれた法要に参列。
英王室◆英王室が、ウィリアム皇太子の妻キャサリンが1月に腹部の手術を受けて以来初めてとなる写真を公式のX(旧ツイッター)で公開。王室によると、写真は当月上旬にウィリアム皇太子が撮影し、キャサリンとともに長男ジョージ王子、長女シャーロット王女、次男ルイ王子が写っており、英国の母の日である3月10日に合わせた公開と報道。
【3月11日】
徳仁、雅子、愛子◆東日本大震災の発生日に当たり、皇居・御所で黙とう。宮内庁が明らかに。
明仁、美智子◆東日本大震災の発生日に当たるとして、東京・元赤坂の赤坂御用地にある仙洞御所で発生時刻に合わせて黙とう。
百合子◆軽度の脳梗塞と誤嚥性肺炎で3日から聖路加国際病院(東京都中央区)に入院している故三笠宮の妻百合子が、集中治療室(ICU)から一般の病室に移る。宮内庁の黒田武一郎次長が記者会見で明らかに。
和宮◆1862年の当日、江戸城で孝明天皇の妹、和宮親子・内親王と14代将軍徳川家茂の婚儀が行われる。開国にかじを切った幕府と攘夷論の朝廷は関係が悪化し、大老の井伊直弼らが修復のため「公武合体」を推進、降嫁を強く求め、和宮は皇族との婚約を解消したと報道。
英王室◆英国のウィリアム皇太子の妻キャサリンが、X(旧ツイッター)で、10日に王室が公開した家族写真は加工したものだったと明らかに。「アマチュア写真家と同様、私も加工することはある。混乱を招いたことをおわびする」。/AP通信が、1月に腹部の手術を受けて以来初めてとして、英王室が公開したキャサリンの写真が、APの基準を満たさない方法で加工されたように見えるため提供写真の配信を取り消したと明らかに。APは長女シャーロット王女の左手の部分が不自然に写っていると指摘しており、ロイター通信や米ゲッティイメージズといった通信社も配信を取り消したが、夫妻の公式X(旧ツイッター)では写真は削除されていないと報道。
ブルネイ皇太子◆岸田文雄首相が、ブルネイのビラ皇太子と官邸で会談。中国をにらみ、海洋安全保障分野でブルネイへの能力構築支援を推進する方針を確認。首相「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持、強化するべく連携したい」。ビラ皇太子は王位継承順位1位に当たり「両国の友好関係を深められるのを楽しみにしている」と述べたと報道。
【3月12日】
彬子◆故寛仁の長女彬子が、ブータン「非公式訪問」を終え、羽田着の民間機で帰国。
皇位継承策◆立憲民主党が常任幹事会で、安定的な皇位継承に関する党の検討委員会がまとめた論点整理を承認。女性皇族が婚姻後も皇室にとどまり当主となる「女性宮家」創設に関し「近々、女性皇族が婚姻により皇室を離れることは十分想定される」と指摘し、緊急的な課題として早急な議論を求めたほか、皇族の養子縁組を可能とし、旧皇族男系男子が皇族復帰する案について「憲法上の諸課題をクリアにする必要がある」と問題点を挙げたと報道。/衆院会派「有志の会」が、皇位継承に関する意見書を額賀福志郎・衆院議長に提出。皇族数確保のため、女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する案について「妥当」と判断したが、配偶者と子は原則、皇族とすべきではないとしたほか、養子縁組による旧皇族男系男子の皇族復帰案は限定的に容認し、皇室典範の「改正」案策定も主張したと報道。提出後、福島伸享・衆院議員が記者団に「女性天皇は否定しない」。
朝香宮邸◆皇族・朝香宮家の自邸として約90年前に建てられた建築を保存、活用して開館40周年を迎えた東京都庭園美術館で「旧朝香宮邸を読み解くAtoZ」展が5月12日まで開催されていると共同通信が報道。「日本とフランスのデザインが融合した個性的な空間、隅々まで凝らされた華麗な装飾に着目し、美術館本館である建物自体を堪能する展覧会だ。」
サッカー天皇杯◆日本サッカー協会が、開幕を5月に控える第104回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社、NHK共催)の決勝を11月23日に東京・国立競技場で行うと発表。かつて恒例だった元日開催は4大会連続で見送られたと報道。
【3月13日】
皇位継承策◆公明党の北側一雄・副代表が、安定的な皇位継承策を巡り、皇族数の確保に照準を定めた皇室典範「改正」案のたたき台を当月下旬に党内で策定する考えを示す。記者団に「できれば取りまとめをして、額賀福志郎衆院議長に持って行きたい」。皇族数の確保策について、悠仁以降の皇位継承資格に関する議論とは切り離すべきだと主張。「急ぐべき課題は今国会で与野党合意を得るべく努力する」。自民党は総裁直轄の皇位継承に関する懇談会を18日に開くとしていると報道。
【3月14日】
皇位継承策◆額賀福志郎・衆院議長が、自民党の麻生太郎・副総裁と議長公邸で会談し、安定的な皇位継承策に関する党内議論を進めるよう要請。関係者が明らかに。自民は18日に総裁直轄の皇位継承に関する懇談会を開く予定と報道。
英王室◆調査会社イプソスが、英「国民」を対象とした王室メンバーの好感度調査で、ウィリアム皇太子の妻のキャサリンが前年に続き1位になったと発表。38%が好ましいとし、夫のウィリアム皇太子は36%で2位となり、チャールズ国王は23%だった一方、国王の次男で、「公務」を引退したヘンリー王子は11%で、国王や皇太子との不仲が伝えられ、2018年の42%から大きく評価を落としたと報道。
【3月15日】
徳仁、雅子◆皇居・宮殿で、農業や畜産業、水産業などの分野で優れた業績を上げた農林水産祭の天皇杯受賞者7人らと面会。徳仁「さまざまな困難を乗り越え、研究や努力によって大きな成果を収め、農林水産業や地域社会の発展に貢献されたことをうれしく思います」。過疎地や離島など厳しい環境で医療や福祉を支えてきた医師らに贈られる厚生労働大臣表彰の医療功労賞受賞者とも面会。
紀子◆東京都新宿区のホテルで、第75回結核予防全国大会の式典に出席。結核予防会の総裁を務めている。
皇位継承策◆政府が、前年9月まで「安定的な皇位継承策」を担当した山崎重孝・元内閣府事務次官を15日付で内閣官房参与に復帰させる人事を発表。皇室制度連絡調整総括官を兼務させ、岸田文雄首相が重視する皇族確保策の各党協議を促す狙いと報道。山崎は内閣総務官として2017年に成立した天皇退位特例法に関わり、内閣府事務次官を経て21年9月から2年間、内閣官房参与と皇室制度連絡調整総括官を務めて、皇族数確保策をまとめた政府有識者会議の報告書策定にも携わっており、林芳正・官房長官が記者会見で「皇室制度に関係あるポストを歴任した山崎氏を改めて任命し、国会の議論を受けた政府の対応に助言をもらう」。
靖国神社宮司◆靖国神社が、山口建史宮司が当月限りで退任し、後任に元海将の大塚海夫が4月1日付で就任すると発表。自衛官出身の宮司は2人目で、靖国神社によると、大塚は防衛大学校を卒業後、海上自衛隊に入隊し、防衛省情報本部長などを歴任して2019年に退官した後、20年9月〜23年11月、海賊対処のため自衛隊拠点が置かれているアフリカ東部ジブチの大使を務めたと報道。
「国宝・重要文化財」◆文化審議会が、平安時代中期に政治の実権を握った藤原道長の直筆写経「金峯山経塚出土紺紙金字経」や、最大級の船の埴輪を含む「三重県宝塚一号墳出土埴輪」など美術工芸品6件を国宝に、36件を重要文化財に指定するよう文部科学相に答申。他に国宝指定される詩歌集「和漢朗詠集」は、皇居三の丸尚蔵館が収蔵しており、雲形の模様がある雲紙で、完全な形で残る現存最古のものとなると報道。
【3月16日】
明仁、美智子◆明仁、美智子が1998年、天皇、皇后に即位後初めて英国を訪問する前、英王室との結び付きが十分ではないとの不安を示していたと日本側が英側に伝達していたことが、機密解除された英国立公文書館の文書で判明。機密解除された資料は、英外務省高官だったデビッド・ライトが94年9月にジョン・ボイド駐日英大使らに送った書簡で、それによると、ライトは沼田貞昭・駐英公使から明仁、美智子の懸念を伝えられ、皇室と王室の関係強化の方策を話し合ったところ、ライトは「ご夫妻には秩父宮妃や三笠宮家、常陸宮家のような長年にわたる個人的なつながりという確固たる基盤に欠けていた」と説明し、徳仁(現天皇)や秋篠宮ら若い世代も英国留学を通じて英王室との関係を深めたことにより「エリザベス女王(当時)夫妻との緊密な関係が欠けているとの(明仁、美智子の)不安を高めることになった」と指摘したというと報道。沼田は在英日本大使館と英王室の関係についても、80年代の徳仁や秋篠宮の留学中、毎日のように接触していた時と比べ、双方の結び付きが弱くなっていると懸念し「国賓」訪問の日程調整を通じ、英王室との関係を強化することに期待していたという。
元イラン皇太子◆1979年2月のイラン革命前の王制で皇太子を務め、米国で亡命生活を続けるレザ・パーレビがワシントンで共同通信の取材に応じ、中東各地の武装勢力支援や国内の人権弾圧を続けるイランを強く非難したうえで、外交では現状を変えられないとし「唯一の解決策は国民による体制転換だ」と訴えたと報道。
【3月17日】
皇位継承策◆岸田文雄首相が、東京都内で自民党大会の総裁演説に臨み、安定的な皇位継承策について「皇族数確保の具体的方策を取りまとめ、国会で検討を進める」。
【3月18日】
愛子◆宮内庁が、愛子が26日から1泊2日の日程で、伊勢神宮(三重県伊勢市)と、初代天皇とされる神武天皇の陵(奈良県橿原市)を参拝するため、三重県と奈良県を訪問すると発表。2021年に成年を迎え、春に学習院大を卒業することを報告すると報道。
紀子◆千葉市を訪れ、千葉県赤十字血液センターの運転免許センター献血ルームを視察。千葉県赤十字会館に移り、献血推進に貢献した人たちと面会。紀子は日赤の名誉副総裁を務めている。
百合子◆宮内庁が、誤嚥性肺炎などで聖路加国際病院(東京都中央区)に入院している故三笠宮の妻百合子に、新たに心不全の症状と脳梗塞の症状が見られると明らかに。
皇位継承策◆自民党が、総裁直轄の「安定的な皇位継承の確保に関する懇談会」(会長・麻生太郎・副総裁)を開く。麻生会長「皇室の在り方は国家の根幹をなす、極めて重要な課題だ。限られたメンバーで、静かな環境で議論を深めたい」。前年11月以来、2回目の会合で、皇族確保策として女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する案について議論し、異論は出ず、立憲民主党が議論を求める「女性宮家」は取り上げられなかったと報道。木原誠二・事務局長が記者団に「多くの方が理解を示し、反対意見は出なかった」。岸田文雄首相が17日の党大会で皇族数確保策の取りまとめに意欲を示した点に触れ「適切な時期にしっかりまとめたい」。
【3月19日】
徳仁、雅子◆宮内庁が、徳仁、雅子が能登半島地震の被災者を見舞うため、22日に石川県を日帰りで訪問すると発表。災害発生から間もない被災地に入るのは、台風19号などで被害が出た宮城、福島両県を訪問した2019年12月以来と報道。
大嘗祭◆平城宮(奈良市)に近い平城京の一等地「左京三条一坊二坪」で見つかった土坑(穴)から「大嘗分」と書かれた木簡が出土したと、奈良文化財研究所が発表。724年に聖武天皇が即位した際の代替わり式「大嘗祭」関連とみられ、土坑からは木簡が千点以上見つかり、秘儀とされる大嘗祭の実態に迫る発見になりそうだと報道。
皇位継承策◆立憲民主党が、安定的な皇位継承に関する党の検討委員会がまとめた論点整理を額賀福志郎・衆院議長に提出。額賀議長が自民、公明両党にも意見集約の動きがあるとして、当国会中に協議していく考えを示す。検討委の野田佳彦・元首相が提出後、記者団に「各党協議に臨み、合意形成を目指す」。
京都御所◆宮内庁京都事務所が20〜24日、京都御所(京都市上京区)で春の特別公開「宮廷文化の紹介」を開催し、通常は非公開のびょうぶ「源氏の画」が11年ぶりに展示されるほか、即位の礼で使われる高御座と御帳台なども公開されると報道。
靖国新宮司◆中国外務省の林剣・副報道局長が記者会見で、靖国神社の新たな宮司に元海将の大塚海夫が就任することを巡り「侵略戦争に対する日本の誤った態度を反映している」。日本側に「実際の行動によって軍国主義を徹底的に切り捨て、アジアの隣国や国際社会の信頼を失わないようにすることを求める」と語る。
プロレス中継◆共同通信が「プロレスのテレビ中継が日本テレビで始まってから今年で70年。数々のスター選手が生まれ、高視聴率を誇ってきたが、娯楽の多様化もあって地上波の中継番組は減少。動画配信サービスが充実してきている」と書き出す特信記事を配信。「1972年にジャイアント馬場が全日本プロレスを設立すると、日テレは『全日本プロレス中継』をスタートさせた。(略)しかし、次第に視聴率で苦戦を強いられ、放送はゴールデンタイムから深夜帯に追いやられる。90年代に『全日本—』のディレクターを務め、現在はテレビプロデューサーの村上和彦さんは『昭和天皇崩御前後の自粛ムードもあり、プロレスのコンテンツとしてのパワーは落ちていた』。
【3月20日】
愛子◆学習院大の卒業式に出席。宮内庁を通じて文書を公表し、大学の4年間を「一日一日は非常に濃く、学びの多い日々だった」と振り返り、4月から日本赤十字社で嘱託職員として勤務する予定について「社会人としての自覚と責任を持って、少しでも社会のお役に立てるよう、公務と仕事の両立に努めたい」と記したと報道。/学習院大卒業に関連し、共同通信が「『知的な好奇心にあふれ、常に誠実で、何事にも朗らかに向き合ってこられた』。天皇、皇后両陛下の長女愛子さまの卒業論文を指導した学習院大の中野貴文教授は、学問に対する愛子さまの姿勢をこう評した」と書き出すサイド記事を配信。
「春季皇霊祭・神殿祭」◆岸田文雄首相が、皇居で行われた「春季皇霊祭・神殿祭の儀」に参列。
【3月21日】
英王室◆キャサリン英皇太子妃が入院していたロンドンの病院の職員が、同妃の診療記録に不正にアクセスした疑いがあると大衆紙デーリー・ミラーが報じ、病院側が調査を開始したと、英メディアが報じる。英PA通信によると、チャールズ国王も同時期にこの病院で治療を受けたが、診療記録へのアクセスはないというと報道。病院が声明で「患者や同僚の信頼を故意に裏切る者の居場所はない」。いかなる違法行為にも「適切な措置を講じる」と表明。
【3月22日】
信子◆宮内庁が、慶応大病院(東京都新宿区)に入院中の故寛仁の妻信子が白内障など両目の手術を受けたと発表。
改元◆650年の当日、元号が大化から白雉に改められる。孝徳天皇に白いキジが「献上」されたことにちなみ、日本初の改元とされ、元号はその後一時断絶があったが8世紀の大宝の後は連続し、令和に至っていると報道。
【3月22日】
徳仁、雅子◆能登半島地震の被災者を見舞うため、石川県を日帰りで訪問。羽田発の特別機で能登空港に到着。自衛隊のヘリコプターに乗り換え、午後に輪島市中心部に入る。火災で大半が焼失した輪島市の「輪島朝市」で黙とう。約100人が身を寄せる避難所「輪島市ふれあい健康センター」で被災者と面会。ヘリで珠洲市に移り、約80人が生活する市立緑丘中の体育館で被災者と懇談。津波で打ち上げられた船や車が岸壁に残る飯田港を視察し、海に向かって黙礼。両市で、災害対応に当たる消防団員や警察官、避難所運営に携わる関係者に会った。/能登半島地震の避難者支援のため、石川県に見舞金を贈ったと報道。宮内庁の西村泰彦長官が馳浩知事に渡す。/共同通信が「天皇、皇后両陛下は能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県を見舞われた」と書き出す特集記事を配信。「避難所でかがみ込み、困難な状況にある人々を励まし、思いに耳を傾けた。天皇陛下は皇室の基本を『国民と苦楽を共にする』とし、被災地訪問は上皇さまから引き継いだ『象徴の務め』の一つでもある。発生から約3カ月、現地の災害対応への影響を極力避けるよう配慮しての訪問となった。」
皇位継承策◆国民民主党の玉木雄一郎代表が、近く額賀福志郎・衆院議長と面会し、安定的な皇位継承に関する考え方を説明すると記者団に明らかに。政府の有識者会議が皇族数確保策として示した①女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保有②養子縁組による旧皇族男系男子の皇族復帰—の主要2案を同時に達成する皇室典範「改正」などを行うべきだとの立場で、皇統に属する男系男子を法律で直接皇族とする案も検討すべきだと主張。
【3月23日】
英王室◆英国のウィリアム皇太子の妻キャサリンが、がん治療を受けていると公表。2月下旬に化学療法を開始し、治療は初期段階だといい、部位や進行度は明らかにしていないが、自身のX(旧ツイッター)に「元気で、日に日に体調が良くなっている」と話す動画を投稿。スナク首相が「英国民を代表して迅速な全快を願う」とのコメントを発表。「ほかの人たちと同じように、治療に集中できる環境を与えられなくてはならない」。王室の「公務」を引退し米国で暮らすヘンリー王子と妻メーガンが「穏やかな状況で治療できることを願っている」と談話を発表。
「元号」案伝達◆元号「令和」決定に先立ち、当時の安倍晋三首相が2019年3月に徳仁(当時皇太子)と面会した際、最終候補6案を提示した上、「令和」に力点を置いて説明していたことが分かる。官邸内の協議で「元号の検討状況の報告ならば、天皇の政治的関与を禁じた憲法に抵触しない」との認識を共有し、事前伝達を容認したことが判明。複数の関係者が明らかに。安倍元首相は3月29日、徳仁と東宮御所で面会したと報道。関係者によると、元号6案の出典や意味などが併記されたA3判紙を見せたが、政府が4月1日の有識者懇談会などで示したものと同じ文書で、令和は一番左にあり、安倍元首相は順次紹介する中で「精魂を込めて検討してきたが、一番左の案が非常に素晴らしいのではないかとの意見が多かった」と伝え、令和に重きを置いていたという。/元号「令和」決定前、当時の安倍晋三首相が徳仁(当時皇太子)に最終候補6案を見せ、本命の「令和」を際立たせて説明していたと、共同通信が報道。「自身の支持基盤である保守派は天皇即位前の新元号公表は伝統に反すると反発。次善の策として、皇太子さまへの事前伝達を強く求めていた。安倍氏は『お伺いを立てる』として説得に回り、不満の封じ込めを図った。/『全部説明した。指はさしていないけど、あうんの呼吸だ』。安倍氏は2019年3月29日に皇太子さまと面会した際の様子を周辺に伝えた。国書(日本古典)の『万葉集』を典拠とする令和を強調しながら6案の紹介を終えると、皇太子さまはにっこりとうなずかれていたという」
「令和」選定文書◆政府が元号「令和」の選定過程を巡り、考案者や候補案に加え、有識者懇談会などの議事録を非開示としたことが、共同通信の情報公開請求に基づいて開示された公文書で分かる。考案者を非開示とした理由に関し「将来想定される元号に関する審議にかかる意思決定の中立性が不当に損なわれる恐れがある」と説明し、議事録について「率直な意見交換や意思決定の中立性が不当に損なわれる恐れがある」としたと報道。「元号候補名考案者の委嘱について」と題された文書は正式委嘱の10日前の19年3月4日に起案。当時の安倍晋三首相や菅義偉・官房長官らの印鑑が押されていたが、考案者が記されているとみられる部分は黒塗りだったほか、4月1日に新元号を協議した「元号に関する懇談会」「衆参両院正副議長意見伺い」「全閣僚会議」に関する文書は議事録の他、A3判紙1枚も全面黒塗りとされている。新元号閣議決定後の記者会見用の「想定問答集」は全面公開された。保存期間は最長の30年で、国立公文書館に文書が移管され公開されるのは2049年以降の見通しという。
皇居・乾通り◆皇居・乾通りの春の一般公開が始まる。一般公開は明仁の傘寿を記念し、2014年に始まったと報道。
【3月24日】
徳仁、雅子◆6月下旬、「国賓」として英国を「公式訪問」する方向で政府が調整を進めていることが、宮内庁関係者への取材で分かる。日程は1週間程度となる見通しで、バッキンガム宮殿での歓迎行事やチャールズ国王主催の晩さん会などへの出席を調整し、「公式行事」のほか、2人が留学していたオックスフォード大を訪れることも検討しているというと報道。
英皇太子「妃」◆英国のウィリアム皇太子の妻キャサリンが22日にがん治療を受けていると公表したことを受け、国内外から励ましの声が上がったと共同通信が報道。「バイデン米大統領はX(旧ツイッター)で『世界中の大勢の人々と共にキャサリン妃の全快を祈っている』と表明。バイデン氏の妻ジルさんも『勇敢だ。あなたを愛している』と投稿した」。皇太子夫妻の広報担当者が「2人は英国と世界中から寄せられた温かいメッセージに大変感動している」との声明を発表。/英国のウィリアム皇太子の妻キャサリン妃が22日、がんを公表したが、1月に腹部の手術を受けた後、公の場に姿を見せず、病状を巡り臆測が飛び交ったと、共同通信が報道。「今月公開した家族写真が加工されていたことが判明して騒動はさらに拡大。がんの種類や進行度は伏せつつも、一定の情報を明らかにして事態を沈静化させ、家族のプライバシーを守りたいとの強い決意をにじませた。」
【3月25日】
百合子◆宮内庁が、誤嚥性肺炎などで聖路加国際病院(東京都中央区)に入院している故三笠宮の妻百合子が、誤嚥を予防するためのリハビリを始めたと明らかに。
皇室PR◆宮内庁が、4月から交流サイト(SNS)のインスタグラムを使って、皇室の情報発信を始めると発表。SNSを利用する機会が多い若者に、皇室への理解を深めてもらう狙いとしており、公式アカウントを開設して4月1日午前0時から公開を始めると報道。
皇位継承策◆立憲民主党が、安定的な皇位継承に関する党の考えをまとめた論点整理を尾辻秀久・参院議長に提出。女性皇族が婚姻後も皇室にとどまり当主となる「女性宮家」創設に関し「議論を急ぐ必要がある」と明記し、旧皇族男系男子の皇族復帰案については、法の下の平等など憲法上の規定との整合性を検討すべきだと提起したと報道。尾辻議長「重く捉える」。論点整理の策定を主導した馬淵澄夫・元国土交通相が、当国会中にも実施される与野党協議を巡り記者団に「憲法の適合性や、歴史と伝統に鑑みて論点を置いた。党の考え方をしっかり主張する」。
「古語拾遺」◆807年の当日、朝廷の祭事に携わってきた斎部氏に伝わる古伝承を記録した「古語拾遺」が完成。歴史の記述に加え、斎部氏に対する不当な処遇を訴えて天皇に献上されたもので、「古事記」「日本書紀」にない伝承もあり、古代史研究の貴重な文献と報道。
【3月26日】
徳仁、雅子◆能登半島地震の被災者を見舞うため、4月中旬に石川県を日帰りで再び訪問する方向で宮内庁が調整していることが、同庁関係者への取材で分かる。宮内庁関係者によると、輪島、珠洲両市以外で大きな被害が出た能登地方の自治体を訪問先として検討しており、現地の道路状況を考慮し、移動はヘリコプターを利用する見通しというと報道。
愛子◆三重県伊勢市の伊勢神宮を参拝。春に学習院大を卒業したことなどを報告したと報道。
皇嗣職侍医◆皇嗣職侍医の山本晃太が皇嗣職侍医長に就任し、皇嗣職侍医長加藤秀樹が依願退官する4月1日付の宮内庁人事が公表される。
皇族確保策◆公明党が「皇室典範改正検討委員会」で、皇族確保策を議論し、委員長の北側一雄・副代表に一任。「女性皇族が婚姻後も皇族の身分保持」と「養子縁組による皇統に属する男系男子の皇族復帰」の政府の有識者会議が示した主要2案に異論はなかったとして、北側副代表が記者団に「各党間で合意を作り、政府で法案作成に入るところまでは今国会でやらないといけない」。
【3月27日】
愛子◆奈良県橿原市にある初代天皇とされる神武天皇の陵を参拝。春の大学卒業などを報告。これに先立ち午前、三重県明和町で、飛鳥時代から南北朝時代、天皇に代わって伊勢神宮に仕えた「斎王」の資料を集めた斎宮歴史博物館を視察。近くの「いつきのみや歴史体験館」を訪問。一連の日程を終え、夜に帰京。
佳子◆東京・元赤坂の赤坂御用地にある宮邸で、中南米地域の若者を対象とした交流プログラムで訪日したブラジルの議員や、カリブ海諸国の地域共同体「カリブ共同体」の若手外交官らと面会。宮内庁によると、午前中にブラジル議員2人と会い、ブラジルでの障害者の社会参加などについて約30分間懇談。午後、約40分間にわたりカリブ共同体の若手外交官や行政官14人と対面。
「平成」改元◆政府が1989年1月に元号を「平成」に改めた際の過程を記した公文書に関し、当月末までの保存期限を1年間延長すると決めたことが、関係者への取材で分かる。「令和」改元を控えた2019年3月に5年間延長しており、延長は2回目で、公文書管理法施行令では、情報公開請求を受けた文書は開示決定の翌日から1年間の保存を義務付けており、関係者によると、不服申し立ての審査請求や訴訟に備えるためで、当月21日付の開示決定翌日から1年間の「義務的延長」が必要だと判断したと報道。
万葉集◆現存する最古の歌集「万葉集」を現代の若者が使う奈良弁で訳した「式部だきしめて」が万葉社(高松市)から刊行されたと報道。万葉社は、同社代表の佐々木良が2020年に立ち上げた「ひとり出版社」で、元号「令和」の出典となった万葉集に関連する本を出版しているという。
【3月28日】
愛子◆宮内庁が、愛子が4月から勤務する日本赤十字社(東京都港区)で、ボランティア活動推進室の青少年・ボランティア課に配属されると発表。勤務形態は常勤嘱託職員で、宮中行事などがある場合は、「公務」に出席すると報道。
英王室◆がん治療中のチャールズ英国王が、キリスト教のイースター(復活祭)を前に中部ウスターの大聖堂で行われた礼拝に「困難な時、私たちには友情の手を差し伸べてくれる人々が必要だ」とのメッセージを寄せたと、英メディアが報じる。礼拝に妻カミラが出席。国王はイースターの31日に行われる礼拝には参加予定というと報道。
皇族確保策◆国民民主党が、皇族数の減少と安定的な皇位継承に関する考え方を額賀福志郎・衆院議長に提出。政府の有識者会議が皇族数確保策として示した①女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保有②養子縁組による旧皇族男系男子の皇族復帰—の主要2案について「早急に制度の具体化を進めるべきだ」と求めたほか、二つの方策では十分な皇族数を確保できない場合に備え「皇統に属する男系男子を法律で直接皇族とする」案の検討にも言及しており、提出後、玉木雄一郎代表が記者団に「とりわけ女性皇族が結婚すると皇籍を離れてしまうことには、非常に急いで対応しなければならない」。/岸田文雄首相が記者会見で、皇族数確保策に関する国会での各党協議に向けて意欲を示し「自民党が議論をリードしていくべく努力を続けている。責任ある政権与党として、国会の議論にも資することができるようにする」。女系天皇に否定的な考えを示した過去の認識が現在も変わらないかどうか問われ「首相の立場から申し上げるのは今は適切ではない」。
後鳥羽上皇◆1239年の当日、後鳥羽上皇が隠岐で死去。21年、鎌倉幕府の打倒を計画し挙兵したが敗北(承久の乱)して流罪となっていたもので、藤原定家らを選者に任じた「新古今和歌集」の編さんを隠岐でも続け、自ら歌の追加や削除に携わったと報道。
芸術院賞◆日本芸術院が、優れた芸術活動を表彰する2023年度日本芸術院賞に建築家の隈研吾ら9人を選ぶ。隈さん、小説家の多和田葉子、能楽ワキ方福王流十六世宗家の福王茂十郎の3人に特に業績が顕著として恩賜賞も贈る方針で、授賞式は6月上旬から7月上旬に日本芸術院会館(東京)で開かれ、例年、天皇、皇后が出席すると報道。
【3月29日】
悠仁◆筑波大付属高2年の悠仁の進路について、宮内庁の吉田尚正・皇嗣職大夫が記者会見で、昆虫の生息環境などの「自然誌」を学ぶことができる大学への入学を目標にしていると明らかに。「関心のある分野を学ぶことができる大学への入学を目標に、熱心に勉学に励まれている」。
常陸宮、華子◆東京都千代田区の科学技術館を訪れ、第82回全日本学生児童発明くふう展を視察。常陸宮は、主催した公益社団法人発明協会の総裁を務めていると報道。
【3月30日】
「大礼服」◆明治天皇の皇后、昭憲皇太后が着用した最も格式の高いとする正装ドレス「大礼服」の修復が完成し、4月6日から東京・渋谷の明治神宮ミュージアムの展覧会で展示されると報道。1889(明治22)年前後に製作された現存最古の大礼服で、昭憲皇太后は日本の女性皇族として初めて洋装し、ドレスは1909年に京都の尼門跡寺院「大聖寺」に「下賜」されたが、経年劣化の傷みが激しかったため、米国人学者で中世日本研究所(京都市)所長のモニカ・ベーテらが修復を呼びかけ、文化団体や明治神宮の協力を得て2018年から研究と修復のプロジェクトを進めてきたという。
【3月31日】
宮内庁人事◆侍従の梶原照平と皇嗣職宮務官の戸倉裕子が依願退官する同日付の宮内庁人事が公表される。
皇居・乾通り◆春の皇居・乾通りの一般公開が終了。23日から9日間開催され、計約10万5千人が訪れたと報道。
英王室◆英国のチャールズ国王がキリスト教のイースター(復活祭)に、ロンドン郊外のウィンザー城で礼拝に参加。妻のカミラら王室メンバーも参加。キャサリン皇太子妃は欠席。チャールズ国王は聖ジョージ礼拝堂での礼拝を終え、外に出て集まった人々と握手したと報道。

 

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