やじうま日誌 2023年4月

【4月1日】
久子◆宮内庁が、故高円宮の妻久子が日本バレーボール協会の名誉総裁に就任したと発表。1日付。名誉総裁は新設のポストで、久子がこれまで国体などで競技を観戦してきたことが考慮されたと報道。
彬子◆故寛仁の長女彬子が、古美術品の鑑賞会などを開催している「国華清話会」(東京)の名誉会長に就任。
瑶子◆故寛仁の瑶子が、NPO法人「インクルーシブデザインネットワーク」(東京)の名誉顧問に就任。同法人は多様性ある社会づくりに取り組んでいるとして、瑶子は法人が実施する事業に「私的」に参加したことがあるというと報道。
宮内庁広報室◆宮内庁が、皇室の情報発信を強化するため、新たに「広報室」を設置。室長に警察庁出身の藤原麻衣子が就く。広報室の定数は10人で、室長ら9人態勢で始動。うち1人は民間から採用。宮内庁ホームページ(HP)の刷新のほか、交流サイト(SNS)の活用などを検討する。HP刷新に向けた調査、分析を進めるとともに、皇室の「名誉」を損なう「不適切」な出版物などに対応するとし、西村泰彦長官は「皇族の方々の活動や人柄を今まで以上に充実した形でタイムリーに情報提供できるよう心がけたい」としていると報道。藤原は京大卒で、2002年に警察庁に入り、警視庁組織犯罪対策総務課長、警察庁経済安全保障室長などを歴任。
宮内庁人事◆総務省大臣官房付の藤田穣を書陵部長に、警察庁長官官房付の野村護を管理部長に、審議官の古賀浩史を皇室経済主管に、3月31日付で国立高等専門学校機構本部事務局長を定年退職した大内あづさを皇嗣職宮務官に起用する宮内庁人事が公表される。
東御苑◆皇居・東御苑の入園者数が、1968年10月の開園から3500万人に到達したと報道。3500万人目は千葉県松戸市の会社員で、宮内庁の野村護・管理部長から記念品として徳仁、雅子のDVDや皇居の絵はがき、東御苑のガイドブックが贈られる。
【4月2日】
佳子◆東京都文京区の東京ドームを訪れ、第24回全国高校女子硬式野球選抜大会の決勝戦を観戦。全日本女子野球連盟によると、佳子が同大会に足を運ぶのは初めてと報道。
常陸宮◆宮内庁が、明仁の弟の常陸宮に発熱の症状があり、大事を取って、東京都渋谷区の日本赤十字社医療センターに入院したと発表。
宮内庁御用掛◆御用掛に秋元義孝を起用する宮内庁人事が公表される。
皇居・乾通り◆3月25日から始まった皇居・乾通りの一般公開が終了。9日間の期間中、約18万人が訪れたと報道。
【4月3日】
平城京◆奈良市の平城京跡で奈良時代前半の大型掘っ立て柱建物跡が見つかり、同市教育委員会が発表。付近は当時の権力者・長屋王の邸宅もある平城京の「一等地」で、敷地は約6万1千平方メートルにも及び、高位貴族の宅地跡とみられるという。日本書紀を編さんした舎人親王(676~735年)の邸宅とする説があり、説を補強する発見として注目されそうと報道。
【4月4日】
常陸宮◆宮内庁が、発熱の症状で2日から日本赤十字社医療センター(東京都渋谷区)に入院中の常陸宮が尿路感染症と診断されたと発表。
永野万蔵◆当季限りで引退するフィギュアスケート男子のキーガン・メッシング(カナダ)が3月の世界選手権(さいたま市)を7位で終えたと報道。高祖父の永野万蔵は日本からカナダへの移民第1号とされる。長崎県出身の永野は1877年にカナダへ渡り、1920年代に帰国。09年のカナダ総督夫妻主催の晩さん会で、当時の天皇明仁が両国交流の始まりとして触れ、移住100周年には最初に上陸したブリティッシュコロンビア州の山が「マウント・マンゾウ・ナガノ」と名付けられた。
【4月5日】
徳仁、雅子、愛子◆「静養」のため、栃木県にある御料牧場に入る。数日間滞在する。車で到着し、放牧地を散策。徳仁が報道陣の問いかけに「久しぶりに、3人で御料牧場に来ることができてとてもうれしく思います」。愛子「動物たちを眺めたり、野菜を収穫したり、充実した時間を過ごすことができればと思います」。
英王室◆英王室が、5月6日に行われるチャールズ国王夫妻の戴冠式の招待状を公開。英PA通信によると「国王チャールズ3世と王妃カミラの戴冠式」と記され、カミラの称号として、公式の場で初めて「クイーン(王妃)」が用いられる。前年9月の女王エリザベス2世の死去に伴う国王の即位後、王妃の称号は国王の配偶者を意味する「コンソート」を添えた「クイーン・コンソート」とされてきており、「クイーン」は王妃と同時に女王の意味も持つため、PAは王室筋の話として、国王の即位後しばらくはエリザベス2世の「クイーン(女王)」と区別するために「クイーン・コンソート」が使われていたと伝える。宮内庁によると、秋篠宮、紀子が参列する方向で準備を進めていると報道。米ホワイトハウスが、バイデン大統領の妻ジルが参列するとチャールズ国王に伝えたと発表。
【4月6日】
徳仁、雅子◆政府が、徳仁が6月後半にもインドネシアを訪問する方向だと発表。雅子は体調を踏まえて同行するかどうか検討すると報道。松野博一・官房長官が記者会見で明らかに。徳仁、雅子は前年9月、エリザベス女王の国葬参列のため訪英したが、「親善」目的の外国「公式訪問」は即位後初。当年は日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)の友好協力50周年に当たり、インドネシアはASEAN議長国を務めている。徳仁、雅子は前年7月、訪日したジョコ大統領夫妻と皇居・御所で会見し、大統領から「ぜひお越しいただきたい」と招待を受けた。宮内庁によると、2019年8月にも大統領から徳仁に親書で招請があった。
徳仁、雅子、愛子◆徳仁、雅子と愛子は動物好きで、盲導犬の活動や動物愛護に高い関心を持っていると、共同通信が報道。「保護犬をペットとして大切に飼い、公務でも関連する施設を訪れてきた。愛子さまは幼い頃から盲導犬と触れ合い、側近は『人と社会を支える動物へのまなざしは愛子さまも同じ。今後、自然と自身の活動として携わっていかれるのでしょう』とみている」。
ヨルダン国王◆松野博一・官房長官が記者会見で、ヨルダンのアブドラ国王夫妻が7~12日の日程で訪日すると発表。滞在中、徳仁、雅子との会見や岸田文雄首相との会談を予定していると報道。
【4月7日】
サウジアラビア◆米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版が、米中央情報局(CIA)のバーンズ長官がサウジアラビアを当週訪れ、ムハンマド皇太子と会談したと報じる。複数の関係者の話として、サウジがイランとの外交関係正常化に中国の仲介で合意した際、米国が蚊帳の外に置かれたと不満を伝えたという。サウジがイランと同様に欧米の制裁下にあるシリアに大使館を再開させることでシリア側と合意したことなどに関しても不意を突かれたとして失望感を皇太子に伝達したという。
【4月10日】
徳仁、雅子、愛子◆「静養」先の栃木県から帰京。5日から御料牧場に滞在し、放牧地で散策を楽しむなどしたと報道。
秋篠宮、紀子◆東京・元赤坂の赤坂御用地にある宮邸で、訪日したヨルダンのフセイン皇太子と面会。宮内庁によると、皇太子の婚約に祝意を伝えたほか、ヨルダンを代表する遺跡や自然のことなどが話題に上ったという報道。
「春の園遊会」◆5月11日に開催される春の園遊会について、宮内庁の池田憲治次長が記者会見で、新型コロナウイルスの感染対策として、食事や酒などのアルコール類の提供は控え、ソフトドリンクだけにすると明らかに。徳仁、雅子や皇族が声をかけながら歩くルートに並ぶ招待者にはマスクの着用を求め、徳仁、雅子や皇族もマスクを着用するとしていると報道。池田次長「安全に安心して実施するために慎重に対応する。両陛下らが通る道筋は多くの人が集まり、招待者同士が会話を楽しむこともあり、マスク着用に協力をお願いする」。
【4月11日】
徳仁、雅子◆皇居・御所で、中東ヨルダンのアブドラ国王夫妻らと会見。宮内庁によると、徳仁「ヨルダンが多くのシリア難民を受け入れ、人道面で大変な努力をしていることに敬意を表します」。国王は、約130万人のシリア難民を受け入れていると説明した上で「日本が中東和平に積極的に支援してくれていることを高く評価しています」。
徳仁◆皇居内の生物学研究所脇にある苗代に、うるち米のニホンマサリと、もち米のマンゲツモチの種もみをまく。
秋篠宮、紀子◆チャールズ国王の戴冠式に参列するため、5月4~7日の日程で英国を訪問することが閣議で了解される。5月4日午前に政府専用機で羽田空港を出発し、現地時間の4日午後にロンドンに到着。中心部のホテル「クラリッジズ」に滞在する。5日午後、バッキンガム宮殿で国王主催のレセプションに出席する。6日午前にウェストミンスター寺院で開かれる戴冠式に参列した後、帰国の途に就き、日本時間の7日午後に羽田空港に到着する予定。宮内庁によると、3月に英王室から外交ルートで戴冠式の招待状が届き、「国家元首」宛てで、出席できない場合は代理が可能となっていた。慣例として天皇は外国王室の戴冠式に参列しておらず、皇位継承順1位の「皇嗣」秋篠宮が出席し、紀子が同行することとしたと報道。
紀子◆東京都港区の明治記念館を訪れ、総裁を務める恩賜財団母子愛育会が主催する「第55回愛育班員全国大会」の式典に出席。
バングラデシュ首相◆松野博一・官房長官が記者会見で、バングラデシュのハシナ首相が25~28日の日程で訪日すると発表。徳仁と会見するほか、岸田文雄首相と会談すると報道。
【4月12日】
愛子◆在籍する学習院大(東京都豊島区)に通学。新型コロナウイルス禍の影響で2020年の入学以降、ほとんど登校できず、オンラインで受講を続けていたが、春に4年生になり、初めての登校。側近によると、以後は基本的にキャンパスに通い、卒業論文などに取り組むというと報道。
サウジ皇太子◆サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が、サウジアラビアのムハンマド皇太子と電話会談し、サウジとイランが外交関係正常化に合意したことを念頭に、イランの脅威に対処するための抑止力を今後も維持する必要性を強調。米政府が発表。
【4月13日】
徳仁、雅子◆東京都千代田区の帝国ホテルを訪れ、優れた科学技術の成果を対象とする2023年日本国際賞の授賞式に出席。徳仁があいさつで、新型コロナウイルスの感染対策の取り組みに触れ「さまざまな分野の叡智を結集し、互いに力を合わせることにより、希望に満ちた未来が築かれていくことを願っています」。徳仁、雅子はマスクを着けずに式典に臨む。宮内庁によると、会場内は他の出席者と距離があり、会話する場面がないことから、感染リスクは低いと判断したという、と報道。
秋篠宮◆宮内庁が、秋篠宮が2025年大阪・関西万博の名誉総裁に就任したと発表。13日付で、期間は開催終了日の25年10月13日まで。万博を運営する日本国際博覧会協会からの要請を受けたと報道。
【4月14日】
秋篠宮◆東京都内のホテルを訪れ、花キューピットの愛称で知られる一般社団法人JFTDの創立70周年記念式典に出席。あいさつで「花をめでる環境と、それにまつわる文化の普及と定着に積極的に取り組んでいることは、大変意義深い」。JFTDは通信による遠隔地への生花配達システムを手がける。全国約4100店の花屋が加盟し、年間取引は約180万件に上るというと報道。
【4月18日】
靖国問題◆高市早苗・経済安全保障担当相が記者会見で、東京・九段北の靖国神社で21日から始まる春季例大祭に合わせた参拝について「プライベートな事柄なので申し上げることはない」。関係者によると、岸田文雄首相は参拝しない方向と報道。鈴木俊一・財務相、斉藤鉄夫・国土交通相、河野太郎・デジタル相ら「参拝する予定はない」。松本剛明・総務相「コメントは控える」。西村康稔・経済産業相、浜田靖一・防衛相、永岡桂子・文部科学相ら「適切に判断する」。松野博一・官房長官が会見で、首相の参拝や「真榊」と呼ばれる供物の奉納について「首相が適切に判断される。私も同様だ」。
「内奏」◆岸田文雄首相が皇居で「内奏」。
【4月20日】
秋篠宮、紀子◆チャールズ国王の戴冠式参列で5月に英国を「公式訪問」するのを前に、東京都八王子市にある昭和天皇の武蔵野陵と香淳皇后の武蔵野東陵を参拝。
紀子、佳子◆手話を使った交流を長年続けていると、共同通信が報道。「その取り組みは、聴覚障害に対する社会の理解が広がる後押しとなってきた。宮内庁幹部によると、佳子さまは耳の聞こえない子や、弱い立場にある人への思いを深め、今後も寄り添っていこうとしている様子だという。(略)手話を用いた活動は、公務の柱の一つになっている。佳子さまが公の場のあいさつで初めて披露したのは2015年、鳥取県で開かれた全国高校生手話パフォーマンス甲子園だった」と。
佳子◆東京・元赤坂の赤坂御用地にある宮邸で、ハンガリー・日本友好議員連盟のホッパール会長らと面会。
【4月21日】
徳仁、雅子◆東京都千代田区の東京国際フォーラムを訪れ、第31回日本医学会総会の開会式に出席。徳仁があいさつで「少子高齢化が進む中で、介護をはじめとした日本社会が直面する諸課題についても、医学会との連携の下、豊かで人間らしい人生100年時代を目指して、社会全体で取り組んでいくことが求められている」。
靖国問題◆岸田文雄首相が、東京・九段北の靖国神社で始まった春季例大祭に合わせて「内閣総理大臣 岸田文雄」名で「真榊」と呼ばれる供物を奉納。関係者によると、首相は22日までの例大祭中の参拝は見送ると報道。松野博一・官房長官が記者会見で、首相の真榊奉納は「私人」の立場で行ったと説明。「内閣総理大臣」との肩書について「その地位にある個人を表す場合に慣例としてしばしば行われている」。加藤勝信・厚生労働相や尾辻秀久・参院議長が真榊を奉納。閣僚では高市早苗・経済安全保障担当相が参拝。記者団に「国策に殉じた方々の御霊に尊崇の念を持って哀悼の誠をささげた」。超党派の議員連盟「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」のメンバーが一斉参拝。自民党や立憲民主党、日本維新の会などの計87人が参加。議連によると、政務三役では副大臣5人、政務官6人が加わる。議連の逢沢一郎副会長(自民)が参拝後、会見し「統一地方選後半戦の終盤だが、これだけ多くの国会議員に来ていただいたことは大変有意義だ」。中国外務省副報道局長が記者会見で「断固反対する」と批判。韓国外務省も「深い失望と遺憾を表明する」との論評を発表。
【4月22日】
靖国神社◆東京・九段北の靖国神社で開かれた春季例大祭が終了。
靖国問題◆北朝鮮国営の朝鮮中央通信が、靖国神社の春季例大祭に合わせ岸田文雄首相が供物を奉納したり、国会議員が一斉参拝したりしたことを「人類の良心と正義への愚弄で、侵略戦争を美化し(戦争の)敗北に対し報復しようとの野望の表れだ」と非難する論評を配信。
【4月23日】
雅子◆長野県小谷村長選で、無所属現職の中村義明が、無所属新人の元外務省職員野崎由紀子ら2人を破り再選。落選した野崎は外務省の元キャリア官僚で、雅子と同期の1987年入省と報道。
皇居◆皇居・吹上御苑で、一般向けの自然観察会が開かれる。新型コロナウイルス禍で2020年以降、中止が続き、4年ぶりの開催となったと報道。
【4月24日】
常陸宮◆宮内庁が、尿路感染症と診断され日本赤十字社医療センター(東京都渋谷区)に入院していた常陸宮が治療を終え、退院したと発表。
【4月25日】
徳仁、雅子◆東京都中央区の会社「サンキュウ・ウィズ」を訪れ、社内カフェで障害者が働く様子などを見て回る。毎年12月の障害者週間にちなんだ訪問だが、宮内庁によると、日程調整の結果、この時期にずれ込んだと報道。
紀子◆東京都清瀬市を訪れ、国内で唯一、結核予防のBCGワクチンを製造する「日本ビーシージー製造」の研究所を視察。結核予防会の総裁を務める。これに先立ち、市立清瀬第二中を訪問。清瀬市は昭和初期以降、結核療養所が集中して建てられた歴史があり、生徒たちが結核について学ぶ授業を見て回る。
「千代田の桜」◆皇居のお堀に咲く桜の名所、千鳥ケ淵など東京都千代田区内の桜を維持、管理する費用の支援を区がクラウドファンディングで呼びかけていると、共同通信が報道。「これまで募金で賄っていた基金が新型コロナウイルス禍で枯渇。1千万円の目標に対し、24日現在で約500万円にとどまっている」。
安倍「国葬」◆前年9月に実施された安倍晋三・元首相の国葬を巡り、岐阜県の古田肇知事らの出席費用などを公費から支出したのは違法として、岐阜市の住民3人が、費用を返還請求させるよう県に求め、岐阜地裁に提訴。訴状によると、国葬には古田知事と県議会議長が出席し、それぞれ担当の職員が随行。岐阜県警は国葬警備に出動。県全体で旅費など総額約308万円がかかったとしていると報道。
【4月26日】
徳仁◆訪日したバングラデシュのハシナ首相と皇居・御所で会見。宮内庁によると、徳仁が、両国関係が「非常に発展してきていることは喜ばしい」と述べたと報道。
【4月27日】
明仁、美智子、秋篠宮、紀子◆秋篠宮、紀子が、5月にチャールズ国王の戴冠式参列で英国を「公式訪問」するのを前に、東京・元赤坂の赤坂御用地にある仙洞御所を訪れ、明仁、美智子にあいさつ。秋篠宮、紀子は5月4~7日の日程で英国を訪問し、現地時間の6日午前にロンドンのウェストミンスター寺院で開かれる戴冠式に参列する予定と報道。
「春の園遊会」◆宮内庁が、徳仁、雅子が「主催」し、5月11日に東京・元赤坂の赤坂御苑で催される春の園遊会の招待者を発表。元車いすテニス選手の国枝慎吾や卓球の伊藤美誠ら東京五輪・パラリンピックの金メダリストが多数いるほか、2019年にノーベル化学賞を受賞した吉野彰、歌舞伎俳優で人間国宝の片岡仁左衛門ら計約1300人が招かれる。園遊会は、即位儀式や新型コロナウイルス禍の影響で19年春以降、見送られており、「令和」初となると報道。
英国王戴冠式◆英国のチャールズ国王の戴冠式が5月6日、首都ロンドンのウェストミンスター寺院で開かれると報道。「式典まで1週間余りとなる中、繁華街などには国旗が掲げられ、土産店に記念グッズが並ぶ。70年ぶりとなる王室の慶事を前に祝賀ムードが徐々に広がってきた」。
【4月28日】
徳仁、雅子◆東京都千代田区のホテルを訪れ、内閣府主催の「第17回みどりの式典」に出席。森林保全や植物の研究で功績があった研究者に贈る「みどりの学術賞」の受賞者に岸田文雄首相から表彰状が手渡され、式典後、受賞者と懇談。
「春の褒章」◆政府が2023年春の褒章受章者を発表。受章者は644人(うち女性173人)と20団体で、29日に発令されると報道。「スポーツや学術、芸術分野で功績を残した人に贈る紫綬褒章に、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で栗山英樹監督に率いられ優勝した日本代表チームや、テレビドラマ『東京ラブストーリー』などを手がけた脚本家坂元裕二らが選ばれた」。
英国王戴冠式◆英国のジュリア・ロングボトム駐日大使が、ロンドンで5月6日に行われるチャールズ国王の戴冠式に関し、故エリザベス女王の戴冠以来70年間見たことがないとして「歴史的な瞬間になる」。東京都内の大使公邸での記者会見で。英王室と日本の皇室の関係について「非常に強いつながりだ。出席はそれを象徴する」。
【4月29日】
「春の叙勲」◆政府が2023年春の叙勲受章者を発表。最高位の「旭日大綬章」に岡田卓也・元ジャスコ社長ら5人を選ぶ。俳優の風間杜夫に「旭日小綬章」を贈る。受章者は旭日章862人、瑞宝章3151人で計4013人。うち女性は419人で全体の10・4%。民間出身者は1894人で47・2%だったと報道。大綬章は徳仁、重光章は岸田文雄首相が5月9日に皇居で授与する。
【4月30日】
裕仁◆1923年9月の関東大震災の翌月、「地震博士」として有名だった今村明恒・東京帝国大(現東京大)助教授が皇太子の裕仁(後の昭和天皇)に緊急で「進講」した際の手書き原稿が見つかったと、共同通信が報道。地殻のせめぎ合いで地震が起きるとの当時の新説を紹介し、東京の防火対策が江戸時代から退歩したと訴える内容で、孫の英明=東京都在住=が約10年前、自宅に残る遺稿の中から発見していたという。「北原糸子・立命館大客員研究員(災害史)は、大正天皇に代わる摂政の激務を務める皇太子は科学者でもあり『進講がある種の救いや余裕をもたらした』と推測する」。
「歌会始」◆共同通信が、インタビュー企画「『いま、語る』『歌会始の意味』」を配信。「国民と皇室の接点/率直な『声』読み取りたい」との見出しで「歌会始の選者を2003年から務め、昨年12月に皇室の短歌の相談役『御用掛』に就任した」歌人の永田和宏を取り上げる。
競馬・天皇賞◆競馬のGⅠレース、天皇賞・春が京都競馬場で行われ、2番人気のジャスティンパレス(クリストフ・ルメール騎乗)が優勝。

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