「全国豊かな海づくり大会」

  • 1981年、皇太子行事として始まる。
  • 1989年の天皇代替わりで皇太子明仁が即位した際、皇太子行事から天皇行事に変更。全国国民体育大会、全国植樹祭に「全国海づくり大会」が加わり天皇の3大行事となった。以降、天皇皇后は3大行事のひとつとして出席し、全国巡行を繰り返している。
  • 開催趣旨には、「水産資源の保護・管理と海や湖沼・河川 の環境保全の大切さを広く国民に訴え」「漁業の振興と発展を図ることを目的」とし、「幼稚魚放流を中心とする栽培漁業の推進や自主的な資源管理、海岸域の清掃、植樹運動など、さまざまな取り組みを通して、水産資源の維持培養を図るため」とあり、天皇による稚魚・稚貝の放流が式典の中心的なイベントとなっている。
  • 公益社団法人豊かな海づくり推進委員会と都道府県が組織する大会実行委員会が主催し、農林水産省が後援。
  • 式典では天皇が「ことば」を述べ、皇后とともに稚魚・稚貝などを放流する。その時に使う桟橋建築や会場整備、当日の警備など自治体の財政負担は大きく、式典イベントへの児童生徒の動員など問題とされてきた。

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