やじうま日誌 2022年5月

【5月2日】
英王室◆エリザベス英女王のひ孫、シャーロット王女が7歳の誕生日を迎えるのを前に、英王室が近影を公開。ウィリアム王子の長女で、母キャサリンが撮影した。英PA通信が伝える。
【5月5日】
「天皇のよう」◆ブラジルのルラ元大統領が3日、サンパウロでの集会で、政敵のリラ下院議長が自らの権力を増大させようとしていると批判する意図で「日本の天皇のように振る舞いたがっている」と述べたと、地元メディアが報じる。リラ下院議長「日本で(政治的)権力を持っているのは首相で、天皇は統治していない」。ルラは大統領時代の2005年に訪日し、当時の天皇と会見した。
【5月6日】
「天皇のよう」◆ブラジルの左派ルラ元大統領が、政敵の権力欲を批判する意図で「日本の天皇のように振る舞いたがっている」と発言したことについて、ルラの広報担当が共同通信に「大きな権力を持っていた過去の天皇の姿について象徴的な意味で言及した」と釈明したと報道。
【5月7日】
佳子◆東京都千代田区のホールを訪れ、「第31回森と花の祭典『みどりの感謝祭』」の式典に出席。
【5月9日】
帰国の記帳」◆岸田文雄首相が、皇居で「帰国の記帳」。
【5月10日】
徳仁◆「春の叙勲」のうち、「大綬章」の「親授式」が皇居・宮殿「松の間」で開かれ、桐花大綬章の伊吹文明・元衆院議長、旭日大綬章の杉田和博・元官房副長官や鴨下一郎・元環境相、田中真紀子・元外相ら計18人に、勲章を手渡す。式終了後、受章者を代表して伊吹元議長が「これからもおのおのの立場で努力してまいりたい」と述べ、徳仁「長年、それぞれの務めに励まれ、国や社会、人々のために尽くしてこられたことに深く感謝します」。/岸田文雄首相が、「大綬章親授式」に出席。午後、皇居で「重光章伝達式」に出席。
英王室◆英王室が、エリザベス女王が英議会での10日の政府施政方針演説を欠席すると明らかに。歩行などの「一時的な移動の問題」が欠席の理由。開会した議会で長男のチャールズ皇太子が初めて代読。皇太子の長男のウィリアム王子が議会開会に初めて参加。
【5月12日】
秋篠宮、紀子◆東京都千代田区の帝国ホテルを訪れ、地域医療に長年貢献した医師をたたえる第10回「赤ひげ大賞」の表彰式に出席。
【5月13日】
秋篠宮、紀子◆宮内庁が、秋篠宮、紀子が21日に奈良県で開催される第33回全国「みどりの愛護」のつどいの式典にオンラインで出席すると発表。
沖縄「復帰」式典◆沖縄県が、日本復帰から50年となる15日に沖縄と東京の2会場で同時開催する式典とレセプションの概要を発表。徳仁、雅子がオンラインで参加すると報道。
東御苑◆宮内庁が、皇居・東御苑の大手門近くに観光客向けの「大手休憩所」(仮称)を整備すると発表。平屋を基本に一部2階建てとし、延べ床面積は約3千平方メートル。旧江戸城が皇居に移り変わった歴史や東御苑の自然環境、皇室の活動などを紹介するスペースもつくり、皇室への理解を深めてもらう考えと報道。
英女王◆エリザベス英女王が、ロンドン郊外のウィンザー城近くで開催中の馬術ショーを観賞。英メディアが報じる。
UAE◆世界有数の産油国、アラブ首長国連邦(UAE)の大統領でアブダビ首長国のハリファ・ビン・ザイド・ナハヤン首長が死去。首長国通信が伝える。異母弟のムハンマド・アブダビ皇太子がUAEの実権を握っており、皇太子は後継の有力候補と報道。
【5月14日】
皇族確保策◆皇室が活動を維持できるよう皇族数の確保策を打ち出した政府有識者会議の報告書に対する各党の議論が停滞していると報道。「1月に国会が提出を受けて以降、多くの党が協議体を党内に設けて意見集約を始めたが、これまでにまとめたのは日本維新の会のみで、緊急性が比較的低い事情に加え、夏の参院選で争点化を避けたい思惑があるようだ」。
【5月15日】
徳仁、雅子◆沖縄県が、1972年の日本復帰から50年を迎えたとして、沖縄と東京をつないで記念式典が開かれ、オンラインで参加。徳仁が、「お言葉」で沖縄戦の犠牲や戦後の米統治下に触れ「苦難の道を歩んできた沖縄の人々の歴史に思いを致し、深い感慨を覚える」。沖縄は「今なおさまざまな課題が残されている」との認識を示し「今後、若い世代を含め、国民の理解がさらに深まることを希望する」。
葵祭◆京都三大祭りの一つ、葵祭が京都市で開催され、下鴨神社(同市左京区)などで関係者のみの神事が行われる。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、見せ場となる行列は3年連続で中止。葵祭は下鴨神社と上賀茂神社(同市北区)の例祭で、6世紀の欽明天皇の時代に凶作が続き、五穀豊穣を祈ったのが始まりとされると報道。
【5月16日】
UAE◆ハリス米副大統領率いる政府代表団が、アラブ首長国連邦(UAE)の大統領を務め13日に死去したハリファに弔意を示すため、アブダビを訪問。ホワイトハウスによるとハリス副大統領が滞在中、新たに大統領に選出されたムハンマドと会談し、米UAE関係を深化させていく意向を示す。
【5月17日】
秋篠宮◆岐阜県各務原市の「内藤記念くすり博物館」を訪れ、総裁を務める日本植物園協会の大会に出席。式典に先立ち、博物館付属の薬用植物園を視察。
【5月18日】
徳仁◆皇居内の生物学研究所の脇にある水田で田植えをする。
秋篠宮◆日本植物園協会の大会出席のために訪問していた岐阜県から新幹線で帰京。
【5月19日】
雅子、紀子、信子、久子◆雅子が、東京都渋谷区の明治神宮会館を訪れ、全国赤十字大会に出席。宮内庁によると、皇居や赤坂御用地の外で単独「公務」に臨むのは2019年8月のフローレンス・ナイチンゲール記章の授与式以来、約2年9カ月ぶり。雅子は日本赤十字社の名誉総裁を務めている。名誉副総裁の紀子、故寛仁の妻信子、故高円宮の妻久子も出席。
【5月20日】
秋篠宮、紀子◆東京都新宿区の国際協力機構(JICA)市ケ谷ビルを訪れ、開発途上国に派遣される海外協力隊員約70人と懇談。
バイデン訪日◆政府が、就任後初めて訪日するバイデン米大統領らと岸田文雄首相の会談日程を発表。22~24日の日程で訪日し、23日午前に徳仁と面会すると報道。
済生会◆社会福祉法人「恩賜財団済生会」(本部・東京都港区)が、太平洋戦争中に消滅した沖縄県内の支部の復活を目指していると報道。沖縄の日本「復帰」50年に当たり、本年度中にも会としての方針を決定した上で、地元自治体の意向を聞き、病院などの設置に向けた現地調査を進める考え。済生会は1911年、医療によって生活困窮者を救済しようと、明治天皇が「下賜」した「お手元金」を基に設立された。総裁は歴代皇族が務め、2013年に秋篠宮が就任。
ヨルダン◆ヨルダンのアブドラ国王が、「国民」向けに書簡を公表し、前年内紛を企てたとされる前皇太子ハムザ王子の通信、居住場所、移動を制限すると発表。事実上、王子を軟禁下に置く。国王は王子が依然として態度を改めず、「妄想」に取りつかれていると説明。前年4月、王子らが国家の不安定化を企てたとする異例の内紛が表面化し、王子を国王としようとした元高官が逮捕された。王子も捜査を受けたが、国王に忠誠を誓うことで幕引きが図られた。
【5月21日】
徳仁・バイデン会見◆訪日しているバイデン米大統領と皇居・御所で会見。宮内庁によると、バイデンが「日本とは大変強い絆があり、アジア太平洋地域で最も重要なパートナーです」と述べ、徳仁「今回の訪問で日米の友好親善関係がさらに増進することを願っています」。御所の車寄せでバイデンを出迎え、2人で報道陣の記念撮影に応じた後、御所に入る。
秋篠宮、紀子◆奈良市で開催された第33回全国「みどりの愛護」のつどいの式典に東京・赤坂御用地からオンラインで出席。式典後、花や緑の保護に功績があったとする関係者と「交流」。平城宮跡歴史公園であった記念植樹で、2人が赤坂御用地内でナラノヤエザクラを植える様子を収録した映像が流される。
【5月25日】
徳仁、雅子◆東京・上野の東京国立博物館を訪れ、沖縄の日本復帰50年を記念した特別展「琉球」を鑑賞。
「表現の不自由展」◆愛知県の大村秀章知事が会長を務める芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」実行委員会が、名古屋市に未払いの負担金約3380万円を支払うよう求めた訴訟の判決で、名古屋地裁が、請求通り全額の支払いを市側に命じる。昭和天皇の肖像を燃やすシーンがある映像作品などについて「ハラスメントや違法なものだと断定できない」。展示したことは負担金を減額変更できる「事情」に当たらないと判断。判決理由で岩井直幸・裁判長が、昭和天皇を扱った映像作品は「天皇への憎悪や侮辱の念を表明することのみを目的とした作品と解されるとは言い難い」と指摘。一般的に芸術活動は「多様な解釈が可能で、時には斬新な手法を用いる。鑑賞者に不快感や嫌悪感を生じさせるという理由で、違法だと軽々しく断言できない」。
【5月26日】
秋篠宮◆栃木県那須町のホテルを訪れ、総裁を務める日本動物園水族館協会の総会に出席。那須町に宿泊し、27日に同町にある道の駅や動物園「那須どうぶつ王国」を視察後、帰京する。
【5月27日】
秋篠宮、紀子◆宮内庁が、秋篠宮、紀子が第70回全国ろうあ者大会の式典出席などで、6月11~12日に広島県を訪問すると発表。11日午後に広島市の平和記念公園にある原爆慰霊碑に供花する。12日は全国ろうあ者大会式典に参列し、秋篠宮があいさつする。
秋篠宮◆栃木県那須町の動物園「那須どうぶつ王国」を訪れ、全天候型の屋内施設で飼育されているジャガーの展示状況などを視察。これに先立ち、道の駅那須高原友愛の森を訪れる。ササの一種を使った伝統工芸品として、ザルなどを編む実演を見学。車で帰京。
英王室◆ヘンリー英王子の妻メーガンが、銃乱射事件が起きた米南部テキサス州ユバルディにある広場を訪れ、犠牲者を追悼。
【5月30日】
秋篠宮、紀子◆東京都千代田区の千鳥ケ淵戦没者墓苑で、第2次大戦中に海外などで死亡した身元不明の戦没者を慰霊する厚生労働省主催の拝礼式に出席。
「表現の不自由展」◆愛知県の大村秀章知事が会長を務める芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」実行委員会が、名古屋市に未払いの負担金約3380万円を支払うよう求めた訴訟で、請求通り全額の支払いを命じた名古屋地裁判決を不服として、河村たかし市長が、控訴したと明らかに。記者会見した河村市長が、芸術祭は公共事業ではないとした地裁判決を「暴論だ。明らかに誤っている」と批判。展示内容に「反日プロパガンダ」が含まれていたとした上で「市民の気持ちを無視している。いくら裁判所に命じられても(負担金を)支出することはできない」。
投稿欄閉鎖◆IT大手ヤフーがニュース配信サイト「ヤフーニュース」に掲載するエンタメなどの一部記事に関し、誹謗中傷の抑止を目的に読者のコメント投稿欄を閉鎖したことが分かる。コメント欄が閉鎖されたのは小学館の「NEWSポストセブン」、主婦と生活社の「週刊女性PRIME」、東京スポーツ新聞社の「東スポWeb」が提供するエンタメ記事。小室眞子と小室圭の結婚を巡る報道が引き金となった。金銭トラブル問題などが繰り返し報じられ、ネット上で2人を中傷する悪質な書き込みが相次いだと報道。
【5月31日】
雅子◆宮内庁が、雅子が皇居内の紅葉山御養蚕所で予定していた蚕に餌の桑の葉を与える作業「給桑」を取りやめたと発表。「体調が整わなかった」としている。
「皇室取材」◆2022年度の日本記者クラブ賞に決まった日本経済新聞社総合解説センター編集委員の井上亮の贈賞式が東京都内で開かれる。長年の皇室取材に基づく、象徴天皇制と皇室の在りようについての冷静な考察などが評価されたと報道。

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