ラダイトからボルサまで

~労働組合運動の地域的&産業的組織の国際的経験と原理を探る~

執筆:1976年 木村愛二

2000.11.4 WEB雑誌『憎まれ愚痴』60号掲載

2002.12.14カウンター変更 2008.6.6全文訂正差替え

木村書店『社会主義に暴力と憎悪を導入したカール・マルクスの大罪 社会改革の道は労働組合が開く』(2010.3.5)第2部に収録。

原本序文:シリーズの発刊にあたって(1978年3月1日)労働問題研究所事務局

 地域共闘はなぜ盛り上がっているのか、どこの地域でも実現できるのか、その前進と拡大の展望はどのようなものか、企業内闘争――とくに大企業での職場闘争とはどのような関係をもちうるのか…

インターネット無料公開への序文(2000.10.21)執筆者 木村愛二

 現在もなお、この論点は、いささかも時流に遅れるものではないと自負する。もともと、約2世紀を溯る国際的な労働組合運動史を概観し、そこから労働組合運動の基本的な原理を探ろうとする作業なのだから、古くなりようもない…

詳細目次

はじめに

 2万3千名を結集して首相官邸にまで攻めのぼった千代田総行動については、『労働運動』誌1976年7月号所収の論文(筆者は丹下孚千代田区労協事務局長)もあり、これらを素材として地域共闘論議が盛んに…

第1章:ヨコ組織の国際的相違

 フランス労働総同盟(以下、CGT)の組合員手帳では、労働組合関係の住所・電話録の最初のページが次の順序に…

第2章:労働組合運動の発祥地――イギリスの場合

 フォスターは、「資本主義はイギリスに生まれたが、さらにまた近代労働者階級と労働組合もその地に誕生した」と記している。ここではさらに、最初のヨコ組織も、イギリスで生まれ…

第3章:地方的ヨコ組織からの出発――アメリカの場合

 フォーナーは、また、このメカニクス・ユニオンを、アメリカの労働者による最初の全市的規模の同盟体としており、職種(トレイズ)の違いを超えた結集を目指すものと…

第4章:革命の落とし子・ブールスは生き残った――フランスの場合

 CGTの地区連合や県連合の起源は、労働取引所(ブールス・デュ・トラヴァイユという、異様な名称の組織にある。ブールスは、字義通りに、労働の取引所として、つまりは現代の職業安定所のような機能をもつ事務所から出発し…

第5章:商工会議所vs労働会議所――イタリアの場合

 イタリアには、フランスのブールスとほぼ同じ機能をもつ労働会議所(Camera del Lavoro、カメラ・デル・ラヴォロ、以下カメラ)が発達した。そして、現在も…

第6章:現代をリードするヨコ組織――CGILとカメラを典型に

ファッシズムとの対決の中で、イタリアにおける労働組合運動の統一が声高く宣言された。共産主義、社会民主主義、キリスト教民主主義などの潮流を代表する指導者によって、有名なローマ協定が結ばれ…

第7章:意外史の分岐点――ロシア革命と社会主義国の労働組織

 ワーカーズ・ユニオンの理想は、いわゆる一般労働組合運動として現代につづいている。この運動は、ブールスやカメラと軌を一にするもので、当時のヨーロッパをおおったサンディカリズムの影響下にあった。しかし、マルクスやエンゲルスも…

むすび/注


2002.12 第4章まで掲載 
2007.12.04 原本序文と第5章以降追加 
2008.6.6 全文訂正差替え


(第2章分割掲載分)
2008年6月の訂正が未反映です。第2章一括掲載をご覧ください。
1.史上初の団結禁止法との対決
2.遠い親戚より近所の他人、3.ヨコ組織と一般組合の発達史
4.トレイズ・ユニオンの複数形、5.ワン・ビッグ・ユニオンの理想
6.労働組合評議会、7.ワーカーズ・ユニオン、8.TUCからの排除

亜空間通信912号(2004/12/15)
【イラク戦争・昨春に続く中東情勢・来春講演主催は城北地域労働組合協議会で地域派木村愛二勇躍】

以上。


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