ユーゴ空爆の背景 利権と歴史と謀略と侵略とメディアの嘘と(4)

ユーゴ戦争:報道批判特集

コソボに止まらぬ非武装平和部隊提言

1999.4.30 WEB雑誌『憎まれ愚痴』18号掲載

以下は、99.4.25 [pmn 6810] mailの再録です。

 木村愛二です。

 [pmn 6804]藤縄さんのRe:コソボ発言を見て、まだまだ議論の必要ありと思い、早速、究極の人類平和の方法こと、わがホームページの「熟年・非武装・無抵抗・平和部隊の提言」を調べたところ、これまでに179のヒット数ですから、まだ見ていない方が多いと思います。以下をクリックすれば見られます。先方にも、こちらに戻るリンクを作りました。

 直接には、http://www.jca.apc.org/~altmedka/hibusou.html です。

 これは当初、個人新聞『フリージャーナル』でB4裏表に印刷し、2000部ほど配布したものの増補版ですが、わがホームページの左下にリンクを格上げしましたので、まだの方は、この際、ぜひ見て下さい。「熟年」という参加制限に反発した若者もいたので、希望者には「後方支援」を割り振りました。

 私の発想は、カンボジアPKOの現地取材の結果でもありますが、実は、戦後の現憲法制定時の子供の頃に、江戸時代に喧嘩の止め男として名を上げたヤクザの幡随院長兵衞(うろ覚えの間違いが有りそう。実在の人物かどうか確かめていないのですが)とかが、刀を構える2人の間に、自分は刀を持たずに割って入るという挿し絵を見て、格好良いなと思った記憶があるのです。記憶は不正確なこともありますが、自分も、もしかしたら血を流す覚悟で、しかも武力は絶対に行使しないという覚悟で臨む「熟年」の現地派遣止め男女(または女男)部隊という意味です。

 私は、この歳(昨年はパリで40歳、中野で45歳。見掛けは年令不詳)の数年前に、PKO法審議の国会前で、若者の命を当てして、自分は安楽椅子に座ったまま、「国連警察軍」とかによる「平和」を論ずる向きの欺瞞に、ハタと気付いたのです。この非武装平和部隊の大先輩は、釈迦でもあり、現役は、日本山妙法寺の皆さんでもあります。そんなに難しいことではありません。私は旅費のカンパさえあれば、と言うところが少しズルイでしょうが、いつでも最前線に行き、場合によっては胸をはだけて弾丸を浴びて死ぬ覚悟を固めています。

 だから、あの下手糞漫画の糞餓鬼(漫画の『戦争論』作者、小林よしのりのこと)などのケチな連中は、からかう気にもなれないのです。

 実は、これも最近、死と生を論ずる「易しい哲学書」が売れているとのことで、近く、わが週刊誌でも始めようかと考えていたところです。本当に剣戟の巷を経験したラ・ロシュフコー公爵は、やはり安楽椅子派の哲学者を批判して、死と直面することの難しさを説いていますが、私は、時折、SFの真空状態での死刑なども含めて、自分が死ぬ時のことを想像しては、その恐怖のシミュレーションを試み、精神の再生を図ることにしています。悪趣味とも言えるでしょうが、これが恐いようだと、まだ子供ですね。呵々。

 とりあえず以上。


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