やじうま日誌 2026年10月

【10月1日】
徳仁、雅子◆宮内庁が、徳仁、雅子が熊本地震の被災地見舞いを終え「多くの人々が困難に直面している状況を実感し、引き続き心を寄せていきたい」との気持ちを持っていると明らかにしたと報道。
秋篠宮、紀子◆東京都渋谷区の新国立劇場を訪れ、第81回文化庁芸術祭オープニング公演の歌舞伎「本朝廿四孝—筍掘り—」を鑑賞。
正倉院◆聖武天皇ゆかりの品や、シルクロードを経て大陸から伝わったとされる宝物を集めた正倉院(奈良市)で、宝庫の扉を年に一度開ける「開封の儀」が行われる。勅使の森本哲司侍従ら15人が正装姿で手や口を水で清めた後、宝庫の中へ入り、宝物を納めた六つの部屋の扉にかけられた麻縄を切って封を解いたと報道。
土地規制◆自民党の外国人政策本部の安全保障と土地法制に関するプロジェクトチーム(PT)が、首相官邸で高市早苗首相と面会。安保上重要な施設の周辺や国境離島の土地取得を巡り、政府による許可制導入を求める提言を提出し、首相が5日「召集」の臨時国会で土地利用規制法の「改正」案を提出する意向を示して、与党内の調整を指示したと、新藤義孝・本部長が面会後、記者団に明らかに。法「改正」で皇居、国会議事堂、首相官邸なども重要施設として対象に追加できるよう求めたと報道。
【10月2日】
土地取得規制◆外国人による土地取得ルールの在り方を検討する政府の有識者会議(座長・森田朗・東大名誉教授)が、小野田紀美・外国人共生担当相に提言を手渡す。小野田担当相「安保環境は厳しさを増し、従来の利用規制にとどまらない、さらなる規律は喫緊の課題だ」。土地取得の規制に関し、「国民」の生命や国の安保を確保する目的のため「憲法が規定する財産権や平等権との関係でも許容される」と位置付け、皇居や国会議事堂、首相官邸などを土地利用規制の対象に柔軟に追加できる措置を要請したと報道。
【10月3日】
徳仁、雅子、愛子◆東京都世田谷区の馬事公苑を訪れ、愛知・名古屋アジア大会の障害馬術競技の試合を観戦。
【10月4日】
徳仁◆9月の第2次高市改造内閣発足後、初めてとなる臨時国会が5日「召集」され、参院本会議場で徳仁を迎えて開会式が行われると報道。
秋篠宮、紀子◆名古屋市のパロマ瑞穂スタジアムで行われた第20回アジア競技大会の閉会式に出席。
大山古墳◆国内最大の前方後円墳で、世界文化遺産の「仁徳天皇陵古墳」(大山古墳、堺市)を上空から一望できるガス気球が、事業開始から1年を迎えたと報道。「眼下に広がる壮大な景色で搭乗客を魅了し、利用実績は5万人超となったが、インバウンド(訪日客)の取り込みや市内観光への広がりは道半ば。運航は天候に左右され、活用に模索が続く。」
【10月5日】
徳仁◆第222臨時国会が「召集」され、参院本会議場で行われた開会式に出席して「お言葉」を述べる。
東久邇内閣◆1945年の当日、東久邇宮稔彦内閣が総辞職。前日に連合国軍総司令部(GHQ)が、天皇と天皇制に関する議論の制限を撤廃する覚書を政府に発出したため、これを実行不能として総辞職したもので、「終戦」直後に初の皇族首相となった東久邇宮の在任期間は54日だったと報道。
「寛永行幸」◆京都府や京都市などでつくる実行委員会が実施するイベント業務の委託契約を巡り、事務局を務める市の課長級幹部職員が事業者の公募開始前に、委託費の上限額などを記した仕様書を事業者に送っていたことが、市への取材で分かる。イベントは、1626年に徳川幕府が当時の天皇を二条城に迎えた「寛永行幸」から400年を記念したもので、前年度から府内で関連行事を展開していると報道。
「皇帝パレード」◆中国の春節(旧正月)を祝う冬の風物詩「長崎ランタンフェスティバル」の実行委員会が、翌年2月に長崎市で開くフェスのイベント「皇帝パレード」に、長崎県佐世保市出身で歌手の前川清が皇帝役で出演すると発表。皇后役は調整中だが、パレードは2月13日と20日に実施し、前川の出演は20日で、13日の皇帝役は当年初当選した平田研知事が務めると報道。
【10月6日】
徳仁、雅子、愛子◆東京・上野の東京都美術館を訪れ、開館100周年を記念した特別展「大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱〜海を越えた江戸絵画」を鑑賞。
佳子◆全国都市緑化祭の式典出席などのため、1泊2日の日程で京都府を訪問。京丹波町役場で、伝統の和知人形浄瑠璃を鑑賞。授業で浄瑠璃を学んでいる地元の中学生と「懇談」。亀岡市に移り、京都・亀岡保津川公園でわらや竹で作られた小屋のアート作品を見学。7日は亀岡市で開かれる全国都市緑化祭の式典に出席すると報道。
「保守団結の会」◆高市早苗首相が、自民党保守系グループ「保守団結の会」共同代表の高鳥修一・衆院議員らと官邸で面会。特別国会での日本国旗損壊罪法や「改正」皇室典範の成立を挙げ「皆さんから、しっかり応援してもらった」と謝意を伝えたと、高鳥議員が面会後、記者団に明らかに。「会員の思想信条は首相と一致している。首相の考えを聞きながら支えていきたい」。同会は首相が顧問を務め、会員数は100人超に上ると報道。
【10月7日】
徳仁、雅子◆9月の台風25号で甚大な被害を受けた千葉県と神奈川県に見舞金を贈ったと報道。宮内庁の長村順也・総務課長が両県の東京事務所長に伝達。
秋篠宮、紀子◆東京都千代田区の海運クラブを訪れ、第66回海外日系人大会の歓迎交流会に出席。8月に2人で「公式訪問」したパラグアイのほか、ブラジルやペルーなどの日系人が参加し「懇談」したと報道。
佳子◆京都府亀岡市の亀岡運動公園で開かれた全国都市緑化祭の記念式典に出席。式典後、小学生らと一緒にサクラの苗木を記念植樹。南丹市の園部公園を訪れ、高校生が育てたマリーゴールドなどを見学。
ICJ◆国際司法裁判所(ICJ、岩沢雄司所長)が入居するオランダ西部ハーグの「平和宮」を運営するカーネギー財団が、当年の「カーネギー・ワテラー平和賞」をICJに授与すると発表。ICJは戦後に国連の主要司法機関として活動を開始し、日本人の所長は2009〜12年に雅子の父、小和田恒が務め、25年からは2人目となる岩沢が就いていると報道。
【10月8日】
「宮廷文化」◆京都市上京区の京都御所で、秋の特別公開「宮廷文化の紹介」が12日までの日程で始まる。御所内で最も格式の高い紫宸殿は、檜皮ぶき屋根のふき替えなどの整備工事が約9年かけて実施される予定で、改修前の姿は今回の特別公開で見納めとなり、紫宸殿前の庭から、即位の礼に使われる高御座と御帳台が置かれた室内も見学できると報道。開門前から約260人が列を作ったとして、京都事務所の今村浩明・企画専門官は「平日にこんなに並ぶのは初めての経験」。
【10月9日】
華子◆常陸宮の妻華子が、東京都渋谷区の明治神宮会館を訪れ、東京都赤十字大会に出席。名誉副総裁を務める日本赤十字社の東京都支部が主催と報道。
【10月10日】
徳仁、雅子◆特別機で青森県に入り、青森市のマエダアリーナで第80回国民スポーツ大会の総合開会式に出席。徳仁があいさつで熊本地震や千葉豪雨、台風25号などの被害に触れ「被災された皆さんが、一日も早く安心して暮らせる日常が戻るよう、復旧・復興が進むことを心から願っている」。夜、宿泊先のホテルで大会関係者と「懇談」。1泊2日の日程で、11日は青森市で卓球競技を観戦するほか、観光施設で大型ねぶたの展示などを見て回ると報道。
彬子◆「三笠宮家」の彬子が、東京・目白の学習院創立百周年記念会館で、「宮中晩さん会とドレスコード」をテーマに講演。
八咫烏◆和歌山県田辺市の世界遺産・熊野本宮大社で、神の使いとされる八咫烏の伝説をもとにした「八咫の火祭り」が行われる。熊野の山道で迷った神武天皇を3本足の八咫烏が道案内したという言い伝えから、人々を幸福に導く願いを込めて1999年に開始したと報道。
フィジー◆1970年の当日、太平洋の島国フィジーが96年間の英国統治の末に独立。独立記念式典に英国から当時のチャールズ皇太子(現国王)が女王の代理で出席し「対話と合意」による独立を称賛し、マラ首相が「私たちは自らの運命の主人となる」と宣言したと報道。
【10月11日】
徳仁、雅子◆青森市の観光施設「ねぶたの家ワ・ラッセ」で大型ねぶたの展示を見学。市内で国民スポーツ大会の卓球競技を観戦。JR青森駅近くに2021年に開園した「あおもり駅前ビーチ」を視察。複合福祉施設で、高齢者と保育園児がボール遊びをする様子を見る。
佳子◆東京都渋谷区のホールを訪れ、ガールスカウト日本連盟が主催する「ガールズメッセ2026」に出席。あいさつで「強い思いを持って頑張る姿に、励まされる人が大勢いるはずです。よりよい社会につながる活動を応援しています」。外国人観光客向けに防災パンフレットを作った長野県の団体の高校生らと「懇談」。
【10月12日】
愛子◆国民スポーツ大会視察などのため、青森県を訪問し、六戸町の町総合運動公園野球場で、軟式野球の試合を観戦。八戸市を訪れ、市埋蔵文化財センター是川縄文館で、市内の遺跡から出土した国宝「合掌土偶」などの展示を見る。
【10月13日】
愛子◆青森県むつ市の市総合アリーナで、国民スポーツ大会のフェンシング競技を観戦。観光交流施設「むつ来さまい館」を訪問、海洋ごみなどを調査した小学生の発表を聞いて「交流」。
皇室典範「改正」◆皇室典範「改正」案の土台となった「立法府の総意」を巡り、衆参両院の正副議長による4者協議の議事録など共同通信が求めた作成過程に関する文書の開示請求に対し、衆院が不開示を決定し、文書の存否も明らかにしなかったと報道。不開示通知書で「立法府としての対応の取りまとめに関わるものであることから立法調査文書に該当し、開示規程の適用を受ける議院行政文書ではない。存否にかかわらず不開示となる」と回答したという。
中東情勢◆トルコのエルドアン大統領がサウジアラビアのムハンマド皇太子と電話会談し、イエメンの親イラン武装組織フーシ派の攻撃について「最も強い言葉で非難する」。「今後もサウジに寄り添い続け、試練を乗り越えられると確信している」と伝えたと、トルコ大統領府が発表。
土地利用規制◆自衛隊基地など安全保障上重要な施設周辺を対象とした政府の土地利用規制法「改正」案の全容が判明したと報道。ドローン攻撃で著しく機能を阻害される可能性がある施設の周囲約千メートルや無人の国境離島を「規制区域」に指定して、土地の所有権移転には国による事前の許可を求め、許可なく取引をした場合は3年以下の拘禁刑または300万円以下の罰金を科すほか、「注視区域」として周辺の土地利用を規制する重要施設に皇居、国会議事堂、首相官邸などを追加しており、自民党が、内閣第1部会などの合同会議で大筋了承。
【10月14日】
スペイン国王◆北アフリカにある同国の飛び地セウタを訪問。当年7月、大勢の移民が隣国モロッコから陸路や海路で流入したとして、影響を受けたとする地元市民に連帯を示し「たくましさ」と「勇気」をたたえたと、スペインメディアが伝える。演説で、セウタはスペインの「不可分の一部」だと強調したうえで、「主権と領土の一体性に議論の余地はない」と語り、セウタの「領有権」を主張するモロッコをけん制したほか、流入の際に溺死した移民らが埋葬される墓地を訪れ、犠牲者を追悼したと報道。
皇室典範「改正」◆社民党の福島瑞穂党首が記者会見で、皇室典範「改正」案の土台となった「立法府の総意」作成に向けた衆参両院の正副議長による4者協議の議事録開示を求める。共同通信の開示請求に対し、衆院が不開示決定したことを批判し「議論の中身が不透明となる。どう総意がまとまったのか、国会が情報公開をしないのは大問題だ」。
琉球王国◆2019年に焼失した首里城(那覇市)の正殿が復元され11月に一般公開されるのに合わせ、琉球王国が舞台の歴史ドラマ「尚寧 The Sun Will Rise Again」(琉球放送、全5話)が放送されると報道。「尚寧は17世紀に薩摩藩が琉球に侵攻した際、降伏することで首里城の焼失を避けた国王。制作者たちは苦難にあっても諦めない姿が『今の沖縄の思いと通じる』と語る。」
【10月15日】
徳仁、雅子◆東京都港区のホテルを訪れ、地球環境行動会議(GEA)が主催する国際会議の開会式に出席。徳仁があいさつで「気候変動による国境を越えた災害の発生リスクが高まってきている。科学的知見に学びながら、広く総合的な視点から考え、国際社会が協力して取り組んでいくことが大切になる」。
紀子◆総裁を務める東京都港区の恩賜財団母子愛育会を訪れ、地域の子育てや健康づくりの支援に取り組む「愛育班員」らの活動交流会に出席したと報道。
「園遊会」◆宮内庁が、徳仁、雅子「主催」で29日に東京・元赤坂の赤坂御苑で開かれる秋の園遊会の招待者を発表。作家の宮部みゆきや俳優の吉田鋼太郎ら計約1750人が招かれた報道。
「あいさつ」◆高市早苗首相が、東京・芝公園の東京プリンスホテルの客室で、地球環境行動会議(GEA)国際会議2026に出席する徳仁、雅子にあいさつ。
「内装」、閣僚認証式◆高市早苗首相が皇居で「内奏」、農相に起用した武部新の閣僚認証式に出席。
閣僚認証式◆農相を更迭された簗和生の後任となる武部新の認証式が、皇居・宮殿で行われる。
【10月16日】
「改正」皇室典範◆「改正」皇室典範は24日に施行され、皇族数確保に向けた新制度が始まると報道。「これまで禁じられてきた皇族の養子縁組について、1947年に皇籍離脱した旧11宮家の男系男子に限って認める。女性皇族は婚姻後も皇室にとどまり、皇族の身分を保つことになる。一方、女性・女系天皇の是非といった安定的な皇位継承策の検討は先送りされた。『男系男子』の継承にこだわりが強い高市早苗首相は議論再開に消極的だ。」
靖国参拝◆木原稔・官房長官が記者会見で、高市早苗首相が靖国神社(東京・九段北)で17〜19日に行われる秋季例大祭に合わせて参拝するかどうかを問われ「首相が適切に判断する」。「私も同様だ」。関芳弘・文部科学相、古川俊治デジタル相、葉梨康弘・国家公安委員長、中司宏・規制改革担当相の4閣僚「参拝の予定はない」。首相周辺は、首相が期間中の参拝を見送る方向だとの見方を示したと報道。藤井比早之・総務相、山下貴司法相、上野賢一郎・厚生労働相、笹川博義・環境相、小野田紀美・経済安全保障担当相はそれぞれ記者会見で「個人として適切に判断する」た。城内実・経済財政担当相「プライベートな事柄だ」。
「大阪城天守閣」◆文化審議会が、豊臣秀吉が築いた天守の再現を目指し、1931年に建設された「大阪城天守閣」(大阪市)など8件の建造物を重要文化財(重文)に指定するよう文部科学相に答申。文化庁によると、資料や推定に基づき「昭和」に建築された天守の重文指定は大阪城が初めてと報道。「全国の城の多くは、明治時代の廃城令を受けて取り壊された。昭和以降、地域のシンボルとして復興しようと、各地で天守が建てられた。文化庁によると、大阪城はこうした天守の先駆けで現存最古。」
【10月17日】
愛子◆防災イベント「ぼうさいこくたい2026」視察のため、鳥取県を訪問。到着した鳥取空港で県出身の青山剛昌の人気漫画「名探偵コナン」の展示を見学。倉吉市のホールで、女性の視点に立った防災を考える講演とディスカッションを聴講。障害者の就労支援施設を訪れる。
佳子◆翌日の全国中途失聴者・難聴者福祉大会に出席するため京都市入り。
「改正」典範施行◆共同通信がインタビュー連載企画「改正皇室典範施行へ」で「運用に課題、今後の議論は」と題したリード記事を配信。「改正皇室典範は24日の施行が迫る。国会での成立過程を改めて振り返りながら、施行後は可能となる旧宮家の養子縁組をはじめ運用面での課題、女性天皇の是非を含む今後の安定的な皇位継承の議論の在り方などを幅広く聞いた。」/「女性天皇議論呼びかける」と題し、「民主改革の会」で元首相・野田佳彦のインタビュー記事を配信。「憲法1条に書いてあるように、天皇の地位は国民の総意に基づくものでなければならない。国家千年の計に関わることなので、本来ならば熟議に熟議を重ねなければならなかった。2月の衆院選で中道改革連合の敗北が大きな要因となった。/政府案は養子の子孫が男子なら皇位継承権を与えるとした。立法府での議論はあえて皇位継承に関するテーマを封印していたのに、完全に逸脱していた。差し戻すべきだったが、残念ながら採決に至った。立法府の総意から外れたがゆえに、国民の総意からもほど遠いものになってしまった。」/「養子説得の『仲人』必要」と題し、麗沢大教授の八木秀次のインタビュー記事を配信。「『惑星直列』のようなめったにない好条件が重なり、一気に皇室典範改正まで進んだ。高市早苗首相が誕生し、日本維新の会と『旧宮家の男系男子の養子縁組』を第1優先とする連立政権合意を結んだ。維新は自民党の保守の輪郭をさらにはっきりさせた政党だ。公明党が連立相手ではあり得なかった。衆院選で自民は大勝する一方、反対勢力の政治力が落ちた。/天皇は憲法上『国政に関する権能を有しない』とされるが、2021年の政府の有識者会議報告書を出す時点で、内諾を得ていたのではないか。そうでなければ、05年の小泉政権下の有識者会議で否定された養子案を盛り込めない。養子となり得る旧宮家の男系男子の意向も内々に確認したと思う。空振りになるような案は出さないだろう。」/「『天皇の意図』解釈危うい」と題し、青山学院大教授の小宮京のインタビュー記事を配信。「今回の改正皇室典範では『旧11宮家の男系男子の養子縁組』に異論が出ていたが、時間が経過する中で国民の意識も変化する。今後、当たり前のことだと受け入れられるかもしれない。歴史を振り返れば、上皇后美智子さまのご成婚の際も民間から皇室に入ることに対し、皇族や旧華族を中心に強い抵抗があった。/さらに平成初期には被災地訪問の際、膝をついて被災者と同じ目線で会話することにも『権威がなくなる』と保守派から批判が出ていた。今や誰もが好意的に受け止めている。昭和や平成でもさまざまな試みがあった。/どのように皇室制度を安定させ、国民の理解を得ていくのか。政治の力でできるものではないと思う。昭和天皇も上皇さまもご自身で模索されてきた。政治の側から求められたわけではない。天皇、皇后両陛下を中心に考えていかれることではないか。」/「伝統は壊したら終わり」と題し、自民党の元政調会長・稲田朋美のインタビュー記事を配信。「改正皇室典範は父方で天皇と血筋がつながる男系を維持してきた皇室の伝統を守りつつ、公務を担う皇族の数を確保するもので、評価している。安倍晋三元首相が2022年に凶弾に倒れる直前、女性皇族の身分保持と旧宮家の養子縁組の話をしておられた。安倍氏の遺志を実現したという意味でも、改正典範成立は個人的にも意義深い。/05年の小泉政権下の有識者会議報告書は女性・女系天皇を容認しており、現在とは百八十度違う状況だった。当時、衆院当選1回生だった私は反対の立場で論陣を張った。女系を認めると、有史以来続いてきた男系の伝統を私たちの代で壊してしまうことになる。皇室を守るためにも慎重であるべきだと思っていた。」/「当事者の意思、尊重して」と題し、社会起業家・石山アンジュのインタビュー記事を配信。「私は、皇室が人々のよりどころとして、これからも続いてほしいと思っている。だからこそ、当事者の意思と国民の理解を大切にしてほしい。今回の改正は、国民が十分な判断材料を得られないまま進んだように感じた。衆院選の自民党圧勝は国民の選択ではあるが、有権者は全ての政策に賛同して1票を投じたわけではない。/女性天皇を受け入れるという声が幅広くある。小泉政権時の有識者会議では女性・女系天皇が提言されたが、今回の改正では踏み込まなかった。過去に8人の女性天皇がいる。男系男子の継承にこだわる理由が国民にはあまり伝わっておらず、説得力を感じない。」
靖国問題◆高市早苗首相が、東京・九段北の靖国神社で始まった秋季例大祭に合わせ「内閣総理大臣 高市早苗」名で「真榊」と呼ばれる供物を「奉納」。首相周辺は遥拝したかどうか「答えを差し控える」としていると報道。城内実・経済財政担当相と自民党の小林鷹之・政調会長が靖国神社を参拝。城内担当相が参拝後、記者団に「祖国のために尊い命を犠牲にした英霊の御霊に哀悼の誠をささげ、尊崇の念を表した。不戦の決意を新たにした」。「私費」で「玉串料」を納めたと明らかに。森英介・衆院議長、関口昌一・参院議長の他、閣僚では上野賢一郎・厚生労働相と城内担当相が「真榊」を「奉納」。/在日本中国大使館が、高市早苗首相が靖国神社に「真榊」と呼ばれる供物を「奉納」し、閣僚が参拝したことを強く非難し「軍国主義と完全に決別し、国際社会の信頼を得るよう厳重に促す」とする報道官談話を出す。韓国外務省が「深い失望と遺憾の意を表明する」との報道官の論評を発表。
自衛隊員追悼式◆高市早苗首相が、防衛省で自衛隊殉職隊員追悼式に参列。「有為な隊員を失ったのは大きな痛手だ。遺志を受け継ぎ、国民の命と平和な暮らしを守り抜くために全力を尽くす」。小泉進次郎・防衛相「志半ばにして、殉じられた事実を決して忘れることがあってはならない。かけがえのない方々を失い、痛惜の念に堪えない」。/高市早苗首相が、東京・市谷本村町の防衛省で自衛隊殉職隊員追悼式に参列し、追悼の辞、献花。
【10月18日】
徳仁、雅子、秋篠宮、紀子◆徳仁が愛知県を訪れ、愛知・名古屋アジアパラ大会の開会式に出席。開会を宣言。大会の名誉総裁を務める秋篠宮と紀子が出席。雅子は地方訪問などの行事が続いている状況を踏まえ、同行を見合わせたと報道。
愛子◆鳥取県で、2016年の県中部地震で被害が大きかった倉吉市の観光名所「白壁土蔵群」を視察。被災を経験した若い女性と「懇談」。地元出身の元横綱琴桜の記念館を見学。これに先立ち、倉吉市の県立美術館で防災イベント「ぼうさいこくたい2026」の展示を視察。
佳子◆京都市で開催された第30回全国中途失聴者・難聴者福祉大会に出席。式典のあいさつで「中途失聴や難聴に対する社会全体の理解が深まり、誰もが幅広く情報を得ることができ、安心して意思を伝えあって共に生きることができる社会になることを願っています」。式典後、テレビの字幕放送普及などに貢献して表彰された人たちと「懇談」。
靖国参拝◆自民党衆院議員の若宮健嗣・首相補佐官(国家安全保障担当)が、東京・九段北の靖国神社を秋季例大祭に合わせて参拝。「私費」で「玉串料」を納める。
アジアパラ大会◆名古屋市のパロマ瑞穂スタジアムで愛知・名古屋アジアパラ大会の開会式が行われ、開幕。開会式で徳仁が開会を宣言。
国スポ◆国民スポーツ大会「青の煌めきあおもり国スポ」第9日が、青森市のカクヒログループアスレチックスタジアムなどで行われ、東京が2年ぶり19度目の男女総合優勝(天皇杯獲得)を決める。女子総合優勝(皇后杯獲得)も確定させたと報道。/国民スポーツ大会「青の煌めきあおもり国スポ」第9日に、東京が2年ぶり19度目の男女総合優勝(天皇杯獲得)を決める。
【10月19日】
徳仁◆愛知県豊田市のスカイホール豊田で、愛知・名古屋アジアパラ大会の卓球競技を観戦。
愛子◆鳥取市の鳥取砂丘を見学。これに先立ち、2023年8月の台風被害で集落が孤立した鳥取市佐治町を訪れ、当時炊き出しなどの支援活動に従事した住民らと「懇談」。市立天文台「さじアストロパーク」を訪れる。水族館「とっとり賀露かにっこ館」でエイやサメなどの水槽やズワイガニの展示を見て回る。
英国王◆ミャンマー親軍政権が、軟禁下にある民主派指導者アウンサンスーチーが英国のチャールズ国王から書簡と書籍を受け取ったとして、近影とみられる写真を公開。親軍政権には国際的な孤立からの脱却を見据え、スーチーの処遇改善を主張する意図があるとみられると報道。
英皇太子◆英国のウィリアム皇太子が、自身の設立した気候変動対策に関する賞を宣伝するためロンドン中心部の大通りで開かれたクリケットの非公式試合に参加したと、ロイター通信が報じたと報道。
靖国問題◆高市早苗首相が、東京・九段北の靖国神社の秋季例大祭に合わせ、自民党の梶山弘志・総務会長を通じて「私費」で「玉串料」を納める。梶山総務会長が自身の参拝後、記者団に「高市自民総裁からお気持ちを玉串料としてお預かりしてきた」。首相は例大祭期間中に参拝しなかったと報道。井林辰憲・国土交通相、笹川博義・環境相、自民の西村康稔・選対委員長が参拝。中国外務省の毛寧・報道局長が記者会見で、首相が「玉串料」を納めたことなどについて「断固として反対し、厳しく非難する」。日本側に強く抗議したことを明らかに。超党派の議員連盟「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」のメンバーが一斉参拝。議連によると、自民、日本維新の会、国民民主、参政各党などの約70人が参加。議連会長の逢沢一郎・自民衆院議員が会見で「戦争の悲惨さや平和の尊さを改めて胸に刻みつつ、平和国家としての歩みを進める誓いを新たにした」。参政党の神谷宗幣代表、日本保守党の百田尚樹代表が参拝。/中国外務省の毛寧・報道局長が記者会見で、高市早苗首相が靖国神社の秋季例大祭に合わせて「玉串料」を納めたことなどについて「断固として反対し、厳しく非難する」。日本側に強く抗議したことを明らかに。
人形町◆共同通信が「下町情緒の街で食い道楽/人形町、名物の菓子や甘酒」と題した企画記事を配信。「東京都中央区の人形町では由緒ある神社と、歴史がある店が軒を連ねる。(略)街のランドマークの水天宮は、安産の神様として人々の信仰を集めてきた。おしゃれなデザインの社には、12世紀の壇ノ浦の戦いで命を落とした安徳天皇と祖母の二位の尼も祭られている。800年以上前の悲劇の人に祈りをささげ続ける聖地があるなんて、この街を包む優しい雰囲気の理由が分かった気がした。」
列福◆2003年の当日、ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世がマザー・テレサを列福。通常は死後数十年かかるとされるが、貧者救済にささげた彼女の生涯を高く評価する教皇の特別措置により、死後6年という異例の早さで認められ、16年には聖人となったと報道。
【10月20日】
徳仁、雅子、愛子、明仁、美智子◆徳仁、雅子が、92歳の誕生日を迎えた美智子にあいさつをするため、東京・元赤坂の赤坂御用地にある仙洞御所を訪問。正門から車で入る。これに先立ち、愛子が「お祝い」に訪れる。
徳仁、雅子◆タイ国王の妻スティダを皇居・御所に招き、「懇談」。車寄せで出迎える。スティダは札幌市で当月開催されたアイスホッケーの女子アジア選手権出席のために初訪日したと報道。
明仁、美智子◆上皇侍従長ら側近部局や、宮内庁の黒田武一郎長官ら幹部から、美智子の誕生日の「祝賀」を受ける。高齢であることを考慮し、誕生日行事は前年より簡素化されたと報道。
美智子◆92歳の誕生日。宮内庁によると、高齢に伴う体力の低下で、以前に比べて疲れやすくなることが多く、散策時に歩く距離も次第に短くなっているが、体調に大きな変化はなく、明仁と静かで穏やかな日々を過ごしていると報道。
佳子◆青森市のマエダアリーナで開かれた国民スポーツ大会「青の煌めきあおもり国スポ」の総合閉会式に出席。
【10月21日】
徳仁、雅子◆宮内庁が、徳仁、雅子が全国豊かな海づくり大会の式典出席などのため、11月14日から1泊2日の日程で大阪府を訪問すると発表。14日は大阪公立大を視察する予定だったが、大学がサイバー攻撃を受けてシステム障害が発生したため、府から辞退の申し入れがあったと報道。
英王室◆英国のヘンリー王子が9月下旬、米誌GQのインタビューに応じ、不仲とされる父チャールズ国王や兄ウィリアム皇太子と和解したいと語ったと報道。
「改正」皇室典範◆「改正」皇室典範の24日の施行を前に、日本維新の会の藤田文武・共同代表が記者会見で、野党の主張に対し「女性・女系天皇につなげたいということでは、はなから考えが合わない」。
「国歌」取り違え◆愛知・名古屋アジアパラ大会の組織委員会が、表彰式などで「国歌」や賛歌の取り違えが計3件あったと明らかに。いずれも19日に発生し、一部の表彰式を21日にやり直す異例の事態となったと報道。4日に閉幕したアジア大会でも同様のミスが起きており、名古屋市の広沢一郎市長が定例記者会見で「再度トラブルが起きたのはいただけない。選手、関係者に申し訳ない」。
【10月22日】
秋篠宮、紀子◆全国障害者スポーツ大会の開会式出席などのため、青森県を訪問。青森市の県立美術館で開催中の障害者アート展を見学。宿泊先のホテルで、大会に出場する青森県選手団の集会に参加。
佳子◆愛知県を訪れ、刈谷市のウィングアリーナ刈谷で愛知・名古屋アジアパラ大会の車いすラグビーの日本対タイ戦を観戦。名古屋市の体育館で、ボッチャの試合を視察。
リヒテンシュタイン皇太子◆リヒテンシュタインのアロイス皇太子が、人工妊娠中絶の規制を緩和する法案について、裁可しない方針を表明し、9月に議会で可決された法案は、皇太子の拒否権行使により成立しない見通しとなったと、地元メディアが報じたと報道。「住民の約7割がカトリック教徒の同国では中絶は原則禁止されている。法律の成立には君主の裁可が必要で、皇太子は2004年以降、国家元首であるハンス・アダム2世公から実権を委譲されている。」
「改正」皇室典範◆宮内庁は7月に成立した「「改正」典範について、徳仁と明仁、秋篠宮に報告し、養親候補となる「常陸宮家」、「三笠宮寛仁親王妃家」、「三笠宮家」、「高円宮家」の4宮家には8月までに黒田武一郎長官が内容を説明したとして、黒田長官が記者会見で「お気持ちを十分に踏まえながら、適切に対処していきたい」。/宮内庁が、「改正」皇室典範が24日に施行されるのを前に、制度運用の検討状況について説明。新たに導入される旧宮家の男系男子の養子縁組では、成立に際して養子が皇族となったことを示す儀式の実施を検討していると明らかに。「改正」典範は、縁組の成立時点について明確な記述がなく「儀式を行って成立すると解される」。/黒田武一郎長官が記者会見で、「改正」皇室典範に定める養子制度に関し「当事者の人生に大きな判断が求められるものであり、情報管理に十分配慮しながら対応していくことは必須だ。プロセスの途中で何かを申し上げることは考えていない」。
戦没地「巡拝」◆共同通信が企画記事「戦後81年」で「戻らぬ遺骨、せめて近くへ/戦没地『巡拝』が半世紀  遺族癒やすも残る課題」と題し、「各地に残された海外戦没者の遺骨収集は戦後81年を経た今も完了していない」と報道。「遺族の『せめて亡くなった場所へ』との要請を受け、厚生労働省は戦没地訪問を支援する『慰霊巡拝』事業を続けてきた。1976年度の開始から半世紀。支援対象を子や配偶者から孫らにも広げ、遺族の心を癒やす役割を担う一方、高齢化に伴い課題も浮かぶ。」
「時代祭」◆京都三大祭りの一つ「時代祭」が京都市内で行われる。「平安遷都1100年」を記念して1895年に始まった平安神宮の大祭で、平安神宮の祭神である桓武、孝明両天皇を祭ったみこし2基を中心とする「神幸列」が、神宮から京都御苑に向けて出発。各時代の行列も御苑に集合し、「維新勤王隊列」を先頭とする長さ約2キロの大行列が、平安神宮へと進んだと報道。
中東情勢◆米国務省のピゴット報道官が、サウジアラビアにある米大使館の一部職員と家族に退避命令を出したとX(旧ツイッター)で明らかに。イエメンの親イラン武装組織フーシ派がサウジの空港や重要施設への攻撃を続け、民間人の死傷者が出ているほか、交通の混乱が生じていることを理由に挙げる。米NBCテレビが、米軍が最近、中東各地に駐留する兵士の態勢を縮小していると報じる。サウジの国営通信によると、同国の実権を握るムハンマド皇太子が、リヤドでフランスのマクロン大統領と会談。フーシ派を巡る情勢について協議したとみられると報道。
【10月23日】
愛子◆11月17〜21日の日程で、シンガポールを「公式訪問」することが閣議で了解される。当年は日本との外交関係樹立60周年に当たるとして、シャンムガラトナム大統領から招待を受けたと報道。
秋篠宮、紀子◆青森市のマエダアリーナで第25回全国障害者スポーツ大会の開会式に出席。秋篠宮があいさつで「障害がある人もない人もお互いを尊重し、支え合いながら安心して暮らせる共生社会の推進につながることを期待する」。身体障害がある選手の水泳競技を観戦。
彬子◆宮内庁が、三笠宮「家」の彬子がラグビーの国際大会「ネーションズチャンピオンシップ2026」観戦などのため、11月6〜13日の日程で英国を「非公式」に訪問すると発表。日本ラグビー協会の名誉総裁を務めているとして、日本代表のウェールズ戦を観戦すると報道。
ベトナム国家主席◆政府が、ベトナムの最高指導者トー・ラム共産党書記長(国家主席)が11月8〜11日の日程で訪日すると発表。滞在中、徳仁、雅子と会見し、高市早苗首相と会談する予定と報道。
皇位継承策◆共同通信が「皇位継承議論、当面停滞/野党要求、首相後ろ向き」と題した再度記事を配信。「改正皇室典範の付帯決議は、先送りとなった安定的な皇位継承策を今後の検討課題に位置付けた。野党には、世論で賛成が多い女性天皇の是非も含めた議論を速やかに始めるよう求める意見がある。一方、高市早苗首相は『男系男子』による継承へのこだわりが強く、議論に後ろ向きだ。与党優勢の『1強多弱』に変化がない限り、当面停滞するとみられている。」
「改正」皇室典範◆「改正」皇室典範の24日の施行を前に、木原稔・官房長官が記者会見で、女性皇族の結婚後の身分保持と、旧宮家の男系男子の養子縁組が可能になるとして、皇族数確保の観点から意義があると強調。公明党の西田実仁・幹事長が、女性天皇の是非も含めて「今後、皇位継承の在り方を幅広く議論する必要がある」と述べる。/「改正」皇室典範の24日の施行を前に、自民党の小林鷹之・政調会長が記者会見で「皇族数確保は先送りできない喫緊の課題であり、大きな意義がある」。/「改正」皇室典範の24日の施行を前に、国民民主党の榛葉賀津也・幹事長が記者会見で「しっかりと運用することに尽きる」。民主改革の会の小川淳也代表が、女性皇族の配偶者と子が「一般国民」となる点について「依然課題だ。伝統を重んじつつも、柔軟に議論すべきだ」。参政党の神谷宗幣代表が養子縁組に関し「人選がうまくいかないと国民の反応は大きく変わる。見守りたい」。共産党の山添拓・政策委員長「多くの国民の認識とずれており、速やかな再改正が必要ではないか。女性・女系天皇についても議論すべきだ」。/共同通信が「秘密裏に進む養子制度/世論の反応、予測できず」と題し、「改正」皇室典範が24日施行され、旧宮家の男系男子を養子として皇室に迎えることが可能となると配信。「戦後憲法下で養子皇族の例はなく、宮内庁は極めて慎重に制度運用を進める。対象者の情報が事前に漏れた場合、世論の反応は予測できず、秘密保持に徹する考えだ。プライバシー保護と『当事者の自由意思』を大義名分に、国民への説明は後回しになる恐れがある。」/共同通信が「改正」皇室典範の施行に際し、「議論の過程全て公開を」と題した論説記事を配信。「典範改正に向け衆参両院が公表した「立法府の総意」に皇位継承資格は含まれていなかったなどと、批判や疑問が今なおくすぶり続けている。/総意は衆参両院の正副議長による4者協議で原案がまとめられ、全党派が参加した全体会議で原案通り決定された。4者協議が果たした役割は大きい。その議事録や資料について共同通信は情報公開制度により開示を請求したが、衆院は存否を明らかにせず不開示とした。全体会議の議事録は公表されているが、十分とは言えないだろう。/議論の過程全てを公開すべきだ。憲法は象徴天皇制について『国民の総意』に基づくと規定。その国民が知るべき内容であって、今回は先送りされた女性・女系天皇の是非など安定的な皇位継承を巡る今後の議論に関わってくる。将来的に歴史の検証にも影響しよう。」/共同通信が、「根本の議論これから」と題した解説記事で、皇族数確保を目的とする「改正」皇室典範は、「改正」内容に対する異論や、世論との隔たりを残したまま施行されるとして「問われているのは、天皇の地位の基盤である『国民の総意』を、皇室制度にどう反映させるかという根本の問題だ。新たな皇室の形を見据えながら、議論を進めたい」と配信。/共同通信が、24日の「改正」皇室典範施行を前に、「皇室制度の大きな変革で、宮内庁は皇族の意向を踏まえながら、運用に向け準備を進める」と配信。
「内奏」◆高市早苗首相が、皇居で「内奏」。
栄誉礼、儀仗◆高市早苗首相が官邸で、ミクロネシア連邦のシミナ大統領を出迎え、共に儀仗隊による栄誉礼、儀仗を受ける。
正倉院展◆奈良国立博物館(奈良市)が、「第78回正倉院展」で展示する宝物60件(初出陳11件)を報道公開。24日に開幕し会期は11月9日までと報道。
文化勲章・文化功労者◆政府が、2026年度の文化勲章を、デザイン(照明)の石井幹子、建築の伊東豊雄、生物科学の黒岩常祥、フランス文学の塩川徹也、ノーベル化学賞に決まった有機合成化学の合憲三、大衆音楽・音楽著作権の都倉俊一、免疫学の長田重一、メディア芸術(ゲーム)の宮本茂の8人に贈ることを決める。文化功労者に、スポーツ振興(ゴルフ)の岡本綾子、メディア芸術(アニメーション)のりんたろう、サックスの渡辺貞夫ら、同時選出の合憲三を含む21人を選び、文化勲章の「親授式」は11月3日に皇居で、文化功労者の顕彰式は同4日に東京都内のホテルで開かれると報道。
「注視区域」◆政府が、安全保障上重要とする施設周辺の土地取引規制を強化する土地利用規制法「改正」案を閣議決定し、衆院に提出。ドローン攻撃で著しく機能を阻害される可能性がある自衛隊基地などの周囲約千メートルや、無人の国境離島を「規制区域」に指定し、土地取得に国による事前許可制を導入するもので、現行法は「特別注視区域」に指定した重要施設周辺で、一定面積以上の土地などを売買する際に事前届け出を義務付けているが、「改正」案は、首相が特別注視区域から規制区域を指定することができると定めており、「注視区域」として周辺の土地利用を規制する重要施設に皇居、国会議事堂、首相官邸などを追加すると報道。
園遊会◆宮内庁が、秋の園遊会の招待者として発表した名簿を訂正したと発表。
皇居三の丸尚蔵館◆共同通信が美術展案内記事で、皇居三の丸尚蔵館(東京・千代田区)は「皇室の至宝 美いづるところ」(11・3〜2027・1・24)で、全面開館を記念し、国宝「春日権現験記絵」など代表的な収蔵品を、「明治」から「昭和」にかけて皇室にもたらされた近代美術の傑作とともに紹介すると配信。
【10月24日】
徳仁、愛子◆皇居で開かれた宮内庁楽部による秋季雅楽演奏会を鑑賞。
秋篠宮、紀子◆名古屋市のパロマ瑞穂スタジアムで開かれた愛知・名古屋アジアパラ大会の閉会式に出席。
「改正」皇室典範◆「改正」皇室典範が施行され、戦後皇籍離脱した旧11宮家の男系男子を養子として皇室に迎えることが可能となったと報道。「これまで結婚で皇室を離れていた女性皇族は結婚後も身分を保持することとなる。制度運用に当たって、宮内庁は皇族の意向を踏まえながら対応する方針。『物事が具体化するまでに結論を得られるよう検討と準備を進める』としている。」/共同通信が「課題は『異なる身分』/結婚後の女性皇族と家族」と題したサイド記事で、女性皇族が結婚後も皇室に残るとした制度変更については、「一般人」のままとなる夫と子への対応が課題となると報道。「宮内庁は赤坂御用地など皇室関連施設での同居や、公務への同行は可能と説明した上で、実際の運用に当たっては女性皇族や夫の意向を尊重する方針だ。幹部は『一般人である以上、統一的なルールを設けることは難しい』と話す。(略)女性皇族の夫が公務に同行する際は公費負担を可能とし、皇室の公的活動費『宮廷費』を充てる想定という。(略)夫と子は、選挙権や政治活動の自由、交流サイト(SNS)の発信など『表現の自由』が保障される。影響の大きさを考慮し、留意点を伝える考えだが、幹部は『人権侵害になりかねず、お願いベースになる』とする。」/共同通信が「皇室16人で構成/未婚の女性5人」と題し、皇室の構成を説明する記事を配信。/共同通信が「養子の経過、説明すべきだ」と題し、東大名誉教授・本郷恵子の「識者談話」を配信。「改正皇室典範は議論を尽くす前に政府、与党の『数の力』で決まってしまった。これほど男系寄りの結論になるとは思ってもみなかった。直系の女性がいるのに、どうして36〜38親等離れた傍系の養子を連れてこなくてはいけないのか。女性は駄目だという考えで、かなり違和感がある。国民の意識とずれている。」/共同通信が「皇室考える常設機関を」と題し、京都産業大名誉教授・所功の「識者談話」を配信。」「皇室典範の一部改正法が施行された。これには不自然で未消化な規定があり、なるべく早めに再改正する必要がある。内容に問題があることが一般に認識されないまま、見切り発車したと言わざるを得ない。」
戦死者遺骨◆ベトナム戦争の終結から50年余りを経て、戦死者の遺骨収集と身元確認が活発化していると報道。「ベトナム政府は今年『500日作戦』を宣言し、7千柱を目標とした。来年夏まで集中的に捜索し、親族のDNAも大規模に提供を受ける。北ベトナム軍の補給路があった隣国ラオスやカンボジアも対象。10月までに収集した遺骨は3500柱を超えた。」
【10月25日】
徳仁、雅子◆高知市の県立春野総合運動公園体育館で開かれた第41回国民文化祭と第26回全国障害者芸術・文化祭の開会式に出席。徳仁があいさつで「地域の伝統や文化の魅力が再認識され、文化芸術活動の裾野がさらに広がり、新たな文化の創造につながっていくことを期待している」。出演者と「懇談」。
文化勲章◆1991年の当日、森繁久弥の文化勲章受章が発表される。現代演劇の俳優としては初めてで、俳優への授与は歌舞伎などの伝統芸能に限られていたため、「大衆芸能へ光が当たったのは画期的」とし、後に山田五十鈴、森光子らも続き、没後、国民栄誉賞も授与されたと報道。
【10月26日】
徳仁、雅子◆高知市の複合施設「オーテピア」の図書館で、触って分かる布の絵本などのバリアフリー図書を視察。点字図書を読んでいる県立盲学校の中高生や、本を音声化する音訳ボランティアの女性たちと「交流」したと報道。いの町に移り、土佐和紙の歴史を伝える「いの町紙の博物館」を見学。県立美術館で全国障害者芸術・文化祭に合わせた障害者の作品展を鑑賞。
「改正」皇室典範◆皇籍離脱した旧宮家の男系男子の養子縁組を可能にする「改正」皇室典範は、「門地(家柄)による差別」を禁じた憲法14条に違反するなどとして、漫画家の小林よしのりが、国を相手取り「改正」皇室典範の無効確認や損害賠償を求めて東京地裁に提訴。「旧宮家という特殊な階級をつくることで、日本に新たな身分制ができるのは大問題だ」と主張していると報道。/「改正」皇室典範の施行に際し、共同通信が「養子選びに説明責任を/空白の時間、埋められるか」と題し、専任編集委員の評論記事を配信。「政府・宮内庁は養子縁組に向けた対応を本格化させるが、選定に当たっては過程や理由を国民に十分説明する責任がある。(略)これまで多くの国民は皇族が誕生すると、メディア報道などを通してその成長を追い、親しみを深めてきた。一方、養子皇族男子はその過程が省かれて国民の前に突然、登場することになる。/対象者が明らかになると、交流サイト(SNS)などに誹謗中傷があふれ、辞退者が出ることを避けたいという懸念もあるだろう。/もちろん根拠のない中傷は許されないが、選定過程や人物像など正確な情報が提供されなくては養子に対する国民の理解は得られない。『空白の時間』を埋められるかどうかが、養子制度定着の鍵になる。」/共同通信が企画記事「皇室ノート」で「皇室制度に疑念の目/根幹問われる異常事態」と題し「改正皇室典範で導入された旧宮家の男系男子との養子縁組を巡り、違憲訴訟が起こされた。国の根幹の一つである皇室制度に疑念が向けられる異常事態だ」と配信。「改正までの過程で『門地による差別に当たる』との指摘は、憲法学者や野党から繰り返し出ていた。丁寧な合意形成を欠いた結果、国民の理解が得られていない状況が改めて浮かび上がった。(略)天皇制を巡っては過去に即位儀式や大嘗祭への国費支出が政教分離の観点から違憲だとして訴訟になったことがある。今回は皇族の資格そのものが問われ、異質さが際立つ。」
皇位継承策◆立憲民主党の水岡俊一代表が記者会見で、安定的な皇位継承策を巡り、国会に有識者会議を早期に設置して議論を始めるよう訴え「なぜ男系男子の継承を続けていかなければならないのか、国民的議論をしなければいけない。粘り強く求めていく」。共産党の小池晃・書記局長が会見で「国会として有識者会議を持つことは、一つの選択肢としてあり得る」。
不敬罪◆1947年の当日、日本国憲法の施行に伴い、刑法に規定されていた皇室に対する不敬罪や大逆罪を廃止する刑法の一部改正が公布される。妻の場合だけを処罰対象としていた姦通罪も、新憲法の男女平等、夫婦平等の原則を受けて廃止されたと報道。
【10月27日】
天皇、皇族◆昭和天皇の末弟で、明仁の叔父にあたる三笠宮が死去しから10年の命日に東京都文京区の豊島岡墓地で、十年式年祭「墓所祭」が営まれる。孫で三笠宮「家」当主彬子や瑶子、秋篠宮、紀子、愛子ら皇族が参列。徳仁、雅子と明仁、美智子は慣例で出席せず、それぞれ使者を送ったと報道。
東京裁判◆米ニューヨークの国連本部で、中国の国連代表部が極東国際軍事裁判(東京裁判)の開廷80年(5月3日)を記念する写真展を始める。「全人類のための正義と平和」と題して30日まで開催され、中国の傅聡・国連大使が開幕式で演説し「日本の右翼勢力はさまざまな口実で東京裁判の正当性に疑問を呈している」。ロシアと北朝鮮の代表も演説。
高松宮記念世界文化賞◆第37回高松宮殿下記念世界文化賞(日本美術協会主催)に決まったオーストラリアの俳優ケイト・ブランシェットらが、東京都内で記者会見を開く。演劇・映像部門で選ばれたブランシェット「この栄誉を、素晴らしい芸術家たちと分かち合えることを光栄に思います」。
靖国合祀◆太平洋戦争で旧日本海軍の軍属に徴用され戦死した大伯父2人が靖国神社に合祀されているのは精神的苦痛だとして、近畿地方に住む在日朝鮮人3世の30代女性が東京都内で記者会見し、日本政府と靖国神社を相手取り、合祀取り消しと遺骨返還、損害賠償を求め、25日付で東京地裁に提訴したと明らかに。
【10月28日】
秋篠宮、紀子◆東京都千代田区の東京会館を訪れ、地球環境問題の解決に貢献した人に贈る第35回ブループラネット賞の表彰式に出席。秋篠宮があいさつで「環境問題に取り組む方々の尽力によって、健全な地球環境と持続可能な社会、そして人々の幸せがもたらされることを心から願う」。式典後、祝賀パーティーに出席して「懇談」。
高松宮記念世界文化賞◆第37回高松宮殿下記念世界文化賞(日本美術協会主催)の授賞式が東京都港区の明治記念館で行われる。
平安京跡◆平安京の中心部・内裏跡(京都市上京区)の発掘調査で、天皇の侍医や役人が控えた建物「安福殿」の大型柱穴や溝の遺構が初めて確認され、京都市が報道機関に現地を公開。
園遊会◆宮内庁が、秋の園遊会の招待者として発表した名簿を訂正。
【10月29日】
天皇、皇族◆徳仁、雅子「主催」の秋の園遊会が東京・元赤坂の赤坂御苑で開かれ、俳優の吉田鋼太郎ら各界の」「功労者」、自治体関係者ら計約1400人が出席。徳仁、雅子、愛子や秋篠宮、紀子らが会場を巡る。熊本地震で被災した熊本県の副知事竹内信義が、徳仁、雅子が9月に被災地を見舞ったことに感謝し「被災された皆さまも元気がついて前を向いて歩いているところです」。徳仁「私が力になれたのであれば」。宮内庁によると、悠仁は学業優先のため出席しなかったと報道。
憲法◆憲法公布から11月3日で80年となるのを前に、国立公文書館(東京都千代田区)が31日から11月3日まで、昭和天皇や当時の吉田茂首相らの署名が入った憲法の原本を特別展示すると報道。
「神仏習合」◆共同通信が「カミとホトケ、再び共に/祇園祭で「習合」儀式  民衆の感覚にも適合」と題した企画記事で「京都の夏の風物詩・祇園祭に近年、ある変化が起きている」と報道。「祭礼の中心となる八坂神社(京都市東山区)が、仏教寺院と合同の儀式を始めているのだ。明治維新まで続いた、神と仏を一緒に敬う『神仏習合』の復興という。(略)八坂神社は平安時代以来『祇園社』や『祇園感神院』と呼ばれ、僧侶が奉仕するなど仏教色の濃い空間だった。同社の主神は、日本神話で知られるスサノオだが、当時は疫病退散の信仰を集めた『牛頭天王』と同一視され、薬師如来の化身とも考えられた。/カミとホトケが交ざり合った『神仏習合』は広くみられたが、明治政府は神仏の分離を進める。神道を天皇中心の国家祭祀と結びつける中で、牛頭天王など仏教的な名でカミを呼ぶことを禁じ、神社から仏像や仏具を取り払うよう命じた。/八坂神社に改称してから約150年を経た今、同社は旧名を冠した『令和の祇園感神院復元事業』はじめ、習合行事が復活した。きっかけは、コロナ禍だ。平安時代に疫病退散を願って始まったとされる祇園祭も、山鉾巡行の中止など縮小を余儀なくされた。(略)同様の動きは21世紀に入って各地に広がる。05年には、出雲大社など島根県と鳥取県にある20の寺社が、合同の巡礼ルート『出雲国神仏霊場』を立ち上げ、合同の儀式も行う。08年設立の「神仏霊場会」は、近畿地方の150の寺社が加わった巡礼路をつくった。コロナ禍以降は、京都の北野天満宮や長野の諏訪大社でも神仏合同の儀式が復活した。/背景には宗教界の問題意識があると、宗教学者の磯前順一さんはみる。『神社や寺院を支えた氏子や檀家(だんか)が過疎化や少子高齢化で減る中、信仰や儀礼から存在意義を見直す動きがある』」
【10月30日】
愛子◆11月のシンガポール「公式訪問」を前に、東京都八王子市にある昭和天皇の武蔵野陵と香淳皇后の武蔵野東陵を参拝。
スペイン国王◆スペイン中部トレド県ウルダで高速列車が停止中の別の列車に追突し69人が死亡した事故で、スペイン国王フェリペ6世が、多くの重軽傷者が搬送されたウルダに近い県都トレドの大学病院を訪れ患者を慰問。「惨事がなぜ、どのように起きたか、明らかにしなければならない」。
皇居カフェ◆皇室ゆかりの美術品を収蔵、展示する皇居・東御苑の「皇居三の丸尚蔵館」と、隣接する「大手休憩所」が11月3日にオープンするのを前に、東御苑で記念式典が開かれる。菅義偉・元首相や木原稔・官房長官が出席し、宮内庁の黒田武一郎長官らとテープカット。大手休憩所はコーヒー専門店「猿田彦珈琲」が入り、皇居で初のカフェとなると報道。
「サンデー毎日」◆毎日新聞出版が、週刊誌「サンデー毎日」を翌年4月27日発売の5月9日号で休刊すると発表。同社によると、1922年に創刊した日本で最も古い総合週刊誌の一つで、東京大合格者の「高校別ランキング」や「全氏名」など受験に関する特集で知られ、59年4月の「皇太子ご成婚特集」では156万7千部を記録したと報道。
【10月31日】
「殉職」警察官慰霊祭◆殉職した警察官や人命救助で死亡した民間人を追悼する慰霊祭が東京都内であり、遺族や高市早苗首相、葉梨康弘・国家公安委員長、楠芳伸・警察庁長官ら約110人が参列。首相「犯罪や災害の脅威から守り、『安全で安心な日本』を次の世代に引き継ぐために力を尽くす」。

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