悠仁よ! 君は立派な無責任の継承者

「子どもノンフィクション文学賞」(北九州市立文学館)を受賞した悠仁の作文に、コピペ(パクリ)があったことが指摘され注目を浴びている。数カ所あるパクリのうちでも酷いのが、「世界遺産 小笠原」(福田素子著/榊原透雄写真、 JTBパブリッシング、2012年)からのパクリである。

このガイドブックには、「あるものたちは風によって運ばれ、また、あるものは海流に乗って。あるいは、翼を持つものは自力で、またはそれに紛れて。いわゆる3W、風(Wind)、波(Wave)、翼(Wing)により、数少ない生きものだけが海を越えて小笠原の島々にたどり着くことができた」との文章があるのだが、悠仁の作文には、「あるものは海流に乗って運ばれ、あるものは風によって運ばれ、翼をもつものは自力で、あるいはそれに紛れて、三つのW、Wave(波)、Wind(風)、Wing(翼)によって、海を越えて小笠原の島々にたどり着き、環境に適応したものだけが生き残ることができました」とまったくの同趣旨の表現が書かれている。

風・波・翼の順番を波・風・翼と変えて、3Wの日本語(英語)表記を、風(Wind)→Wind(風)のように英語(日本語)に入れ替える、といった極めつけに姑息な小細工を加えているのは、中学生の浅知恵ゆえか、読者をバカにしているからか。

宮内庁は「参考文献の記載が不十分だった」とコメントを出し、見当違いのいいわけでパクリを糊塗しようとしているが、当の悠仁は、「指摘に感謝している」と宣わったという。さすがだ!

悠仁の曾祖父である裕仁は、戦争責任を問われたときに、「そういう言葉のアヤについては、文学方面はあまり研究もしていないので」と返答を避けた。悠仁は曾祖父と違って「言葉のアヤ(語順)」は研究しているらしいが、しかしなりより、自らの行為に向き合わず、誤りを認めようとしない無責任さと、上から目線の傲慢さは、しっかり曾祖父を受け継いでいる。

悠仁よ! 君はやっぱり天皇になれる器だよ!

(Alleycat)

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