沖縄・安保・天皇制を問う実行委の今年の連続行動は、もう1つ行動が加わった。4.23官邸前行動と内閣府申し入れ行動だ。4.23行動についてはすでに報告を出しているのでここでは省略するが、【緊急共同声明】「特定の価値観を押し付け多様な見解を排除する『昭和100年」政府式典の実施と『国旗損壊罪』制定をしないでください」呼びかけの行動で、実行委もその呼びかけ団体であった。この政府主催の「昭和100年」記念式典は、4月29日武道館において天皇出席のもとで開催された。4.29デモは当然ながらそこへの反対・抗議の声を届けるべく準備された。が、まずは4.28集会の報告を先に。
4月28日は文京区民センターで開催。90名を超える参加者だった。沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの米須清真さんを講師に迎え、「沖縄から『昭和100年』を考える」をテーマにお話を聞いた。話は刺激的で琉球と日本の歴史的な関係、すなわち日本による侵略・植民地化の歴史とそれが完全に固定化している現在の問題、そのことへの無反省・無関心であり続けるこの国・社会の現在。そのことを植民地主義に関する言説を多岐にわたって引用しつつ、各論としてはヤマト・琉球の歴史を批判という形で進められた。胸が痛む参加者も少なくなかったと思う。この国の社会運動の行き詰まり、弱さを痛感させられる場となった。
講演録は米須さんによって加筆されたものを、おそらく来月には掲載できる予定だ。お楽しみに。
29日は、10年以上ぶりかと思うが、久しぶりに西神田公園からデモ出発。出発前に短い集会を行った。主催者挨拶では今年の4.29行動の大きな目的に政府による「昭和100年」記念式典抗議があることなど伝え、それを受けて実行委から4.23と4.28の実行委の取り組みについて報告。集会への発言は、いま国会で審議が始まろうとしている「国旗等損壊罪」に反対する連絡会から、政府がこの法案を作り出すことの意図やその問題を提起。また、軍拡問題では「戦争・治安・改憲NO!総行動実行委員会+α」から現在の軍拡状況、改憲状況等について、詳しく紹介。最後に女性と天皇制研究会から、5月中旬には動きが始まるともいれわれている皇族数確保策:皇室典範改正について、これが決して皇室にだけ関わる問題ではなく、この社会への影響が大きい問題であることをアピールした。
デモは右翼のまと
わりつきと警察の過剰警備にうんざりさせられながらも、何事もなく無事終了。警察はデモ宣伝かーのスピーカーをうわまわる声の大きさであり、「前に詰めてくださーい」と参加者の背中に手を当ててくる始末。ひと1人分の間隔も空いていないので詰めろと言うこの理不尽さはどこから来るのか。軍隊でもあるまいし、である。
8.15デモほどではないが、「昭和100年」効果なのだろうか、例年の4.29よりは右翼の数は多かった。とはいえ、武道館付近には8.15の光景を思い出す右翼の飛び込みを防ぐ柵などが張られていたが、スカスカ状態だった。右翼も飽きてきたのだろうか。やじうま的行動が大半なのだろうからそんなものであろう。
28日集会同様90名を超える参加者で、「昭和100年」記念式典反対、天皇制の侵略戦争・植民地支配責任を忘れるな、「国旗損壊罪」反対、戦争反対等々、繰り返し声をあげて歩いた。(大子)
