やじうま日誌 2022年7月

【7月1日】
徳仁、雅子◆東京都千代田区の帝国ホテルを訪れ、交換留学制度の「日米フルブライト交流計画」70周年記念式典に出席。徳仁があいさつで「今後とも、交流計画を通じて、日米の人々の相互理解が一層深まるとともに、世界の平和と発展に寄与していくことを希望する」。/宮内庁が、徳仁、雅子が前年7月に静岡県熱海市で発生した大規模土石流の犠牲者追悼式に花を贈ったと発表。宮内庁の石川泰三・総務課長が熱海市の稲田達樹・副市長に目録を渡す。式は発生から1年となる3日に市立伊豆山小で催される。
宮内庁人事◆文部科学省大臣官房付の松永賢誕が侍従に、農林水産省大臣官房付の野口武人が上皇侍従に就任する宮内庁人事が公表される。
歌会始◆宮内庁が、翌年1月の歌会始の儀(題は「友」)の選者5人を発表。
【7月4日】
美智子◆東京・渋谷のBunkamuraオーチャードホールを訪れ、小児がんの子どもや家族らを支援するチャリティーコンサート「生きる2022~小児がんなど病気と闘う子どもたちとともに~」を鑑賞。毎日新聞社主催。
【7月5日】
伊勢神宮大宮司◆伊勢神宮(三重県伊勢市)が、大宮司の小松揮世久の後任に、三菱商事などに勤務した久邇朝尊が就任したと発表。神宮職員のとりまとめ役として、黒田清子の下で神事をつかさどる。久邇家は旧皇族で、父邦昭も大宮司を務めた。
【7月6日】
秋篠宮、紀子◆宮内庁が、秋篠宮、紀子が27~28日、全国高校総合体育大会の総合開会式出席などのため、徳島県を訪問すると発表。27日に鳴門市でバドミントンの試合を観戦。28日は徳島市で開かれる開会式に出席するほか、大会運営に携わる高校生らと「交流」する予定。
【7月7日】
「燃水祭」◆天智天皇を祭る近江神宮(大津市)で、石油業界の発展を願う「燃水祭」がある。近江神宮によると、燃水祭は天智7(668)年7月に現在の新潟県から燃える土(アスファルト)と燃える水(石油)が献上されたという日本書紀の記述に基づくという。
【7月8日】
徳仁、雅子◆皇居・御所から、5月5日の「こどもの日」にちなんだ行事として、青森県むつ市の幼保連携型認定こども園「よしのこども園」の利用者とオンラインで「交流」。
紀子◆東京都港区の明治記念館を訪れ、総裁を務める恩賜財団母子愛育会が主催する「第54回愛育班員全国大会」の式典に出席。
安倍銃撃◆安倍晋三元首相が銃撃された事件を受け、エリザベス英女王が声明で哀悼の意を表明。安倍元首相が2016年に訪英した際に面会したことに触れ「日本への愛と、英国との緊密な絆を築きたい思いがはっきり分かりました」。
サウジアラビア◆米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官がオンライン記者会見で、バイデン大統領が翌週サウジアラビアを訪問する際、サルマン国王との2国間会談を開催すると述べる。サウジの実権を握るムハンマド皇太子について「拡大会合の文脈で会う」と説明し、同席するとの見通しを示す。
【7月11日】
徳仁、雅子◆銃撃事件で死去した安倍晋三元首相の通夜会場の増上寺(東京都港区)に花を贈り、焼香のために侍従を派遣。宮内庁の池田憲治次長が定例記者会見で、徳仁、雅子が「大変残念に思い、心を痛めておられ、ご遺族の皆さまの悲しみを案じていらっしゃるのではないかと拝察をしている」と述べる。
明仁、美智子◆宮内庁の池田憲治次長が定例記者会見で、安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件を受け、明仁、美智子について「お悔やみのお気持ちをお持ちであるというふうに拝察する」。
皇室警備◆宮内庁の池田憲治次長が定例記者会見で、安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件を受け、皇室の警備について「(警備当局が)今後も情勢に応じて必要な対応を取られるというふうに承知をしている」。
「内奏」◆岸田文雄首相が、皇居で「内奏」。
勲章◆政府が持ち回り閣議で、参院選の街頭演説中に銃撃され死去した安倍晋三元首相に従一位と、日本の最高位の勲章に当たる大勲位菊花章頸飾を贈ると決める。内閣府によると、現行憲法下で大勲位菊花章頸飾を受ける首相経験者は、吉田茂、佐藤栄作、中曽根康弘に続き4人目。大勲位菊花章頸飾は、天皇が身に着ける純金製の勲章。従一位は吉田、佐藤、中曽根のほか、鈴木貫太郎、幣原喜重郎・両元首相らにも贈られており、現行憲法下では安倍が8人目。
【7月12日】
雅子◆皇居内の紅葉山御養蚕所で当年の養蚕作業の締めくくりとなる「御養蚕納の儀」に臨む。宮内庁によると、当年取れた繭からできた生糸の束を神前に供え、拝礼。
百合子◆宮内庁が、故三笠宮の妻百合子が風邪気味のため、東京都中央区の聖路加国際病院を受診し、大事を取って入院したと発表。
【7月13日】
佳子◆北海道の恵庭市総合体育館で開かれた全国都市緑化祭の記念式典に出席。式典後に記念植樹をし、市内の緑化の取り組みを視察。12日から1泊2日の日程で北海道に入った。
百合子◆宮内庁が、故三笠宮の妻百合子が新型コロナウイルスに感染したと発表。宮邸で働く職員らがPCR検査を受診したところ、3人の陽性が確認される。
津地鎮祭訴訟◆1977年の当日、公共施設建設の地鎮祭をめぐり政教分離原則違反が争われた津地鎮祭訴訟で、最高裁が合憲の判決を言い渡す。「目的に宗教的意義があり、効果が宗教の援助や干渉などになる場合は違憲」とする「目的効果基準」が初めて示された。
【7月14日】
徳仁、雅子、愛子◆宮内庁が、徳仁、雅子と愛子が皇居内の紅葉山御養蚕所で養蚕作業に取り組む様子の写真5枚を公開。
紀子◆松山市で開催された「第58回献血運動推進全国大会」の式典に、東京都港区の日本赤十字社本社からオンラインで出席。
【7月15日】
サウジアラビア◆バイデン米大統領が、サウジアラビア西部ジッダを訪問。サルマン国王と首脳会談後、実権を握るムハンマド皇太子らと会談。サウジアラビアの国営テレビが、皇太子が西部ジッダの宮殿に到着したバイデン大統領を出迎える様子を放映。
【7月16日】
サウジアラビア◆中東歴訪中のバイデン米大統領が、サウジアラビア西部ジッダの宮殿で同国の実権を握るムハンマド皇太子と初会談し、高騰するエネルギー価格の抑制策を協議。バイデン大統領が会談後、原油増産を念頭にサウジが「数週間内にさらなる措置を取ると期待している」と表明。会談後に発表した共同声明で両国は、エネルギー市場の安定化に向けて取り組むことを再確認。バイデン大統領は、皇太子の責任を批判してきた2018年の米在住サウジ人記者カショギ殺害事件を会談冒頭で取り上げたと説明。皇太子が「自分に個人的な責任はない」と答えたのに対し、バイデン大統領「彼に責任があると考えていると伝えた」。皇太子同席の中でサルマン国王と首脳会談を行った後、両国の閣僚らを交え皇太子との実務協議に臨んだ。
皇宮警察◆皇宮警察本部が、松本裕之・本部長が新型コロナウイルスに感染したと発表。皇宮警察によると、感染が疑われる期間に天皇や皇族との接触はないと報道。
安倍追悼演説◆自民党が、街頭演説中に銃撃され死去した安倍晋三元首相について、8月3日「召集」予定の臨時国会の衆院本会議で追悼演説を行う方向で検討に入ったと報道。野党に近く打診する方針と、党関係者が明らかに。
【7月17日】
天皇一家◆記録的な猛暑によって電力需給が逼迫したことを受け、徳仁、雅子と愛子が住まいの皇居・御所で節電に努めており、「国民が苦労する中、同じように取り組むとの思いが強い」と側近は語ると報道。『両陛下の「おぼしめし」が、炎天下で取材する報道陣に向けられたことがあった』として、徳仁、雅子の到着を待つ報道陣には、スーツなど上着に、男性はネクタイ着用のドレスコードが設けられていたが、2人から、侍従を通じて「上着を脱いで、日陰に移動して取材してもらってはどうでしょうか」と伝えられ、式典を終えた2人が会館を離れる際、報道陣は上着を脱いで取材に臨んだという。
サウジアラビア◆サウジアラビアのムハンマド皇太子が15日のバイデン米大統領との会談で、サウジ人記者カショギの殺害を巡り、同様の事件の再発防止策を講じたと述べた上で、米国もイラクなどで過ちを犯したと言及したと、ロイター通信がサウジのジュベイル国務相(外務担当)の話として伝えたと報道。皇太子はバイデン大統領に、記者殺害は「恐ろしい過ちだった」と語った一方、価値観は国ごとに異なり、無理強いは逆効果になると指摘。他国でも過ちは起きてきたとし、米兵が収容者を裸にするなどしたイラクの旧アブグレイブ刑務所虐待事件を例に挙げたという。
【7月18日】
「田中上奏文」◆北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞が、日本が大東亜共栄圏をつくるという妄想を捨てておらず「再侵略の刃を露骨に研いでいる」と批判する記事を掲載。1927年に当時の田中義一首相が昭和天皇に極秘具申した内容として海外で流布され、日本では偽書との見方が定着している「田中上奏文」を取り上げ、その内容が後に大東亜共栄圏構想に拡大したと主張したと報道。
【7月19日】
秋篠宮◆東京都港区で「農事功績表彰者受章祝賀式典」に出席。総裁を務める公益社団法人「大日本農会」の主催。
久子、承子◆宮内庁が、故高円宮の長女承子が新型コロナウイルスに感染したと発表。宮内庁によると、18日に宮家担当の職員にコロナ感染が判明したのを受け、承子や母の高円宮の妻久子がPCR検査をした結果、承子の陽性を確認。久子は陰性だったが、19日にカシマスタジアムで予定されていたサッカー東アジアE―1選手権の観戦や、20日からの山形県訪問は念のため取りやめたと報道。
【7月20日】
秋篠宮◆静岡県を訪問し、御殿場市の馬術・スポーツセンターで全日本高校馬術競技大会の開会式に出席。午後からの競技を観戦。沼津市を訪れ、先端農業推進拠点「AOI―PARC」を視察。
包丁郵送◆宮内庁に包丁20本をレターパックで送ったとして、皇宮警察本部などが、威力業務妨害の疑いで男性を再逮捕。皇宮警察によると、届いたレターパック21個のうち20個にそれぞれ包丁と手紙、残り1個は手紙だけが入っていた。手紙は複数の皇族の名前が書かれ、支離滅裂な内容だったとして、皇宮警察は刑事責任能力の有無を調べると報道。男性は6月25日にも宮内庁に包丁1本と手紙を送りつけたとして、29日に逮捕されていた。
臨時国会◆自民党の高木毅・国対委員長が、立憲民主党の馬淵澄夫・国対委員長と会談し、政府が8月3日に「召集」予定の臨時国会の会期を5日までの3日間にしたいと提案。安倍晋三元首相の追悼演説を5日に行いたいと伝える。
【7月21日】
天皇、皇族◆徳仁、雅子が、明治天皇が死去してから110年の明治天皇百十年祭に際し、明治神宮(東京都渋谷区)を参拝。午後、秋篠宮、紀子が明治神宮を訪れ、参拝。明仁、美智子は、参拝を予定していたが、宮内庁によると、担当職員が新型コロナウイルスに感染し、2人への感染が懸念される状況となったため、取りやめ。
徳仁、雅子◆明治天皇が死去してから110年の明治天皇百十年祭に際し、明治神宮(東京都渋谷区)を参拝。
秋篠宮、紀子◆明治天皇が死去してから110年の明治天皇百十年祭に際し、明治天皇と昭憲皇太后をまつる明治神宮(東京都渋谷区)を参拝。
明仁、美智子◆宮内庁によると、明治天皇が死去してから110年の明治天皇百十年祭のため、明治神宮(東京都渋谷区)への参拝を予定していたが、担当職員が新型コロナウイルスに感染し、明仁、美智子への感染が懸念される状況となったとして、取りやめる。
瑶子◆故寛仁の次女瑶子が3月の講演会で、自身の感音性難聴を明かし、心境を尋ねようと、共同通信が質問案とともにインタビューを申し込んだところ、1社だけに応じられないとし、代わりに宮内記者会宛てに「私はお飾りにはなりたくない」と直筆の手紙を寄せたと報道。
「皇室ゆかりの地」◆「旅の手帖」8月号が「皇室ゆかりの地」を特集すると報道。那須御用邸(栃木県)は、「大正時代」から歴代の皇族に愛されてきた伝統の避暑地で、神奈川県葉山町の「葉山しおさい博物館」では、昭和天皇が研究していた海洋生物の標本を見学できる。葉山御用邸は現存する御用邸の中でも特に古いなど。
インドネシア大統領◆松野博一・官房長官が記者会見で、インドネシアのジョコ大統領が27日に訪日すると発表。岸田文雄首相と会談するほか、徳仁と会見する予定と報道。
元号考案者◆「平成」に代わる新元号を巡り、政府による最終候補6案のうち「万和」を考案した二松学舎大元学長の石川忠久が12日、心不全のため東京都千代田区の病院で死去したと報道。
【7月22日】
佳子◆明治天皇が死去してから110年の明治天皇百十年祭に際し、明治神宮(東京都渋谷区)を参拝。
英王室◆エリザベス英女王のひ孫で、王位継承順位3位のジョージ王子が9歳の誕生日を迎えたとして、英王室が、写真撮影が趣味の母キャサリンが撮った近影を公開。
サウジアラビア◆ロシア大統領府が、プーチン大統領がサウジアラビアの実権を握るムハンマド皇太子と電話会談し、世界の石油市場安定やシリア問題などを協議したと発表。
安倍国葬◆政府が、参院選の街頭演説中に銃撃され死去した安倍晋三元首相の国葬を、9月27日に実施すると閣議決定。松野博一・官房長官が会見で「国の儀式に関する事務」を内閣府の所掌として定めた内閣府設置法が国葬の根拠になると改めて説明。「国葬を含む国の儀式の執行は、行政権に属することが法律上明確だ」。内閣府が行った国の儀式として、2019年に徳仁が内外に即位を宣言した「即位礼正殿の儀」などを挙げる。
【7月23日】
瑶子◆故寛仁の次女瑶子が仙台市の福祉プラザを訪れ、自立して活動する障害者や支援者を表彰する第22回ありのまま自立大賞の授賞式に出席。故寛仁が総裁を務めた社会福祉法人「ありのまま舎」(仙台市)が主催。ありのまま舎によると、長女彬子と瑶子が活動を分担して引き継いでいると報道。
【7月24日】
美智子◆東大病院(東京都文京区)で右目の後発白内障の手術を受ける。
【7月25日】
「表現の不自由展」◆国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で抗議が殺到した企画展の一部作品を展示する「私たちの『表現の不自由展・その後』」を8月に名古屋市施設で開催すると市民団体が発表。展示は慰安婦を象徴する「平和の少女像」や昭和天皇の肖像を使った創作物が燃える映像作品など9点。
【7月26日】
明仁◆宮内庁が、明仁が東大病院(東京都文京区)で24日に心臓のMRI検査を受けた結果、右心不全と診断されたと発表。6月下旬、胸部のエックス線検査で心拡大や、胸に水がたまる「胸水貯留」が認められ、心不全の診断指標となる「BNP」の値が上昇するなど心不全の所見がみられたと報道。
百合子◆新型コロナウイルスに感染し、聖路加国際病院(東京都中央区)に入院していた故三笠宮の妻百合子が退院。宮内庁が発表。
光仁天皇◆奈良市の6社寺が、お供え物の日本酒をアルコール消毒液に加工して高齢者施設などに寄付する取り組みを進めていると報道。神仏習合に掛けた「神仏酒合プロジェクト」で、元銀行員という経歴を持つ大安寺の河野裕韶・副住職が発案し、奈良時代、光仁天皇が寺の竹で酒を飲むと病気がちだった体がよくなったという逸話にちなんだ祭りという。
安倍追悼演説◆自民党が、8月の臨時国会で実施予定の安倍晋三・元首相に対する追悼演説に関し、甘利明・前幹事長が行う方向で調整に入ったと、複数の与党幹部が明らかに。政府が衆参両院の議院運営委員会理事会で、臨時国会を8月3日に「召集」すると伝え、自民は会期を3日間とし、追悼演説は5日に行う方針と報道。
臨時国会「召集」◆政府が、衆参両院の議院運営委員会理事会で、臨時国会を8月3日に「召集」する方針を伝える。木原誠二、磯崎仁彦・両官房副長官がそれぞれ出席し伝達。臨時国会では参院の正副議長を選出するほか、死去した安倍晋三元首相への追悼演説を行う運びと報道。
【7月27日】
徳仁、雅子◆訪日したインドネシアのジョコ大統領夫妻と皇居・御所で会見。宮内庁によると、徳仁「日本とインドネシアの友好親善関係が一層発展することを願っています」。ジョコ大統領「両国は経済をはじめ大変良い関係にあります」。
秋篠宮、紀子◆全国高校総合体育大会の総合開会式出席などのため、羽田発の民間機で徳島県を訪問。鳴門市でバドミントンの試合を観戦。1泊2日の日程で、28日に徳島市で開催される開会式に出席するほか、大会運営に携わる高校生らとの「交流」が予定されていると報道。
サウジ皇太子◆サウジアラビアの実権を握るムハンマド皇太子がギリシャを訪問。首都アテネで、同国のミツォタキス首相と会談。サウジ国営通信によると、両国はエネルギーや投資促進、軍事などの分野で合意書や覚書を多数交わす。皇太子には多くの閣僚やビジネス界代表らが同行。ギリシャの後にフランスも訪問する。
宮内庁総務課長◆宮内庁総務課長の石川泰三を生活安全企画課長に、官房付の鈴木敏夫を宮内庁総務課長に起用する警察庁人事が公表される。
【7月28日】
天皇、皇族◆宮内庁が、徳仁、雅子と愛子が、右心不全と診断された明仁に対し、「見舞いの気持ち」を伝えたと明らかに。側近の侍従職から、上皇職を通じて伝達。右目の後発白内障の手術を受けた美智子にも同様に「見舞い」を伝えたというと報道。
秋篠宮、紀子◆徳島市のコンベンション施設「アスティとくしま」を訪れ、全国高校総合体育大会の総合開会式に出席。市内のホテルで大会運営に携わる四国4県の高校生約20人と「交流」。帰京。
安倍追悼演説◆自民党が、8月の臨時国会で予定していた安倍晋三・元首相の追悼演説を先送りする方向で調整に入ったと報道。秋の臨時国会での実施を改めて検討すると、複数の与党関係者が明らかに。
【7月29日】
サウジ皇太子◆フランスのマクロン大統領が、サウジアラビアの実権を握るムハンマド皇太子をパリの大統領府に招き夕食を伴う会談を行う。フランス大統領府が発表した声明によると、両氏が「ロシアによるウクライナ侵攻の欧州や中東、世界への悪影響を和らげるよう協力を強化する必要がある」との認識で一致。マクロン大統領がサウジの人権問題も会談で取り上げたと報道。
【7月31日】
秋篠宮、紀子、悠仁◆秋篠宮、紀子が東京・丸の内の東京国際フォーラムを訪れ、第46回全国高校総合文化祭(総文祭)の総合開会式に出席。筑波大付属高1年の悠仁も同行。式典後、近くの丸の内仲通りで開かれたパレードを観覧。
彬子◆宮内庁が、故寛仁の長女彬子が新型コロナウイルスに感染し、京都府立医科大病院(京都市)に入院したと発表。彬子は8月2~4日に全国中学生選抜将棋選手権大会の開会式出席などで山形県を訪問する予定だったが、取りやめると報道。
戦没者追悼式◆共同通信社加盟の日本世論調査会が、郵送方式で実施した平和に関する全国世論調査の結果をまとめたと報道。8月15日の全国戦没者追悼式で2012年の第2次安倍政権発足以降、アジア諸国への加害と反省への首相の言及は途絶えているが、当年の追悼式で「言及するべきだ」が46%に対し「必要はない」は52%だった。
日露戦争「詔勅」◆桂太郎内閣で内閣書記官長や文相を務めた山口県出身の官僚・政治家柴田家門(1863~1919年)の長男宅に、日露戦争の宣戦布告(1904年2月10日)の「詔勅」草案が残されていたことが分かる。2019年に萩博物館(山口県萩市)に寄贈され、同館が調査していたもので、明治天皇が署名した「詔勅」最終稿と比べ、ロシア批判の表現が多く、北九州市立大の小林道彦・名誉教授(日本政治外交史)は「幕末には対馬がロシアに占拠され、日露戦争前にはロシア軍の日本本土上陸に対する防衛作戦も立案されていた。詔勅案もロシアへの不信感がよく表れている」と話していると報道。「詔勅」草案は、内閣罫紙12ページにわたって1行空けて記述。「満州(中国東北部)」を事実上支配して朝鮮半島にも進出しようとするロシアを非難し、戦争開始を宣言する内容はほぼ同じだが「領土に対する露国の欲望は延ひて」「陸海軍備に対し異常なる拡張を加へ」「其責任挙て露国に在り」など明治天皇が署名した最終稿とは異なる表現が多かった。寄贈資料約270点のうち「詔勅」案を含む桂内閣関連草案は7点で、桂の首相辞表案、国内外の課題を天皇に報告する「奏聞」案もあった。

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