新型コロナ感染症禍での在宅勤務、通常出勤や大規模会議に関する考察

 

 

新型コロナウイルス感染症のパンデミックで、ワオ・コーポレーションでは全国の責任者会議の運営はMeetなどでリモート会議が遵守され、授業等は緊急事態宣言や不測の事態に備え、オンライン授業の仕組みが整備され危機管理が行われていますが、ユニオンみえに加盟する鈴鹿英数労働組合(eisuユニオン)が活動する大手学習塾 鈴鹿英数学院で労働問題が発生しました。

CUNN(コミュニティーユニオン・ナショナルネットワーク)の仲間として、ワオ分会は鈴鹿英数労働組合と共闘しています。

オミクロン株によるコロナ第6派が急拡大する中、鈴鹿英数学院では1月14日、経営者の命令で三重・愛知・静岡勤務の全社員160名を一室に集めた集団会議が強行されました。

そして経営者が会議中、コロナ禍で有給休暇を取る機会が増えている現状を勘案せず、働きぶりを問題視し、社員の自由な有給休暇取得を制限する旨の発言をしました。

鈴鹿英数の社員から多数の相談が労働組合に届いているという報告を受け遺憾に思います。

詳細は鈴鹿英数労働組合の公式サイトのブログをご覧ください。

1月14日の全体会議の問題点(第1回) | eisu ユニオン (rouso.jp) 

1月14日の全体会議の問題点(第2回) | eisu ユニオン (rouso.jp) 

ワオ・コーポレーションでは2020年4月から現在まで非生産部門(大阪本社・東京本社)勤務者を中心に緊急事態宣言下では在宅勤務、解除時は通常出勤を繰り返しています。

この間、ワオの団交でも主張しましたが、コロナ禍は「罹患すれば命に係る重大な問題」なので、会社の主権が個々の従業員にどれだけ及ぶのかという法律主義的な問題です。

この人間の尊厳と生存権の問題の「解」は社会の中で熟成していませんが、労働者が心の片隅に抱いてることが、いずれ議論の遡上に上がってくるでしょう。

明確な答えは出ていませんが、出勤や全体集会等を強制する必要十分条件として「感染しない対策を完全に行なっていること」です。

また、塾で教室勤務を行うエッセンシャルワーカーの問題ですが、緊急事態下では勤務時間短縮、危険手当を支払うことを提案しました。

塾の教室運営は、エピデミックの状況に応じてライブ授業とオンライン授業を切り替え、感染へのリスクヘッジを行うべきです。オンライン授業を実施し、感染リスクを軽減することです。

オミクロン株への感染防止が叫ばれる昨今、労働組合の反対にも関わらず多数の社員を集めて会議を強行した鈴鹿英数学院の経営者のやり口は常軌を逸しています。社員の有給休暇の自由取得を妨害する旨の発言は労働基準法に違反する暴挙です。

ワオ分会は鈴鹿英数労働組合の闘争を支援します。

鈴鹿英数労働組合と共闘するワオ分会は過去数回に渡り、鈴鹿英数学院との団体交渉に参加しており、経営者とも直接交渉しています。

鈴鹿英数労働組合の皆さん。経営者との闘争に勝利するまで頑張って下さい。ワオ分会も協力します。要請があればそちらの団体交渉にも出席します。

Working  Juku – man and woman of the world, Unite!