大阪外語分会
大阪外語専門学校(文際学園)の伊勢洋治理事長は2005年に突然クーデターを起こし、旧経営陣を追い払い、大阪と東京の専門学校の実権を握りました。その後リストラを断行、多くの非常勤講師を雇止めにし、組合の抗議を無視して就業規則の改定を強行しました。組合は伊勢理事長に闘いを挑み、15年に及ぶ数多くの団体交渉、労働委員会不当労働行為救済申し立て、そして裁判を最高裁まで闘ってきました。
弁護士の力強い支援のもと裁判闘争に勝利しました。その結果文際学園は財務諸表の開示に応じ、文際学園が大黒字であることが判明。しかし巧妙に大阪外語はほとんど儲かっていないように偽装されていました。利益は全部東京に持っていかれていたのです。大阪の校舎を売った金も。
このようなトリックを暴きながら外語分会は団体交渉を重ね、再雇用制度については完全に制度化を達成しました。あとは通常の賃上げと同じように改善を要求していくだけとなりました。粘り強い闘いがやっと実ったと言う感じです。
2025年度は、2名の組合員が共に再雇用の最終年度になっています。団体交渉では、再雇用の労働条件について確認しました。2025年度は、一時金は夏・冬1000円アップ、月額賃金は、2000円の引き上げとなり妥結しました。


