仰天!武蔵野市『民主主義』周遊記(その18)

借金火達磨・巨大政治犯罪都市

現職5選で「よくする会」は徹夜のやけ酒

1999.4.23

 4月25日の全国一斉地方選挙「結果」は、すでに大手各紙の速報した通りである。ただし「結果」と括弧を付けたように、単なる「当選」「落選」の「結果」に毛がチョッピリ生えた程度で、表面からだけ見た誤報に近い記事もあり、本Web週刊誌報道の表題のような「徹夜のやけ酒」までの結果についての情報は、大手紙ではとうてい得られない。

 本誌編集部が正確を期して念のために、武蔵野市選挙管理委員会から電話一本、ファックス通信で取り寄せた最終報告によると、市長選の「結果」は、下記の通りである。

投票総数         58,106票
無効票            1,082票
有効投票総数       57,024票
届出番号1. 桜井くにとし 25,470票
届出番号2. 土屋正忠   27,590票
届出番号3. 栗原信之     3,964票

 つまり、第1に、またしても「左ギッチョンチョン」箱庭紛争の老舗中の老舗、「共産党推薦」候補、今度は元市議会の日本共産党議員団長、栗原信之の彦も、前回の地区委員長自ら出馬、佐久間某の彦よりは少しはましと言った程度で、やはり、有効投票総数の10%以下しか取れずに、あえなく落選の上、100万円の供託金没収の憂き目を見た。日本共産党の市議候補は4人で1人落選だが、落選も含めた獲得票数の合計が5,110票で、これでも有効投票総数の10%には達しない。

 第2に、本連載で既報のごとく、私が昨年秋に見限った「よくする会」を基盤に、市民の党、生活者ネットワ-ク、果ては党首が地元出身の民主党の推薦までを得た「桜井くにとし」こと桜井国俊の彦は、これもあえなく2度目の落選の憂き目を見た。

 最後に、本誌既報の通りの「市民連合」の生き残り円陣を築き、さすがは選挙上手の「嘘付き放題ビラ」を撃ちまくって、現職5選を成し遂げた土屋正忠の彦を中心とする保守陣営にも、いくつかの悲劇が生まれた。「自由民主クラブ」所属の現職市議が「市議は私、市長は土屋正忠!」と、連日の声を限りの連呼を尽くしながら、その果てに3人落選という「君の馬前にて討死」の壮烈な最後を遂げた。市議選の結果については次回に詳報するが、一部フラフラ組も混じってはいるものの、定員30の議席の、まさに半数、15議席が、土屋正忠の彦の反対派によって占められるに至った。

 市長選の投票は即日、深夜の午後11時40分には開票終了。そのまま、三鷹駅北口の「よくする会」選挙事務所では、テレヴィの選挙速報を見ながら、最初は前祝いと称して始めていた酒盛りが、突如、蒼白の失神寸前、やけ酒、オイオイ泣き上戸、徹夜のグビリ、チビリに成り果てたとのこと。途中までの参加者からの通報によると、事情を知らない女性陣から、または、もしかして事情を知りながらトボケタ女性陣から、「木村さんの顔が見えないのは淋しい」との声が出たが、顔面蒼白のビュロー第1書記は、素知らぬ顔を決め込んでいたとか。

 この間の事情については、その他の見逃せぬ未確認情報も入っており、さらに裏を取った上で次回に詳しく報じるが、ともかく、ビュロー第1書記は、2万5千票で当選と、確信を持って語っていたそうである。確かに、その目標以上の票は取れた。だが、だが、しかし、土屋正忠の彦は、それをさらに上回る27,590票を獲得してしまったのである。だから当然、グビリ、チビリの愚痴の果てには、土屋正忠の彦の方が「やはり上手」というところへ、話が落ちたという。

 次回には、市議会議員選挙結果と合わせて、目下詳細を取材中の新「国立市長」こと、共産・社民推薦、東京・生活者ネットワーク元市議、上原公子の媛とその周辺と、武蔵野市の状況を、合わせて比較検討する。

 ところで、本 Web週刊誌の選挙期間中の唯一の獲得目標は、土地開発公社問題の政治課題化であった。その獲得目標に照らして見ると、本Web週刊誌編集部こそが、唯一の勝利者なのである。そこで今回は、とりあえず、選挙直前の4.24.土曜日に流した以下のmailを再録する。


明日投票日:(共)も「不要な土地」批判へ

木村愛二です。

 本日、朝食の際の日常的隙間産業の一環、かつ、精神的副食の新聞記事点検、必要記事切り抜き作業を始めようとしたところ、折り込み広告の中に、選挙の法定ビラと思しきものあり。「日本共産党」の文字が目の片隅に入ったので、さっと引っこ抜いて所定の棚にしまおうとした瞬間、もうひとつ、「不要な土地」という大文字も見えたので、あれれっ、もしかすると、別の反市長派で共産党とは不仲になった「よくする会」の方が、遂に私の真似をして、「共産党は土地問題に頬かむり」しているとの批判開始に踏み切ったのかな、と思い、再び拡げて見直すと、やはり、「みんなで革新むさしのをつくる会」とあります。

 その前に、私も年4000円の出費を強要され、これが怒りのエネルギー供給源となっている"犯罪隠し"のための「自転車駐輪場の有料化」により市の全世帯で「2億5917万円」の「負担増」とした上で、「不要な土地に税金投入。今後も250億円以上の開発計画も」と中文字の見出しで、少し幅を拡げた「独自」の批判のポーズを取り、「不要不急の土地購入などで」「隠れ借金=債務負担をあわせると約500億円」というコミコミのぼやけた表現ながら、一応、批判の姿勢を示しています。

 やはり、選挙は水物とか。選挙広報では、市長に1人、市議にはたったの4人の、すべて顔見知りの共産党候補者たちが、土地のトの字も記していなかったので、呆れていたところだったのですが、おそらくは、票読みをしている内に市民の疑問に答えざるを得ず、急遽、政策の見直しに走ったものと思われます。

 私は、具体的には3年前から、この問題を調べ始め、わがホーム頁「武蔵野市民オンブズマン」が、日本で一番詳しい情報源です。それを見た新聞記事、放送番組も出始めています。Web週刊誌『憎まれ愚痴』の連載「仰天!武蔵野市『民主主義』周遊記」でも、最新情報を流し続けています。この「土地開発公社」による全国規模の「塩漬け用地」大量購入の超巨大政治犯罪について、明日の市長、市議選挙投票日を控え、ついに地元の老舗「左翼」日本共産党武蔵野・三鷹地区委員会が、政策変更を迫られたというのは、近来の痛快事です。

 やはり、「なせばなる、なさねばならぬ、なにごとも」でありましょうか。呵々。


以上で(その18)終り。(その19)に続く

(その19)割り込み中継:地方議員向けACT寄稿
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