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「従軍慰安婦」問題に見る「メビウスの帯」断章
(その06)続:NHK戦争裁判の大いなる錯誤/
因果は巡るNHK戦争裁判メビウスの帯2

デカメロン
メディア批判
NHK批判
NHK放映「戦争をどう裁くか」4回シリーズの問題点
●「従軍慰安婦」問題に見る「メビウスの帯」断章
1「従軍慰安婦」問題
2「従軍慰安婦」問題
3NHK「戦争を裁く」改変事件をさらに裁く
4嘘の因果は巡るメビウスの帯
5歴史は物語か実録か
6続:NHK戦争裁判の大いなる錯誤
日本近現代「意外史」



放送メデイアの歴史と理論
放送メディアの
歴史と理論

(社会評論社)
定価2400円



送信日時 : 2001年4月28日 土曜日 9:03 AM

件名 :続:NHK戦争裁判の大いなる錯誤

 私は先にも、直前改変のETV番組、「戦争を裁く」の企画が、最初に「ホロコース トの大嘘」を掲げること自体、実は、アメリカの侵略の正当化のデマゴギーの先兵に他ならないと、喝破しました。驚く人も多いでしょうが、これは、まるで不思議でも なく、珍しくもない歴史的現象なのです。

 日本が大陸を侵略した際の代表的な檄は、「東洋平和のため」でした。「五族協和」でした。「東洋平和のためならば、何で命が惜しかろか」と歌って、数百万人の日本軍兵士が死に、そのひと桁上の「東洋」人の死者が出たのです。私は、読売新聞の過去を調べるために、国会図書館の古い蔵書を検索し、その一部を見ました。

「白人」が、いかに「東洋」を侵略し、残酷な搾取、収奪を続けてきたかという主旨の冊子が、無数といっても過言でないくらいに残っています。近代の侵略戦争は、常に、「人道」の旗印の下に行われたのであり、遅れて参入した半封建的な資本主義国家、日本も、その例外ではなかったのです。

「戦争を裁く」の第2夜、「問われる戦時性暴力」の題名では、「日本軍」が消えていることも問題にされています。「法廷」そのものの題名は、「日本軍性奴隷制を裁 く女性国際戦犯法廷」でした。「日本軍」が、しかし、なぜ、最近、話題になりはじめたのでしょうか。その一つの切っ掛けは、非常に奇妙なのです。

 この「法廷」に至る経過を、『人権と報道・連絡会ニュース』160号、2001.4.23. の記事による要約で紹介します。私も会員の同会の163回例会、4.9.「女性国際戦 犯法廷をめぐる報道」の記事の中には、次のようにあります。

 例会で西野さんは、この法廷が開かれるに至った経緯、NHKの番組改変、その背景について要旨次のように話した。

 戦時性暴力の克服へ[小見出し]  法廷は97年、東京で戦時下の性暴力根絶について20か国代表が話し合った国際会議 をきっかけに開かれることになった。[中略]ユーゴではレイプが「民族浄化」という 戦略の一つとして使われ、20万人が被害にあった。

 西野さんは、この運動の副代表です。代表は、朝日新聞記者の経歴の松井やよりさんです。朝日新聞は、アメリカの対ユーゴ・デマ宣伝を、ほとんど鵜のみ報道し続けました。私は、わが電網宝庫に、いわゆる「大量レイプ」とか「民族浄化」とかが、 いかに卑劣な大嘘だったかを連載しています。

http://www.jca.apc.org/‾altmedka/yugo.html

 このデマゴギーについては、私だけでなく、ユーゴ問題を早くから追ってきた多くの日本人が、かなり詳しく知っているのです。そういう情報を知らないで、または、 無視して、怪し気なアメリカ人の自称平和主義者に騙されて、または、利用して、大 向こうを狙う「パフォーマンス」をやってしまったのが、この粗雑な運動なのです。

 しかも、その粗雑な運動に、東大助教授とか、NHKプロデューサーとかが、群がって、さらには、その逆の側では、その動きの中に、大問題の「天皇の戦争責任」が含 まれているのに、「危機管理」を怠って、右翼に脅かされ、右往左往したNHKの破落 戸幹部がいて、直前ずたずたの見苦しい改変を強要したのですから、最早、私の命名 による「草野球の酔っ払い観客の場外乱闘」は、犬も食わぬ状況に成り果てているの です。  最早、全部、御破算、願いましては、と最初から、やりなおす以外にないでしょう。

送信日時 : 2001年 4月 29日 日曜日 8:08 AM

件名 : [pmn 14596] 因果は巡るNHK戦争裁判メビウスの帯2

 昨日送った関連の電子手紙のように、「女性国際戦犯法廷」なる出し物の主催者代表、朝日新聞記者の経歴の松井やよりさんは、最初から、欧米諸国のユーゴ侵略を 「レイプ」のガセネタで支援し続けた怪し気な疑似平和運動に、「取り込まれていた」(ユーゴの被害者救援運動者の言)のでした。

 それほど具体的な経過を追わなくても、私自身が、このような俯瞰的な観測については、絶対の自信を持って断言できます。アメリカ人が関わる平和運動には、国際独 占資本が金を出していたりして、実に怪しげなのが多いのです。遅れた半封建的な資 本主義国、日本でさえも、戦前、朝日新聞記者などの言論人を総動員して、「宣撫工 作」を展開したのでした。

 ユーゴ戦争の関係では、いわゆる「ユーゴ空爆」(私はKLAと称する麻薬マフィアのアルバニア系破落戸が「ドル」で集めた即製兵士に武器弾薬をふんだんに供給した地上戦の存在を指摘し続けました)に関して、ハーグで開かれた平和集会では、アル バニア系の動員、つまりはドルで旅費を供給した動員によって、空爆への反対決議すらが否決された事実を、最も重視します。

 ハーグの平和集会の仕掛人もアメリカ人ですが、その直後に私が自費で参加したニ ューヨークの「NATOを裁く独立戦争犯罪法廷」の主催団体、国際行動センターの代表 者、ラムゼイ・クラークとは、いわゆる犬猿の仲だそうです。国際行動センターの方 は、元司法長官でもあり、超有名人で、現在も弁護士事務所を開いているクラークの 著書や、各種ヴィデオの販売によって、自前の活動資金を確保しているようです。

 私は、一昨年の上記集会で、クラークの現地入り場面を含む30分のヴィデオ、NATO TARGETSを買い求め、民衆のメディア連絡会の仲間と、元民放争議団の元ラジオ日本アナウンサー、元TBS声優の声の無償出演協力を得て、アメリカとも連絡を取って、版権の許しも正式に得て、日本語版『NATOの標的/ユーゴ空爆の実態』を完成することができました。今、このヴィデオは、NHKからは完全に無視されていますが、ユーゴの子供を救援する運動などによって、全国津々浦々の「貧者の一灯」運動集会で、上映され続けています。

 日本の従軍慰安婦問題に関わる人々の多くは、以上のような国際規模の怪し気な、 はっきり言えばCIA謀略の構図を、まったく知らずに、いわば「利用された」のです。 国際的な謀略の嘘は、「ホロコーストの嘘」と「ユーゴ民族浄化の大量虐殺・レイプ の嘘」ですが、日本国内の底流には、南京「大虐殺」と吠える言論詐欺師、本多勝一 の「百人斬りの嘘」報道のボロ隠し、さらにはその本多を文化大革命とやらの時期に 中国に送って、北京支局の存続、つまりは金になる情報源の確保を図った「似非紳士」こと元戦犯、朝日新聞「株式会社」の醜い嘘八百商売が控えています。

 朝日新聞が、上記の「ホロコーストの嘘」、「ユーゴ民族浄化の大量虐殺・レイプ の嘘」、「百人斬りの嘘」、この三つのすべての唱導に熱心だったことと、「女性国 際戦犯法廷」なる出し物の主催者代表、松井やよりさんが朝日新聞記者の経歴だとい うこととは、本人の自覚の程度は不明にしても、決して偶然ではありません。  

以上で(その06)終わり。(その07)に続く。

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