なにわユニオン文際学園謝罪文に抗議の文書を出す

なにわユニオンは委員長名で、9月18日文際学園伊勢理事長から提出された謝罪文に対して、抗議と要請を行いました。
学園内で手交され、次のことを抗議として労務担当者に言い渡しました。
  • 伊勢理事長が組合に対して直接手交すべきであること
  • 謝罪文に一切のタイトルが無く、何の文書かわからなかったこと
  • 今後は文際学園と組合との交渉になるので、文際学園を代表できる人間が団体交渉に出席すること
組合提出抗議文

2018年(平成30年)9月19日

 

学校法人 文際学園

理事長 伊勢洋治様

 

労働組合なにわユニオン

執行委員長 大橋正幸

 

 

なにわユニオンは貴学園が2018年9月18日の文書において、2018年8月30日付の平成30年(行コ)第37号不当労働行為救済命令取消請求訴訟事件(原審・大阪地方裁判所平成29年(行ウ)第67号)の判決主文「1本件控訴を棄却する」ことによって確定した平成29年3月13日付大阪府労働委員会平成27年(不)第57号事件についての命令書主文第2項の文書を手交されたことを確認しました。

 

貴学園が解決への最初の一歩を踏み出されたことに敬意を表します。

しかし2015年(平成27年)から始まった大阪外語分会の加藤組合員の定年時再雇用の団体交渉が組合との義務的団交事項であるにも関わらず、一貫して「定年時の再雇用の労働条件だけは組合との協議事項ではない。一旦退職してから新たに採用するのだから、新入社員と同じである」と宮内理事は団交で繰り返し述べられました。

その結果として加藤組合員と松谷組合員の労働条件は組合との協議をせず一方的、不利益な労働条件となり、現在も未だ争議状態であると組合は考えています。

 

大阪府労働委員会平成27年(不)第57号事件についての命令書第1項を速やかに実行され、加藤組合員及び松谷組合員への謝罪および定年時再雇用の労働条件について組合と事前協議約款に基づいて交渉を要求します。要求書は追って組合から提出します。

 

以上