女性部会:組合員エッセイ『時々、吠えるオンナ』を連載開始します!

女性部会より……

女性部会組合員によるエッセイ「時々、吠えるオンナ」を連載します。タイトル通り、時々掲載します。女性部会では会社や所属の垣根を越えて、横断的に有志が集まって様々な意見交換を行う、女性組合員だけのサンクチュアリー(聖域)。国内外の出来事や女性問題を話し合ったり、労働関係の資料を読んだり、メディアを賑わしているセクハラ・パワハラ問題についてや、個人的な職場の悩みを相談することもあり、時にはcafeやインドカレー屋で肩の凝らない女性だけの異業種交流会です。

たちまち今、労働問題などが顕在化していなくても、過重労働、減給やリストラ、セクハラ・パワハラ・モラハラ、アカハラ、ブラックバイトなど地位保全に不安が少しでもあれば、お気軽にお問合せください。いざという時のために、とりあえず組合に入っておいて、会社には公表せず「非公然組合員」として活動されている方もおられます。自立した女性の皆さんの参加をお待ちしております。

時々、吠えるオンナ

『言葉にして伝えることが大事』(女性部会組合員寄稿)

今年の夏も暑かったですね。来年もまた同じような夏がくるんでしょうか。やだやだ。熱中症が怖くて、外に出るのもためらわれました。家の中でクーラーを効かせても、鉄板焼きの上の鰹節みたいにゆらゆら揺れていました。

それでもようやく朝夕の風に少しずつ秋の気配を感じるようになりました。気持ちは少し落ち着くけれど、世の中の空気は涼しくなるどころかますます重苦しい。物価は上がる一方、給料はほとんど変わらず。電気代の請求書を見るたびに「はぁぁぁ〜」と深いため息が出ます。政治が変わったところで私たちの暮らしが急に楽になるわけでもなし。「どうなるんじゃぁ!」と吠えたくなる気持ち、みんな抱えているんじゃないでしょうか。

でも、吠えるだけじゃなくて、言葉にして伝えることが大事です。しんどい、つらい、これじゃやっていけない。そんな一人ひとりの声が集まれば、少しずつ職場も社会も変わっていきます。組合はそのための場所です。「こんなこと言ってもいいのかな」と迷ったら、まずは吐き出してみましょう。怒りでも、愚痴でも、素直な気持ちでも。黙って我慢するより、ずっと健全です。

季節の変わり目は体調も崩れやすいし、心も揺れやすい時期です。しっかり食べて、よく眠って、元気をためておきましょう。次に吠えるときは、もっと遠くまで届く声を出せるように。