区は、あんさんぶる荻窪財産交換資料を隠蔽!?

2013年11月に、あんさんぶる荻窪財産交換の話が、突然出ました。
田中良区長が、麻生太郎財務大臣と会って合意したとの話が新聞に掲載。寝耳に水の、議会も区民も大騒ぎに。

その後、今年2016年になって区民の方が、(区ではなくて)国に、いきさつを示す情報公開請求したところ、区が「要望書」を提出していたことが判明。しかし、区は保存年限が切れているので、すでに廃棄したと主張。
実は奥山は、当時おかしいなぁ〜と思って、2014年3月の予算委員会に間に合うように、財産交換のいきさつを示す資料を事前の2月に情報公開請求し、委員会で追及(議事録は文末)。そして奥山が公開請求した時期は、いまから振り返ると、区が廃棄したという、その期限前なのです。なのに、なぜ「要望書」が出てこなかったのか。
そのことを、この件を調査している人が区に尋ねたところ、公開請求文言(開示文書は文末)には「財産交換」とあった。「要望書」は、「財産交換」とは無関係だから提供しなかったとの説明だったそうです。えーっ、それはそうでしょうよ。そもそも、「財産交換」は後から出てきた、付けたりの話であることが、区民の情報公開で明らかになったのだから。

うーん、なんだか、奥山は、情報公開請求の指定さえきちんとできない、おまぬけさんと言われているような感じ。
白垣企画課長(当時)の答弁「公開する資料が不存在ということでございます。」との答弁は、「『財産交換』と指定されているので、それに関する資料はない」ということのようです。うーむ、そんなウラがあったなんて。
あーあ、いま議会にいたら、予算委員会で、この点を追及するのになあ。

※2月24日修正:冒頭の時期は、2014ではなくて、2013年でした。

—2014年2月19日付情報公開請求用紙+公開資料↓ 3月7日の予算委員会でのやりとり議事録↓—-

請求の文言=「杉並区立あんさんぶる荻窪と、荻窪税務署用地との財産交換のやりとりの内容が分かるもの(メモ、電子メール等含む。但し、公表されたものー新聞記事等ーは含まない」
旧ブログ 2014.3.7 に掲載。

2014.3.7blog

開示文書PDFのリンクが切れているので、以下に置きました。ダウンロードできます。「Dropboxを利用せよ」といったメッセージが出ますが、角の「X」印をクリックして閉じることが出来ます。
情報公開で入手した資料

——–3月7日の予算委員会でのやりとり議事録————–

3月7日の予算委員会でのやりとり議事録 のURL
◆奥山たえこ 委員  次です。あんさんぶる荻窪のほうに行きます。
いただいた資料を見ると、全然やりとりがわからない。例えば、区長がこの前、いや、最近じゃないんだ、随分前からそのやりとりについてやっていたんだけどとおっしゃるんだけれども、私がいただいた資料からいうと、一番スタートが平成25年の9月30日ですよ。その前にはこのことをやりとりしてなかったんですか。

◎企画課長 やりとり自体はありました。9月30日に公文書で提案をする前段のやりとりはございましたけれども、公開する資料が不存在ということでございます。

◆奥山たえこ 委員  何でないんですか。電話やメールも含むというふうに私は請求しているし、それも含めて公文書でしょう。なぜ存在しないんですか。

◎企画課長 確かに電話やメールのやりとりはございましたけれども、その辺は事務的な連絡で、必要が済んで、時間もたってございますので削除しているということで、現時点では不存在ということでございます。

◆奥山たえこ 委員  電子メールやそういったメモの文書保存年限は。

◎企画課長 メモは、忘却防止のために、そこは覚えとして書いてございますけれども、きちんとした形での公文書というふうには捉えてございません。

◆奥山たえこ 委員  電子メール。

◎企画課長 電子メールについても同様でございます。

◆奥山たえこ 委員  電子メールやメモは、さっさと自分たちの判断で廃棄して構わないということですよね。

◎企画課長 内容に応じてそれは判断してございますので、それについては、もちろん公文書性の高い、組織で共有するようなものについては、きちんと打ち出しをして、しかるべき保存年限で保存をしてございます。

◆奥山たえこ 委員  今回公表されたものからはさっぱりわからないんですよ。つまり、交換の条件をやっているはずですよ、幾らぐらいにしましょうかとか、もう少し金つけましょうかとか。一番知りたい、そこが残ってないんですよ。そんな作為的なことを、恣意的なことをあなたたちに許されているはずがないんです。どういうことですか、文書管理。

◎企画課長 委員がおっしゃっているようなことは、この後交渉していく話でございまして、最初から、お互いの財産幾らだとか、どういう条件だったらこれを受けるのか受けないのかということまで詰めた上で提案をしているわけでもございませんし、国のほうも回答しているわけではございません。

◆奥山たえこ 委員  とすると、あんさんぶる、いいところ、建物あるから、じゃ、これを交換しましょうと、それだけでとんとんここまで進んだということですか。
あと、このデータは、後で私のブログにアップしておきますから。

◎企画課長 それは当然、先方、国のほうも、区からの提案を受けて、現場を独自に見たり、図面を見たり、また評価を独自に試算してということはされていると思いますけれども、具体的にそういうことのやりとりを直接やったということは存在しないということでございますので、ご理解いただきたいと思います。
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