| 編集長の毒針:緊急課題! | ┃項目別案内┃ |
| 杉花粉被害放置政策に猛然反撃の独立反乱! “杉林焼き払い放火作戦”開始宣言! |
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このところ、わが『憎まれ愚痴』編集部としては、林業白書や貿易統計など、杉花粉激増の背景資料の収集が進み、“行政・産業”公害の様相がますます明らかになってきた。その公害の本質と基本的原因を確かめるためにも、本シリーズの表題として発表済みの「“あの”科学技術庁」の役割を、先に指摘しておくべきであろう。科学技術庁では昨年、「原子力平和利用」と「ロケット」打ち上げの大失敗が続いた。この官庁を「研究」の中心に据えていること自体が、国家政策の根本の狂いの象徴なのである。 たったの2億円の「科学技術振興調整費」の末端 健康のことなら厚生省が全責任を負っているなどと思うのは、ド素人である。 「次世代を担う杉個体」研究が役立つのは何時か科学技術庁の担当は「ライフサイエンス課」などと、私の嫌いな「鬼畜米英」のカタカナ表記をしているが、ギリギリ詰めて聞くと、この課が独自に杉花粉症対策として担当しているのは、「次世代を担う杉個体」だけだった。現在、バンバンと花粉ミサイルを発射している壮年期の杉は、「ライフサイエンス課」の研究対象ではないのである。 2000.1.27.記者会見資料「スギ・ヒノキ科花粉の予測」たったの2億円の「科学技術振興調整費」が、どう使われているのかを、実物で証明できるのは、ファックスで送ってくれた次の「ニュース」のみである。以下、全文をワープロで打ち込んだが、この研究の目的は、「花粉の予測」に限定されているので、本シリースで既報のような「国家政策としての杉」問題全体についての言及は皆無である。しかし、研究者に直接問い質したところ、私と同じ危惧を抱いていることが判明した。その点を含んで読んで頂きたい。
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科学技術振興調整費ニュース科学技術庁〜第201号〜平成12年1月27日関東地方における2000年春のスギ・ヒノキ科花粉の予測について スギ・ヒノキ科花粉は、花粉症を引き起こす原因物質の一つであり、特にスギ花粉症は我が国の花粉症の大半を占めるといわれている。スギ花粉症は、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、流涙などの症状を引き起こし、肉体的・精神的にも変調をきたす結果、日常生活に大きな影響を与えるものである。スギ花粉症を予防するためには、スギ花粉をできるだけ避けることが有効な方法の一つであり、花粉情報の利用が奨励されている。 1.研究の概要 本研究の第3班はスギ花粉の生産と飛散に関する予測の高度化を目的とし、関東地方をモデルとして研究を行っている。具体的には、関東地方におけるスギ・ヒノキ科の森林調査によって花粉源の分布を詳細に把握することから始まり、花粉を放出するスギ雄花の生産調査および予測手法の確立をおこなう。さらに気象条件との関係などによる花粉飛散量の総合的な予測方法、スギの休眠から開花にいたる生理条件の解明による花粉飛散開始時期の正確な予測方法の確立を目指す。そして、スギ林で放出された花粉がどのような気象条件によって都市部に輸送されるかをモデル化することで、最終的には特定の地点(例えば東京都心や杉並)での花粉飛散量の時間変化まで予測可能となることを見込んでいる。 2.飛散花粉量の予測 「関東地方の花粉は非常に多くなる見込み」 2000年春における関東地方のスギ・ヒノキ科の花粉の量は昨99年に比較すると5倍から8倍と非常に多くなることが予想され、平年との比較では2倍から2.5倍になる見込みである。各地で予想される花粉数は以下の通りである。 関東地方における2000年春の花粉予想(ダーラム・個・平方cm・シーズン) *参考に昨99年春の予測と結果を記す(筑波は観測が途中打ち切りになったため削除し、2000年からは水戸を採用した) 99予測値 実測値 2000年春にこのように花粉が非常に多くなると予想される理由は1999年の7月の気象条件にある。スギの雄花の細胞が分化し成長を始めるのは7月から8月上旬であり、とりわけ7月中旬後半から下旬の気象条件が大きな影響を与えることが研究によって明らかになった。関東地方においては99年のこの時期の気象条件が雄花の生育に極めて良好な条件になったためである。東京における7月下旬から8月上旬の気温や降雨量と平年との比較であるが、7月の下旬に一時的に大雨が降り、日照時間も少なくなったが、期間を通して気温は平年よりも高めに経過している。特に7月下旬以降は典型的な猛暑になり、スギの花芽形成に最も影響する下旬は日照時間が極めて多くなり、気温は最高気温、平均気温とも平年より2度高くなった。7月下旬の200ミリを越える大雨はわずか3日で降ったもので、大部分の雨が短時間に流出し、スギの尾花を成長させるためのマイナス要因にはならなかったと推定される。関東のスギ林は1年前の冷夏の夏に比較して成長のためのエネルギーを十分に得ることができた。実際に関東南部におけるスギの雄花の着き具合は昨年に比較して5倍以上の雄花を付けている所がほとんどであり、気象条件からの予測を裏付けている。関東地方においては全体として99年よりは非常に多く、平年に比べても2倍を越える地域が多いのはほど間違いないと考えられる。 1998[ママ:注]年7月上旬から8月上旬の気象(平年差) 3.飛散開始時期の予測「花粉の飛散開始は平年より早い見込み」 関東地方においてスギの花粉が連続的に飛散するようになるのは平年より1週間から10日ほど早くなり、関東南部では2月上旬、北部でも2月下旬の前半になる見込み。スギ花粉症患者は例年よりも早めの対策が必要である。 {問い合わせ先}*日本気象協会気象情報部 村山 貢司 TEL:03(5958)8188 本研究は、平成9年度から科学技術進行調整費により実施している生活・社会基盤研究の生活者ニーズ対応研究「スギ花粉症克服に向けた総合研究(第I期:3年間)」(研究代表者:井上栄・国立感染症研究所・感染症情報センター長)の一環として行われたものである。 (参考) 村山貢司 日本気象協会気象情報部(班長) 注:1998[ママ]とした部分は、当然、1999の誤記であるが、記者会見では、まったく質問が出なかったとのこと。科学技術庁の広報室も、私が指摘するまでは、誤記に気付いてなかった。また、ここで単に「気象」と記されているのは、これまた当然、「関東地方の気象」でなければならないが、上記、「班長」の村山貢司から直接、その確認を得た。 |
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