杉花粉症は “外交 行政 産業” 環境公害だ!(その14)

編集長の毒針:緊急課題!

杉花粉被害放置政策に猛然反撃の独立反乱!
“杉林焼き払い放火作戦”開始宣言!

杉花粉症を公害として告発する希少価値HP紹介

2000.5

 自力調査を自分の文章として綴るのは疲れる業である。そこで、閑話休題。

 およそ数万を数える「花粉症HP」のほとんどは医者の宣伝かオタク情報ばかりだが、キーワードに「公害」を加えると、ガクンと減る。およそ10前後。その内から、いくつか紹介することにした。今回は2つ。あえて論評は加えない。


●花粉症は公害だ●
世捨てコラム/人生 1

1998年5月

 あなたの健康法は? と聞かれても、何もない。世間やマスコミで氾濫しているような、これを食えば健康になるとか、これを飲めばナントカに効く、というたぐいのものは一切信じていない。強いて言えば、ボクの健康法は「体に悪いことをしない」ことだ。

 たばこ、酒、睡眠不足…。中でも、何が健康に悪いって、働くことほど体に悪いことはないと確信している。特にボクのように「労働は人生最大の時間のムダ」だと思っている人間はなおさらだ。男が女より5年も早死にするのも当然だと思う。

 ただし、マインドコントロールにかかった日本の会社員から仕事を取り上げるのは危険である。退職したりリストラされたりするとふさぎ込む人もおるそうな。信じられない話だが、働くことが健康の秘訣だと考える人も多い。これは完全な仕事中毒であり、こういう発想にはとてもついていけない。

 二十何年に渡って組織のために働いてきたが、はっきり言って不愉快なことの連続だった。これじゃ体にいいわけがない。40歳からは自分一人だけでできるインターネットビジネスをやることにした。収入は少なくて貧しいが、気苦労も少ないので、なんとか長生きできそうだ。

 ボクは極めて健康で体が丈夫で、医者いらずな人間である。そのボクも、さすがに40歳になって持病と言えるものを3つほど抱えている。いずれも“生き死に”には関係ないので、今のところ医者に行くつもりはない。

持病、その1。蓄膿症。

 85年頃、27歳でひどい風邪を引いた。鼻水、鼻汁が堰を切ったように流れ出した。風邪が治っても鼻汁は完全には止まらず、それ以来、左の鼻の奥から24時間鼻汁が出続けている。13年間ほとんど休まず出る。蓄膿症のウイルスが住みついているのだ。

 医者に行くほどのことでもないと思い、放っておくことにしている。以前、テレビでアメリカ人だったか、病院に蓄膿症の治療に行ったら、鼻の穴に差し込んだ器具が脳を傷つけて植物人間になったという例を見たので、うかつに病院に行かない方がいいと判断したのだ。

持病、その2。腰痛。

 強靭な肉体を持った自分がまさか“腰痛”などというジジくさい病気になろうとは思わなんだ。

 いわゆるギックリ腰である。ギックリ腰なんて普段から足腰を鍛えていればならないものと思っていたが、スポーツ選手でも腰痛は多いそうだ。19歳の時くしゃみをしただけで腰痛になったという力士もいるそうな。

 ボクが腰痛になったのは34歳頃で、ある大手自動車工場で期間従業員として働いていた時だ。その職場で働き始めてまだ数日しかたっていなかった。体が慣れていないせいもあったのだろう。低い位置にある工具を取ろうと上体をちょっとかがめたら腰がギクッとなった。すぐに治るかと思い、3ヵ月間過酷な労働に耐えて働き続けた。

 しかし退職後も痛みが取れず、6年たった今でも痛みが残っている。おそらく一生この腰痛と付き合うことになるのだろう。その工場でわずか100万円程度の稼ぎを得るために一生残る障害を負ってしまった。くやしい、あんなところで働くんじゃなかった。

 しかしものは考えようだ。この時に腰を痛めなくても、いつの日か突然ギックリ腰に襲われていたに違いない。むしろこの程度の軽い腰痛ですんだのは幸いだったかもしれない。腰痛持ちであることを自覚して生活しているので、大きなギックリ腰にならずにすんでいる。34歳でギックリ腰になるより40歳でなった方がより重症だったろう。あの時に腰を痛めてよかったのだと思うことにしている。

 ギックリ腰を防ぐ方法。モノを持ったり上体をかがめたりする時に、はっきり腰への負担を意識すること。きちんと腰に力を入れれば、何を持っても大丈夫。軽い気持ちでやるのが一番いけない。予想しない力が腰にかかった時にギックリ腰が起こる。何事も本腰を入れないとだめなのだ。

持病、その3。花粉症。

 ボクは決してアレルギー体質ではない。花粉症は体質によらずどんな人でもかかる可能性がある。ある年、突然発病し、目がかゆくなり、鼻水が出る。一度かかったら最後、毎年必ず症状が現れる。ボクだって最初は花粉症なんて自分には関係ないと思っていたが、数年前に発病して以来、毎年悩まされている。突然発病したのなら、ある日突然治らないものかと思うが…。

 症状は人によって多少異なるが、目に細かい砂粒をぶちまけたようなザラザラ感があり、非常にかゆい。花粉の粒子が入っているわけだが、それが感覚としてはっきりわかる。鼻水が出るので、片時もティッシュが離せない。ボクの場合、蓄膿症とのダブルパンチなのでえらいことになる。

 花粉症に関してはどうも常識のウソが多いような気がする。杉花粉情報というのがあって、晴れた日ほど花粉症が重くなるという。が、ボクの経験ではそうとは限らず、むしろ逆に曇りや雨の日が症状が重い気がする。

 花粉症の原因として、現代人の体質が都会暮らしによって変化したからだとする説がある。これは意図的なウソではないかと思う。決して人間の抵抗力が落ちたからではない。野猿が花粉症になった映像を見たことがある。杉花粉の量が尋常でなくなった証拠である。都会は地面がコンクリートだから、花粉が舞いやすく、被害がより多く出ると考えられる。

 日本人の4人に1人が花粉症だとなれば、もはや“特殊な体質”と片づけることはできない。特殊でもなんでもない、ごく普通の人に起こることなのだ。花粉症にならないのはニブイからだ、と言う人もいる(ボクじゃないよ)。

 子供の頃は花粉症なんて聞いたこともなかった。明らかに最近の病気である。日本での花粉症患者の第一号は1963年だという。ちなみに手元の『新明解国語辞典』(三省堂、71年発行)には「花粉症」という言葉は載っていない。

 ボクは以前、マウンテンバイクで林道ツーリングをよくやっていた。国有林や自治体が管理する山は切り株だらけの丸裸になっていることが珍しくない。山はまるで“木の畑”である。切っては植え、切っては植える。植えるのはたいてい早く成長する杉だ。雑木林の自然林では杉花粉など飛ばない。国が植林事業を大幅に拡大し始めたのが昭和25年前後。花粉の量が増えるのは樹齢30年以上の杉である。ちょうど30年後の昭和55年頃から花粉症が蔓延し始めた。花粉症は国の植林事業が生んだ「人災」である。

 花粉症は、騒音や大気汚染よりも遥かに大規模な公害である。杉の所有者ははっきりしているから、国や自治体の責任は明らかである。これほど深刻な公害であるにもかかわらず、国も厚生省も、農林水産省も林野庁もわれ関せず、なんの対策も講じていない。

 ボクは、全国の花粉症患者を組織して「花粉症被害者の会」を結成し、国に対して損害賠償を求める裁判を起こす構えである。

 ま、構えだけだが。あ~目がかいー。


Copyright(C)1999. AZMA(あずま工房)

日本から杉花粉公害病を根絶するために

 杉花粉病は人為的に大量発生された日本特有の公害病である。

 戦後、杉を植林した者、及び杉植林政策を推進した農林水産省=国家が杉花粉病患者に対して責任を負う。

 政府及び人工杉林所有者はすみやかに人工杉の伐採を進め、伐採した杉の木の数以上の数の無公害な木の植林を進めなければならない。

 根本的な対策を講じなければ、もはや過失ではなく故意による加害行為とみなされ、国民の約10%、1,200万人以上におよぶ杉花粉病患者に対して、善意ではなく悪意による損害賠償責任を負うことになる。

 汚染源を絶たなければ根本的な解決にならないのは、工場煤煙、ゴミ焼却場煤煙等による公害病と同様である。

 過去及び将来に渡る杉花粉公害によって日本、日本国民全体の蒙る損害は莫大である。

 過剰に植林されてきた人工杉は有害であることが判明した現在、直ちに伐採が進められるべきであり、数年の後には杉花粉病に苦しむ罪のない人はいなくなるはずである。

 麻薬の原料となるケシ科植物の栽培が禁じられているように、有害な杉の栽培も禁じられなければならない。

「杉植林禁止及び杉林の他種林転換促進法」すなわち「新たなる杉の植林を禁止し、杉林の他種林転換を促進し、杉花粉大気汚染を防止し、杉花粉病を根絶するための法律」が早急に制定されなければならない。

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 日本国民の約10%、1,200万人以上の人がこの公害病の被害者であり、その数は年々増加し、近い将来20%、約2,400万人以上にのぼることが予測されています。

 すべての被害者は団結し、政府及び国会議員に対して「杉植林禁止及び杉林の他種林転換促進法」の制定を要求することが可能です。

 1,200万人以上の人が、日本から人工杉を根絶するように、という趣旨の閹を政府及び国会議員に送付するならば実現不可能なことではありません。

 自己の人生を今後も死ぬまで毎年、杉花粉公害に苦しみながら生き続けることに甘んじるのか、それとも杉花粉大気汚染責任者に対して汚染源を根絶するように要求し、自己の人生を大切にするのか、の選択です。

 そして、既に杉花粉公害による杉花粉病症状のある人も、いまだ発病していないがいずれ発病する運命にある多くの人も、死ぬまで発病しないかも知れない人も、己の判断と行動によって日本の未来の子供達の無数の人生の春を杉花粉公害から解放された明るいものにする可能性を開くのか、それとも日本に生まれたというだけで、日本に住んでいるというだけで杉花粉公害に悩まされる無数の人生の春を未来永遠に繰り返させるままにするのか、の選択です。

署名する

「何人も、損害の救済、公務員の罷免、法律、命令又は規則の制定、廃止又は改正その他の事項に関し、平穏に請願する権利を有し、何人もかかる請願をしたためにいかなる差別待遇も受けない。」昭和21年日本憲法第16条

日本から杉花粉公害病を根絶するために

杉花粉公害根絶フォーラム
Yahoo Japan:花粉症
日本連邦
政策
自由のためのフラグメント
今日の政策
For the children in future
14.Mar.1997. nrjc@usa.net LinkFree

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以上で(その14)終わり。(その15)に続く。


(その15) 花粉症“俗説”メッタ斬り免許皆伝「虎の巻」
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