月山ダムと広域水道の問題について

2001年10月20日月山ダムからの庄内南部広域水道に鶴岡の水源が移行する計画になっています。この計画は、昭和55年の鶴岡市議会の決議を受けて56年より着工、月山ダムは10/14日に完成しました。

しかし、鶴岡市の現在の水は、10万人をまかなえる地下水100%。多くの住民が、ダムの水は地下水の水と同様においしいのだろうか。水道料金は予想以上に高くならないのだろうかと懸念する声が広がっています。山形県の水道料金は全国で最も高い事で知られています。ダム開発にともなった広域水道事業の破綻により、公共料金がつりあがり、また、住民の誇りであった、地下水の自己水源の水道水をみすみす失うなどということが全国で今、起こっています。この鶴岡の場合もそのひとつなのではないか。住民の不安は広がっています。
月山ダム全景。総工費1780億の税金がつかわれ、鶴岡含む庄内南部の水道水を来年平成13年から給水しようとしているが、、、。山形県はブナ林面積が日本一なのに、水道料金平均は、全国で最も高い。鶴岡は、新潟の業者「ブルボン」がペットボトルで売るほどの良質で豊富な地下水源をもちながら、それを放棄してダム水にしようと計画がごり押しされようとしている。

21世紀目前に、水の価値観は代わり、人口推移は減少時代になり、水需要予測も右肩あがりから停滞、減少へと変化してきています。問題を抱えたまま、果たして切り替えていいのでしょうか?

子供達は、本当に安全なのか。過大なツケを払わせることになるのではないでしょうか。

しっかりと今、吟味し、「時のアセス」が必要と思うのは私達だけでしょうか。

月山ダムからの受水する広域水道計画、ここがおかしい!(グラフで示してます)

鶴岡の水源とほぼ同様の水源、地下160メートルの深井戸から汲み上げられた水が、「出羽三山 天然名水の水」として、ペットボトルにいれて全国販売されている。(画像をクリックしてみてください)

山形県鶴岡市10万人は、今、こうした地下水100%の水道水を使っている。県内で最も安く、おいしい水。この恩恵を私達は昭和8年から授かってきた。だが、来年秋から月山ダムの受水が開始されると、この全国でも有数の水源のほとんどを放棄してしまうことになる。

本当にいいのだろうか。

広域水道は、疑問だらけ!庄内南部広域水道事業への公開質問状! 10.2提出!回答に不服で再質問状を提出!回答ありました!UP
10/30、市宛、10/23付けでだされた市の回答に再質問状を提出。14日再回答!

10/23, 県宛、10/20付けでだされた県の回答に再質問状を提出!14日再回答

経過一覧

11/24,23日にお願いしていた、市の地下水を使い続けた場合の概算額を伺いに水道部へ。

「まだ算定できていない」と総務課長。「まだって、市長の3倍発言からかれこれ、1ヶ月半もたっている。そんなに、優先順位が低いのか。

再回答 UPしました。(11/21)しかしながら、市は、概算額も示さずに今のままの地下水でいけば料金は「3倍」などと言っているところは、不誠実としかいいようがありません。全ての概算額を示し、シミュレーションするべきです。◎過去の経過はクリックして下さい。


11/26 五十嵐敬喜氏、広域水道と公共事業を斬る! 緊急フォーラム 終了! 広域水道は敗戦処理の時代。公共事業見直しなしにこの国の未来はない。

9/24 「恵みの水を考える」レポート鶴岡の地下水は足りている!  地下水の研究者、柴崎達雄先生を迎えて、 ●結果アンケート追加。

●「 鶴岡の地下水は十分にある」地球の声通信 草島進一 Vol3より

20年前、鶴岡水源を調査された、地下水の名医、柴崎先生がメールで市長発言に答えてくださいました。


●他議員の見解 

●広域水道事業の矛盾を考える  「こんにちは、石川一郎」より

↑20年前、この事業に賛成をした市議が事業の問題点を指摘しはじめた。問題点がよく解ります。


●市広報とその反論。
●鶴岡市広報で水道特集号!6月15日号 ←桑原英夫 元山形大学教授(水文学)が広報に反論! ○鶴岡の水を考える。月山ダムと広域水道の問題特集号「地球の声・鶴岡」7/15号

桑原英夫(元山形大学 水文学教授)の「正しい鶴岡の水道の考え方」シリーズ↓

○足りる話足りない話 ○美味しい水、安全な水の話 ○足るを知る話
9月8日(金)、毎日新聞山形版に水道問題掲載1「庄内南部広域水道」来年秋から供給開始。20年前の予測外れる見直しへ 住民投票の動き計画変えぬ姿勢に問題  本文全文掲載

ガソリンより高い水は変だ
大学教授 中本信忠
 水の、ろ過処理を専門にしている私の研究室にブラジルから研究者が滞在した。学生がペットボトルの水を飲んでいるのを見て、「日本では水道水は飲めないのか?」と質問された。「日本の水道水は殺菌消毒され、安全で、どの水道の蛇口でも飲める」と答えた。「なぜ安全な水道水があるのにペットボトルの水を買うのか。お金が余っているとしか思えない」と言う。
 井戸水や伏流水を塩素消毒だけして給水している水道水はおいしい。次は生物処理の緩速ろ過処理の水道水だ。自然界の仕組みを上手に活用した緩速ろ過処理による浄水場は、五十年でも百年でも安くおいしい水道水を供給し続けている。
 飲みたくない水道水は、薬品処理の急速ろ過による水である。高いお金をかけても塩素臭い水道水は信用されない。ガソリンより高いペットボトル入りの水を容認している日本社会は、おかしいと思いませんか。欧米では安全な水道水ということで、現代に通用する古い技術の緩速ろ過の見直しが始まっています。一日からの水道週間を機会に、自然界の微小生物が活躍して安全な水道水を作る緩速ろ過を再認識しませんか。
(2000.6.2.朝日新聞、声)

緩速ろ過方式が見直されている。薬品処理の急速ろ過の水は信用されない。天然の地下水は、天然の緩速ろ過方式。21世紀型の水道政策。こうした選択が必要なのではないか。
地下水は最高の水道水。その次は緩速ろ過の水。もう、問題だらけのダムと急速ろ過の水の時代じゃありません。信州大学、中本教授のレポート

3月24日、鶴岡市議会最終日「一体、来年の受水のとき、心から万歳をする人は、一体何人いるのでしょうか...」鶴岡市議会、12年度予算に反対討論!自然保護政策と水道政策に喝!
根拠なし!地下水低下!3月8日鶴岡市議会、草島一般質問、鶴岡市水道部は、地下水をはかる「観測井」を整備してなかった!これでほんとに地下水低下っていえるの?

国会議員中村敦夫氏も指摘した、巨大な悪行!月山ダム!

21世紀、2001年から本当に飲むの?ダムの水?

山形県の水道料金は全国で一番高い! ダムの水をホントに飲むの?

豊富で最高品質の地下水がたくさんあるのに?

風土を支える月山の恵み、鶴岡の地下水を未来に残そう!


LOBBY!(環境NGOとして、市議会議員として政策提言活動)

山形県議会での動き 「広域水道受水見直し」の請願書提出!

●6月県議会へ、「広域水道の時のアセスを求める請願」「広域水道の公聴会を求める請願」を提出。継続に。

●3月9日(木)新聞報道「広域水道見直し請願 継続に」

●3月8日、県議会、厚生常任委員会で、請願がもまれ、継続審査に決定!

●2月29日 山形県議会2月定例会に請願書を提出!、田辺省二県議を通じて県議会厚生常任委員会の審議に3/6,7,8かかることに→全文掲載

●県への請願が、3/1毎日新聞、3/2朝日新聞に取り上げられました

鶴岡市議会での動き 

○12年度予算について、反対討論!

「総括質疑と一般質問で水道政策の矛盾を問う!」

「地下水の低下」などと広報しているのは、根拠なし!と判明!」

●3月8日(水)、一般質問での草島一般質問と水道部長答弁

●3/2日(木)3月定例会、草島、総括質疑の水問題での質問、と市長答弁掲載!
(全文は、地球の声・鶴岡のページへ)

月山ダム、週間宝石3月9日号の国会議員中村敦夫氏の「公共事業悪行リスト」の一番目に登場!1780億円の愚行!

山形県は、全国で一番水道料金が高い!、それも5年連続! 報道続々!

新聞報道ピックアップ!(朝日、毎日、山形新聞社説でも指摘!)


○署名用紙.pdf(acrobat )
月山ダムの庄内南部広域水道計画の5つの矛盾

川の詩 River of Words

●2000年2月、ダムプロテスト、詩をつくってみました。2/20鶴岡市中央公民館で朗読。

散文・月山ダムができると、、、鶴岡の未来は、、

キャンペーンのお手伝いスタッフ、ボランティア募集中!どうか、お助けを!秘書も募集!

みなさんのE-mail での全国からの応援メッセージよろしく!E-mail: stern@jca.ax.apc.org

2000/6/10~

未来の子供達へ、人類の意識の進化のために.........月山のふもと 出羽の国より 

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