東京拘置所の一部の房には、窓に白い波状のプラスチックパネルが設置され、外が見えない構造になっている。この撤去を求めて、東拘在監の確定死刑囚・澤地和夫さんの裁判が継続中である。 また、彼の死刑確定後も支給されてきた公務員年金が打ち切りになったことに対しても、支給を求めて訴訟を提起している。 (NEWS LETTER 12号より)
東京拘置所のエジプト人被拘禁者に対する暴行・虐待事件国賠訴訟(NEWS LETTER 8号参照)では、収容された「スペシャル・ルーム」の検証や診療記録に関する文書提出命令が東京地裁民事第28部に却下されたが、去る1996年3月26日、東京高裁第14民事部は、これらの内、診療記録の文書提出命令に関して地裁の却下決定を取消し地裁に差し戻す決定を下した。 (NEWS LETTER 10号より)