NewsLetter 7 Cover

CPR News Letter Vol 7

1995年12月

o 1996年2月25日(日)、東京都内で96年度CPR総会とPRI日本セミナーの開催決定


o来年度CPR総会とPRIセミナー日程決定

来年度の監獄人権センター総会とペナル・リフォーム・インターナショナル(PRI)のセミナーの日程が決定。96年2月25日(日)東京で行う予定(時間・場所 未定)。セミナーにはPRI事務局長のビビアン・スターンさんとイギリス・ブリックストン刑務所長のアンドリュー・コイルさんが来日する。来年のカレンダーへの記入をお忘れなく(2ページに詳細)。


oロド・モーガンさんを招いて第3回セミナー開催

9月16日東京・御茶ノ水の明治大学において、ロド・モーガンさん(ブリストル大学教授:刑事法)による第3回監獄人権セミナーが約60名の参加で行われた(3ページ)。その後、モーガンさんは新潟でのセミナーの合間を縫って、新潟刑務所と警察署(代用監獄)の視察を行った。84年4名の受刑者の死亡事故(原因不明)以降、新潟刑務所は弁護士会などの見学を拒否しており、今回の視察は非常に画期的なこと。これらの印象をモーガンさん自身が寄稿してくれた(5ページ)。


o刑務官部会が設立される

さる9月、東京で第1回目の刑務官部会が開催された。元・刑務官の坂本さんのよびかけに応えた多数の現・元刑務官の方々が議論に参加。当面は被拘禁者の問題とは別個に、矯正職員の労働条件の改善などを求めていくことが確認された(6ページ)。


o監獄人権センター、法務省矯正局に申し入れ

4月14日に引き続き、9月13日に法務省に第2回目の申し入れを行った。5月の国連犯罪防止会議の決議を受け、CPRの活動に対する協力を求めた。残念ながら今日まで回答はないが、今後もこうした取り組みは継続していきたい(7ページ)。


o「北九州矯正センター」構想について

2月末、法務省福岡矯正管区は、小倉拘置所、城野医療刑務所、小倉少年鑑別所を、現小倉刑務所敷地内に併設する「北九州矯正センター」構想を発表、弁護士会は直ちに反対を表明した。東京拘置所の改築計画など、老朽化した拘禁施設の改築に際して、今後も同種の事態が予想されることからCPRとしても拘禁施設の改築・改善に際し何を求めていくのか、意見をまとめる必要がある。経過を福岡県弁護士会の石井将さんに報告していただき、CPR事務局としての現段階での意見もあわせて掲載する(8ページ)。


o関西CPRの集会「監獄と市民社会」

8月19日大阪で「監獄と市民社会」と題する集会が関西CPR主催で開かれた。立ち見が出るほどの盛況の中で、日本社会における「監獄的なるもの」をめぐる活発な議論が行われた(10ページ)。


o合衆国の死刑囚ムミア・アブ・ジャマル氏の再審請求が棄却に

6号でも伝えたように、8月17日の死刑執行が宣告されていた合衆国ペンシルバニア州の死刑囚ムミア・アブ・ジャマル氏の執行が、8月7日、世界中の市民の反対により延期された。しかし、9月15日、ペンシルバニア地方裁判所は再審請求を棄却。「ムミアの死刑執行停止を求める市民の会」から報告していただいた(11ページ)。


o後記・NEWS IN BRIEF