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随時追加「編集長日記風」

木村愛二の生活と意見

2001年2月分

 2.1(木) 「目には目」の悪循環を断つ徹底的な唯物論の思想構築を成し遂げる「希望」
 2.9(金) バカな弱虫と知事を電子中傷した米軍沖縄地域調整官の座って謝罪は頭が高い
 2.10.(土) 平和のペンは強くもなく遅きに失したり敵に騙された手先ならかえって惨い
 2.11.(日) 日本の水産高校実習船を撃沈した米原潜の基本的問題点はゴロツキ奴隷軍
 2.12.(月) 沖縄の四軍調整官発の問題Eメール原文を『沖縄タイムス』読み込みで発信
 2.14.(水) 「女々しい奴」罵りメール訳文(要旨)釈明(要旨)ラミス寄稿の英語解説全文
 2.15.(木) ABCポール・ハーヴェイの原潜事故コメントで森は国際的に間抜けコソ泥並評価
 2.15.(木) インターネット検索記事「海兵隊の撤退要求、県内で初の決議/北谷町議会」
 2.21.(水) 原潜ともなれば、1960年代初頭、横須賀の原潜寄港阻止闘争に遡る想い
 2.24.(土) 2.24.(土)2.22.‾24.mail再録・増補:原潜事故でWeb刑事法廷の開廷を宣言!
 2.25.(日) 原潜問題、杉花粉症問題も含めて、ついに、アメリカ大使館前での独自行動を決意!

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2.25.(日)
原潜問題、杉花粉症問題も含めて、ついに、アメリカ大使館前での独自行動を決意!

無断転載、無断転送、大歓迎!

 2001年 2月 25日 日曜日 7:04 AM.mail再録、増補。

アメリカ大使館前での独自行動を決意!

杉花粉を防ぐ「透明ビニール仮面」の新案特許

  まず、準備作業です。『鉄仮面』と題する小説がありました。最近にも、我が家の近所の団体役員の某氏に、この渾名が付いていることが判明しました。無表情で、無礼で、傲慢で、破廉恥で、官僚的な、つまり、悪口です。 杉花粉症に関しても昨年からアメリカ帝国主義批判  私は、どんな意味の渾名になるか、気にもせず、現在、「透明ビニール仮面」を作っています。杉花粉を防ぎながら、アメリカ大使館前で演説するための新案特許です。昨年、アメリカ大使館前でも使用した携帯用の立て看板こと、古い映写幕利用、雨除けにビニール張り。そのビニールの余りがあるので、これを丸く筒状にして、マスクと防塵眼鏡の代用とし、上に白いシーツを2枚重ね、通気を確保するのです。

 杉花粉症に関しても、昨年からアメリカ帝国主義批判を、わがホーム頁で展開していますが、これを最初にしゃべります。杉の花粉が激増したのは、アメリカの原始林の高さが70メートルにもなる米ツガの輸入が優先されるので、日本の植林の杉が放置され、林業が崩壊し、杉が荒れ果て、花粉を付ける枝が茂りっぱなしになっているからです。アメリカでは、環境派の市民運動が、原始林の伐採に反対しているのに、一方では捕鯨禁止に血の道をあげるアメリカが、生産コストがゼロの大木、もとはといえば銃で奪った大陸の自然の恵みを、貿易摩擦と称する押し売りの商品にしているのであって、実に許しがたい野蛮極まりない暴虐行為なのであります。

 今、寝ても覚めても、これらの英語演説の台詞が、submarine,wimpmarine,..... 杉はjapanese cederで間に合いそうですが、米ツガは今のところ、長い学名しか分からないので、大使館の阿呆どもに通じるかどうか、心配です。

ツアーの「民間人」と招待者の正体が判明

 さて、原潜問題そのものも、情報が溢れて、困っています。私が決定的に重要と評価する新情報のみを、指摘します。

 元艦長が、軍規もあらばこそ、安全確認もあらばこそ、いそいそと身を粉にしてまでの歓待の過剰サービスに、あいこれ勤めましたる御相手のツアーの「民間人」御一行の正体は、『朝日新聞』(2001.2.22)によると、「退役した海軍高官の招待客だったとされる」のでしたが、これまた、ボロボロと、真相が漏れ出しました。

 操舵をしたホール(52)は、『しんぶん赤旗』(2001.2.20)ワシントン発記事によると、「ニューヨーク・タイムズ17日付けのインタビューで、原潜への体験乗船に先立ちホノルルの『戦艦ミズーリ保存会』(名誉会長・ブッシュ元大統領)に7,500ドル(約87万円)寄付したことを明らかに」していたのでした。

「退役した海軍高官」については、これまた、驚愕の新事実であります。『しんぶん赤旗』(2001.2.21)ワシントン発記事が紹介する「ロサンゼルス・タイムズ19日付け論評」の中で、「チャルズマン・ジョンソン日本政策研究所所長」が、「今回の事故で原潜に民間人を試乗させる手配をしたのが、1995年の少女暴行事件で暴言を吐いて更迭されたリチャード・マッキー元米海軍大平洋艦隊司令官であることは『日本人の怒りをさらにかきたてた』と指摘」しているそうです。

「戦艦ミズーリ」は、日本が降伏調印した戦艦で、ブッシュ元大統領を最高司令官とする湾岸戦争に使われてから「退役」しました。ブッシュ元大統領は、日本軍に撃ち落とされた飛行機乗りの元軍人でした。沖縄での暴言野郎ともなれば、直前に暴露されたwimp(女々しい奴)暴言野郎の大先輩です。そいつが招待した成り金の下品な連中が、一緒に酒を飲んでから真珠湾で試乗したとなれば、まさに、「ジャップ奴!」の気分満々、そこへ捕鯨船と間違えたとなれば、鯨ジャンプで脅かしてやれ、となるのは当然の帰結となります

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2.24.(土)
2.24.(土)2.22.‾24.mail再録・増補:原潜事故でWeb刑事法廷の開廷を宣言!

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 2001年 2月 22日 木曜日 10:47 AM

原潜グリーンビルは酒気帯び操舵!?

 もう、いい加減にしてほしい。他のことができなくなる。またまた、広告が出た!

『週刊文春』(2001.3.1)「吐き気をもよおす米国ヤフー掲示板『原潜事故』の書き込み」「日本政府よ米軍発表を鵜呑みにするな/原潜「グリーンビル」は酒気帯び操舵だった!/スクープ!」

『週刊新潮』(2001.3.1)「『鯨ジャンプは訓練ではない』/米メディアが報じた『原潜衝突』の真相」

 さあ、いよいよ、鯨、鯨、捕鯨禁止問題に接近中。目くじら立てて、怒り狂おう。

 いわゆる右に分類されることの多い『週刊文春』の記事ですから、「吐き気をもよおす」米国ヤフーの掲示板書き込みなるものは、黄色い猿こと、鯨を食う野蛮人のジャップへの罵りでも、ございましょうか。別途、沖縄で馬鹿将軍が放った「吐き気をもよおす」罵詈雑言について、オックスフォード大辞典などによるwimpの衒学的研究を準備中ですので、私の方からも、糞ヤンキーが「吐き気をもよおす」ような侮辱を投げ付け返してやります。

 また、別途、カンプチアPKO出兵反対運動などで行動をともにした仲間から、来週末、アメリカ大使館に抗議に行かないかと誘いが掛かっています。昨年に引き続き、またもや、インターネットTV超辛口キャスターを目指す英語の演説の練習をしたいところですが、わが杉花粉症の状況を見て判断するしかないでしょう。ともかく、抗議行動の日程が決まったら、お知らせします。特に酒は悪いので、それでは寂しいので、本日の民衆のメディア連絡会の例会も、症状悪化を恐れて、さぼります。

 なお、昨年のパレスチナ問題に関するアメリカ大使館前英語演説の真骨頂は、アメリカにも友人が沢山いるとして、それ以外のアメリカ人と国家への批判だと限定し、お前らは対等の条件で地上では戦えない卑怯者、武器の優越はアメリカ大陸の強奪とアフリカ人の奴隷化によって得た資金によるもので、何の自慢にもならないのだ、という点でした。私が使った英語は、cowardsです。

 その後もcowardsは、 新大統領の下で、またもや、イラクを爆撃しました。米軍放送に入っているジョーク番組では、イラク爆撃が「ブッシュ家の伝統」(family tradition)になったと言って、その後に爆笑となりました。ふざけた連中です。

2001年 2月 22日 木曜日 9:40 PM

謝罪しないのが米国のデモクラシーなのだ

 原潜問題、米軍放送傍受情報によっても、あの図々しいアメリカ人が、ついに、困り果ててきた状況が明らかです。「わざと」とか、「酒気帯び」とか、「鯨ジャンプ」とか、週刊誌「驚愕証言」が事実なのでしょう。追撃あるのみです。

 ところが、いまだに、艦長は謝罪をせず、「米大平洋艦隊のトーマス・ファーゴ司令官」は、「『だれでも自分自身を守る権利が認められており、謝罪するかしないかは元艦長の選択次第。それが米国のデモクラシーだ』と語ったという」(『日本経済新聞』2001.2.22.夕)のです。 「米国防総省は一貫して『民間人の行動は、事故には一切関係ない』としてきた」(同2001.2.22)のも、真っ赤な嘘と判明した今、米軍主脳、あのド馬鹿イラク爆撃魔、ブッシュ二世、頭を丸めて、愛媛まで謝罪に来い!

 なお、上記の「米国のデモクラシー」なるものに関しては、その言葉の欺瞞の根源に迫る実情の解明が不可欠です。以下、昨年夏の私のmailの再録、増補によって、私の考え方を披瀝します。

 下記のメイリングリストの主催者は、狂信的なアメリカ信者で、「哲学者」と自称する今本さんとか記憶しますが、私に個人宛mailを寄越して、参加を求めてきたにも関わらず、以下の主旨の私の意見に激怒、混乱の極に達していたようなので、長居は無用と、即刻、退出しました。Web空間には、困った悪餓鬼が巣食っているものです。触らぬ神に祟りなし、と存在を無視するに限るのですが、その当時は、mailを開かずにまとめて削除する方法を覚えていなかったので、時間の無駄で困りました。最近は、受信中に発信者の名前を見て、どんどん削除できるようになりましたから、とても楽です。

2000年 8月 6日 日曜日 10:43 AM

アメリカ 民主主義とは何か?

 いわゆるアメリカ民主主義についての空理空論のほとんどは、キリスト教圏ならば「神は細部に宿り給う」、中国文明圏ならば「大鍋のスープの味はスプーン一杯で分かる」という「部分」の実情を無視した言葉の遊びです。

 部分(part)に発するparticularを「特殊」と訳し、あたかもそれが中心的な語義で あるかのように思い込んでいる日本の欧米崇拝エセ学者には、民主主義の神髄は理解 できません。全体は部分の総合なのです。全体の氷山の水面上の一角しか見ない議論 は、物見遊山の暇つぶしでしかありません。 「近代」民主主義を考える上での基本的な細部については、明治時代の福沢諭吉でさ えもが、『自由原論』と題する訳書で知っていたフランスのトックヴィユ(1805-1859)の著書、『アメリカの民主主義』、アメリカの労働力事情を論じた『資本論』1巻の最終章「近代植民論」、それを深めた『資本主義と奴隷制』などを合わせ読むと、おぼろげながら、真相が見えてきます。

 トックヴィユは、1830年代にアメリカの現地を見聞しています。現地では、共和主義と言ったり、民主主義と言ったりしているなどと、実態と表現の食い違いを指摘しています。『資本主義と奴隷制』( 中山毅訳、理論社、1968)の著者は、イギリスで学び、トリニダッド・トバコの首相となったウィリアムズで、黒人奴隷の子孫です。

 アメリカ民主主義なるものは、原住民を騙し、殺し、駆逐して、ではありますが、「自由に土地を入手できる」条件の上に、黒人奴隷制を経済の基本として、初めて成り立っていたものです。トックヴィユは、その実態を、基本的には個人主義なのであると、見抜きました。歴史的に見れば、人口の10分の1の支配層の制度の一つであったギリシャ民主主義と共通する欺瞞に満ちた差別支配、軍事貴族支配の一種でしかないことが明確になります。

 ギリシャのデモスクラトスは、デモス(身体が原義)とクラトス(権力)の合成語です。自らも奴隷主の一般兵士の合議制権力と解すべきであって、発生的には「奴隷」状態を象形した「民」を主権者である思わせるような訳語は、間違いなのです。すでに、「軍事民主主義」と呼んでいる人もいます。それを、いかにも立派な政治理論であるかのように崇めたり、日本のような事実上の農奴制社会の全員向けの制度に当て嵌めようとするのは、二重の欺瞞と言うべきでしょう。

2001年 2月 24日 土曜日 8:54 PM

原潜事故でWeb刑事法廷の開廷を宣言!  

 原潜問題、外務省の緊急班と海上自衛隊広報に直接、Web編集長を名乗って電話取材して確かめたところ、やはり、何らの独自調査をしておらず、ましてやロシアのようなスパイ活動など、恐ろしくて尻込みするような状況であることが判明しました。こんな連中には、機密費など、まさに豚に真珠です。

 ところが、それでも、アメリカの方は、反米感情の高まりが心配で仕方がないようです。困ったことには、私が杉花粉症で外出自粛、喉の調子も悪い時期に、謝罪の為の政府特使とやらが来るらしいのです。

 本日の『日本経済新聞』(以下、すべて同紙)夕刊によれば、「海軍制服組ナンバーツウのウィリアム・ファロン作戦副部長」とやらが「24日にも出発し、ハワイに立ち寄ってから日本入りする」とのことです。

 すでに22日の夕刊でも、「特使検討を言明」と報道されていました。本日の朝刊には、日本記者クラブで、駐日大使が「謝罪と遺憾の意を表した」とありました。

 でもでも、「御免で済むなら警察は要らない」のです。日本側が刑事告訴すべき事件です。特使は当然、私が昨年、英語演説の練習を兼ねて、パレスチナ問題で単独抗議行動を敢行したアメリカ大使館に泊まるでしょう。国際行動センターならぬ単独行動野人としては、ムズムズしてきます。一緒に行こうと誘う人もいますが、単独行動の方が、発言内容も長さも遠慮しなくて済むので、やはり、自称、昔の乞食坊主の辻説法に負けてたまるか戦法あるのみ、です。

 そこでやはり、濡れガーゼの二重マスクして、古い日曜大工道具の防塵眼鏡してでも、ドラム缶の愛称の巨大ラジカセに単1電池10本仕込んで、出掛けるかと思い立ち、とりあえず、本日の午後から、荒れ果てた喉の調子をシャンソンで試していたところですが、「24日」が日本時間ならば、今日のことではありませんか。イタリアのオペラ歌手は、生姜を喉の薬に使うとの情報を得たので、これも試したことがあります。水筒に生姜ジュースを入れて行きましょうか。

 で、ともかく、演説の草稿作りを始めますが、ますます、この問題に食い付いたわが感の鋭さを自画自賛したくなります。駐日大使は、「この説明できないような事故がどうして起きたのかを解明し、適切な償いや賠償をしていく意図がある」などとクダクダ語ったそうですが、最早、「説明」などは簡単至極です。

 米軍放送傍受情報では、「5分前」と言っていましたが、ワシントン発共同によれば、ソナーが「衝突の数分前に実習船を探知していたことが海軍の調査結果で分かった」(23)ようです。しかも、前を進んでいたのに、「上昇段階でほぼ180度方向を変えた」となれば、真反対の方向、つまりは、わざとぶつかる方向へ急旋回したことになります。

 しかも、しかも、呆れたことに、犯人の元艦長自身が、2週間前に民間テレビ、トラベル・チャンネルで、浮上時の難しさを得意げに語っていたことまでが、NBCテレビで再放送された(24夕)とあっては、最早、確信犯以外の何者でもありません。

 ただし、海上自衛隊広報の係官、出身は航空機乗りによれば、自分も動いている潜水艦が浮上して、やはり動いている船に衝突するのは、狙って出来ることではない、とのことです。そうかもしれません。すぐそばで「鯨ジャンプ」をやって見せて、驚かそうと思ったのが、当たってしまったのかもしれません。いくらかの誤差が生ずるのは当然でしょう。それなら、なおさらのことで、十分に余裕を見て、絶対に衝突しないような浮上をしなければならないはずです。

 アメリカ側は、「査問委を再延期」(23)しており、日本政府側は、赤ん坊のように指を銜えて待っているだけのようですが、私は、ここに、厳かに、Web刑事法廷の開廷を宣言します。全員、起立!

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2.21.(水)
原潜ともなれば、1960年代初頭、横須賀の原潜寄港阻止闘争に遡る想い

 2001.2.17-21.mail.原潜問題をまとめて再録、抜粋、増補。

無断転載、無断転送、大歓迎!

2001年 2月 17日 土曜日 11:03 AM

1960年代初頭、横須賀の原潜寄港阻止闘争 

 私は、もともと、相手がアメリカ帝国主義となると、手が抜けなくなるのですが、pmn(民衆のメディア連絡会のメーリングリスト)では誰も、この問題についても、沖縄の「女々しい奴」暴言についても、応答しないどころか、しきりと、メディア報道への批判とは関係のないトンチンカンな暇潰しの議論ばかりしているので、心配になっていたところでした。

 別途、メディアとは直接の関係のないオンブズマン・ジャパンのメーリングリストでは、日本のメディアが森首相の追及ばかりで、基本的な責任者のアメリカへの追及が弱いと言う主旨の意見が出ています。

  [中略] 海上保安庁の広報官は、(原潜事故の過去のデータについて)「アメリカに聞いて下さい」と言いました。ふざけた奴ですが、月曜日に、アメリカ大使館に電話する予定です。花粉症でなければ、英語のキャスターの練習の街頭演説に出かけたいところです。

 なお、私は、1960年代初頭、横須賀の原潜寄港阻止闘争で、労組代表として冬場の現地のテントに泊まり込みに出掛け、一応は暖房のあるテントに入り切れずに、どこかの学校の宿直室で凍え死に仕損なったものでした。想いは深いのです。

2001年 2月 19日 月曜日 8:52 AM

米原潜はわざとぶつけた!?  

 ついに出た!「驚愕証言/『あのジャップの船を驚かしてやれ・・・』/パールハーバー/米原潜はわざとぶつけた!?」(『週刊ポスト』2001.3.2)

 朝一番に開いた新聞の広告の一部ですが、困ったことに、この週刊誌、他のいくつかと同様に、私はまるで見たくも無い種類のカラー写真タップリのためか、近所の武蔵野市の中央図書館では備えていないのです。自腹を切る気はさらさらないので、チャリンコを飛ばして、武蔵野市の外れの西部図書館まで行くか、行かぬか、これから迷います。それにしても、発売直後には公開されません。誰かスキャナーで読み込んで広めてくれませんかね。

 で、とりあえずの関連情報ですが、米軍放送傍受によるABCポール・ハーヴェイのコメントでは、日本の潜水艦が30人を溺れさせた事故(なだしお)のせいで、この問題について、日本のメディアは「沈黙させられている」(muted)とのこと。事実とは少し違うものの、米軍批判の歯切れの悪さを、彼らの側の願望を込めて評したものかもしれません。もう一つは、公共放送の女性のアナウンサーが、原潜事故が、日本では「孤立した」(isolated)事件として理解され、米軍への抗議は起きていないと、解説していました。

 私は、その直前に公になった沖縄での事件の数々と司令官の暴言メールとに、この事件を関係付けて考えます。悪評紛々の最中での糞ヤンキーの居直りです。やはり、ゴーホームの声を高めるしかないでしょう。

2001年 2月 19日 月曜日 11:15 PM

ワシントン記念の休日を呪う真相暴露

 先に、海上保安庁の広報官が、原潜事故の1980年以前のデータはアメリカに聞けと、のたまわったことを報告し、月曜日にはアメリカ大使館に電話すると予告しましたが、忘れずに電話しました。しかし、録音テープで、「ワシントン・メモリアル・デー」とデーて、それデー、やっと、朝からの米軍放送にまるでニュースが無かった理由が判明したのでした。

 デー、こん畜生なので、ワシントンの悪口、もとい、真相を明らかにします。手許の平凡社『世界百科事典』にも、「伝記(1800年ころ)による桜の木のエピソードが広まり、誠実の士ワシントンというイメージが定着する」とあります。私ら敗戦国の少年が、腹ぺこの敗戦後に破れ校舎で教え込まれた美談は、真っ赤な嘘だったのです。

 しかし、この百科事典では、ワシントンの身分を「大農園主」としか記していません。具体的には、当時のアメリカなら当然のことですが、「黒人奴隷制の大農園主」だったのです。だから、アメリカの憲法は、奴隷制を禁止しなかったのです。

 つぎには、この事典にはまったく記されていませんが、ワシントンは、独立戦争の聖書の役割を果たした『コモン・センス』の著者、独立戦争の盟友、トマス・ペインが、フランスで議員となって、国王の処刑に反対し、獄中にあった時、救援を求める手紙を無視し、返事すら出しませんでした。

 こんな奴が、建国の父なのですから、やはり、碌な国では無いのです。

2001年 2月 19日 月曜日 9:06 PM

わざと説に加えて沈没は捕鯨船の米報道

 いやはや、今度こそは、本当に驚きました。アメリカって、本当に、無茶苦茶でござりますがな(故アチャコの決まり文句)。

 わが国際スパイ活動、兼、近未来のインターネットTV超辛口の英語キャスター訓練の基本、米軍放送傍受の方法は、朝の体操とか、別のことをしながら、録音をしておいて、何度か自宅で再生し、ながら視聴で耳を慣らし、最後の仕上げにチャリンコ・マンの同発音訓練となるのですが、このところ、忙しくて、本日、自宅で聞き直したのが、6日前の2.13日分でした。

 原潜事故の話だなと、飛び飛び、ながら視聴していたら、いきなり、「ジャパニーズ・ホエーラー」と聞こえました。  昨年から、私は、捕鯨禁止運動の怪しさを追及しはじめていたので、エッとなります。巻き戻してみると、APです。間違い無しに、「ホエーラー」(whaler)と、二度も言ってます。それ以前にも、水産高校の実習船で子供が溺れたのに、単に漁船と言うのが多くて、面白くなかったのですが、誰かが捕鯨船と伝えたのでしょうか。

 そうだとすると、「わざと説」と合わせて、実に現実性のある物語となります。自称「嘘発見」名探偵としては、一言しないわけにはいかなくなりました。

 すでに明らかにされたように、民間人が操舵していたのですが、潜望鏡を上げて360度回転するのは、もっとも潜水艦らしい風景であって、これを手抜きするのは不自然極まりありません。船がいるのが分かったはずです。漢字の名前も見えたでしょう。その時、このところ、ハワイを聖地として展開されてきた捕鯨禁止運動に対して、日本の調査捕鯨船が逆らっている情報が、糞ヤンキーどもの頭を掠めたとすれば、捕鯨船と思い込んで、いっちょ、黄色い猿どもを脅かしてやれ、となっても不思議はありません。

 ともかく、艦長は即刻、更迭され、軍法会議を待つ身です。この手早い動きの背景に、「わざと日本の捕鯨船を脅した」という事実があるとしたら、大変なリメンバー・パールハーバーとなります。

 なお、2月22日に、沖縄問題とも合わせて、行動が設定されているとのメール転送もありました。アメリカの方の願望を裏切る盛り上がりとなれば幸いですが、私自身は、これもアメリカのツガの輸入の犠牲となって、売れずに荒れ果てた日本杉の花粉、それもどうやら、昨年分も含めた埃によって、目下、二重の濡れガーゼに二重のマスク、防塵眼鏡なしには、外に出られない熱っぽい症状になってしまって、ますます、アメリカ帝国主義への怒りが、ああ、溜まってしまって、ああ、頭の中まで消化不良になりそうなのです。

 皆さん、私の代わりに、などとは言いませんが、それぞれ勝手に、頑張って下さい。

2001年 2月 21日 水曜日 5:43 PM

米放送で民間人関与否定の嘘などなど

 あ、あ、あ、やはり、日本人を廃業したい。これは、いかにも醜い。IT(イット)が当たず、経済崩壊中、お先真っ暗の国の馬鹿首相が、これだけは一途(「いっと」の一発変換なれど「いちず」の方が政界、いや、正解)に励んでいたゴルフの裏表プレーの御陰様で、「『欧米メディアは連日のようにゴルフ問題を取り上げ』、『日本人の怒りは米原潜よりも首相に集中』などと報じる」(朝日2001.2.17)有り様です。

 いやはや、それにしても、ド馬鹿ばっかり、嘘っばかりの世の中ですが、わが国際的スパイ活動の基本動作、米軍放送傍受情報によると、2001.1.14日分では、男のアナウンサーが生真面目に「民間人は関与していない」と述べていました。これも真っ赤な嘘だったのです。

 ドイツの諺に曰く、「一度嘘をついたものは二度と信用してはならない」。

 それでもなお、諦めずに、すべての情報を疑いながら調べ直すのが、スパイ活動の基本であります。 大手メディアのゴミ情報でも、比較検討すると、情報の矛盾が見えてきます。米大平洋艦隊司令官は、上院軍事委員会の秘密会で、「船は見えたはずだ。なぜ見逃したのか理解に苦しむ」(朝日2001.2.16)と証言したようです。

 さらに、「米国家運輸安全委員会(NTSB)のハマーシュミット調査官は16日、朝日新聞に対し、原潜による緊急浮上訓練前、海上に船舶が数隻いることを原潜側が認識していたとの証言があることを明らかにした。原潜乗組員からの事情聴取で得られたもの」(朝日2001.2.18)だそうです。

 この「原潜乗組員からの事情聴取」情報の中に、『週刊ポスト』2001.2.19.「驚愕証言/「あのジャップの船を驚かしてやれ・・・」/パールハーバー/米原潜はわざろぶつけた!?」が入っていた可能性が、非常に高くなりました。「驚愕」の真相解明まで、あと一息です。

2001年 2月 21日 水曜日 6:31 PM

ソナー記録まであった原潜「事故?」

 ただ今、『日本経済新聞』(2001.1.21.夕)落手。ワシントン発、「米CNNテレビ は20日、複数の国防省高官の話として、原潜の水中音波探知機(ソナー)が、えひめ 丸との衝突の約1時間前にえひめ丸の存在をとらえていたと報じた」そうです。

「隠すより顕わる」と言いますが、これだけボロボロとなると、米軍そのもののデ タラメ振りを問うべきでしょう。

 なお、これも、日本の大手メディアが報じているかどうか、ともかく私には分から ないのですが、14日分の米軍放送傍受情報によると、月曜日、つまり、12日には、ま さにハワイはオアフ島で、米軍のヘリコプターが2機、衝突して、7人が死んでいます。

 30機のヘリコプターに約1,000人の米軍兵士が加わった演習中の事故だそうです。  沖縄の暴言の背後にも、士気が乱れて、どうしようもない米軍兵士の状況がありま した。そこへ、原潜「事故?」、ヘリコプター事故、相次ぐ不祥事に、「民間人の関 与を否定した真っ赤な嘘」と、これだけ続いて、まだ、日米安保条約とか、それへの 「思い遣り予算」とか、馬鹿も、いい加減にせよ!

 この馬鹿!

 ゴルフ場に穴でも掘って、自分を埋めろ!

 馬鹿!

 実は、すでに外務省に電話して、原潜担当者に、森は、もう、お終いだから、森抜 きでアメリカと戦えと、檄を飛ばしておきました。それでも、まだ、気がおさまりま せん。

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2.15.(木)
インターネット検索記事「海兵隊の撤退要求、県内で初の決議/北谷町議会」

 2001.2.15.mail-2.再録。

無断転載、無断転送、大歓迎!

記事インターネット検索で「見本」入手した情報です。

[琉球新報ニュース] 更新 2001年2月15日(木)15:4

海兵隊の撤退要求、県内で初の決議/北谷町議会

【北谷】町内での米海兵隊員による連続放火事件とアール・ヘイルストン四軍調整官の中傷メール問題を受け、北谷町議会(与那覇政保議長)は15日午前10時、臨時議会を開き、県内の議会で初めて海兵隊撤退を求める抗議決議と意見書、さらにヘイルストン四軍調整官の即時更迭を求める抗議決議を全会一致で可決した。

 繰り返される海兵隊員の犯罪は、もはや兵力削減ではその防止につながらないとして、撤退まで踏み込んだ。他の市町村議会にも影響を与えるのは必至。

「県民全体をばかにしたもの」としてヘイルストン四軍調整官の更迭要求も7日の沖縄市議会に続いての可決となった。  連続放火に対する抗議決議は「米軍のいう『綱紀粛正』はまさに地に落ちたといわざるを得ない」として事件に厳しく抗議した。

 また、起訴前の身柄の引き渡しを拒否している米軍の姿勢を「重大かつ悪質な放火事件を引き起こしながら引き渡しを拒否した米軍当局に満身の怒りをもって抗議する」と批判した。さらに米軍がその根拠としている地位協定の改定や放火事件の被害者への謝罪と補償を求めている。

 また、四軍調整官の発言に対する抗議決議は「占領意識まる出しの発言は、県民の代表である議会や行政責任者を愚ろうするものであり、断じて許されるものではない」とヘイルストン四軍調整官を批判し、「氏は『よき隣人』たる資格がないことを自ら証明した」として同調整官の即時更迭、司令官を含むすべての兵員に対する人権教育の徹底と綱紀粛正などを求めている。

 抗議決議が可決されたことを受け、同議会基地対策特別委員会のメンバー十人と、与那覇議長は15日午後、在沖米国総領事と海兵隊司令部を訪れ直接抗議する。決議文はこのほか米国 大統領、駐日米国大使、在日米軍司令官に送付される。

 海兵隊撤退要求が全会一致で可決されたことを受け辺土名朝一町長は「町民の総意として受け止めたい」と話し、海兵隊撤退要求については「行政の立場としては議論していないので、 内部で協議したい」と話し態度を保留した。

司令部前で抗議集会/労組員ら130人

【北中城】中部、北部、浦添の各地区労と平和運動センターは米兵の連続放火事件に対し、15日正午すぎから、北中城村石平の米軍司令部前で抗議集会集会を開き、131人が参加して、「基地の全面撤去」「米兵の事件事故は許さないぞ」などと怒りのこぶしを上げた。北谷町の与党市議団七人も参加した。

 仲宗根義一平和運動センター事務局長は「県民を侮辱している。海兵隊の撤退を県民上げて訴える戦いを」と訴えた。

 写真説明:悪質な米兵事件に怒りのこぶしを上げる参加者=北中城村石平 以上。

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2.15.(木)
ABCポール・ハーヴェイの原潜事故コメントで森は国際的に間抜けコソ泥並評価

 2001.2.15.mail-1.再録、若干増補。

  無断転載、無断転送、大歓迎!

わがホーム頁の読者の皆様への、お知らせ、お願い

 記事本文の前に割り込みます。このところ、緊急事態の発生が相次ぎ、総計で約千に及ぶ各種メーリングリストの会員、個人、組織宛の私見送信を優先せざるを得ず、ホーム頁への掲載が遅れる場合が増えました。時事問題に関する私見については、特に下記のメーリングリストに参加して頂ければ、準備原稿の段階の時もありますが、一番早く御覧になれます。 つぎが、民衆のメディア連絡会のメーリングリスト状況です。個人名を消した情報連絡サンプルです。

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差出人 : YUTAKA TSUCHIYA

返信先 : pmn@jca.apc.org

送信日時 : 2001年 2月 15日 木曜日 1:27 AM

件名 : [pmn 13356] 02.15/info.

管理人の土屋です。 AさんとBさんが入会しました。

以下、Aさんの自己紹介文です。

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メディアをどのように活用すればいいのか、またどのようなメディアを新しく作り出すことができるか、このメーリングリストでもヒントを得ることができれば、と思います。どうぞよろしくお願いします。 ***********************************************

現在メンバーは417名です。

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【pmnでの手続き】

(1)入退会 owner-pmn@jca.apc.org まで連絡。

(2)一時中止 off pmn xxx@yy.co.jp[←あなたの登録アドレス] と本文に書いて、majordomo-j@jca.apc.org まで。

(3)再開 on pmn xxx@yy.co.jp[←あなたの登録アドレス] と本文に書いて、majordomo-j@jca.apc.org まで。

(4)その他質問等なんでも owner-pmn@jca.apc.org まで。

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   緊急かつ重大な国際情報を、お伝えします。

 こともあろうにアメリカの原子力潜水艦が、日本の十代の若者の命を奪ったという史上空前、決定的、憤激の事態にも関わらず、ついに、森は、間抜けなコソ泥並の国際的評価を受け、アメリカ好みのジョークの対象となってしまったのであります。日本の危機管理を論ずるのなら、まず、首相の管理です。

 本日早朝、7時からの米軍放送定時ニュースに引き続いて、「ハロー、アメリカンズ!」で始まる習慣の定例ABCニューズ・コメンテーター、ポール・ハーヴェイの時間となりました。ありとあらゆる問題について、アメリカ人好みの面白い言い回しをするハーヴェイも、このところ、連日のように、事件にふれて、真面目に語っていました。しかし、「水産高校の実習船」ではなくて、「漁船」(fishing boat)としか表現しないので、十代の若者の命を奪ったという衝撃が伝わらず、残念至極、私の動く映像による「サイトデヴュー」とやらでの「国際的勝負」の出遅れを恨んでいたのでした。アメリカの放送の中でも、CNNでは、2月10日ごろに、「子供」(children)と言っていました。何かと言うと、「弱い者の正義の味方」を気取るアメリカ人の気質を考えると、この表現の問題は重要です。

 ところが、本日は、ポール・ハーヴェイのコメンタリーでも、民間人が司令室に入っていた問題点と同時に、やっとのことで、「生徒」(student)の単語が出てきました。よし、よし、まずは恨みの念力が通じたか、と思いました。しかし、しかし、なのです。その後が、まるで、いけません。大音響、ガクッ、なのです。この時間の最後には必ず、これまた、アメリカ人向きに、犯行直後に逮捕された「間抜けなコソ泥」の話とか、クスリと笑える滑稽談が配置されているのですが、上記の深刻な話の次に、ドーン、ときました。

「日本のメディアと国会議員は、しかしながら、現在、一番落ち込んでいるように見えます。なぜかというと、あの船が沈没した時、日本の首相、森は、日本の生徒が乗った船が沈没したと報告を受けながら、……その時、彼は、ゴルフをしていたのですが、……彼は、プレイを続けたのでした」

(Japan's media and lawmakers, however, appear most distressed today, that at the time of that ship sinking, Japan's prime minister , Mori, learned of the sinking of the ship, loaded Japanese students, he learned about while he was playing golf, and he continued playing)

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2.14.(水)
「女々しい奴」罵りメール訳文(要旨)釈明(要旨)ラミス寄稿の英語解説全文

 2001.2.14.mail再録、若干増補。

  無断転載、無断転送、大歓迎!

 敗戦直後の占領軍総司令官マッカーサーの実質的な後継者、ヘイルストン中将の問題のEメールに関しては、原文の「罵り」部分のみしか入手できていませんが、以下のように、『沖縄タイムス』(2001.2.7)に、全体の「訳文(要旨)」と、それへの「釈明文の訳文(要旨)」が発表されており、その翌日に、ダグラス・ラミスの寄稿が掲載されています。この3つの読み比べ、私の短い注によって、「真意」が御理解頂けるかと存じます。

『沖縄タイムス』(2001.2.7)

ヘイルストン調整官のEメール訳文(要旨)

 われわれ一万五千人(在沖海兵隊員)は責任を果たすためにこの島に駐留している。海兵隊は三十四年以上にわたり、私の人生であり家族だ。一般的に海兵隊が人々を困らせているということは事実ではない。しかし、われわれは一連の事実(事件・事故)を無視することはできない。個人に責任を押し付けることもできない。われわれ指導者も同じ罪を犯しているのだ。

 なぜ、下品な行為に及ぶ不健全な隊員が海兵隊にいるのか。なぜならわれわれは海兵隊と隊員について何も知らないからだ。バーや警察でトラブルになる隊員に対し、われわれはその兆侯に注意を払ってこなかった。これはお願いではない。命令だ。問題を起こす前に隊員を鍛えろ。法律やルールを破るものは抑えつけろ。

 私は最近、海兵隊の規律が欠如しているとの指摘をいや応なく聞かされている。それに対し、われわれはどのように説明すればいいのか。

 最近、金武町で起きた分別をわきまえない事件について言及しよう。(事件は)反基地主義者たちに攻撃する自由を与えた。知事や副知事、吉田町長、国会議員らは先週、私に対し「私たちはあなたの努力を理解し評価します」と言いながら、扇動的で(米軍が)損害を受ける県議会決議を可決するとき、彼らは何もしなかつた。彼らは頭がおかしく、腰抜けだ。

 しかし、ダメージ(海兵隊の)は残つたままだ。リーダーシップがこの状況を救うことができる。われわれ海兵隊へのとどまらない不信の洪水を止めろ。司令官はそれができる。努を続けていこう。

調整官の釈明文

在沖米海兵隊外交政策部(G5)から県に送られた釈明文の訳文(要旨)

 私が指揮官に送った私的(プライベート)な電子メールが不適当に公表されたことは知つている。これに関する私の考えを明らかにしたい。それは私の指揮官や代理指揮宮への私的な内部通信だつた。指揮官らの注意を促すためのメッセージだつた。

 私が知事や両副知事、吉田(勝広)町長および議会のメンバーを敬服し、尊敬していることを明らかにし。もしも私の電子メールでの意見が誤解を招いたなら、非常に残念であり、それは私の真の意図ではなかった。私のメッセーシはこれらの事件は受け入れ難く、それを防ぐためのスタンスを続ける必要があるということである。

 私はこれらの事件を可能な限り最小に抑えることに専念する。同じく沖縄のリーダーたちとの協力関係を継続することに専念する。この二年にわたり、共に事件・事故を滅少させるために協力した。われわれの真の努力が数人のはね返り者のために水の泡になることは、われわれを深く落胆させている。私の指揮官にも私の挫折感を知ってもらいたかつた。そして海兵隊の多くの隊員にも。

 そこでの会話は非常に激しいものだが、それは私の(事件防止への)思いが強かったからだ。最後に私は沖縄の人々や選ばれた県議会の人たちに深い尊敬の念を持つていることを明らかにしたい。私の私的な電子メールに起因したあらゆる不快感に謝罪したい。

『沖縄タイムス』(2001.2.8)

軍事思想で綱紀正せぬ

■力での抑圧/■女性蔑視

寄稿:ダグラス・ラミス

 在沖米四軍調整官アール・ヘイルストン中将は、その電子メール発言問題に対して、それは「プライベートな時に出した言葉であって、本当の気持ちではない」と弁解した。プライベート上の「本音」と公の「建前」との区別が常識になつている日本語に直すと、全くナンセンスになる。このことに、彼は気づいていないようだ。しかし日本語で言つても英語で言っても、彼の弁解は信じられない。

 電子メール中の問題発言の段落は「I tell you」(君たちに言います)から始まる。この言葉が「今から本当の気持ちを話します」という合図になつている。和訳すると、「本当のことを言うと」とか「本音を言うと」になるだろう。この段落には「the locals who falsely claim to be our friends」(われわれの友だと不誠実にも主張する地元の人々)という一言葉がある。これは非常に強い発言だ。「false claim」というのはつまり、嘘(うそ)のことだ。一般的に最もひどいのは「私はあなたの友達だ」と嘘をつくことだろう。こういう「不信の友」は自分を裏切る人であり、実は最も危険な敵だ。 [Re:false 最下段の木村愛二の注を見よ]

 同じ段落で、ヘイルストンはこの「不信の友」を「all nuts and a bunch of wimps」と呼んでいる。「nuts」という言葉はとても曖昧(あいまい)で、日本語で同じぐらい曖昧な「ばか」が適訳だろう。

「wimp」の方は興味深い。「腰抜け」や「弱虫」という訳は当たっているのだが、イギリスの俗語で「女」という意味の語源を持つ言葉だそうだ。つまり、この言葉の暗黙の前提は女性蔑視(べっし)である。腰抜けの弱虫は「女のようなヤツ」という言い方だ。おそらく「女々しい」が適訳だろう。調整官がこの言葉を選んだことが興味深い。米軍の暗黙の男性中心・女性蔑視の価値観が変わっていないということが読み取れる。

 ヘイルストンは「海兵隊の規律が欠如しているとの指摘」を「BS(Bullshit)」(牛のふん)、つまりナンセンスといつているのだが、同じ電子メールには司令部には手かおえない基地の中の規律の乱れた状況が描かれている。「なぜ、下品な行為に及ぶ不健全な(sick)隊員が海兵隊にいるのか」「なぜ、上級下士官や将校まで酔っぱらい運転で逮捕されているのか」という繰り返される質間から、ヘイルストンのいら立ちが伝わってくる。

 しかし解決策としては「教育」には触れず、上からの力による抑圧の強化しか言っていない。「get tough」(容赦しないでおけ)「squash them」(つぶせ)「kick but」(ケツをけれ)。 「われわれが侮兵隊組織に従事しているのは24x7(一日に二十四時間、週に七日間)」とも書いてある。このような全体的な力による抑圧の強化は逆効果を起こさないかという疑問がある。そもそも、問題の基本的な原因となる「女性蔑視」「力による抑圧の発想」が司令部にある以上、その司令部か実施しようとする綱紀粛正がその問題の解決になるとは信じがたい。

◇  ◇

 ダグラス・ラミス:ー九六○年、海兵隊員としてキャンプ瑞慶覧に一年間駐留。軍隊という組織に疑問を抱き、除隊。昨年まで津田塾大学教授(政治学)。政治学者。二○○○年から那覇市在住。

木村愛二の注 Re: false・「不信の友」

 私が最近、何度か各所で紹介している以下のように表裏の言い換えのある英語の諺は、日本の諺で言えば「人を見たら泥棒と思え」と同程度に、英語圏では人口に膾炙しており、七つの海を王室特許の海賊(海兵隊の祖先)を先頭にして荒らし回り、近代の植民地世界帝国を築いた英語使用者の世間対応、特に植民地で現地人の手先を使う際の常識的な判断指針になっている。

 A false friend is worse than an open enemy(偽の友は公然の敵より悪い)

 An open enemy is better than a false friend(公然の敵の方が偽の友より良い)

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2.12.(月)
沖縄の四軍調整官発の問題Eメール原文を『沖縄タイムス』読み込みで発信

 2001.2.12.mail再録、若干増補。

  無断転載、無断転送、大歓迎!

 沖縄の四軍調整官(在沖縄の陸・海・空・海兵隊のトップ。第3海兵隊遠征軍司令官、在日海兵隊基地司令官を兼任)発の問題Eメール原文が『沖縄タイムス』(2001.2.6)に掲載されていましたので、とりあえず、スキャナーで読み込み、かなり苦労して校正し、皆様の御努力により、このメール弾丸が全世界に散布されることを念じて、発射します。

 前後関係の細部紹介は明日に予定します。以下は、『沖縄タイムス』の一面トップの大見出しと、メールの原文です。メールの部分については、わがホームページ「日記風」にモザイク入りの映像を掲載します(入力済み)。

 最後に、元海兵隊員で私も何度か会ったことのある元津田塾大教授、ダグラス・ラミスの寄稿による英語解説の中心部分のみを紹介します。

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『沖縄タイムス』(2001.2.6)

知事らは「腰抜け」

部下にEメール

四軍調整官が批判

海兵隊削減決議に不満

「彼らは何もしなかった」

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……Original Message……

From: Heilston LtGen Earl B

Sent: Tuesday, January 23, 2001 12:27 PM

To:[この部分は下段の新聞社による注の通りにモザイクで抹消されている]

Subject: FW: This Weekend

Commanders and Acting Commanders:

I tell you that this latest incident in Kin has been blown out of proportion. The anti-base reformists have been given the freedom to attack with no cover or counter remarks by any of the locals who falsely claim to be our friends. The situation went from the Governor, both Vice Govenors, Mayor Yoshida, and a Diet Member separately telling me in person last week that "while this is bad we understand and appreciate your efforts" to all of them standing idly by as the OPG Assembly passed an inflammatory and damaging Resolution. I think they are all nuts and a bunch of wimps. I have enjoyed telling them so. Still the damage is done. Involved leadership can help this situation. We bought into this organization 24x7. Fire up those closet NCOs. Kick the lieutenants and captains in the butt. They are responsible too. Stop this flood of undeserved discredit that has our Marine Corps decks awash. The Commandant deserves all this and more from us. Do something and keep doing it. Stop those 5%'ers. Gen Hailston

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 へイルストン在沖米四軍調整官が部下の司令官に出したEメール。(メールのあて先は一部画像を加工しています)

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顔写真は『憎まれ愚痴』編集部による同じ紙面からの切り抜き貼り込み

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ダグラス・ラミスの寄稿(同紙2001.2.8)より:

「wimp」の方は興味深い。「腰抜け」や「弱虫」という訳は当たっているのだが、イギリスの俗語で「女」という意味の語源を持つ言葉だそうだ。つまり、この言葉の暗黙の前提は女性蔑視(べっし)である。腰抜けの弱虫は「女のようなヤツ」という言い方だ。おそらく「女々しい」が適訳だろう。調整官がこの言葉を選んだことが興味深い。米軍の暗黙の男性中心・女性蔑視の価値観が変わっていないということが読み取れる。

 おお、万国の女性よ、総決起せよ!

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2.11.(日)
日本の水産高校実習船を撃沈した米原潜の基本的問題点はゴロツキ奴隷軍

 2001.2.11.建国記念日こと元紀元節を意識しつつ緊急mailの再録、若干増補。

 本日早朝、午前7時からの米軍放送傍受、公共放送のNPR定時ニュースの2番目が、このところ連日のハワイ沖、水産高校実習船の撃沈問題であった。

 まさか、今を去ること60年未満、1941年12月8日の日本軍の真珠湾攻撃への報復ではないだろうが、真珠湾攻撃は、日米の双方ともに、ハワイと聞けば誰の頭にも、即座に反射的にデータ検索されて出てくる情報のはずだ。特にアメリカ人は、「リメンバー・パールハーバ−」と子供の頃から反復演練を受けているのだから。しかし、誰も、それを口にしない。いや、口にした日本人もアメリカ人もいるとは思うが、新聞には載っていない。下らないジョーク番組が不可欠の米軍放送でも、これはドギツ過ぎるのか、まだ出てこない。

 本日のNPRの目玉は、米原潜の側の「目視確認の注意義務違反」問題についてのパウエル国務長官の釈明の要約だった。『日本経済新聞』(2001.2.11)の一面記事では、パウエルが「人命救助と原因究明に全力を挙げる考えを伝えた」としかなっておらず、「目視確認の注意義務違反」問題については、社会面で、日本国内での海上自衛隊や薄っぺらなマスコミ業者の推測で補っていたが、NPRではすでに、それ以上を伝えていた。

 ソナー(水中音波探知機)の確認については、船がエンジンを止めていれば聞こえないと言い、水産高校実習船が音を発していなかったと匂わせていた。ああ、ここで私は、米独の駆逐艦と潜水艦の生死を駆けた戦闘の映画、『頭上の敵』を想い出す。お互いにエンジンを止めては、位置関係を探り合うのだった。続く「目視確認」についても、『日本経済新聞』記事と同様に、潜望鏡で360度の確認を行うと言い、どうやら、それが粗雑だったのではないか、と匂わせていた。 『日本経済新聞』記事では、それ以外にも「過去の潜水艦と民間船の衝突事故」の実例を、1980年以降で5件あったと、表にまとめ、「捜査権なく詳細なお不明」の一段見出しで解説している。少なくとも、これで6件目。なぜ、これが一面トップに躍り出ないのか!

 で、私の目玉は、米軍の粗雑さである。しかも、この、この、本日、続く8時の定時ニュースが、またもや、「技術的困難を経験」して、音声中断、いや、ラディオだから、全部中断、死んだかと思うと、アナウンサーが「経験してます」と気楽にしゃべり、音楽でごまかす。これが、実は、しょっちゅうなのである。番組の切り替えがデタラメで、頭が切れたり、尻尾が食われたり、これも、しょっちゅうなのである。アメリカの放送は、もともと、非常の粗雑なのだが、それにしても酷すぎる。

 イラク戦争、ユーゴ戦争、常に米軍の友軍攻撃が続発した。ヴェトナムでも同様だった。ヴェトナム戦争の敗北後、徴兵制を停止せざるを得なくなったアメリカの軍隊は、日本の自衛隊と同様に、失業者の溜まり場と化し、武器だけは日本の技術も組み込んだ最先端の「ハイテク奴隷軍」、または、ヤケノヤンパチ、連日酒浸りの「ゴロツキ奴隷軍」となり果てた。事故が多発しない方が不思議なのである。

 当然、ヤンキー・ゴーホームとなるし、アメリカでも、「カムホーム」と叫ぶ人々が増えているのである。その声を、インターネットで増幅すべき好機至れり、本日は晴天なり、とりあえずは太平洋海域からの米軍一掃を期して、総員一層奮励努力せよ!  ここで、どうしても、頭の中のナプスター配信で止まらなくなるパチンコ狂騒曲、

 ジャン、ジャン、ジャンジャカ、ジャン、ジャン、………  

以上。

 ところが 、以上の緊急発信には、一部早とちりがあった。以下、午後の便。

 本日早朝、米軍放送傍受と宅配の日本経済新聞のみを情報源として、表題の問題を追及し始めましたが、午後になって、わが読者が朝日新聞記事の切り抜きを届けてくれたので、比較検討しつつ、一部のわが早とちり間違えを発見しました。

「『日本経済新聞』記事では、それ以外にも『過去の潜水艦と民間船の衝突事故』の実例を、1980年以降で5件あったと、表にまとめ、『捜査権なく詳細なお不明』の一段見出しで解説している。少なくとも、これで6件目」としたのは、表の方の細部を見ていなかったための短絡の誤りで、表では5件の内、原潜は1件だけでした。

 この早合点の原因は、詳しく引用し直すと、「海上保安庁によると、過去の原子力潜水艦と民間船の衝突事故、沈没事故は過去にも何度か発生」とあったのを、「何度か」だから当然、表のたった5件は全部が原潜の事故だろうと早合点したことでした。

 そこで、「何度か」とは何ぞや、と火元の海上保安庁、03-3591-6361に電話をしてみると、あれっ、お休みの電話録音でした。でも、緊急の際の番号、最後が6363が吹き込まれていたので、掛けると電話中、2度まで試して、昼間は混んで駄目らしいと判断し、午後8時に電話すると、やっと出て、名乗ると、広報の直通電話、最後が9811,9780を教えてくれました。

 あとの方の番号で出てきた広報担当者は、どうやら、今度の事故で休みなしの状況のようでした。私の質問は、「何度か」の根拠でしたが、広報としては、表の5件を紙の記録から集めて発表しただけで、過去の全部の海難事故のデータベースは作っていない、「何度か」については、新聞社に聞いて下さい、と弁解ぎみの返事でした。独自取材か記者クラブ得意の常習、秘密会合で、「高官」の記憶による「何度か」発言を聞き、漠然と報じた可能性もありますが、メディアに聞いても、あれは情報源独占組織ですから、真相は教えてはくれないでしょう。

 先の朝霞基地の空軍機墜落事故の際には、防衛庁の記者クラブの談合で、人家の密集地帯を避けたかのような美談がでっち上げられました。私のホーム頁で追及しています。今度も、インターネットの総決起に檄!

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2.10.(土)
平和のペンは強くもなく遅きに失したり敵に騙された手先ならかえって惨い

 昨日、旧知の元新社会党の衆議院候補(落選)、富山栄子さんから、大型の郵便が届いた。中身は、本文がA4判20頁の冊子、2001.1.26.「寺子屋21世紀」発行の『国際政治情報資料』NO.4(頒布価格500円)であり、ワープロ文字の印刷による「贈呈」の挨拶状が添えられていた。

 この号は、「劣化ウラン弾」の特集であるが、いささかこだわると、ユーゴで使われたことがヨーロッパで問題になって、それで初めて日本の大手メディアにも記事が出現して以後に編集された記事である。このような「贈呈」に関しては、お返しに、私の個人新聞などを「交換謹呈」として送ることにしている。今度は、ユーゴ戦争の際に発行した印刷物の『憎まれ愚痴』号外、『歴史見直しジャーナル』などを送るが、一言しないわけにはいかない。

「民族浄化は嘘」の主張が無いのも道理で『しんぶん赤旗』が情報源

 富山栄子さんとは、先の衆議院選挙の前に、民衆のメディア連絡会の例会で会い、二次会で懇談した。だから、この冊子の発行についても、富山栄子さん自身による英語のホ−ムペ−ジ記事などの訳出の努力に対しても、一応、ご苦労さん、と申し上げる。しかし、このところ、味方に、ナア、ナア、とか、議員政党とかを、厳しく批判し続けている都合上、遠慮のない意見を添えないわけにはいかない。

 私は、ユーゴで劣化ウラン弾が使われた問題について、すでに1998年のホ−ムペ−ジで報じている。ところが、この『国際政治情報資料』NO.4の20頁に列挙された「日本で報道された劣化ウラン弾についての主な記事一覧」には、2000年10月28日以降の『しんぶん赤旗』『毎日新聞』『朝日新聞』の記事の見出しだけしか載っていない。つまり、すでに私がホームページで皮肉ったことだが、白人の西ヨーロッパ人が被害を受けて初めて大袈裟な騒ぎになって以後の報道でしかない。イラクでの劣化ウラン弾使用の問題では、日本の大手報道は、ほぼ完全にアメリカの手先でしかなかった。「寺子屋21世紀」の21世紀への抱負は載っていないが、やはり、遅きに失すると言わざるを得ない。

 特に困るのは、私が一番力を入れた「民族浄化は嘘」の問題が、この『国際政治情報資料』のシリーズ全体を通して、どこでも取り上げられていないらしいことである。ともかく、裏表紙の「バックナンバ−」、No.1〜No.4の見出しには、まるでないのである。

 この件では、いわゆる商業紙でも、いわゆる右の『読売新聞』が、フランスの3紙の疑惑報道を要約して紹介していた。ところが、いわゆる左の『しんぶん赤旗』は、ヨーロッパに特派員まで送っていながら、かえって現地の欧米の主流のメディア報道に、まんまと騙されて、いわゆる商業紙よりも大袈裟に「民族浄化」を事実と断言していたのである。それらの状況についても、足掛け3年前にホーム頁に入れてある。しかも、私が、上記の『読売新聞』の記事の存在などを指摘して、調べ直せとよと助言したのに、日本共産党は、いつもながらの沽券に固執して、記事の訂正どころか、見直し報道もしていない。

 新社会党は旧社会党の末期とは違って、日本共産党と提携することもあるらしいが、日本共産党は、今や、自衛隊利用論にまで現実路線の堕落を続け、傲慢極まりない悪質な裏切り者集団と化した。有象無象の寄せ集め連携は、傍迷惑の蟷螂の斧でしかない。

「ペンは剣よりも強い」の出典は「ペンは剣よりも惨い」だった

 特に自称左のメディア関係者は、偉そうに胸を張って、しかし、事実は馬鹿のひとつ覚えで、「ペンは剣よりも強い」というが、たいして強くはないし、しかも、この格言の出典のラテン語では、「ペンは剣よりも惨い」だったのだそうである。私自身が出典を確かめていないから、格言ならぬ確言は留保しておくが、メディア関係の教授が書いていることだから、真っ赤な嘘ではないだろう。古代ローマ人も日本の武士とかと同様に野蛮だったから、侮辱を受けたら真剣勝負、腹切り、ペ、ペン、ペン、ペン…………ああ、命よりも名を惜しむ古武士とか、陰で文字に書かれたり、落書きされたりする方が、ずっと惨いことだったのだろう。

 私は、この「ペンは剣よりも惨い」の格言を、自称平和主義者や自称左翼にも、厳しく適用する。状況証拠から見て、ほとんどの場合、弁解無用の勉強不足である。特に指摘するのは、基本的な状況認識の欠落である。なぜ、劣化ウラン弾を使おうが、ミサイルを浴びせ掛けようが、一応は国際法上でも違法の炸裂性のクラスター爆弾を大量散布しようが、まるで国際世論が沸騰しないかったのか。アメリカが巧妙な「民族浄化の嘘」の「悪魔化」宣伝を先行させ、それに、自称平和主義者や自称左翼までが、まんまと引っ掛かっていたからである。湾岸戦争における油まみれの水鳥の映像などの利用の場合も、その典型だった。

 特に、「惨い」鈍刀は、味方の振りをして他人を騙すほどの悪知恵が働くわけでもなく、傲慢にも人助けを気取りながら、無自覚に敵の手先に使われてしまい、それを反省も謝罪もしないで既得権確保の居直りを続ける運動中毒患者や左翼商売人の「ペン」である。こういう連中ほど、これは理の当然の法則通りなのだが、たとえば、私の「ガス室は嘘」論に対して、居丈高に下品な牙を剥くのである。まさに虎の威を借る狐でしかないのだが、この下品な傲慢さの根源に、私は、カール・マルクスの決定的な誤りとしての階級闘争・暴力革命思想、そこから必然化する亜流の権力主義の条件反射を指摘する。この種の無自覚な権力主義者は、地獄の道連れにもしたいないド馬鹿、阿呆、かつ、不愉快極まりない下司な連中である。私は、こういう連中を、左翼政治ゴロと呼ぶ。失せろ!

「寺子屋21世紀」と新社会党の関係は知らないが、旧社会党の四分五裂の廃墟から、1人でもいいから、ましな仲間が生き延びて、21世紀に羽ばたくことを期待する。

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2.9(金)
バカな弱虫と知事を電子中傷した米軍沖縄地域調整官の座って謝罪は頭が高い

 本日、午前10時30分、外務省北米1課に電話をして、電話番の女性に対して、「63歳のインターネット雑誌編集者」と名乗り、責任者を出せと要求し、出てきた男の名前も官職も確かめずに、厳しく叱り付けた。なお、63歳は誤りで、本人の自覚が不足していた。閻魔の庁の鬼籍では、本年1月17日付けで64歳と記載が自動変更されているはずである。  なぜ、厳しく叱ったかであるが、2つの手近な契機がある。

 第1は、表題の通りの事件であるが、この事件の報道自体が、非常に分りにくい。 『日本経済新聞』(2001.2.9)記事、「『バカな弱虫』と中傷の米軍調整官/沖縄知事訪ね謝罪」によると、昨日の8日、「沖縄米軍トップのヘイルストン」とやらが、電子メールでの中傷を「陳謝した」。どういう経過かは記事では分からないのだが、電子メールの文面がバレてしまって、ごまかしが効かなくなったのであろう。

 そこで、沖縄県まで電話すると、あの憎っくきNTTに悪名高い市外料金をふんだくられるから、東京事務所で間に合わすと、どうやら、地元紙報道をNHKが報じて、「保守」の県知事も顔が立たなくなり、抗議をしたらしい。メールの文面は発信情報が消されていたらしく、米軍内部の「ヘイルストン批判派」の仕業の可能性あり。

 記事では、「県と米軍はこれにより事態を収拾したい考えだ」そうだが、「調整官は席についたまま発言し、頭を下げる場面はなかった」とある。頭が高い!  おそらく県知事は、本当に「バカな弱虫」なのであろう。しかし、本当のことでも、公開の場での侮辱となれば、沖縄県人のみならず、日本人のみならず、許せば、なおのこと、なめられる。これで「事態を収拾」するのなら、日本人全体が「バカな弱虫」の正体を世界中に晒すことになる。

 なお、ヘイルストンは多分、Hailstoneであろう。Hailstoneは「雹(ひょう」である。Hailだけでも同じ意味を持つが、そちらには手元の安物辞書にも[米俗]として、「叱責」「大目玉」の意味が記されている。

 この件では、早速、アメリカ大使館と外務省をも、厳しく叱って置いた。主旨は、下手なアメリカ訛りなど使うから、通弁並に扱われ、なめられるのであって、私みたいにアラブ訛りを使え、ということである。

 そこで、第2となるが、月曜日のNHKで、杉原千畝の「美談」を「歴史が動いた」時と称えていた。お粗末なホロコーストの嘘の上塗り話であるが、外務大臣の糞ボンボンが、ユダヤ教の糞法師らと一緒になって、杉原を「称える」金属板の除幕式に登場した。馬鹿な奴だ。これだから、アメリカ人にも、馬鹿なアメリカ人を思想支配している極右のシオニストにも、トコトン、なめられるに決まっているのである。

 なお、heilstoneならぬmailstoneで他人を侮辱しても、まともに謝罪しないのは、アメリカ人だけではない。日本にも、その程度の馬鹿が、増えてきた。

 なお、本日は特別に、ことの緊急性にかんがみ、以上の日記風文章をメーリングリストに流すと同時に、以下の頭書きを加えて、沖縄県庁への「檄」として発した。順序は逆になるので、文中の「下記」は「上記」と読み変える方が意味が通る。

木村愛二です。

 元敗戦国の屈辱を心の傷跡として抱え続ける元少年としては、下記の日記よりのメール発信だけでは気が済まず、沖縄県の東京事務所から、県庁アドレスを聞き、叱咤激励、勝手に買って出たWeb督戦軍司令官発1号を発します。「バカな弱虫」と書いたことを否定できない白豚男に、「真意を反映していない」などと誤魔化されて、「事態を収拾したい」などと、卑怯未練な振る舞いは絶対に許さぬ。怯むな、頭を下げるまで追究し、米軍の完全撤退まで、奮闘せよ!

転載歓迎。アドレスは、

okinawa@pref.okinawa.jp

以下、わが文例を重複発信します。

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 2.1(木) 「目には目」の悪循環を断つ徹底的な唯物論の思想構築を成し遂げる「希望」

  今回はマルクス批判序説(その3)とする。前回の(その2)では、東京大学教授・岩井克人の「ユートピアの消滅」論を俎上に載せた。ユートピアやエレホンに対応する概念としては、中国にも「桃源郷」(陶淵明『桃花源記』)がある。日本の浦島太郎の乙姫御殿は、それこそ、アフリカの神話、または民話にまで溯る物語である。言葉としては「夢」とか「希望」とかもある。今後は、「希望」を、これらのユートピア概念のすべてを含む用語に位置付ける。
 この問題と並行して、このところ、いやでも毎日、考えざるを得ないのは、パレスチナ内戦の行方である。これは応用編でもある。そこで、今回は、その双方を意識しながら、一挙に結び付ける思想、または、「目には目を」にはじまり「テロにはテロを」にまで至った悪循環を断つ「希望」を考察する。考察の順序として、「希望」を実現する手段と、到達目標とを、分けることにする。手段と目標とは、混同されることが多いのである。その混同が間違いと失敗の源であると、私は、考えているのである。

「ガザで70%以上がインティファーダを支持」の世論調査の意味

 パレスチナでは、またはその一部を無法に占拠する偽イスラエルの領域では、ナチ協力者の系統の極右シャロンが、自動小銃を前向きに構えた武装警官隊を先頭にして、イスラム教徒が管理権を持つ聖地に乗り込み、アラブ人を挑発した。事実上の内戦の開始である。民衆の抵抗運動として位置付けられる「インティファーダ」が高揚し、小石を投げる子供たちが、連日のように殺されている。
 私は、この状態を、何らの行動にも出ずに見逃す状態に我慢できず、昨年11月27日には、アメリカ大使館の前で、初の英語演説を敢行した。演説の中で何度も繰り返したのは、次の台詞だった。文法的に正確かどうかは、別に気に病まなかったが、日本語は駄目で英語が達者なスペイン系の南米人が、私の英語を聞いて理解し、次回には同行すると申し出たから、一応、国際的には通用する台詞であると自認している。
「毎日、私は、パレスチナからの悲しい報告を受ける。なぜだ。なぜ、私の孫の年頃のパレスチナ人の子供たちが、小石を拾い、彼らの小さな、か弱い手に握り締め、撃ち殺されるかもしれないことを知りながら、重武装したイスラエルの兵士に向かって投げ付けるのか。なぜだ?」
 Every day, I receive sad reports from Parestine. Why? Why the little Parestinian boys about the age of my grandson, pick up small stones, grasp them in their little week hands, and throw them to the heavily armed Israeli soldiers, knowing that they might be shot to death. Why?
 私は、誰が正しいとか、誰が悪いとかは言わずに、「なぜだ?」と、問い掛けることに重点を置いた。
 その後、今年の1月末の米軍放送に入っていたアメリカの公共放送、NPRの「ガザ」現地ルポでは、報告者が、「パレスチナ人の組織が行ったガザの世論調査では70%以上がインティファーダを支持している」と語っていた。確かに、支持率は高いようである。しかし、この数字を逆に読むと、残りの「30%弱」は、「インティファーダを支持していない」と、「パレスチナ人の組織」に対して、表明したことになるのである。  私は、現地の詳しい実情を知らないから、評価を保留せざるを得ないのであるが、イスラエルの暴虐に対する憤激が沸騰している被占領地のガザで、仲間のパレスチナ人の組織から質問を受けて、「インティファーダ」戦術に反対を表明するのは、むしろ、個人的な勇気を必要とする行為なのではないのだろうか。まずは、自分が経験した労働組合運動の場合などと比較して考えると、通常、怒りが高まっている時には、いわゆる主戦論が勝ちを占めるものである。つぎには、支持率は高いとしても、「インティファーダ」に実際に参加し、生命の危険に身を晒す者は、ごく少数なのである。パレスチナ人口の70%の一斉蜂起にはなっていないのである。
「インティファーダ」や「自殺爆弾」に至る闘争を、熱烈に呼び掛ける宗教的な指導者もいるようだが、それらの宗教的な指導者たち自身は、最前線に立っているのだろうか。状況が違うと言われるかもしれないが、私自身は、1960年安保闘争で国会に突入した。そこで同じ学年の文学部の女子学生、樺美智子が死んだ。この危険な闘争戦術を決定した「ブント」指導下の全学連主流派のデモ隊を、当時は学習院大学の教授だった清水幾太郎が、煽りに煽った。国会デモの解散地点の渋谷の坂道で、いわゆる名演説調、自らが陶酔して、ぶちまくっていた。その清水幾太郎が、何年も経ずに、いわゆる「右」に移動して原稿料稼ぎをするようになったのだった。「ブント」は敗北を宣言して、直後に四分五裂した。私は、名演説で若者を死地に追いやりながら自分は切腹もしない糞爺や、無責任な「左翼」政治ゴロにだけはなりたくない。
 以上は、「希望」を実現するための手段の選び方に関する疑問である。パレスチナ解放闘争も、一種の植民地解放闘争なのであって、手段としては、先に指摘したガンディーの非暴力抵抗の有効性をも考慮すべきなのである。私自身は、日本における労働組合運動の経験から考えて、非暴力抵抗の言論による闘争を採用する。パレスチナ解放闘争における最良の言論闘争については、すでに何度も力説している。「ホロコースト神話」の暴露、粉砕である。

プチ・ブル穏健社会主義思想を排撃したマルクスの位置付け

 ただし、「日本における労働組合運動」そのものの位置付けも、そう簡単なものではない。私自身は、労働組合運動に実践的に参加した直後に、日本共産党への加入を誘われて加わり、結果として、労働組合運動と政党運動の混同を、避けようと務めても避け難い状況に陥った。この問題は、別途、労働組合の理論、および日本共産党論として、追及を継続しているが、ここでは、簡略に、基本的な問題点を指摘するに止める。
 私は、マルクスの『賃労働と資本』や『資本論』を読み、それが労働組合運動を強化する上での決定的に重要な理論であると考えた。ところが、当時、『資本論』を聖典といているはずのソ連や中国では、マルクスが示唆した労働者の「自由の王国」の夢とはまるで違う独裁主義支配が、その極に達していた。私が入った日本共産党でも、同様の傾向の中央集権支配が続いていた。私の脳裏には、この巨大な現実の矛盾への疑問が渦巻いていたが、目の前の「闘争」への対応に追われて、時間の余裕などあるはずもなく、身にふりかかる火の粉を払うのが、やっとの毎日であった。
 私は、子供の頃から仲間と一緒に遊ぶのが好きで、いわゆる年寄子供、または「ませた子供」というのが嫌いである。いわば「群れる」癖があった。だから、当然、何度も失敗を繰り返してきた。今では、その失敗の歴史こそが自分の人生であると、達観する心境に至った。
『資本論』体系、またはマルクスの思想体系についての長年の疑問に関しても、落ち着いて客観的に検討し直すようになったのは、50歳を過ぎて労働争議を解決し、やっとのことで、組織的なしがらみから自由になって以後のことだった。「亀の甲より年の甲」と言うが、やはり、自分が一定の年齢に達すると、それまでは先輩として位置付けていた人物に関しても、「三つ子の魂、百まで」の譬の通りに、その人物の個人的な歴史との関連を見抜く事ができるようになる。
 マルクスは、なぜ、「労働者階級」の概念にこだわり、しかも、その「労働者階級」こそが、きたるべき最終的な革命の担い手であり、その革命によって永遠の「自由の王国」が築かれるのだと、強調したのか。その答えは、今の私にとっては、実に簡単である。
 マルクスの初期の覚書き、『ドイツ・イデオロギー』は、当然、『資本論』体系以前の著述であるが、そこには、「新しい階級」が、「全社会の代表者として登場」し、「いっそう決定的な、いっそう根本的な、従来の社会状態の否定に向かって努力する」と記されている。自らは「プチ・ブルジョワ」であったマルクスは、自分自身の社会改革の「理想」を実現するために、「プチ・ブルジョワ」とか、「プチ・ブルジョワ的な穏健的社会主義思想」を排撃し、むしろ排他的に「労働者階級」を味方に選び、同時に、きたるべき革命が、「いっそう決定的な、いっそう根本的な、従来の社会状態の否定」でなければならないと決め付けたのである。しかし、この決め付けは、論証抜きの独断でしかなかった。
 以上のような『ドイツ・イデオロギー』の記述は、「初期マルクス」の信奉者、言い換えると、狂信的マルクス主義者たちに愛好されている。だが、そこにこそ、私は、マルクスの基本的な過ちの原因を発見するのである。マルクスは、プルードンらの穏健的社会主義者に打ち勝つためにこそ、その権力闘争の武器としての『資本論』体系を編み出したのである。
 プルードンらの理論に空想的な欠陥があったのは確かだろうし、マルクスの理論の中心となった資本主義の分析自体は正しかったのだが、その分析は、マルクスが「労働者階級」を味方に付けるための手段の役割を担ったのである。あえて糞爺とまでは言わないが、それでもあえて言うと、排他的に「労働者階級」を味方に選ぶマルクスに煽られた党派による排他的な陣営の構築の結果は、「いっそう決定的な、いっそう根本的な、従来の社会状態の否定」を怒号する武装革命への傾斜を深め、階級間の闘争だけに止まらず、いわゆる社会主義国家と資本主義国家との間の戦争まで招き、ついには、20世紀の世界を、血みどろの決戦の場と化したのである。この部分の私の意見については、後に、「ホロコースト見直し論の父」とされるポール・ラッシニエの文章を紹介しながら、深めていく予定である。

「希望」(魯迅『故郷』)を掲げて共有することの唯物的論拠

 ヨーロッパの革命の歴史についても、欧米コンプレックスの強い日本の自称文化人の間では、王様の首をはねたか否かを、いかにも革新的な基準であるかのように論ずる傾向がある。中国の革命にも問題点は多いが、私の評価基準に照らすと、唯一、清王朝の子孫の首をはねなかったことが、歴史的な評価に値する。儒教や仏教を生んだ東洋の思想と言えるのかもしれない。その意味では、ガンディーの非暴力抵抗も、やはり、東洋の思想の地平線上にあるのかもしれないが、そのガンディーも暗殺されたのだし、その後のインドでも、暗殺が続いているのだから、単純に、東洋の思想の方が西洋の思想よりも平和主義だと、言い切るわけにはいかない。
 中国の近代の革命思想を論ずるならば、欠くことのできない人物がいる。私は、拙著『電波メディアの神話』(1994)の「はしがき」で、「かねがねストレス解消用にときおり思いおこしている魯迅の文章」の一部を引用した。「魯迅は、短編小説『故郷』で、少年期のキラキラ輝く想い出と二十年後の幻滅をえがいたのちに、なおも子供たちの未来に希望を託す。その最後が、よく引用される一節である」
「思うに希望とは、もともとあるものともいえぬし、ないものともいえない。それは地上の道のようなものである。もともと地上に道はない。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ」
「あるものともいえぬし、ないものともいえない」とあるのは、もちろん、日本語の訳文である。いずれにしても、文学的な表現なのだが、私は、自称「徹底的な唯物論者」として、「もともと」と言うのならば、「ないもの」に決まっていると言わざるを得ない。
「希望」を大和言葉にすれば、「ねがい」とか「あこがれ」であろう。マルクスの論説に歴史学的な色合いを加えたエンゲルスは、「原始共同体」の成員は「平等」だったと主張した。未来への「希望」を「あるもの」にする目的で、過去の「あるもの」を仮説したのであるが、最近の考古学的研究によって、その仮説は完全に崩れた。日本の縄文式土器の時代にも、いわゆる階級差別が厳然として存在していたことが証明されたのである。
 私は、いわゆる実例による論拠などを求めずに、「もともと」は「ないもの」としての「希望」を提案する。それが「正しい」などとは言わない。「正しい」とか「悪い」とかの基準も、人間が考案したものであり、「もともと」は「ないもの」だったのである。非暴力抵抗についても、同じことである。私は、それが「正しい」から、皆が従うべきであるとは主張しない。あえてえ言えば、それが私の好みなのである。


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