『亜空間通信』607号(2003/05/31) 阿修羅投稿を再録

ネオコンが手先の大イスラエル主義狂信の根源断つ歴史視点欠く半端言論人は偽の友

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『亜空間通信』607号(2003/05/31)
【ネオコンが手先の大イスラエル主義狂信の根源断つ歴史視点欠く半端言論人は偽の友】

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転送、転載、引用、訳出、大歓迎!

 昨日(2003/05/30)、以下の通信で、「緊急特集 ネオコン」の新設を発表した。

----- 引用ここから ------------------------------ 
http://www.jca.apc.org/~altmedka/aku606.html
http://www.asyura.com/0306/war35/msg/110.html
『亜空間通信』606号(2003/05/30)
【ネオコン疑問が衆議院予算委員会に出る現状の危うさに堪りかね助言の特集新設】

[中略]
 わが電網宝庫の中に急遽、以下の特集頁を新設した。

----- 通信の中での引用ここから ------------------------------
http://www.jca.apc.org/~altmedka/neocon.html
緊急特集 ネオコン
画像:ブッシュ人形操り手「悪魔の王子」パール
亜空間通信より抜粋
[中略]

----- 通信の中での引用ここまで ------------------------------

[後略]

----- 引用ここまで ------------------------------

 さらに、その後、「ネオコン、特集」で検索したら、以下が出てきた。

----- 引用ここから ------------------------------ 
http://www.eonet.ne.jp/~seagull/j-rem03mar.html
<Diary with linux, geoscience & others> 2003.Mar.
[中略]
 NHK特集.ネオコンなどという業界用語がいきなり出てきてちょっと驚く
 [後略]
----- 引用ここまで ------------------------------

 このNHK特集は録画して見た。いかにもNHKらしく大袈裟に構えて、おどろどろしく作っているが、たいした情報ではない。肝心のところは、見事に抜け落ちている。「ホロコースト真理教患者の巣」の作品だけのことはある。

 言葉は悪いし、今時、「差別用語」などと非難を浴び兼ねないが、昔は、以下のような表現は当たり前だった。

http://homepage2.nifty.com/makoto-kawabe/buzokugyakusatsu.htm
[中略]
「半端人足」はどこの世界でも一人前としてはつかえないのである。
[後略]
----- 引用ここまで ------------------------------

「半端者」という言葉もある。大工などの職人の場合には、「半端者」の仕事は危険を呼ぶ。ところが、ことメディアとか、言論とか、ジャーナリズムとかになると、明らかに「半端な仕事」が、平気で罷り通るのである。だから、実に危険な「戦争」が、「正義」の美名、大義名分で、世界中を破壊しまくっているのである。恐い、恐い。そこで今後、私は、「偽の友」批判の一環として、「半端言論」の徹底批判をも、展開することを決意した。

 念のために繰り返す。「偽の友は公然の敵より悪い」「公然の敵は偽の友より良い」のである。「半端言論は百害あって一利なし」で「危険極まりない」のである。

 つぎに、以下を試してみた。

全言語のページからネオコン "ネオコン特集"を検索しました。 1件中1 - 1件目・ ・検索にかかった時間0.24秒
http://society.2ch.net/test/read.cgi/kokusai/1047568951/
戦後イラク利権は米企業が独占へ。英国から怒りの声
[中略]
62 :[中略]ザ・ワイドでネオコン特集
[中略]
主婦に分かるのか?
[中略]
67 :[中略]ザワイドの時間帯に国際情勢論じる62ってステキ。
68 :[中略]【要点整理】従来の共和党保守派と現ブッシュ政権新保守(ネオコン)の相違点
【従来の保守派】=スコウクロフト、ベーカー、(本来はパウエルも)
パパブッシュ政権時代のブレーンら中心
政策=同盟国との協調重視。集団安全保障。
   均衡戦略でアラブとイスラエル双方を重視 
   軍事以外にも外交や経済などソフトパワー重視
【現ブッシュ政権】=いわゆる「ネオコン」ラムズフェルド、チェイニー、ウォルホリッツ
リチャードパール、ダグラスフェイスら
その政策;アメリカだけマンセー。同盟国よりアメリカ
のむき出しの利益優先。イスラエル以外はすべて潜在的仮想敵
アラブ軽視イスラエル重視。外交より軍事で権益確保
----- 引用ここまで ------------------------------

 この「若者人気」の2chの議論の方が、NHK特集よりも簡潔に問題点を要約している。「ウォルホリッツ」とあるのは普通、「ウォルフォウッツ」としているが、原語の綴りは、Wolfowitzで、ドイツ語読みなら「ヴォルフォヴィッツ」だったりするので、どうせ、細部の発音は口真似が難しい外国人の名前のことだから、この場合は、まあ結構である。

「ザ・ワイド」は、わが古巣、日本テレビの番組である。「主婦に分かるのか?」というのは、私の発言ではないから、別に気にする義理はない。

「特集」を外して「ネオコン」だけで探したら、以下が面白そうだったので、全文を取り込んだ。毎日新聞の「民主帝国」取材班の連載記事のひとつである。これもNHK特集よりは迫力がある。

 なお、毎日新聞の「民主帝国」取材班の連載記事で、ネオコンを取り上げたのは、わが電網検索によれば、この回の記事だけのようである。

----- 引用ここから ------------------------------
http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/nybomb/tokusyu/power_1/05.html

http://216.239.51.100/search?q=cache:JXbDxYZZxTgJ:www.mainichi.co.jp/eye/feature/nybomb/tokusyu/power_1/05.html+%E3%83%8D%E3%82%AA%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%80%81%E7%89%B9%E9%9B%86&hl=ja&ie=UTF-8&inlang=ja

◇ネオコンと連帯する宗教右派

映像:恍惚(こうこつ)とした表情の信者たちの前で説教をするヘイギー師=テキサス州サンアントニオで、加古信志写す

 昨年11月24日の日曜日、テキサス州南部サンアントニオのキリスト教会は、異様な熱気に包まれていた。テレビ伝道師のジョン・ヘイギー師(62)が壇上で、ドスのきいた声を響かせる。「フセイン(イラク大統領)よ、よく聞け。ホワイトハウスにいるテキサス人(ブッシュ大統領)が、おまえを必ず引きずり降ろす」。会場を埋めた6000人の聴衆は総立ちとなり、拍手と歓声が渦巻いた。

 主催した教団「コーナーストーン教会」は信者数1万7000人と小規模だが、集会の模様は全米110のテレビ局で放送された。設立者のヘイギー師は、ブッシュ大統領がテキサス州知事時代に親交を持った実力者だ。この集会は「イスラエルをたたえる夜」と題し、毎年開かれているもので、昨年は、さながら「フセイン打倒決起集会」の様相を呈した。

 同教団はイスラエルの右派政党リクードとの関係が深く、聖書を厳密に解釈する福音主義派(キリスト教原理主義)に属する。同党のネタニヤフ外相(元首相)は過去2回、集会に出席している。

 ヘイギー師は「聖書は、エルサレムがユダヤ人に与えられた『約束の地』としている。米国のキリスト教徒は預言を実現させる責任がある」と語る。ヘイギー師はユダヤ系ではないが、自らシオニスト(ユダヤ民族主義者)と称し、旧ソ連圏などのユダヤ人をイスラエルに移住させる運動を熱心に展開する。

 旧約聖書の「出エジプト記」(Exodus)にちなみ「エクソダス2」と呼ぶこの活動に過去3年で370万ドル(約4億4000万円)の募金を集め、約1万人の移住に貢献してきた。

  ◆  ◆  ◆

 福音主義派は近年、米国で勢力を伸ばし、全米の信者は7000万人前後とされる。同派を含むキリスト教右派の政治団体「キリスト教徒連合」(クリスチャン・コアリション)は会員数200万人とも言われ、政治への強い影響力を持つ。99年春、大統領選の準備を進めていたブッシュ陣営は、同団体のラルフ・リード元事務局長を選対顧問に迎え入れた。

 テキサス州のジャーナリスト、ルー・ドゥボースさん(53)は「選挙における宗教右派の力は無視できない。リード氏の存在自体が信者に訴えかけた」と語る。大統領選でのブッシュ氏への投票の3~4割が福音派の票だった、というのが定説だ。

 01年1月22日、就任3日目のブッシュ大統領は、海外で中絶を伴う家族計画を支援する米団体への援助を禁止する政策を発表した。「中絶反対」は福音派の活動の大きな柱であり、この発表は選挙支援への「お礼」とも受け取られた。

 同時多発テロ後の米国内の動きについて、イスラエル高官は「約500万人のユダヤ系人口にキリスト教右派の7000万人が加わり、(親イスラエル勢力が)大きく膨れ上がっている」と解説する。この連帯に、イスラエル中心の中東再編を目指す新保守主義者(ネオコン)が加わり、イラク攻撃をあおる三位一体の構図が浮かび上がる。

 バージニア軍事研究所のクリフォード・キラコフ教授は「内政分野にしか関心がなかった宗教右派の議員らに、外交面での知恵を授けたのはネオコンだった。ネオコンとキリスト教右派の協力体制が確立されて政治的な影響力が強まった」と語る。

  ◆  ◆  ◆

 一昨年9月11日、同時テロが起きた日の夜、ブッシュ大統領は「彼ら(犠牲者)が、誰よりも偉大な力により慰められるよう祈る」と国民に語りかけ、旧約聖書の一節を引用した。

 死の陰の谷を行くときも
 私は災いを恐れない。
 あなたがわたしと共にいてくださる。

 「ダビデ(古代ユダヤの王)の祈り」を収めた詩編の一部だった。キリスト教の熱心な信者とされる大統領の発言には、テロ後、「我々の使命」「全能の神」などの言葉が目立つようになった。

 ローマ法王ヨハネ・パウロ2世は昨年11月14日、イタリア国会で演説し「キリスト教は和解の宗教だ。対決の論理のとりこになってはいけない」と訴えた。テロ後、寛容の精神を失いつつある米宗教界への警告とも受け止められている。【「民主帝国」取材班】=つづく

 ◇福音主義派

 聖書に絶対的な権威を置くプロテスタントの流派で、霊的体験から突然、宗教心に目覚めたという信者が多い。特に、米国南部で「レッド・ネック」(日焼けした首)と呼ばれる貧しい白人層に浸透。人間は神によって造られたとして進化論教育に反対、中絶にも強く反対している。中絶を行う医師が、福音派を含む宗教右派に殺害される事件も起きている。

(毎日新聞2003年1月6日東京朝刊から)
----- 引用ここまで ------------------------------

 この「テレビ伝道師のジョン・ヘイギー師(62)」の顔写真は、わが電網宝庫の中の以下に、以下の説明付きで入っている。

----- 引用ここから ------------------------------
http://www.jca.apc.org/~altmedka/musi.html
戦争の虫たち
なんとかならないか、この連中
 伝道虫
(キリスト教原理主義科)
2003.4.21
 ジョン・ヘイギー師
薮猿を調教して
「God Bless America」
を仕込んだ
 [後略]
----- 引用ここまで ------------------------------

 この種の「宗教屋」は、リクード党のアメリカ国内での実際は違法な政治資金集めの「お先棒」を担いでいる。もちろん、名目は「リクード党云々」ではなくて偽装している。上記のごとくに、ヘイギー師は「聖書は、エルサレムがユダヤ人に与えられた『約束の地』としている。米国のキリスト教徒は『預言を実現させる責任がある』」と語るのであるが、この「約束の地」の解釈が、以下の拙訳のごとく、大問題なのである。

----- 引用ここから ------------------------------
http://www.jca.apc.org/~altmedka/nise-7.html
『偽イスラエル政治神話』
1章:神学的な諸神話(その1)
1節:“約束”の神話……約束の土地か、征服した土地か?

《わたしはこの地をあなたの子孫に与える。エジプトの川から、かの大川ユフラテまで》(『創世記』15章18節)

政治的シオニズムの統一主義者の読み方
●《聖書を所有し、聖書の民と同様に考えるものは誰でも、聖書に記された土地すべての所有を要求すべきである》(モシェ・ダヤン将軍、『エルサレム・ポスト』67・8・10)
[後略]
----- 引用ここまで ------------------------------

 この狂信は、かつての大日本帝国の「大東亜共栄圏」「八紘一宇」などの神がかり狂信と同じものである。わが三等国家は、わが幼少期の柔らかい頭脳に、この「神がかり狂信」を植え付けたのである。イスラエル人および世界中のユダヤ人の主流の子弟の頭脳は、同じ状態にある。

 私は、すでに、様々な角度から、アメリカとイスラエルの関係を、かつての大日本帝国の「本土」の右翼や財界と、満州国、またはそれを捏造した関東軍の関係などと、比較して考察している。ネオコンも、その同類である。

 拙訳『偽イスラエル政治神話』の「訳者解説」の最後には、訳題の説明を以下のように記した。

----- 引用ここから ------------------------------
http://www.jca.apc.org/~altmedka/nise-4.html
[中略]
 本書の原題を厳密に訳すと『イスラエルの政策の基礎をなす(または、支える)諸神話』であろうが、これはいかにも長いし、くどくなる。さらに本書の内容に立ち入ると、このすぐあとの「著者はしがき」にも、イスラエルは「世界の暫定的な主人、アメリカ」のための「不沈空母」という位置付けが出てくる。イスラエルが欧米列強にとっての「満州国」という認識は、大声で語られないだけの話であって、まともな議論では常識中の常識である。そこで、満州国に対する中国側の呼び名、「偽満」を真似し、訳題の『偽イスラエル政治神話』を選んだ。
[後略]
----- 引用ここまで ------------------------------

 温故知新、歴史を紐解けば、対外進出した軍隊が、領土を広げ、独立性を持ち、本国の体制を軍国主義化、侵略主義化した例は、枚挙に暇がない。カエサルがゲルマーニア、エジプトを征服し、ローマの皇帝たらんとして暗殺された後、ローマ共和国は、地中海周辺の世界帝国となった。

 関東軍の総参謀長だった東条英機は首相となり、原爆を招き寄せるまでの大戦争を繰り広げた。

 敗戦後、わが民間人の一家、新生児を含む6人の家族は、手に持てるだけの荷物しか北京から持ち帰ることが出来なかった。その補償は、帰還船の入港地、佐世保港の出口で渡された1人当たり新円千の「円札」1枚、紙切れの給付だけだった。

 今、アメリカの満州国のイスラエルは、イスラエル人自身によって「国家が軍隊を所有しているのではなくて、軍隊が国家を所有している」と言われている。軍人首相のシャロンは、今、アメリカでは「アメリカ政治のシャロン化」とまで言われるほどの権力を握っている。ブッシュは傀儡でしかない。この状況は、大日本帝国の首相に、関東軍の総参謀長がなったのに等しい

 日独伊三国同盟の元首、ヒトラーは24回の暗殺未遂、最後は自殺、東条英機も一度の暗殺未遂、戦後に自殺(心臓を撃ち損ねてわざと失敗の狂言か)未遂、ムッソリーニは、パルチザンが逮捕、処刑、それぐらいのことがないと、軍隊を握る権力者の狂気の暴走は、阻止できないものなのである。

 この際、特に重要なのは、まず、イスラエルという「人種差別国家」の正体を、徹底的に「ひんむき」、かつての「アパルトヘイト」国家、南アフリカ「共和国」と同様の国際的な世論の中での孤立に、追い込むことである。決定打は、「ホロコーストの大嘘」を、徹底的に暴露することである。

 満州国も、南アフリカ「共和国」も、確かに長期にわたる戦いの結果ではあったが、その本質が暴露され尽くし、現地の住民の要求が実現したのである。

 それでも、満州国は、16年間も存続したのである。私は、拙著、わが最初の単行本、『古代アフリカ・エジプト史への疑惑』の執筆準備中のことだから、多分、1972年当時に、アパルトヘイト撤廃を最重要課題に掲げていたアフリカの組織の代表、小包爆弾で暗殺されたケニア人の言葉を知った。「われに15年をかせ」という主旨であった。15年後には、要求を実現するという宣言である。

 以後の経過は複雑であったが、ほぼ15年後には、アパルトヘイトの壁は破れ始め、以下のように、ほぼ20年で、現地人の要求が実現されるに到った。

----- 引用ここから ------------------------------
http://www.h3.dion.ne.jp/~win-tom/page105.htm
用語解説(歴史・政治・文化)

アパルトヘイト 1948年以降南アフリカの政権を握ったアフリカーナー中心の国民党がすすめた政策で、「人種隔離政策」と訳される。出生時に肌の色等で人間を4人種(白人・カラード・インド人等・黒人)に分類し、生活のあらゆる領域で「区分け」を行った。白人政権の最終的ねらいは、圧倒的多数をしめる黒人を安価な労働力のみを提供する「外国人」化することであり、そのためにホームランド政策が強行された。

アパルトヘイトの終焉 アパルトヘイト根幹法(法律の名称ではない。アパルトヘイト政策を支えたさまざまな法律のうち、特に支柱となる「原住民土地法」「集団地域法」「人口登録法」「バンツー教育法」をまとめて根幹法と呼ぶ)のうち最後まで残っていた「人口登録法」の廃止が議決された1991年6月17日をもってアパルトヘイト廃止の時期とする説が罷り通っているが、これは誤りである。根幹法には含まれない関連法の中で最重要の「選挙法」があいかわらず黒人の選挙権を否定していた時期に、「アパルトヘイトはなくなりました」などと言えるわけがない。アパルトヘイト批判を行ってきた国際連合も、1991年時点でアパルトヘイト消滅の確認などしていない。日本においても1991~94年の時期こそ反アパルトヘイト運動の正念場であったという事実を明記しておきたい。

アパルトヘイトの終焉は全人種参加の選挙が挙行された1994年4月27日である。
[後略]
----- 引用ここまで ------------------------------

 ついでに、アパルトヘイトと「偽イスラエル」の顕著、かつ象徴的な関係を示すのは、以下の状況である。

----- 引用ここから ------------------------------
newsletter - Institute for Research in Humanities, Kyoto Univ.
http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/shoho/sh49/naigai3.html
国連反人種主義世界会議に出席して
竹沢泰子

 二十一世紀の幕開けをあまりに暗く悲哀なものとした「9・11」が生じたのは,南アフリカのダーバンで開催された国連反人種主義世界会議が,人種主義・人種差別撤廃を宣言して閉幕した僅か三日後のことであった。テロ行為の野蛮性は問題外として,その根本的問題の一つであるパレスチナをめぐるイスラエル・アメリカとイスラム圏アラブ諸国との対立は,人種差別の撲滅を目指して連帯するはずの会議で相互の憎悪が一層表面化したと言わしめるほど,深く深刻なものであった。シオニズムを人種主義の一形態として認めるか否か,それが奴隷制に対する賠償問題と並び,今回の世界会議の最大の争点であった。大混乱の末の最終宣言では,イスラエルという名指しを削除し,パレスチナをめぐる双方の迫害を列挙して人種主義を戒める内容となった。しかし真の合意からはほど遠く,双方に不満を残す結果となった。

 私自身は国際人類学民族学連合のパネリストとして出席したのだが,私の予想以上に,過去の帝国主義・植民地主義から今日のグローバリゼーションに至るまで,アメリカや他の西洋諸国に対する第三世界の反発は熾烈なものであった。あるパネリストの一人が,「安い材料,安い労働力は,ここアフリカから彼らは得たのだ」と叫び,会場が拍手喝采で応えたことが印象的であった。

 アパルトヘイト廃止を勝ち取った南アフリカが開催地となったのは象徴的である。しかし南アがこのような世界会議の主催国になるには早熟すぎたという現地の声もあった。近代都市ダーバンでさえホテル数が圧倒的に不足し,会場から四〇 ―五〇キロ離れたB&Bに回された客も多かったし,エクアドルの知人の男性グループは白昼ホテル前でナイフでシャツを切られ,財布を奪われたそうだ。南アフリカの現在の失業率は四十七%だという。黒人居住区と呼ばれる地域に案内してくれたガイドは,アパルトヘイトの後遺症で今も多くの黒人が苦しみ,日々糧を求めてギリギリの生活を強いられている人々は,犯罪に走るか精神病に陥るかどちらかだという。南アは他のアフリカ諸国に比べれば比較的裕福な国とされる。しかしそれは平均値であって,ブラジルと並んで世界でもっとも貧富の格差の激しい国でもあるのだ。
 [後略]
----- 引用ここまで ------------------------------

 では、満州国の場合、足下の大日本帝国の内部での言論状況は、どのような経過を辿ったのであろうか。私は、拙著『読売新聞・歴史検証』(汐文社、1996、電網木村書店で現在も販売中)の第11章の見出しを、「侵略戦争へと軍部を挑発した新聞の責任」とし、その冒頭の項目に、「『満州国』を支持する全国132社の『共同宣言』」を配した

 当時の国際連盟で、ただの一国、日本のみが退場をせざるを得なかった国際世論からの孤立にもかかわらず、満州国は、前述のごとく、16年間も存続したのである。当然、この間、少なくとも日本国内では、「満州国は違法であるから解体せよ」などという発言は、少数どころか、事実上、存在し得なかったのである。

 ところが、私は、いまから1年以上前に、以下に抜粋引用する通信と投稿を、せざるを得なくなったのである。この再録によって、本通信の最後にもう一度、「半端人足」のアカデミー業界の商売人を「こきおろし」て置く。これまた、甘やかすと、すぐに「付け上がる」「お高く止まった」連中だからである。前後の事情を改めて記すと、911直後に、私は、ある市民集会を覗いた。中東史が「専門」とされている旧知の某有名大学教授が、講師に招かれていたのである。

----- 引用ここから ------------------------------
http://www.jca.apc.org/~altmedka/aku250.html
http://www.asyura.com/2002/war11/msg/913.html
★阿修羅♪  戦争11  
「偽」イスラエル解体要求ユダヤ教正統派を「少数派」と呼ぶ少数派も「偽」か
投稿者 木村愛二 日時 2002 年 5 月 09 日 01:16:01:
[中略]
「★阿修羅♪  戦争11」掲示板に、「ニューヨークのラビ、『イスラエル国家の平和的解体』を求める 」と題する投稿があった。

 この「ラビ」(私はユダヤ教の「法師」と訳す)は、Neturei Kartaという宗派に属している。「偽」イスラエル建国の動きの初期から、ユダヤ人国家の建設に反対し続けてきたユダヤ教の正統派の系統である。

 ユダヤ教の法師や宗派の動きに関して、私自身は、昨年、以下の2つの通信を送っている。後者はNeturei Kartaである。

『亜空間通信』71号(2001/10/29)
【イギリスのユダヤ教法師がイスラエル「植民地主義」政策を批判し激怒の相克】

『亜空間通信』107-2号(2001/11/22)
【イギリスのユダヤ教徒の組織がシオニスト国家の解体を呼び掛ける画期的大決断】

 ところが、中東史が専門の某教授(まだ見込みがありそうなので、実名は記さない)は、私の意見と質問に答えて、この宗派、Neturei Kartaを、いとも簡単に「少数派です」と分類してくれたのである。「無視せよ」と言わんばかりの調子だったので、呆れてしまった。

 最近の優等生には、この種の簡単な分類で済ませる傾向が強い。しかし、分かりやすい実例を挙げると、ガリレオの地動説も当時は少数派だったのである。私は上記の某教授の説明に対して、「メディアが報道しないから少数派に止まっているのであって、歴史の実例と教訓に照らせば、偽満州国と同様に、イスラエル(集会の雰囲気を考慮して「偽」は省いた)は解体すべきである」との意見を追加しておいた。

 上記の某教授を「偽の友」と呼ぶのは厳しすぎるであろうが、このような「右顧左眄」型の見解を放置しておくわけにはいかないから、ここで記して置く。
[後略]
----- 引用ここまで ------------------------------

 このような指摘が恐くて、できない連中、「沈黙」する連中、メディアは、すべて、「沈黙」の「共犯者」なのである。半端者も、卑怯者も、「直ちに、すっこめ!」

 上記のわが通信:

『亜空間通信』107-2号(2001/11/22)
【イギリスのユダヤ教徒の組織がシオニスト国家の解体を呼び掛ける画期的大決断】

の原文の題名は、British Jewish Group Calls For Dismantlement Of The Zionist Stateである。原文は、以下の電網検索によって、アメリカの著名な独立系電網宝庫にも掲載され続けていることが分かった。直接訪問されたい。

全言語のページから "British Jewish Group Calls For Dismantlement Of The Zionist State"を検索しました。約10件中1 - 9件目・検索にかかった時間0.18秒

 なお、上記の「9件」の内の4件は、上記のわが通信とその同文の投稿であった。

『亜空間通信』250号(2002/05/08)
【「偽」イスラエル解体要求ユダヤ教正統派を「少数派」と呼ぶ少数派も「偽」か】

の方の原文の題名は、NY Rabbi Requests 'Peaceful Dismantling Of The Israeli State' であった。これも電網検索すると、以下の結果で、わが通信が1件、そのきかけの阿修羅戦争掲示板の投稿が1件であった。やはり、原文がそのまま、アメリカの著名な独立系電網宝庫にも掲載され続けていることが分かった。直接訪問されたい。その上で、それぞれが積極的に広められたい。

全言語のページから "NY Rabbi Requests 'Peaceful Dismantling Of The Israeli State' "を検索しました。 約8件中1 - 7件目・ 検索にかかった時間0.10秒

 私は、上記のごとく、「Neturei Kartaという宗派」に属する「ニューヨークのラビ」の呼び掛け、『イスラエル国家の平和的解体』の要求を、高く評価する

 私は、新編著『9・11事件の真相と背景』(副題:「テロ」か? 自作自演の戦争挑発謀略か?アメリカ=イスラエル=世界支配構想の核心を突く)の中で、以下のように記した。

 ・・・・・・・・・私は、日本テレビを相手取って、16年半の不当解雇撤回闘争を経験した。その争議の最中に多くのことを学んだが、最大の教訓は、次の言葉に集約される。このような考え方は、実のところ、多くの軍学書に共通しているのである。

 「敵と戦うのは簡単だ。味方と戦うのが一番難しい」

 戦いの要求、目的、戦略を明らかにし、戦いの中心となる集団を形成するためには、たとえ普通には味方の陣営に属すると思われる人物や組織に対しても、ときには、命がけの対決を挑み、いわゆる味方の中での主導権を確立しなければならないのである。もちろん、「非暴力抵抗」を選択する私の「対決」の手段は、言論以外にはあり得ない。この場合も、そうなのである。だから、言論として許容される範囲内での限りを尽くして率直な表現をする。・・・・・・・・・

 本通信で記したことも、以上の考えに基づいている。さらにこれを敷衍すると、先鞭を付ける苦労を重ねた先輩の争議団が残した言葉に、以下のような主旨の教訓があった。

「原則を高く掲げ、戦術は柔軟かつ柔軟」

 それまでの労働運動では一般に、「原則は高く、戦術は柔軟」と言われていたものを、さらに砕いて、「高く掲げ」とし、極端に言えば「原則」は「神棚」に上げて時々拝むだけでも良しとし、絶対化せず、しかも「柔軟かつ柔軟」と、大衆運動の上での戦術の「柔軟」さの必要性を、さらに強調したのである。

 このような視点から見ると、イスラエルの「違法性」の「原則」を主張すらせずに、戦術に関しては、私が「半気違い」と批判する日本赤軍なんどの学生に毛が生えただけの馬鹿者どもや、シャロンまら資金供給を受けるハマスなどの「お抱え暴力団」に心情的支持を寄せたりする「プチブル急進主義者」たちの阿呆振りは、論外の外の下の下なのである。上記の某著名大学教授なども、実は、心情的には、その仲間である。「原則は曖昧、戦術は硬直」、一般大衆の支持は減るばかり、「百害あって一利なし」で「危険極まりない」のである。

 こういう連中を「講師」に招いて、「組織」を維持する「いじいじした」市民運動とか自称左翼の党派も、同様である。だから、日暮れて道遠し」なのである。

 目下、ネオコン、イスラエル、パレスチナがらみの事態としては、アメリカ俗語、ロード・マップなる中東「平和」交渉と称する政治詐欺行為が、白昼堂々、進行中である。パレスチナのアラブ人をアラブ人に」支配させる「バンツースタン」の再現を、たとえば日経の社説(2003.05..28)では、「動き始めた中東和平に一段の弾みを」などと、麗々しく持ち上げている。呆れる他ないのだが、その根底には、わたしが「中東業界」として批判した中でも特に重要な位置を占める「学者」「研究者」、大学教授、実は単なるアカデミー業界の商売人が潜んでいるのである。

 この虱の存在を暴き、退治する勇気のある者は、ああ、我独りなのか、ああ、「日暮れて道遠し」なのである。

 以上。


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