『亜空間通信』772号(2004/05/19) 阿修羅投稿を再録

『拉致と核と餓死の国・北朝鮮』を謹呈され著者・萩原遼の米国資料調査報告を聞き概略仮説提示

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『亜空間通信』772号(2004/05/19)
【『拉致と核と餓死の国・北朝鮮』を謹呈され著者・萩原遼の米国資料調査報告を聞き概略仮説提示】

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転送、転載、引用、訳出、大歓迎!

 私は、目下、対米従属の糞餓鬼、小泉純一郎を、婦女暴行逮捕歴・経歴詐称の咎で名誉毀損の犯人、被告として、損害賠償請の訴えを起こしているのであるが、その最中に、かつては婦女暴行で逮捕の後、ロンドンへのトンズラで世間を誤魔化した度重なる前科者の小泉が、今度は、北朝鮮にトンズラするかもしれないような動きが出てきた。トンズラかどうかは別としても、誤魔化し戦術であることは間違いない。

 そこで、急遽、長らくわが脳中を徘徊していた北朝鮮関連の情報を抜粋し、独自の仮説をも含む簡略な通信を発することにした。

 私は、北朝鮮の拉致云々騒ぎに関しては、その背後に潜む利権を巡って、何度か論じている。以下は、その総まとめのような通信である。

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http://www.jca.apc.org/~altmedka/aku380.html
http://www.asyura.com/2002/war16/msg/539.html
『亜空間通信』380号(2002/09/26)
【「日朝」動かす米ロの思惑に石油マフィア囲碁の極致「変幻自在打ち回し」喝破】

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 さて、本通信で初めて記すこの話、特に旧知の仲の元『赤旗』平壌特派員、今はフリーランスの萩原遼との約10年振りの再会と彼の講演、その後の懇親の場でのやりとりは、何と、このところ私が常連の阿修羅戦争掲示板に関係があるのである。

 彼の講演というのは、さる4月17日、午後4時からの「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」第10回総会の場での記念講演である。アメリカでの調査報告の最新情報を折り込んだものであった

 細部は、どうということもないので、考古学的探索の手間は省きたいところなのだが、まずは、阿修羅戦争掲示板での小紛争発生は、昨年のことと記憶する。

 北朝鮮の拉致問題で、様々な議論が、各所で飛び交った折、阿修羅戦争掲示板に、萩原遼が、いかにも好い加減な情報を流す日本共産党員であるとの趣旨の投稿が出現した

 私は即座にフォローの投稿で、その好い加減な投稿を叱ったのだが、その後、どこから情報を得たものか、萩原遼から、そのわが投稿に対する礼状を同封の冊子小包みが届いた。彼の著書、『拉致と核と餓死の国・北朝鮮』(文春文庫、2003年3月20日)が入っており、その本の中扉には、万年筆の紺色のインクの手書き文字で、「謹呈、木村愛二様、敬意をこめてーー2003年12月20日、萩原遼」と書いてある。同封の手紙の関連部分のみを抜粋すると、以下のようである。

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 友人から、木村さんが、「身元不明」の投稿者の誹謗を叱って萩原をかばってくれていると、FAXをおくってくれました。私のことを気にかけて下さり、ありがたく思っています。
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 わが投稿の方に関しては、面倒臭くても、こういう考古学的探索が必要な場合が、実は非常に多い。おおむねの記憶はあるのだが、それを阿修羅戦争掲示板から探し出すのは、至難の業である。昨年の3月のイラク「戦争」開始の頃から、わが当方数が激増し始めたで、私は、処置に困って、以下のリンクを作った。

http://www.jca.apc.org/~altmedka/toko-00.html
編集長の超偏執的投稿日誌

 今回も、これが役に立った。実に簡単に分かった。鍵言葉「萩原遼」の検索実施結果を、以下、抜粋する。

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身元が良く分からないが明石書店のトンデモ本のみを根拠に萩原遼を侮辱するな
http://www.asyura2.com/0311/war41/msg/1025.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 10 月 29 日 09:50:21:CjMHiEP28ibKM
(回答先: 共産党員のトンデモ電波右翼・萩原遼その他 投稿者 満漢全席 日時 2003 年 10 月 29 日 02:58:43)

 身元が良く分からないが、北朝鮮やら民族問題やらに熱中してきた明石書店のトンデモ本のみを根拠にしているようだ。

 そげな不確かなことで、しっかりした研究者の萩原遼を侮辱するな。

 彼とは10年ほど前に、直接会っているが、当時も、日本共産党の基本方針には疑問を表明していた。彼を擁護するのが日本共産党支持者というのも、大間違いである。

 少なくとも、朝鮮戦争の北先攻論は、いまや常識である。

 金日成に関しては、少なくとも、抗日ゲリラは大嘘で、ソ連軍の大尉だったか、ともかく将校だったはずだ。韓国が言うから嘘という論理なら、ソ連が言ったら本当と言うのと、論理的に同じである。

 こういう粗末な議論は、阿修羅にはあまり出てこないのだがね。岩波書店あたりに売り込んではどうかね。
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 以下が「フォローアップ」の件名、いわば目次の一部である。

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* もう少しきちんと読んで(理解して)反論してください あっしら 2003/10/29 15:00:19 (9)
* 金日成偽者説 満漢全席 2003/10/29 22:08:24 (7)
* Re: 金日成偽者説 シジミ 2003/10/29 23:21:01 (6)
* Re: 金日成偽者説 満漢全席 2003/10/30 15:40:46 (5)
* 改めて質問いたします。 シジミ 2003/10/31 05:34:49 (3)
* Re: 改めて質問いたします。 満漢全席 2003/11/01 00:23:17 (2)
* ご教示有り難うございます。 シジミ 2003/11/01 15:48:45 (1)
* Re: ご教示有り難うございます。 笛吹き童子 2003/11/02 12:13:39 (0)
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 以上の内、「あっしら」の投稿は、意味をなしているので、私は、これにだけ、簡単に答えた。

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題名からして理解を求める姿勢とは思えないので少し厳しく叱責したのみ
http://www.asyura2.com/0311/war41/msg/1041.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 10 月 29 日 20:44:05:CjMHiEP28ibKM
(回答先: もう少しきちんと読んで(理解して)反論してください 投稿者 あっしら 日時 2003 年 10 月 29 日 15:00:19)

「共産党員のトンデモ電波右翼・萩原遼その他」などという題名は、見ず知らずの他人に理解を求める姿勢とは思えないし、放置できないので、少し厳しく叱責したのみのこと。

 中身も、いちいち意見しなかったが、「さざ波通信」(木村愛二注:日本共産党員で中央委員会への批判者の電網宝庫。掲示板あり)とごちゃごちゃで、とうてい、最後まで読む気にならなかった。

 これ以上、この件で論争する気はないので、失礼。
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 萩原遼とは、数冊の著書を互いに謹呈し合ってきた仲だが、最初の出会いは、民放労連の委員長だった故・竹村富弥の葬式の後の献杯の場であった。竹村富弥も、労組やら大衆組織の真面目な活動家の日本共産党員の例に漏れず、日本共産党中央の官僚、実は属僚と対立することが多く、晩年には、わが電網宝庫の中にも、以下の記載がある。

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http://www.jca.apc.org/~altmedka/pro-5.html
元日本共産党『二重秘密党員』の遺言
(その5)「階級闘争」短絡思考は「マルクス読みのマルクス知らず」

[中略]
 今は亡き元民放労連委員長、竹村富弥さんと、ある集会からの帰途、中央線の電車の中で交わした会話が、実は、私にとっては竹村さんの遺言になってしまった。その内に、「マルクスの間違い」があった。それは、労働組合運動に一生を捧げたという形容が相応しい竹村さんの口から出ただけに、非常な重みのある言葉だった。

「マルクスは労働者を信用しすぎたね。労働者だって普通の人間なんだから」
[後略]
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 つまり、晩年の竹村富弥は、私と同様に、カール・マルクスの論説に関しても、疑問を表明していたのである。そんな彼の周辺には、私と同様に、日本共産党の中央官僚との紛糾を抱える仲間が多かった。萩原遼も、その内の一人である。彼は、ともかく、日本共産党員は当然、日本共産党の中央機関紙の特派員として、当時の日本共産党が深い関係を持つ北朝鮮にいたのだから、『拉致と核と餓死の国・北朝鮮』などという物騒な題名の著書を、日本共産党とは対極的な立場の文芸春秋から出すに至る経過は、非常に複雑に決まっている。

 そういう経過も踏まえて、私は、彼を、先の叱責の投稿におけるように、「しっかりした研究者」として評価しているのである。

『拉致と核と餓死の国・北朝鮮』から要約すると、北朝鮮がアメリカから「ごろつき国家」と呼ばれ、「「おどしとゆすりで生きる国」になったのは、ソ連も中国も参加したのに、北朝鮮が参加できなかったソウル・オリンピックの1988年からである。北朝鮮の国際的な孤立は、無惨な状況であった。

 翌年の1989年には、ベルリンの壁が崩壊し、北朝鮮が、オリンピック不参加の孤立を誤魔化すために無理に無理を重ねて、平壌で開いた第13世界青年学生祭典の出費で、経済の崩壊が加速した。ルーマニアの独裁者、チャウシェスク夫妻が、蜂起した市民の手で銃殺された。

 金日成と金正日の親子は動転し、怯え、逆に、民衆弾圧、強制収容所、差別強化へと走った。

 萩原遼のアメリカでの資料研究は、上記の単行本の延長線上にある。北朝鮮の食料生産は、飢餓状態の原因ではない。飢えない程度の生産はあったのである。

 北朝鮮は、しかし、食料援助を受けていた。なぜか。萩原遼は、「飢餓カード」の利用という表現をした。「核カード」と「飢餓カード」が、金正日政権維持の秘密なのである。

 その間、金日成は死ぬが、息子の金正日による謀殺説が優勢である。萩原遼は、『拉致と核と餓死の国・北朝鮮』の最終の章、第三章を「仮説・金正日による350万人の餓死殺人」と題しており、その「八」項を「もうひとつの恐怖の仮説」とている。この謎を、私は、以下のような仮説で解く。

 金日成は、元ソ連軍将校である。以後もソ連寄りだが、ソ連も崩壊し、経済援助は得られなくなった。その窮状に付け込み、息子の金正日を傀儡に仕立てたのが、アメリカ、CIA、統一教会の朝鮮人、文鮮明である

 私は、萩原遼との約10年振りの再会と彼の講演、その後の懇親の場で、彼らを理解するためには、アメリカ人による英語の原著の訳書、『援助貴族は貧困に巣食う』(朝日新聞社)が、必読書であると説いた。

 この労作が暴くアメリカのアフリカ諸国に対する食料援助の手口を、北朝鮮に適用したのではないか、と示唆したのである。萩原遼は、直ちに、私に、その書名を聞き質し、メモした。その後は、まだ会う機会がないが、読んで、研究しているに違いない。

 わが発想は、いわば老練の敏腕刑事の常道なのである。犯人像と犯行の経過を、長年蓄積した知識と経験から、割り出すのである。

 アメリカは、高度に発達した工業国だが、農業国家でもある。中西部の農民は、過剰の農産物を抱えている。これを、アメリカの国家予算で買い上げ、海外援助に使うことによって、農民は、アメリカの保守支配の土台となっている。

 この状況は、日本の農協の支配下にある農産地帯と同じである。経済大国の日本の海外援助、ODAの有様については、周知の事実なので、ここでは省略する。

『援助貴族は貧困に巣食う』の記述を要約すると、アフリカ諸国へのアメリカの食料援助は、「なぜか」決まって、現地の収穫期に大量に届く。農産物の市場価格は暴落し、現地の農業は崩壊する。それがまた、新たな食料援助の口実となり、それを推進するODA型の援助団体の役員、援助貴族は、贅沢三昧となる

 現地の政権は、たいていの場合、軍事政権である。軍事政権の傀儡どもは、援助の食料を売り飛ばして、アメリカから武器を買う。かくして、アメリカの体制を支える農業地帯と、軍需工業は、アメリカ国民の税金を、懐に入れるのである。

 北朝鮮の場合には、核が出てくる。これも軍需である。しかも、背後には、ウラン鉱石を握るウラン・マフィアが控えている。北朝鮮の核燃料工場が、スイスに本社があり、重役にアメリカの現・国防長官、ラムズフェルドを頂いたこともある巨大企業の仕事であることは、イラク「戦争」の最中に、電網情報として、喧伝された。日本の大手メディアは報道しなかったかもしれないが、知る人ぞ知る周知の事実なのである。

 これらの情報を総合すると、金正日を傀儡に仕立てたアメリカ、CIA、統一教会の朝鮮人、文鮮明らは、「核カード」と「飢餓カード」を駆使して、朝鮮、日本、アメリカの国民を騙し、税金からの強奪という最も安易で最も犯罪的な搾取、収奪を続けているのである。

 この悪辣な仕組みを暴かない大手メディアも、犯罪者の仲間なのである。以下は、実に簡単に出てくる電網情報の抜粋である。

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 現在日本中が北朝鮮の核兵器の存在に戦々恐々しているが、北の核施設開発に技術提供したのは、スイスの核施設開発企業であり、その会社の役員は、なんとブッシュ政権の強硬派ラムズフェルド長官だった(2000から2001年まで)。

 つまりハリウッド映画などでも分かるように、米国という国は「儲ければ何でもあり」

「北朝鮮の核施設開発に技術提供したのは、スイスの核施設開発企業ABB.ltd.。ブッシュ政権の師範代、ラムズフェルド長官は2000―2001年まで、この会社の役員だったことが暴露されている。」

http://www.abb.com/chcrc/
ABB Corporate Research Centers - Switzerland
Founded in 1966, ABB Corporate Research in Switzerland is multinational and conducted within the scope of ABB’s corporate research and development programs with the main focus on Power Technologies and Automation . We have a long-standing tradition of cooperation with leading universities such as MIT, Carnegie Mellon, University of Cambridge, University of Aachen, Technical University Stockholm, ETH Zurich and Lausanne.
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 以上。


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