電子手紙の送信日付け順・注釈付き一般公開文書館 2001年3月

「日本よ米国に騙されるなの米国知識人の声」に「ガス室の嘘」理解できぬ日本の野党こき下ろし

送信日時 : 2001年 3月 28日 水曜日 8:53 AM

件名 :[pmn 14037] Re: 米国知識人の声に思う

From: hagitani ryo
Date: Tue, 27 Mar 2001 13:28:11 +0900
Subject: [pmn 14016] 日本よ米国に騙されるな、という米国知識人の声

 最近、目に付く訳書の中にも、アメリカ人による似たような見解が見られます。詳しく調べたわけではないのですが、アメリカの病状を憂える識者、または反体制派から見ると、アメリカのミツグ君に甘んじている「世界第二の経済大国」は、一番不愉快な存在なのでしょう。「米日ふたつの敵」でしょうか。

 次の問題は、政権党だけではなくて、1960年安保闘争以来の日本の自称元野党が、ソ連崩壊以後、それ以前からの自力のなさを露呈し、足元おろそか、腰抜け、中身も腑抜け、支持を失っていることです。私は、この方を重視しています。

 転換期の典型的な事態は、湾岸危機で米軍がサウジアラビアに派遣された際、最早、惚け老人以外の何物でもなくなっていたミヤケンが、「アメリカ帝国主義」という用語の使用を抑制し、部下の官僚どもが、それに従い、戦争反対のデモをすら押さえ込もうとした事実です。

 私は当時、言いたいことを言いながらも、まだ日本共産党から除籍されていませんでしたが、この事態に呆れて、最終的には『湾岸報道に偽りあり』に収めた『噂の真相』『創』への連続寄稿を行いました。

 その後、カンプチアPKO出兵反対運動で、萩谷さんとも知り合うのです。その当時には、現地取材のヴィデオ『軍隊の影に利権あり』もできていたので、各地から講演に招かれましたが、その際、共産党系の団体や個人の招きも多くて、密かに中央批判を聞かされたものです。この経過についても、実に、いじましい状況だと思っています。

 社会党は四分五裂したので、これ以上の追い討ちは控えます。こういう野党の実態ですから、またそれかと思う人もいるでしょうが、彼らにも、その周辺の市民運動家にも、私が今、世界の矛盾の焦点の決定的問題点と位置付けて集中している「ガス室の嘘」が、まるで理解できないのです。これでは、シオニスト・ロビーの思想支配下のアメリカに、王手をかけるどころか、かえって逃げまどうのが精々のところです。これが、日本の知性の真の実情であろうかと、愚考している次第です。


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